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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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741.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
1作目が最も好きな者としてはマリオン登場というだけで期待値がかなりあがりました。ハリソンの六十半ば?の年齢にしたってそれほど障害になるとは思っていなかった。なぜならインディは軍人ではなく大学教授であり、いかなる危機も体力ではなく知力と行動力で解決してきたのだし、むしろちょっと重い動きこそが作品のユーモアに貢献してきたのだ。だから体力的にきつい年齢に達した今こそ楽しさはパワーアップされてしかるべきなのだ。しかし今作はインディシリーズのアクションを重点的に継承している。たしかにハリソンは年齢を感じさせない見事なアクションを見せてはくれる。でもやはりそこで勝負というのは違うんじゃないかと。そしてテレビシリーズのほうによく見られた「インディと世界史」というテーマもひきずられたために「核実験」という時代背景がむりやりに挿入される。映画版ではナチスが出てきたとしてもそれは時代を映したものではなくあくまで「敵」として登場したにすぎない。今回のKGBだって単なる「敵」でしかないのだから時代を映すエピソードなんかいらない。極めつけはラスト。べつに宇宙人はいいです。ロズウェル事件とかエリア51とかじゅうぶんに伏線があったのでそれはそれでいいです。でも画として最後のでかい円盤はないでしょと思った。期待を大きく裏切られたぶん悪口ばかりになってしまったけど、けしてつまらなくはない。
[映画館(字幕)] 5点(2009-10-14 16:27:44)(良:1票)
742.  クローサー(2002)
入浴中の姉スー・チーをビデオカメラで撮ろうとする妹ヴィッキー・チャオという美人姉妹の微笑ましい攻防で見せるカンフーアクションが実にヘタクソでもったいない。その他のシーンでのアクションはけっこう見れるので戦う相手が玄人と素人の差異なのだろうか。あと、スタントマンと編集とCGも彼女たちのかっこいいアクションに大いに貢献している。復讐、美人姉妹、組織対個人、ロマンス、秘密、できる女刑事、カンフー、カーアクション、ガンアクション、、、魅力的なマンガ的アイテムを満載にして進行するストーリーはけして横道に逸れない。その潔さが不満を減少させる(それでも姉のロマンスの部分は冗長にすぎる)。ここまで嘘っぽいとはっきりソレとわかるCGも許せるというもの。と思ってたら最後は倉田保昭の本物アクション。なかなか心得ている。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-08 14:41:11)(良:3票)
743.  ウォンテッド(2008)
劇場予告編のバカバカしいまでのかっこよさに絶対見に行こうと思ってたんだけど、結局都合がつかず見そびれてしまった。でDVD鑑賞となってしまったのだが、うむむむ。前半は期待通りのバカかっこいいシーンの連続にしびれたし、マンガチックなクールビューティが似合いすぎのアンジェリーナ・ジョリーもそのバカかっこいいシーンにはまりまくり。巻きこまれながら成長してゆく主人公という王道のパターンもいい。ところがお話は単純なままでは終わらない。けして複雑ではないがちょっとした捻りがあってストーリーとしても楽しめるようにしてくれてはいるんだけど、そこが余計なお世話。ストーリーは単純でいい。とは言ってもストーリーに一捻りがないと現代の観客は許してくれない。主人公が一人前になってバカかっこいい仕事人となって大活躍する、、、だけじゃダメなのだ。しかもどうやら結果としては捻りがまだまだ少ないということでの低評価っぽい。うむむむ。娯楽作ってのは難しい。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-07 14:04:12)(良:2票)
744.  ザ・プロフェッショナル
