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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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781.  GODZILLA ゴジラ(1998)
だいたい予想どうりのGODZILLAだった。恐るべき怪獣であった初代『ゴジラ』のリメイクでありながら、ハリウッドらしく豪勢に、リアルに、そして見所を随所に散りばめたモンスター・アクション映画としてなかなか頑張っている。予想どうりであって、予想を超えてくれないのが残念だが。ニューヨークのビルの間をヘリが追いかけるシーンはシュミレーションゲームの画面みたいでココは見ていてバカバカしくなってくるのだが、マジソン・スクエア・ガーデンでちびゴジラ共(ミニラのような可愛さゼロ)に追いかけられるところはけっこう面白い。そしてアメリカ軍が弱いだけじゃなく徹底しておばかさんなのもいい。ほとんどコメディのノリ。巨額を投じてこんな悪ふざけしちゃうハリウッドはやっぱり凄い。ありきたりなシナリオにもう一工夫ほしかったところ。
[DVD(字幕)] 5点(2008-04-30 15:48:13)
782.  クローバーフィールド/HAKAISHA 《ネタバレ》 
9・11(アメリカ同時多発テロ事件)の衝撃映像は誰もがまるで映画のようだと思い、同時に映画はしょせん作り物であることを思い知った。この作品は9・11のような「映画のような本物」を再現しようとする。ビルが倒壊し、その数秒後にあらゆる光をも飲みこむ粉塵が襲ってくる描写はまぎれもなく9・11を偶然にも収めた映像そのものであった。回し続けるカメラが全体像を掴めずに右往左往する中で偶発を装って予期せぬ映像が飛び込んでくる。恐怖と緊張の途切れることのないライブ感は凄まじいものがある。そして「映画のような本物」を目指す映画は、限られた空間しか映さないカメラが徐々に全容を映し出すようにカメラと同行する人間にドラマを与え、空にも飛ばせ、死まで与える。けっきょくのところ嘘の世界でしかない映画と折り合いをつけなければならないのだが、その折り合いのつけ方がうまい。ただし疲労感も相当のものであった。疑似体験アトラクションとしての(満足の後の)疲労感と考えても、残念ながら満足感を大幅に超えている。けして揺れる画面に酔ったというわけではないのだが、それでも全編ハンディカメラの画面というのは知らず知らずのうちに私に相当の打撃を与えていたのだろう。あと、この作品の場合、男女のドラマなんて些細なものでしかないのだろうが、その些細なものでしかないって感じの描き方になってる。
[映画館(字幕)] 5点(2008-04-21 18:50:16)(良:1票)
783.  ことの終わり 《ネタバレ》 
小さい頃、我が家ではキリンレモンのビンをケースで注文していて、いつでも好きなときに好きなだけ飲めて、調子に乗って氷ガンガン入れて飲みまくった私はいつも腹を壊してはトイレの中でこう言うのだ。「神様、ごめんなさい、もう二度とキリンレモンは飲みません、ですからお腹の痛いのをなんとかしてください」と。翌日にはまた飲んじゃう私とは違ってジュリアン・ムーアはけして飲まない。そういう映画。違うか。違うね。謎解きの見せ方を、男の視点から描いていたものを女の視点に変えてなぞってゆくというのが分かりやすくてよかった。ただ、物語自体がついていけない。原作もこんななの?ジュリアン・ムーアの謎が解けて、あーそういうことかと承知したまではいいんだけど、死んだと思った男が実は生きていた、というのではなく、やっぱりあれは所謂「奇跡」ってやつなんだという結論がどうも納得がいかん。誓いを守っているときのキスがアザを消して、誓いを破った代償が死であるから、そう解釈していいと思うんだけど、だったら「奇跡」のシーンをもっと「奇跡」らしく神々しく見せてほしいな。わざわざミステリー仕立てにして客を喜ばすストーリー展開は娯楽としてけして悪い語り方ではないし、その「騙し」のためにひたすら不倫劇を過大に見せ付けるのもしょうがないかもしれないけど、やっぱりこの場合、「神の啓示」的なものは必要かと。多少、予想がついたっていいんじゃないかと。もしくは全く「神」は錯覚としてしまうか。
[DVD(字幕)] 5点(2008-04-14 15:47:05)
784.  ミッション・トゥ・マーズ
