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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2012
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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661.  ニューオーリンズ・トライアル 《ネタバレ》 
娯楽作だけど、アメリカの陪審員制度のお勉強になる一本。そもそも陪審員制度って「自分たちの社会で起きたことは住民で裁決しよう」という米国の立国精神が元だったと記憶してるのですが、今やカネと脅しでその理念も風前の灯火だというお話。コレどの程度本当なのかな。 えげつない陪審コンサルタント(そんなのあるんだ?)G・ハックマンは安定の重厚演技。敗北を悟った瞬間の憤激で赤黒く染まった顔は赤鬼のようで大迫力でした。対する良心派D・ホフマンもはまり役ですし、不思議ちゃんを演らせたらピカ一のJ・キューザックもぬるっと掴みどころ無く好演してます。 ただねえ。キューザックが人心を操って票を左右し得るというのがね、魔術師じゃあるまいしあまり説得力のあるプロットを見せてくれなかったですね。プロのハックマンが素人の小娘の提案に呑まれるとも思えないし。 それに脇役に妙な力点を置く演出もどうなのかな。ホフマンの下に売り込みに来た志高い駆け出し弁護士くんや盲目の陪審団長など、展開におけるキーマンと匂わせておいて結果さほどの活躍もないとは。 驚いたことにクレジットを見たらジェニファー・ビールスがいるではないですか。え、どこに?とかつて一世風靡した彼女を探したら、陪審員の一人として男たちのウワサにされてるだけでした・・。台詞もないなんて。せめて原告の奥さん役でも与えられなかったのかしら、とハリウッドの栄枯盛衰を見る思いをしました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-09-03 18:03:58)
662.  MEG ザ・モンスターズ2 《ネタバレ》 
偏差値の低いサメ映画と侮るなかれ。「人類最強」と謳われたステイサム、宣伝文句に偽りなし。潜水艇に乗るならステイサムのいる方に乗らなくては。 水圧の無い海底7300M、意味のなかった脱出ポッド、圧に耐えうるという謎の副鼻腔理論、敵のPCを瞬時に操作できるという良すぎる頭脳。突っ込んだ回数を数えるのもまた楽しい。銛を三本担いで海原へサメ退治にゆくステイサム、や、今は陸も巨大トカゲ(?)で大変なんだからサメはほっといても良くない? 数多のご都合主義が吹っ飛ぶほどの画ヂカラや、緊張と驚きの配分をうまいこと波状に散りばめた演出力はさすがにハリウッド一級レベルです。 やたらと中国資本の影響力がチラつくのが玉にきずですが、酷暑の中一服できる王道娯楽作でした。
[映画館(字幕)] 6点(2023-09-02 15:20:05)
663.  マスク・オブ・ゾロ 《ネタバレ》 
楽しいヒーロー活劇。でもちょっと長い。 バンデラス・ゾロがカッコ良いだけじゃなく、抜けてるトコも演れるのがミソ。馬泥棒も華麗に成功させるんだろうなと思ったらまさかのドタバタに展開するのには感心(?)しました。最後までお馬さんと息が合わなかったねえ笑。 まさかA・ホプキンスが初代ゾロを演るなんて夢にも思わなかった。前半の無理矢理な若造りもなんか痛いし。なぜ引き受けたのですかこの役を?ねえレクター博士。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-27 22:08:51)
664.  ピッチブラック 《ネタバレ》 
