41. 硫黄島からの手紙
イーストウッドらしくないと言えばらしくない映画です。個人的に最近のイーストウッドの映画の好きなところは見た後の色々考えされされる「余韻」なのです。しかし、この映画は直球勝負。それも「ど真ん中」の余計な事は考えず硫黄島で勇敢に戦った兵士のために奉げられた映画です。物の本では硫黄島で捕虜となった日本の兵士がアメリカの収容所で看守に大変な尊敬を持って遇されたとも言います。それだけ、アメリカにとっては硫黄島の戦いは記憶に刻まれる大事件だったのでしょう。一方の日本では当時の大本営が取ったように硫黄島での2万数千名が本土を防衛するために、正に命に変えて戦ったという事実すら忘れ去られている様に思います。確かに原子爆弾や空襲で死んでいった市民への哀悼の念は必要なものです。しかしその数倍もの兵士と言う名の市民が硫黄島だけではなく中国大陸や太平洋の島々で敵弾や飢餓、病気で死んでいった事実もあるのです。だからもう少しだけ帝国陸海軍の兵士たちに「尊敬」を持って欲しいと思うわけです。そのことをアメリカのイーストウッドの映画でしか現すことの出来ていない現状は、少し寂しく思います。あ、映画の評価は栗林中将の人柄をもう少し丁寧に描いて欲しかったのでこの点で。 [映画館(字幕)] 7点(2006-12-10 17:28:13)(良:1票) |
42. バード(1988)
随分前に購入していたDVDだったのだが、ようやく見る気力と時間を見つけて見れた。「闇夜の烏」ではなく「暗闇での黒人」は非常に分かりにくかった。が、見ながら思った。この映画は字幕で観る映画ではなく「聴く映画」なんじゃないのか?そうすれば、主人公がチャーリー・パーカーに似ていないってのも、画面が暗くて表情がわかりにくいのも素直に納得するのだ。もっとも字幕なしではセリフの聞き取れない部分が多くなってしまうのが難点だけど…笑 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-17 11:06:14) |
43. チーム★アメリカ ワールドポリス
いや、なんかコメントし辛い…色んな意味で…。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-21 09:14:21) |
44. フットルース
高校時代、私は寮だったんですがその時、先輩らがこの映画に触発されてダンスばかししていたのを思い出しました。私にとって当時は「ふーーーん、こんな映画あるんだ?」程度のリアクションでしたが、今見ると、なんか背中を小指でスーーッとなぞられるようなキモ&恥ずかしい気持ちになります。でも、主題歌が流れると寮時代の先輩のダンスを強制的に鑑賞させられた気持ちがよみがえり、少しだけ体がリズムを取るんです。これもある意味「トラウマ」って奴でしょうかね?映画の内容は…「8マイル」の80年代バージョンとでも言うのか…田舎バージョンというのか…まあ、そんなところです。私的には非常に好感をもつのですがね。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-14 13:08:22) |
45. M:i:III
裏切り裏切られ、どんでん返し。良い出来だと思います。楽しめました。 [映画館(字幕)] 7点(2006-07-18 17:12:41) |
46. エリン・ブロコビッチ
普段は衛星とかCSでは映画を見ない。というか、最後まで観れない。途中でどうしてもチャンネルを代えてしまう。しかし、この映画は珍しく最後まで続けて観れた。それを自分なりに分析すれば、ダメダメ人生から少しづつ変わって行く主人公に共感したのだろうと思う。よくよく考えれば今の仕事や人生に少なからず疑問をもっている最中に見たと言うことも含め、この映画は「人生の生きがい」に疑問を感じている時に見れば良いのではないかとふと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-04 12:47:52) |
47. ハート・オブ・ウーマン