デ・パルマとSFがどうにも結びつかなくて、それでもムリヤリにイメージすると設定だけを宇宙にしただけで実際には宇宙船の中だけで語られるサスペンスってとこだろうと思ってたのだが蓋を開けたらCGもさることながらセットもロケも実に繊細で丁寧な宇宙および火星を描き出していてビックリのSF映画であった。冒頭の長回しはデ・パルマの、というよりもアルトマン風。その後の説明を排除するための登場人物それぞれの関係やら人となりが一瞬で提示されるシーンとなる。ただ、2020年という近未来というにはかなり間近の時代設定の中で骨董品扱いのガソリンエンジンの自動車が登場するのに対し、いかにも未来カー・ルックスの自動車がシニーズと共に現れるのだが、いくら未発売のオープンモデルとはいえ「いすゞビークロス」ってのは勘弁してほしい。この辺、スピルバーグ作品との金のかけ方の差異。お話自体はそれなりに面白いものだと思うのだが、冒頭でも火星にたどり着くまでの年月が語られていたと記憶するが(数字は忘れた)その長い年月が描ききれない。イチイチ描いてたら違う映画になっちゃうので仕方ないのだが、そのせいでお話自体が軽くなってしまってるような気がする。あと、やっぱりデ・パルマに壮大なテーマを壮大に語らせるってのはどこか気恥ずかしいものがある。 
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-28 13:08:15)
785.  ボディ・ダブル
一昔前は深夜によくやってました、これ。冒頭の長廻しはけっこういい感じ。尾行のシーンはけっこうドキドキする。でもその後のお外でのラブシーンはやりすぎ。ほとんどセックスじゃんか。カメラぐるぐるもこの映画のこれに限ってはしつこい。シナリオも破綻しまくり(そもそも犯人の偽装工作は非現実的に気合入れすぎだし、ポルノビデオのCMからあれよあれよと偽装を見破る主人公もご都合主義だし)なのだが、そこに関しては何故だか意外とそれほど気にならない。これはデ・パルマ・マジックなのか、はたまた単なるお色気パワーなのか。お色気っても全然シュミじゃないから、やっぱデ・パルマの手腕ということにしておこう。
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-27 18:21:15)
786.  殺しのドレス 《ネタバレ》 
デ・パルマ版『めまい』(『愛のメモリー』)の次はデ・パルマ版『サイコ』。ちょいと横領を考えちゃった女に対し、ちょいと浮気をしちゃった女に降りかかる恐ろしすぎる罰。剃刀の切り口と切られるときの音楽。主役の変更。二重人格。どこまでも『サイコ』。中年女の性欲を露骨に描くあたりがいかにもこの当時のデ・パルマっぽい。あのオチもデ・パルマのオリジナリティを感じる。ただ、ナンシー・アレン出演のデ・パルマ作品ってどうも細かいところでごちゃ混ぜになってしまう(私の頭ん中で)。あと、無駄に裸が多いのがどうにも安っぽい。
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-25 19:14:36)
787.  リトル・マーメイド(1989)
ディズニー・プリンセスの中で最も等身大の女の子。我が娘のお気に入りプリンセスでもある。性格の良し悪しではなく、キャラクターの魅力はたしかにずば抜けているかも。お話はアンデルセン童話とは全く異なるハッピーエンドのミュージカル。べつに悪くはない。ただ、うちの娘は一度気に入ると、同じものばっかり観続ける(『となりのトトロ』『アラジン』が最長期間のヘビーローテーションでした)んですが、これはいっしょに観ててちょっと飽きたかな。たぶん絵が単調なんだろうか。例えば『アラジン』の空飛ぶ絨毯の動きの繊細さとかジーニーの表情の豊かさだとかって何度観ても楽しめるんだけど、『リトル・マーメイド』にはそういった絵の魅力が乏しかったような。せっかく人魚の尾ひれとかセバスチャンの動きとかアニメーションとしての見せ所の多い設定なのに。鑑賞環境は字幕版も観ていますがオリジナル音声が思い出せないくらいに吹き替え版を観まくってますんで「吹替」にしときます。
[DVD(吹替)] 5点(2008-03-14 14:51:00)
788.  K-19