キャスティングされた面子を眺めても低予算だったのだろう(ヴィン・ディーゼルも駆け出しですしね)と窺えるこの手の映画。それならば、とこちらもB級作を鑑賞する心構えをもって作品に接するのですが、おやでも意外と作りは悪くないな、とまず思いました。 ぱっと見、若干ちゃちさを感じなくもない砂の惑星。でも3つある太陽光が角度により黄色だったり白っぽかったり、と異星の印象を強く訴えるし、砂地に巨木のごとくそびえるオブジェのような骨格や22年ぶりの日食が生み出す地平線の画など、こちらの想像を超えてくるバキバキのアートセンスは一見に値します。 だから暗くなってしまった後半は目で楽しむことが制限されてしまって魅力半減。 ディーゼル扮する犯罪者リディックが信頼できる奴なのかそうでないのか判断つきかねる、というサスペンス味を持たせたかったのかしら。個人的にはまっすぐ普通に頼れる奴、で良かったんじゃないかと思うけど。脱出時のタラップで船長に仲間を裏切れと口説く場面は余計に感じるけどな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-08-22 18:11:06)
665.  キング・オブ・コメディ(1982) 《ネタバレ》 
やあ、怖いですねえ。こんなに怖い話なのにライトなタッチで描けているのが驚異的。 もうデ・ニーロの顔が怖いもん。なんかぬめっと粘着質な顔つき。このしつこさ。ちょっとリアルにその辺にいそうでざわざわしますね。 ジェリー・ルイスの被る迷惑なこと、心からお察ししますよね。きっと現実でも経験あるんじゃなかろうかこのリアルな演技を見るに。 自分の才能を信じるのは良いとしても、なぜだかこの手の人たちは下積みをすっ飛ばそうとする。ライブで客の前に立って力試しをしようとせずに、ジェリーのようなトップにいきなり押しかけるんですな。 この話ではイカレた奴に珍しくも相方、それも女がいてこれがまた自分の思いばかり通そうとする完全なるストーカー。デ・ニーロとはまた別種の暴力タイプでげんなりします。もっともこの女の頭の悪さがコメディ感に一役買っているのですが。 ラストは呆気にとられたのだけど、どなたかがパプキンの妄想であると指摘していて目から鱗が落ちました。ううむなるほど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-07-16 19:01:52)
666.  ビューティフル・ボーイ(2018) 《ネタバレ》 
薬物中毒者がそう簡単に治癒しないだろうとわかっていても、何度も挫折するティモシー・シャラメを見ているのはつらい。心が折れてゆく父親や周囲の人間を見るのもまたつらい。なんてこった、と途方に暮れます。薬物の恐ろしさを啓蒙する役割をきっちり果たしている作品ではあります。 薬物はもちろんダメだけど、手を出すに至る心の問題や生きづらさが存在するはずで、そこを知りたいのに作中での掘り下げがちょっと足りない。ガールフレンドも立派な家のまともな育ちに見えますが。あんな普通の子もオーバードーズの危険に晒されているの?アメリカは?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-07-06 23:29:28)
667.  パーフェクト・ケア 《ネタバレ》 
アメリカの後見人制度が社会問題になっている、と報道されていたのはつい最近だったと思うんだけど。早くも映画にしてしまうとは。ハリウッドって時事ネタの掴みが早いなあ。時事ネタと言ってしまうには、しかし行われていることはかなりえげつない犯罪行為と言っていいと思う。 親切づらで高齢者を食い物にして財産を巻き上げるロザムンド・パイクの怪物ぶりが炸裂する前半は、恐ろしくて肝が冷えました。 でもロシアン・マフィアが登場してからは、マーラの超人ぶりはチャーリーズ・エンジェルかスティーブン・セガール並みの不死身の強さ。そうなると映画のリアリティも一気に削がれてしまいました。 善意をベースに法を味方にできていることが悪徳後見人らの手強いところ。安易な犯罪モノの娯楽映画にするのでなく、現実に打てる手立てで対抗する(そして勝つ)ドラマが観たかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-19 21:33:36)
668.  ライフ(2017) 《ネタバレ》 