かなり手の込んだコンゲームものなんだけど、よくここまでわかりやすく見せたものだ。しかも2時間以内にまとめ上げた手腕は立派。なんだけど騙しあいは確かにうまく見せているんだけど、その騙しあいに観客が巻き込まれない。ストーリーはよく練られているんだけど、ドキドキがない。クールに決めて爽快に終わるならそれはそれで面白かったかもしれないが、仲間が殺されるシーンはけっこう辛いものがあって爽快感からは程遠い。かと言ってこの重さを活かすほどのシリアス感もない。一番の見せ場のはずの銃撃戦も緊張感がなく盛り上がらない。撮りようによってはもっと面白くなりそうな気がする。と、エラそうなことを書いたがここまでの酷評ぶりにも正直驚いている。筋は悪くないと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2009-09-29 13:43:30)
745.  天使と悪魔
原作ストーリーに縛られた『ダ・ヴィンチ・コード 』の窮屈感とは打って変わって躍動感溢れるロン・ハワードらしい娯楽作に仕上がっている。とは言うものの順番に執行される殺人をギリギリのところで阻止できないことの繰り返しはこの手の予告犯罪の定番で、次はあっちだその次はこっちだと「印」を見つけてはどこから確信を得ているのかわからん即行動のリズミカルさと相まって段々とバカバカしく思えてくる。息つく暇も無い展開でありながらそこに強引さを見てとれてしまう。躍動感をむりやりに出している。ということはやっぱりこれも『ダ・ヴィンチ・コード 』ほどではないにしろ窮屈ということなのか。自由なようでいろんな制約があるのは間違いないだろうが。女優がからむシーンの気合の無さも気になる。これだったら女はいっそのこといらん。おそらく監督は男だけのドラマとして撮りたかったんじゃなかろうか。
[映画館(字幕)] 5点(2009-09-02 16:00:47)
746.  モンスターVSエイリアン
3D版を見ました。最近子供向けと思われる作品によく感じるんだけど、これもやっぱり子供連れの大人に向けた作品のように感じた。かといって「子供向けですから」と逃げをうつことができる作品。例えばゲップとかオナラとか、古典的なボケとツッコミとか、ドアに挟まれてぺちゃんこになっちゃうとか、もっと単純なのだとただずっこけるとか、そんな単純な笑いがもっと欲しい。その単純な笑いを提供してくれるのがゼリーみたいなボブだけというのが面白くない。一方、大人に向けたサービスということなのだろう『未知との遭遇』やら『E.T.』やら『ビバリーヒルズ・コップ』やら『ザ・フライ』やら『モスラ』やらのパロディもなんかムリヤリ。あと、「3D」に関してはもっと凄いのを期待していたので拍子抜け。
[映画館(吹替)] 5点(2009-08-27 15:07:46)
747.  エイリアンVS. プレデター
『エイリアン』『プレデター』という作品とは全く関係なくキャラクターだけを借りてきた、いかにもな「企画モノ」なのだが、ちゃんと「企画モノ」の責務は全うしている。エイリアンとプレデターを引っ張り出してきた時点で成功と言ってもいいくらいなのだが、その商品価値の優位に溺れずに、元来持っているキャラクターの魅力を損なわずにちゃんと見せている。プレデターにいたっては魅力を倍増させている感すらする。ポール・W・S・アンダーソンはきっと両キャラクターを好きなのだと思う。好きこそものの上手なれ。辻褄を合わせたエイリアンとプレデターの歴史背景もその説明にくどくど時間を費やさない。見所はアクションと心得ている。とは言うものの「企画モノ」につきものの安っぽさはどうしたって拭えない。それは最初から分かりきった事。サスペンスやホラーなんて期待しちゃいけない。そこを割り切って見ればそこそこ楽しめる。作り手も割り切っている。これは「企画モノ」なのだと。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-24 18:50:24)
748.  スコーピオン
カジノで派手に強盗。その金を巡ってのあれやこれ。大好物の展開である。冒頭のCGアニメによるサソリのバトルからも想像できるようにカート・ラッセルとケビン・コスナーのワル二人の対決がメインとなっている。はずなのだが、子持ち女が絡んできたせいでカート・ラッセルが主人公でその敵役がケビン・コスナーという構図で展開される。ところがケビン・コスナーを単なるワルにはできない何かがあるのか、プレスリーの隠し子であるという素晴らしくも馬鹿げた可能性に真実味を持たせて、冷酷非道な悪党に映画の主人公が持つべく哀愁を漂わせてしまうから困ったことになる。敵キャラが主役を食うのは全然オッケーでむしろ大歓迎なのだが、そうじゃなくてこの映画の中の極めて重要なモチーフである「エルビス・プレスリー」を全て敵方のケビンにだけ与えているところに問題がある。だからといって先に書いたように主役はあくまでカート・ラッセルってところがこの映画のどっちつかずな中途半端さを生んでいる。だいたい二人ともむちゃくちゃやってるようで時々人並みの感情を見せたりするからますます中途半端に感じてしまう。エンドロールはサイコーである。