出向式でシャンペンが割れないのを見て誰かが「不吉だ」と言う。なんで言うかなぁ。さらに副艦長が艦長にシャンパンが割れなかったことに加えて医師が死んだことについてその不吉さと不吉さに動揺する乗員たちのことを言っている。どうして画面で不吉さを示そうとしないのだろう。実際不吉な事象が描かれるだけで画面には不吉さが全く漂っていない。潜水艦を舞台とした映画にもたらされる緊迫感と被爆というあまりにも恐ろしい事象と前もって実話であることを告げることで得られる迫真性でもってそれなりの骨太なドラマを堪能できはするものの、そういった利点に頼るだけ頼った手抜き演出が目に余る。ミサイル発射後の一時の野外休憩やアメリカ軍ヘリに向かってお尻ペンペンするシーンなどの開放的な画を挟むタイミングはなかなかに良く、また対戦の無い潜水艦ものにしてはまずまずのサスペンスを見せていたと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2008-01-24 11:25:13)
789.  ブラック・ダリア
たしか『ブラック・ダリア』を観ているはずなのだが本当にそうなのだろうかとマジで疑い出したときに、死体発見前のビルをまたぐ長回し登場にデ・パルマの作品であることには間違いなさそうだと胸を撫で下ろす。とは言うものの、惨殺死体の謎は最後に解き明かされはするものの、その過程はほとんど描かれず、画面はひたすらボクサーあがりの二人の刑事の友情と確執を映し出す。そこになんとも謎めいたワケあり風な美しい女が割って入るのだが、この謎めき具合が事件に絡む女たちを差し置いてピカイチ(主人公が下着姿のその女を見てしまうシーンのなんともいえない謎めき具合!)なもんだから、事件の結末のほうに興味がいかないのだ。だいたい事件の真相にしたって相棒の真相にしたって全部手短な説明で済ませちゃうんだもんなあ。階段での影とか落下シーンとかはあきれるくらいに凡庸なのだが、ここはあいかわらずのヒッチマニアぶりに笑ってあげるところだろう。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-17 14:43:23)(良:1票)
790.  夏休みのレモネード
少年の母親が冒頭でインパクトのある登場をしてくれるも、いまいち物語に絡まず残念。体力的時間的に実質子育てに関与しない夫、それゆえの苛立ちや慌しさが実に自然に表現されていて作中で最も魅力的な人物造形ができていた。一方の父親も、けして好き勝手遊び歩くような人物ではなく、むしろアメリカの良き父親像ともいえる、子供を愛し家族を守る強き父でありながら、コンプレックスを抱え、誰もが持ち得る弱さを抱え、誰もが持ち得る不寛容さを抱えるといったリアルな人物像を見せる。この両親の造形の人間臭さからしてみれば、子供も含めた他の登場人物がどうにも出来すぎ感が否めない。宗教の矛盾という一部からはタブー視されそうな問題を子供の無邪気な疑問という受け入れやすい方法で提示しているため、作品全体は常にアットホームな雰囲気を維持するのだが、宗教の矛盾を提示しているフリをして実は大人の言い分の矛盾を指摘する映画なんだと思う。ただ、それにしては宗教が絡みすぎ、もし宗教の矛盾をを前面に出したいのならもっと奥のほうに踏み込んだものにしてほしい気がする。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-12 14:33:36)
791.  カクテル
バスで都会へと向かう主人公の様は80年代版『真夜中のカーボーイ』といったところ。たしかナントカドッグとかいう犬のマークのバスで、車窓から主人公が見る景色にも犬が登場していたと思うのだが何か意味があるのか当時気になっていたことは覚えているんだけど、実際なんか意味があったんだろうか。中身は一人の男のサクセスストーリーを強烈なまでの省略を伴って進行させてゆく。その結果、なんの苦労も無しにプロフェッショナルなカクテルさばきを獲得し、唐突な出会いと別れが描かれるというご都合主義もいいところのトレンディドラマになってしまったのだが、アイドル映画としてトム・クルーズを際立たせようとしなくとも、トム・クルーズって人は勝手に輝いてくれる絵になる男なわけだから、もうちょっとトム寄りでないものにしてくれたほうが良かったような気がする。ま、でも巷で言われるほどの駄作でもないと思う。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-12-11 12:55:50)
792.  チョコレート(2001) 《ネタバレ》 