かなり立派なSF作品だとは思うんですけども。重量級の役者陣はきちんと個性のある演技をしているし、映像技術は一級レベル。無重力のステーションの中を空を切って移動する画など、ほんとに宇宙空間でロケしたかのようで心躍る映像体験であります。 クリオネ型の火星由来エイリアンの気色悪さも出色の出来。壁に沿って移動する時なんかピタピタと音がして、その質感のリアルたるや。(もっとも大きくなってからは、かのギーガーエイリアンほどのインパクトはないけれど) SFスリラーとして評価するなら及第点だと思うのですが、致命的なことにこの映画至る所が「観たことある」なのです。限定空間に入り込んだ凶悪異生物、防疫にこだわる検疫官、望みを託した船外作業の失敗、救命艇での脱出・・。このプロットで思い当たる作品て、複数挙げられますよね。 例えば「宇宙服の冷却材ってヘルメット内に漏れ出すんだ?」といった細かい演出の工夫はあるけれど、お話そのものが過去作の焼き直しなので新たな楽しさをもたらしてくれるものではないのでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-12 18:45:44)
669.  暴走特急 《ネタバレ》 
わたしはコレが初セガール。大体彼の出てる作品はどういう展開を見せるのか想像つくのでパスしてたのだけど、ここの点数が高いので初めてセガールワールドにお邪魔しました。 顔が大きいのは見てわかるけど、けっこう声も高いんだね。そして噂に違わぬ無双ぶり。何の心配もせずに観られますね。撃たれても貫通すれば問題ない、ってもう任せたよ。 何もできずにライバックに丸投げの軍上層部の体たらくぶりも、彼の名にビビる敵側もセガールの太鼓持ちみたい。そういう映画だけども。 そうだ冒頭の同僚カップル、列車の個室では全裸にならないほうがいいと思うよ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-10 23:41:22)
670.  エンパイア・レコード 《ネタバレ》 
うわあー若いなあ、体力あるねえ、エネルギー有り余ってるねえ。曲をひとつかけるごとに身体が動くし(というか踊りだすし)、もちろん恋愛ごとには事欠かないし。バンドを組んでいつか俺も売れるんだとの夢を追う子も配置して、ベタすぎるほどの青春謳歌映画ですな。 店主も信じ難いレベルで鷹揚だし。売上金丸ごと使われたら、こうはならんでしょ。や、店の金勝手にカジノで溶かした件以外にも細部も全体も話としてはファンタジーレベルに甘くてゆるい。ストーリーを追うというより若い時の熱っぽさを思い出して!と言いたいのかな制作側は。 リヴもレニーもそういう役割では満点の存在感。若くて可愛くてお馬鹿で未熟。女子二人はここからブレイクですけど、男子はそれほどでもなかった。やはり脚本が全員を押し上げるほどの力が無かったからでは。 自殺未遂の子を除けば、皆が今で言う「陽キャ」なキャラクターで明るすぎて青春群像としてのバランスがやや悪い。もちろんこのお店の空気感が合う人もいるでしょうけれど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-19 23:20:17)
671.  ハンナとその姉妹 《ネタバレ》 
大きな起伏も事件もないのにどうしてか見入ってしまうアレン作品。人間てこんなもんだよね大悪人ではないけど日常にちょこちょこ魔が差す時があるし、気持ちの揺れは自分でもどうにもならない。 次々やってみる仕事は上手く行かないし、良かれと思って一生懸命日常をこなしても嫌味だと言われる。人物らの経験する事柄がわかるわかる、となるには観る者もそれなりの人生経験が必要だったりするのだなアレン映画は。わたし自身二十代にこの映画を観たときはおじさんおばさんばかりのつまんない映画という感想を抱いたものでした。 アレン監督、本作では肝の小さい病気恐怖症の男を演って笑いを取ってますが、いやあまるで自分を見ているようでした・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-16 23:14:59)
672.  狂っちゃいないぜ! 《ネタバレ》 