映画の前半は男性向けのラブコメ、後半は女性向けのラブコメのような気がする。女性の心が分かるという能力は、女性にとって「もっとも恐るべき超能力」じゃないかな?ほらほら、これを見ている女性の方、あなたの周りにこんな能力を持っている男がいたとしたら…貞子を目撃するより怖いでしょ(^^;)だから、この映画の脚本チームは困ったと思うんですよね。「いかん、このままではこの映画は『男のためのラブコメ』になってしまう!!!マーケットが狭すぎる!!」って。だから、後半は普通のラブストーリーへと無理やり変更するしかなかった…。あと、個人的にはこの設定でイギリスのスタッフ、主演をヒュー・グラントでリメイクしてほしい。もちろん、オチは書き直しで。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-06 09:24:29) |
48. ステルス
火災でステルス機能が消失するって何?特殊塗料?マッハ3以上で飛べば摩擦で相当な高温になるはずだが…それに以上に戦闘爆撃機が他国の施設や機材を破壊するだけで十分にテロ活動…などなど突っ込みどころ超満載な映画。いやいや、これはこれで面白い。映像と音だけで十分面白い。特にABの音割れまで再現しているのは実機が側で離陸しているかのようであった。あれで灯油の匂いもほのかに映画館内に流してくれたら臨場感は完璧だったろう。こればかりは映画館でなければ体験できにくい…あとプガチョフのコブラみたいな機動でスホーイを撃墜するって…あまりと言えばあまりな話で笑います。 [映画館(字幕)] 7点(2005-10-19 09:22:43) |
49. ゴッドファーザー
どうもヤクザ物(マフィア物か?)は乗り切れない。ピリピリした緊張感に耐えられないのだろう。血が嫌なのかも知れないが…。ただ、この映画に関しては見るのに苦労しなかった。時間がたつのを忘れてみた。それだけに名作・傑作と呼ばれる映画だと言うのは良く分かった気がする。友人によれば2もお勧めだと言う。早速見てみようかなぁ~ [DVD(字幕)] 7点(2005-10-13 19:40:55) |
50. マディソン郡の橋
どんなに幸せに思える人(夫婦・恋人)でも、気が付かない不満がある。その隙間を埋めるモノが突然現れたら…私は心が動かされても仕方の無いと思うんですよね。だって人間だもの。それにこの(あえて断言するが)純愛映画では、愛情が結晶化して一番輝きを放つその瞬間にそれが封印される。ゆえに二人にとって完全なる愛として認識されるのだろう。そこが美しい。…話は変わって、イーストウッドのこの映画の時の髪型は…小泉首相を見るときに感じる「う、う…髪の毛、切ってくれ!」と同じで少しイライラ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-13 09:58:02) |
51. Mr.インクレディブル
滅多に吹替えでみないのですが、三浦友和の吹替えはプロの声優かと思ってました。確かにアニメなどで活躍する声優さんとは違い地味ではありますけど、映画そのものを壊さない程度の控えめさは声優一本の方より良かった気がします。もっとも配給元の思惑は話題づくり先行なんでしょうけど…。 [DVD(吹替)] 7点(2005-08-31 08:56:58) |
52. 最‘狂’絶叫計画
こんなの好きなんですよね。久しぶりに映画で笑ったような気がします。またDVD特典での違ったエンディングも面白かったですね。チャーリー・シーンがまじめな顔してコメディに出ているのは相変わらず私のツボですしね。実にザッカーらしいアホらしい笑いもツボだったりする。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-29 11:24:26) |
53. ホット・ショット
この映画のレビューするのをすっかり忘れていた!!僕はこの映画を映画館で観たんでした。本当にチャーリーも好きだし(ゲイじゃないけど…(笑))パロディも好き。観なくちゃダメでしょう?印象に残ったのは近くのアメリカ人が明らかに日本人と違う場所で爆笑していた事。悔しくてねぇ~^^;しかししかし、バカ街道一直線を爆走してくれるだけに個人的には大満足した一品。日本映画でもこれくらいバカ一直線な映画もほしいなぁ~邦画のバカ映画ってヤンキー(アメリカ人の意味ではなく…)臭くってどうも苦手。 [映画館(字幕)] 7点(2005-08-17 14:37:48) |
54. ダーティファイター(1978)