ラストシーンの解説をしましょう。チョコレートアイスクリームを口に入れたあとの至福のときを得たようなビリー・ボブ・ソーントンの表情。その彼に対し猜疑心を膨らませ問いただしたい心境と許せない気持ちを抱きつつ口に放り込まれたチョコレートアイスクリームの味に反応するハル・ベリー。これはチョコレートの効能を謳いあげた映画です。間違いない!(ホンマかいな) チョコレートには感情を沈める成分が含まれてるとか。よく知らないけど。でも甘いものって、「ま、いいか」と思わせてしまう力ってあると思う(食べすぎは厳禁ってことも子供の肥満ゆえの不幸をもって描いている)。チョコ好きの私としては実に納得できるラストシーンに思えました。ただ、そこまでの描き方には不満も。まずハル・ベリーは初めて画面に登場したときから違和感があったのですが美人すぎ。女の息子の死という悲劇もその後あまりにも置き去りにされすぎ。ここまで簡単に処理されちゃうとイライラする。セックスシーンもあれだけ長く時間を割いてるわりに、ただセックスしてるだけ。それも唐突でその前後のシーンが活かされているわけでもなく、活かすわけでもなく。でもラストシーンのチョコアイスは『ショコラ』のチョコよりも美味しそうに見えました。(ホンマはチョコアイスよりチョコレートが好きな私ですが)
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-04 11:50:29)
793.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
主人公母娘がたどり着いた町の全体像が映し出されたとき、そのおもちゃのような家々がぎっしりと立ち並んだ様にティム・バートンを想起した。ここから始まるお話がおとぎ話であることの啓示ととった。実際、このお話は実にメルヘンチックで登場する人物たちも実に判りやすく色分けされている。閉鎖的な社会がある放浪の母娘によって開放されるという大筋。でもおとぎ話ゆえに彼女たちを排除しようとするのは社会ではなく町長ただ一人なのだ。そこには異端者の悲惨さは無い。そのことは異国の地で自身に満ちた振る舞いをする主人公を見てもわかるとおり。だから最後の大団円もイマイチ乗れなかった。もう一つの筋は放浪者が放浪を止めるという筋。娘が放浪に疲れている。しかしそれでも放浪の自由さを見せ付けて終わるのだと思った。なぜならハルストレムは『ギルバート・グレイプ』で町に縛り付けられていた青年(ジョニー・デップ)をキャンピングカーで生活する少女と共に旅立たせたから。しかしこの作品では放浪をまるで魔法にかけられたゆえの行いのように描き、放浪から安住への変化をしてハッピーエンドとする。しかも船上生活者までもが地上にあがる。なーんか納得しかねる。ただ、ここで深読みすると、これはおとぎ話、おとぎ話って残酷なお話を子供向けに可愛らしく描くことが多い。店の扉がなかなか直らなかったのが最後ようやく直ります。それまで誰でも出入りできた開けっ放しの出入り口に。これって放浪という自由を手放した者が自ら閉鎖的社会の一員となることの暗喩というちょいとビターなお話なんでは。いや、深読みすればね。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-03 19:04:38)
794.  ラリー・フリント
おもろいやっちゃなあ。こうゆう体制に流されない人は大好きだ。でも作品はただラリー・フリントなるおもろい人物が成してきたことをダラダラと流しているだけという感じ。アメリカンドリームを謳ったものでもなく、言論および表現の自由に焦点を当てている部分もあるけどあくまで部分でしかなく、おもろい人物の紆余曲折をドラマチックに見せているようにみえてもいまいち盛り上がりに欠け、アウトローを描いてるようでクライマックスの最高裁は弁護士の一人舞台。全体的にだら~っとしてる。そのなかでコートニー・ラブの純愛にはぐぐっときた。旦那が急激にお金持ちになろうが、刑務所にいようが、下半身不随であっちのほうがダメになろうが、はたまた自分自身が薬に溺れようが、夫に向ける不変の優しい眼差しが印象的。かといって夫婦に焦点が当たっているとも言い難いんだな。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-30 11:49:06)
795.  エネミー・オブ・アメリカ
まだ長女が赤ちゃんだったころ、テレビ(地上波吹き替え)をなにげに見ていたら冒頭数分がめちゃめちゃ面白くて、それでも子供を風呂に入れてきてとヨメさんに命令され、いやちょっと待ってくれと懇願するも、そんな願いを聞いてくれるわけもなく、とりあえず録画しておいたのだが、これが初めての吹き替え版録画となる。ちなみにテープがウィル・スミスに渡るところまで見た。で、後日再生してみると原語と吹き替えが同時に耳に飛び込んでくる。何を言ってるのかわからなくてイライラするので怒りの消去。日増しに見たい欲求に駆られレンタル店へ。いやはや、やっぱり冒頭数分が非常に面白い。ワクワクしながらまだ見ぬ境地へ。そして最後まで見ての感想は・・・うん、やっぱり冒頭数分が面白い。