‶自分は仕事がデキる奴”とのプライド高い男がほんのはずみで生活を狂わせてしまう。新たに赴任してきたソリの合わない男のせいでもあり、その肉感的な女房のせいでもあり。や、本当は誰のせいでもなくて自己の心の問題でこうなったんだけどね。 役者らがリアルな人間造形に巧いので、よくある一人の男のちょっとした人生のつまづき物語が肌感覚が近く観られます。 キューザックがビリー・ボブに向ける複雑な対抗心。なんとなく畏れも抱いている心の内が表情にも滲みます。夫に浮気をバラしてドヤっているバカ女が若きアンジェリーナ・ジョリー、コミカルな演技もちゃんとできます的な今や大御所ケイト・ブランシェットもしっかりと脇を固めます。 航空管制官という特殊な職業事情も興味深かった。メンタルをやられて一旦退いた同僚が「どの段階まで復帰できるか」を賭けるという、一見身も蓋もない明るさがストレスフルな環境に対抗する術なのだろうなと思いました。凄い仕事だなあ尊敬します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-13 22:58:08)
673.  タイム・トゥ・ラン 《ネタバレ》 
そんなに悪くない脚本だと思うんですけどね。短めの尺の中に起承転結をきちんと収めてますし、伏線回収も意外な驚きがありましたし。なのになんでこんなにB級臭が漂うのか。画だって安っぽくはありません。 本国での興行成績もサッパリだったというその理由はやっぱ「なんか似たようなの観たことある」っていうマタコレカ感を皆抱いちゃったからでしょうね。 乗っ取られたバス暴走設定なんかまんま「スピード」だし、マフィアの金強奪のくだりなんかはおなじみ金満パーティの画ヅラから銃撃から、もう何度となく目撃してきましたし。 役者陣もスクリーンにはめるには存在が軽く、テレビドラマが合うようなレベル。なまじデ・ニーロなんか放り込むもんだから、1人だけ「デ・ニーロじゃん」的重力が発生してバランスも悪いです。でもまあ、そんなに嫌いじゃないですこの映画。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-02 22:58:34)
674.  旅立ちの時 《ネタバレ》 
親の支配から精神的な自立を遂げようとする18歳の苦悩といえば、かのジェームズ・ディーンを想起してしまう。今作のリバーは時代が進んだせいか随分と親に優しいです。ハッキリ言ってこの両親は毒親以外の何者でもないと思うけど。 ちょっとプロットが現実離れし過ぎている感があって、あまり彼らの切迫状況に共感できなかったなあ。 長男が普通に恋をして親離れを望んで、両親もそれを受け入れざるを得なくなる。それだけのお話でした。もう少し山場を作るなり、盛り上げてもらいたかった。けれど若きリバーフェニックスが、その輝きを永遠に留めた一本として記念碑的な意義があります。存命であったなら、どんな役者になっていたかな。弟のように迫力あるクセ強な中年になったでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-08 23:22:05)
675.  ラスト・クリスマス(2019) 《ネタバレ》 
ネタバレ!注意 「臓器提供者とのロマンス」って40年前くらいの少女漫画でけっこう目にしたプロットでした。その後ぱったり見かけなくなったのは、題材のナイーブさゆえ扱いづらくなったからだろうか。だから本作を観たときはあまりの懐かしさにうわあ、って声が出ました。心臓移植の伏線は張っていたけど、すっかり忘れていた展開式がこの21世紀に使われるとは。 懐かしさは置いとくとして、お話の方はまあ普通。この二人にノレるかどうか、ですよね。個人的にヘンリーの顔がタイプじゃないので私はノリ切れず。セオリーどおり女の子は成長を見せるし、脇のエマ・トンプソンがきっちり固めるし(巧すぎてやや浮く)で及第点といったところ。 あの華美なクリスマス・ショップがすごく素敵だけれど、時期を過ぎたらどう衣替えするのかとても興味ありです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-30 22:12:16)
676.  リトル・シングス 《ネタバレ》 