[DVD(字幕)] 5点(2009-07-10 17:52:52)
749.  バグジー
ラスベガスのホテルの一番の驚きはその巨大さだと思います。どれだけデカイかは行ったことがなければなかなか理解できないと思うんだけど想像を絶します。そんなのを最初に作ろうなんて考えた人間ってどんな人だろう?という興味を持てなければこの作品はちときついかも。言い換えれば映画としての魅力に欠けた作品ということになるかもしれない。バグジーと呼ばれる男が実際どんな男だったのか知らないが、映画の中では一応男前だけどもキレたら怖いヤツとして描かれているように思うんだけど、その怖さが前半にだけ提示されていて、話が進むにつれて怖さがなくなってゆく。女優に恋をしたから。という前提があるにしても、いつその甘いマスクの下の鬼が出てくるかわからないという緊張感は持続させるべきだったろう。物語上ではひょいひょいとそんな顔も見せてはいるんだけど、怖さを演出できていない。というかわざとしていないのだろう。そのあたりは監督の趣旨というよりもウォーレン・ベイティが製作に名を連ねているところに理由があるのかもしれません。ギャングものを期待すると肩透かしをくらいます。でもまあ、あそこまで女に惚れこんじゃう男だからこそあのホテルを建てようなんてことを考えるんだろうなとどこか納得できるところもあります。
[DVD(字幕)] 5点(2009-07-07 11:44:17)
750.  タイムライン
これ、タイムマシーンで行くんじゃなくて『戦国自衛隊』とか『ファイナル・カウントダウン』みたいに発掘隊が突発的に発掘対象の時代にタイムスリップしちゃうってしたほうが断然面白いと思う。まずその1、人間を分子レベルにまで一端分解って、えらく簡単に説明しているがその簡素な説明だけでいくら人命がかかっているとはいえタイムスリップしちゃう連中が信じられない。その2、私が聞き逃したのかもしれないがどういう理屈で制限時間があるのかよくわからない。それは置いたとして、その3、制限時間があるのなら制限時間内に一度帰ればいいだけじゃんか。あるいはまた誰かが助けに行けばいいだけじゃんか。といった説明不足、心理描写不足による不満が一気に解消される。それだけでなくそうすることで『グーニーズ』ティーンエイジャー版と言ってもいい明確な路線を提示することもできる。実際この作品はSFではなく冒険ファンタジーなんだから。ちょっとした疑問、不満、引っ掛かりがあるとなかなか作品世界に入ってゆけないもの。入ってゆけたら一応主人公らしい博士の息子の行動規範が好いた女にしかないことをより楽しめるに違いない。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-26 17:27:36)
751.  ルイスと未来泥棒
夢にあふれた未来世界も「前を向いて進め」というメッセージも実にディズニーらしくていいし、何よりもこのような優等生的な物言いを嫌味なくこなしてしまうのはさすがディズニー。でもこれが子供向けなのかというとちょいと怪しい。例えば山高帽の男のアホさには何度となく笑わされたのだが、あきらかに大人に向けて笑いを誘っている。未来世界のドンチャン騒ぎ自体は子供向けユーモアに見えるが、ストーリーとの絡み具合がわかりにくい。全体のストーリーも大人だから単純にすら見えるがうちの子(小学二年生)はおそらく山高帽の男の正体を理解していない。主人公は自分を捨てた本当の母の顔を見たがった。しかし見なかった。過去を振り返らずに前を向いて進み続ける。この言葉自体は素敵だが、ルイスが過去を知りたがる気持ちは子供でも理解できるわけで、その純粋な欲求に屈しないことを良しとする展開を子供は受け入れられるのだろうか。これは子供向けではなく子供に見せても大丈夫だと思ってもらえる大人に向けた作品のような気がする。まあ戦略としてはじゅうぶんアリだろうが。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-23 14:43:47)
752.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 