イーストウッドはこの頃、政治家への道を模索していたのかもしれませんね。事実、後に小さな市か町の長になったはずですし、アーノルド・シュワルツネッガーも路線がコメディ色が強くなってきたなぁ~と思っていたら、加州知事でしょ?イーストウッドも1980年ごろの一連の作品で南部の支持を得たいとでも思ったのでしょうか…?…と言う邪推はおいておき、邦題の「ダーティファイター」は無いでしょう???少しもダーティじゃない!この映画のイーストウッドは男気があって腕っ節は強いが、女に純情でほれっぽく騙されやすい男を好演しているのに「ダーティ」だって…。「ダーティハリー」の印象が強かった時代なのは分かるにしても、邦題と内容が違いすぎるのもどうかと…それにコメディですから、この映画…。湖面で釣りをしていたイーストウッドの背後から迫ってきた刺客?の倒され方の馬鹿さ加減(まさに新喜劇!?)、ソンドラの「カントリー、にあわねぇ~」ぷりといい、クライドの存在とか…。面白いですよ、やはりこの映画は。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-17 09:28:21) |
55. ガール・ネクスト・ドア
いやーーーッ、アホです。でも、隣にキレイな女性(おまけにAV系…!?)が住んでいたら、高校3年じゃ妄想全開になるってもんです。もっとも、この映画を見て、アメリカの高校生は日本より進んでいるとか自由だと思っていたんすが、この手の主人公を立てるところから想像すると、意外にマジメなのかもしれないぁ~と思ったりもしました。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-25 08:47:23) |
56. 16歳の合衆国
ウ…なんとも、不思議な映画。理由なんて無いという動機に少し違和感を覚えつつも、人の悲しみに敏感すぎる主人公の気持ちも分からなくもない気がした。しかし、障害を持つ少年を殺す動機としては、説得力に欠ける。もしも殺された少年が悲しみの深遠にいたとしてもそれを終わらせる権利が主人公にあるとも思えない。こう考える事が私が悪い意味で大人になったという事なのか?理由を求めるのが、一つの悪ならば、全ての行為を肯定しなくてはならなくなるという恐れを感じてそう思うのかもしれない。実際に社会は全ての行為を肯定してくれるほど安直でも優しくも無いという事を薄々知ったせいかもしれないなぁ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-11 17:10:36) |
57. ブラッド・ワーク
残酷な死体を殊更に強調するところもなく良質なサスペンスだと思う。残酷シーンが嫌いだからサスペンス物は見ないけど、それさえなければ結構好きっという僕にはぴったりと言えるだろう。イーストウッドを映像で観るとこの頃神様のように思えてくる…。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-07 09:02:15) |
58. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
スターウォーズのファンじゃない私を含めた一般の人には予習が大事です。前作のあらすじくらいは覚えておかないと何がなんだか良く分かりません。と、思っていたら「クローン…」がTV放送されるようですね。みてから行くべきだと思います。(いや、単に私の記憶力が無いだけなのかも?) [映画館(字幕)] 7点(2005-07-04 08:51:50) |
59. モーターサイクル・ダイアリーズ
チェ・ゲバラがどのような人物かはよく知らないが、この映画でみるチェ・ゲバラって不器用でバカ正直な好青年である。私小説の感想を求められ酷評するなんて前代未聞ですよ(笑)しかし、正直ゲバラのどこがこの旅で変わったのか良く分からない。革命家として有名な彼だけど、この旅では革命思想は確たるものになっていないんじゃないのかな?と思った。漠然とした思想の芽生えっぽい感じ。だからこそ、妙に小難しく感じないで済む原因なのかもしれないなぁと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-06-06 08:46:01) |
60. アウトロー(1976)
いけませんなぁ~カッコよすぎです。展開はなんかヘロヘロなんですけど、イーストウッドの立ち姿、馬に乗る姿、視線の移し方、完成形ですね。しかしこの映画今から観れば「許されざる者」のテストフイルムって感じです。イーストウッドらしい光の使い方をしています。 [DVD(字幕)] 7点(2005-05-10 09:43:35) |