あれ、思ってたんと違う。この手のサスペンスをあえてチョイスした大方の客の期待と違う着地じゃないでしょうか。 連続殺人事件にエリート捜査官と叩き上げの伝説刑事、捜査線上に浮かんだ怪しい男。この辺はサスペンスのセオリーの正攻法でたどっていて中盤くらいまではとても期待させる展開を見せます。 セオリーの大前提として、捜査する側は「正しい」ことが求められると思うんですよ。そうでないと凶悪犯をやっつけるカタルシスが得られないですもん。そこをひっくり返されるとは思わなかったなあ。 やらかしたラミは心バキバキに折れてぺしゃんこ、D・ワシントンの過去のPTSD大公開、インチキで相方慰めて公的捜査の大失敗は隠匿されて映画は終わっちゃう。 捜査する側が下手を打っても良いんですよ。シナリオ的には。むしろ人間味が増しますしねセブンのブラピみたいに。でもその場合犯人が捕まるもしくは真実がわかる、という両輪であってほしいな。 これでは事件も解決してないし捜査官二人のヘマに付き合わされただけでカタルシスゼロです。強烈な嫌悪感をもよおすバッドエンドでもないので鑑賞後のインパクトも薄いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-25 18:26:24)
677.  ヴァンパイア/最期の聖戦
カーペンター印炸裂、みなぎるB級感。J・ウッズのやさぐれた凶悪な顔つきがともすれば吸血鬼よりヤバイ奴にも見えちゃって、風貌まで良い勝負でした。 嫌悪を催さない程度の血しぶきと爽快な「悪鬼滅殺」。 咬まれても焼いて消毒?すれば吸血鬼化をギリ免れる、という設定のユルさもまたカーペンターぽくて好き。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-02 22:57:54)
678.  マイ・スパイ 《ネタバレ》 
米エンタメ界には周期的に現れる‶天才子役”というのがいて、今作もクロエ・コールマンの出来如何にかかっていると言ってもいい脚本です。 デキる大人が子どもに振り回される、またはタッグを組むという王道パターンをきっちり踏襲しててソツが無く、まあまあ楽しく仕上がってます。 マッチョな主人公の相棒を務める戦闘力ゼロのクリステン・シャールや近所のゲイ・カップルなど脇役にも存在感をきちんと与えているトコが、平凡な脚本のわりに本作の娯楽度を数段階引き上げている要因かと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-22 23:33:10)
679.  ディボース・ショウ 《ネタバレ》 
そもそも結婚する時に、すでに離婚時の財産分与のことを考えて予防線を張るっていうのが完全にブラック・コメディなアメリカセレブ社会。コーエン兄弟がネタにしたわけですが、これを観て共感&爆笑できる場所にいないので今一つ乗れず。 G・クルーニーは徹底して通俗性丸出しの弁護士(米社会は歯が命)で笑わせようとしてるんだけど、彼特有のねっとり感が合わなくて笑えなかった・・。キャサリン・ゼダは美人。でもお人形みたい。能面のようで。役者よりもモデルの方が向いてるんじゃないかな。 ちょっとだけ可笑しかったのが弁護士事務所オーナー爺さんのやり過ぎ具合。あれではもはや妖怪ですな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-02-21 23:08:16)
680.  窓・ベッドルームの女 《ネタバレ》 
ヒッチコックへのオマージュと巷では評されているようですが、S・グッティンバーグがどうしても醸してしまう能天気なオーラや、かなりご都合的に進む後半の捕り物帳など全体的にB級寄りの仕上がりです。 ちょっとした男気というか、社会正義を発揮したために巻き込まれる暴行事件。当初暴行事件だったはずが殺人事件へと事は大きくなるし、警察は疑ってくるし、計画仲間だった不倫相手は突き放してくるしで「こんなはずでは」な案件が妙にリアルに主人公に迫ります。中盤までのこの展開はなかなかスリリング。まあここまでが一番の盛り上がりに感じるのが残念といえば残念。 若き頃のイザベル・ユペールってこんな当て馬的な仕事もしてたんだね。脱ぎっぷりの良さが買われたのかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-01-11 23:45:38)
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