こんなにも中身スカスカでいいのだろうか。いやべつに哲学的であれなんて言いたいわけじゃない。時空を超えた世界としての大まかな筋は満足もしている。ただそれにしたって駆け足すぎやしないか。若きカークの単純明快なやんちゃぶりもさることながら、父の死と引き換えに生まれたことの葛藤やらなんやらがごっそり抜け落ち人物造詣も何もあったもんじゃない。日本のアニメによくある熱血漢のリーダー(概ねイメージカラーは赤)と冷静沈着な二番手(概ねイメージカラーは青)といったキャラだけを提示しているだけで深みが全く無い。スポックとの確執から唯一無二の戦友とまでなりゆく心の過程までもワープさながらにひとっ飛び。ワープと転送装置でただでさえ見せ場以外が端折られる傾向があるのに、この中身スカスカぶりはある意味凄い。『スター・ウォーズ』のドロドロよりも単純にスカッといこうよって感じか。それにしても復讐の鬼と化した敵をスカッと切って捨てるラストシーンもどうかと。この新シリーズ(あるの?)はこのままスペクタクルオンリーでいくのかな。初スタートレックの人にも楽しめ、解からせ、アクションてんこ盛りで2時間ってとこだけ評価する。
[映画館(字幕)] 5点(2009-06-22 16:05:00)(良:1票)
753.  ボビーZ
主人公カーニーは極度の悪運のせいで塀の中の人なんだけど、優しくて頭も良くて男前、そのうえ度胸もあってすこぶる強い。んなやつおらんやろ~~。まあいいとしてとにかく強い。格闘のプロ。いつからやねん。フツウっぽいのがそこそこ頑張ってるならいいのだが、ここまでめちゃくちゃに強いならその強さの元を悪運の回想録の中に入れといてほしい。それぞれの思惑を持つ追う者たちの交錯がなかなかに面白いので、追われる者、つまり主人公と子供のコンビにもっと珍道中的なユーモアがあったらもっといいものになったかも。それはさておき、オープニングとエンディングのおっさん、誰やねん。いらんやろ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-05 12:51:59)
754.  サバイビング・ピカソ
ピカソ(ピカソに限らず)がどんな人だったかなんてことを映画に求めていない。だから私と伝記映画は相性が悪い。この作品はピカソがどんな人であったかということを、彼の作品ではなく彼と関係のあった女から紐解いてゆく。男女の織り成すドラマをメインにするところがアイヴォリー監督らしいとも言える。ドラマ自体はピカソではなくフランソワーズのドラマと言っていい。この部分は個人的に好感が持てるのだが一般的にはおそらくピカソを主人公にした作品のほうが好評を得やすいと思う。しかし、どっちにしろ誰もがその名を知るピカソである。フランソワーズを主役にしたところでやっぱりピカソはこんな人ってところに行き着いてしまう。興収を気にしない映画など無いのだから仕方がないのだが、ピカソを無視して男女のドラマが描かれていればもっと面白くなると思う。じゃなきゃ、いっそ監督と脚本変更でピカソとピカソの作品に寄ったものにするか。
[DVD(字幕)] 5点(2009-04-09 14:10:29)
755.  美しすぎる母
ジュリアン・ムーアは四十の半ばを過ぎた今なおきれいな女優だと思う。この作品で彼女は一人の女の20年ぐらいを演じていると思うのだけど、はじめの方、つまり若い頃はそれなりの若作りをしているんだろうけどどうもこれがうまくいってない。後半は本来のジュリアン・ムーアで当然美しい、だから歳をとっていくごとに美しくなっているようにも見える。そういう演出ならいいのだが、ストーリー上では美貌だけで貧困からセレブへとのし上がった女が歳とともにその美貌にかげりを見せ、夫は若い女に乗り換えてしまうということだから、どんどん美しくなってるように見えてはいけないということになる。細かいようだけど気になった。この作品は実話だそうで、実際にあったある事件がこの映画のラストシーンになっている。これはそのある衝撃的な事件の原因を紐解いてゆくサスペンス映画でもあるわけだ。でも何も知らされずにこの映画を見てもそこに気付けない。事件(ラストシーン)を知ったうえでもう一度見ればこの映画の本来の良さが分かるかもしれない。でも再見する気が起こらないのが難儀である。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-10 16:51:44)
756.  I am Sam アイ・アム・サム
知的障害者が親になれるのかとか、なれないと端から決めるのは差別じゃないのかとかそんなことが映画の中で語られたりするけど、別にそんなことはどうでもいい。いやよかないけど、映画には関係ない。作り手だって話の中で語られるだけでそこを訴えたいってわけじゃなかろう。これは親と子にだけ成り立つ強い絆とその絆にまわりが打たれるお話なのだ。知的障害はドラマを生むための道具立て。・・だったら良かったのだが(それがダメといわれる方も当然多くいるのだろうけど)、ショーン・ペンの力演もあってドラマに妙なメッセージがこもってしまった。障害者の焦りやパニックを表現しようと揺れるカメラやせわしないカット割りがショーン・ペンの力演をバックアップする。どんどん深刻ぶってゆく。最初から障害者ネタでしっかりまじめにいくのか、単なる道具立てとして突っ込んだところにいかないかはっきりしてくれればいいのだが、この中途半端さが命取り。安易さだけが目立ってしまった。この失態を救っているのがダコタ・ファニング。容姿もそうなんだけど、表情が母性、あいや父性をくすぐりまくる。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-04 17:29:36)
757.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
博物館内世界中の混乱を偽者アメリカ大統領じゃなくて本物のアメリカ人がなんとか平和的にまとめようと孤軍奮闘するもなかなかうまくいかず、でも共通の敵の出現によって一致団結を鼓舞し大団円の一件落着って、こんなうがった見方もどうかと思うんだけどあいかわらずなアメリカ映画だなと。動くはずのないものが動くというのも『トイ・ストーリー』があるじゃん。まあ、人間がそれを目撃するというシチュエーションだとホラー映画くらいしかないかもだけど。驚くほどのVFXでもないと思うし、画的に面白かったのはレクシー(ティラノザウルス)の遊んで遊んでポーズくらい。今やアニメなみに何でも出来ちゃうんだからもっとこういう面白い動きをわんさか見せてほしかった。あと、歴史上の人物の逸話にまつわるギャグなんかほしいな。この夏、パート2があるらしいので今度こそはじけきってほしい。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-03 18:04:36)
758.  激流(1994) 《ネタバレ》 
公開当時の宣伝の印象はサスペンスよりも川下りアクションに重点を置いてて(勝手にそうとらえてただけかも)、とにかく今まで見たこともないようなアクションが見れるのだと期待したのをよく覚えています。けっきょく映画館には行かずレンタルしたんだけど、たしかにほぼ全編で川下りってのは新しいんだけど、ごく普通のサスペンスにちょっぴりの味付けくらいにしかなってないのが惜しい。だいたい、せっかく命懸けで激流を下ってきたのにこんなこと言うのもなんですが、徒歩の父ちゃんの方がトラップつくる時間があるほど先に目的地についちゃってますが・・。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-01-20 15:28:58)(良:1票)
759.  イヴの総て
お話は面白いし、冒頭の受賞式シーンから回想に入ってゆく構成も巧いし、人間関係も整理されてて分り易いし、配役もお見事だし、名セリフてんこ盛りだし、どう見たって名作なのは間違いないのだろうけど回想形式にした部分意外は映画というよりも舞台劇を見ているような感じ。セリフが多いのはいいのだが、その言葉が決定的なものであふれかえりすぎている。お話と無関係の言葉は全く出てこない。当時のハリウッド映画ってだいたいこんなのが多いんだけど、これで2時間超はキツイ。いや、舞台っぽくても面白さが凝縮されてるならそれはそれでオーケーなのだろうから個人的な好みの問題でしかないのですが。それでも時間をあと30分端折ってくれたら手のひら返したように絶賛するかもしれないくらいの面白さはある。
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-17 11:41:55)(良:1票)
760.  処刑ライダー
近未来的な車&コスチュームがただカッコイイだけでお話の内容に全くそぐわないということを誰も考えていないだろう大雑把さ。ライダーが悪童たちの集まる自動車修理工場にやってきて破壊するだけ破壊して何故そこで殺さない?というなんにも考えてないシナリオ。ムリヤリなお色気。ベタベタな展開。独特の80年代臭と懐かしの音楽たち(ビリー・アイドル!)。ここまで書いて自分でもけなしてるのか褒めてるのか分からなくなってきた。いや、かなりショボイはずなんだけどなぜかこのショボさがそそるのだ。80年代を生きてきた者にだけ分かる単なるノスタルジーか?
[DVD(字幕)] 5点(2008-12-10 17:15:08)
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