[DVD(字幕)] 5点(2007-08-02 18:21:56)
796.  インビジブル(2000)
透明になって最初にしたことが、居眠りしている女性動物学者のシャツをはだけさせてオッパイに触ることって、、、素晴らしーい!!(オイオイ)、、いやでも、エッチ系コメディでもないのに初っ端からこんなことするなんてある意味凄いことですよ。ただ、このエロ行為が透明になったことによる副作用なのか、そもそも主人公がスケベなのか、あるいは男なら誰でもそうなるのかが判りにくい。なぜなら冒頭で見せたゴリラの凶暴化のように何がしかの副作用の提示がなされており、実際主人公も凶暴化していることからこの副作用説を全く否定できないのだ。さらにこの凶暴化もはたして副作用なのかどうか怪しいと思ってしまう場面が、透明人間は目をつぶることができないというシーン。過度のストレスが原因である可能性まで浮上する。もちろんこれらが重なり合っての結果として見てさらっと流せばいいのだが、ココを明確にしてくれるとぜったいもっと楽しめるに違いない。ハレンチ行為も過剰な暴力も原因が明確だと、不快感が拭われる、と言ったら言い過ぎかもしれないけど、救いのないものの中に救いを見出したような気になるような気がするのだが。
[DVD(字幕)] 5点(2007-07-26 12:39:34)
797.  パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 
このシリーズはジャック・スパローというお茶目なキャラを作り出したことである程度の成功は確約されたといってもいいだろう。しかしその存在が当たり前になった続編になると新たな魅力的なキャラが必要となる。とくにその続編が全く別のお話であったり全く違うカラーを持っていたりということがない場合は。そして登場したのがチョウ・ユンファが扮するシンガポールの海賊なのだが、外見はかなり魅力的ではあったがキャラクターとしては実に弱い。というかキャラとして確立しておらず、どういう人間なのかがよくわからない。よってキーラ・ナイトレイとのやり取りで、あって当然の感動が無い。謎を残しながらここまで引っ張ってきたという人気シリーズならではの策略も、その答えに意外性は無く、それでも唯一の意外性を見つけるならキース・リチャーズの登場が最も衝撃的だったといえる。クライマックスはさすがハリウッドのメジャー作品。映像プロ集団がよってたかればこれぐらいは屁でもないのだろう。このクライマックスの中で見せる「戦いの中での挙式」が洒落てていい。こういうユーモアが全くくさくならずに出来てしまうのがハリウッドの力なんだと思う。ただ、怒涛のクライマックスまでは長い辻褄合わせに付き合わなければならない。
[映画館(字幕)] 5点(2007-05-28 16:16:45)(良:1票)
798.  ハートブルー
ただキアヌ・リーヴスにサーフィンとスカイダイビングをさせたかっただけかのような強引な展開にはあきれるが、中盤のパトリック・スウェイジとの長い長い追いかけっこは良かった。お金目的ではなく、リーダーのよくわからん思想に共鳴し見事なチームワークを見せる強盗団ということなのだが、リーダーのカリスマ性を演出できていればけっこう面白くなったような気がする。例えば『ヒート』のデ・ニーロのように。本人に語らせたり、「彼はこんな人なの」と女に語らせたりという手抜きをしないで、なにげないやりとりで、佇まいで、顔で、画面で。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-02-08 11:16:48)
799.  カジノ
スコセッシはこのあたりから大作志向へと転じたのだろうか。同じくデ・ニーロ、ペシのコンビで見せた『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』と比べてもかなり演出が大味になっているような気がする。シャロン・ストーンはなかなかのはまり役のうえ、デ・ニーロ、ペシが彼女をうまく引き立てていたと思う。ただ三者の人物像にしたってやっぱり大味演出で繊細さに欠ける。この後、スコセッシの映画はどんどんストーリーが壮大になってゆく。それと同時に一瞬の画の煌きが失われてゆく。
[ビデオ(字幕)] 5点(2007-01-11 12:23:19)
800.  マンダレイ 《ネタバレ》 
今度のアメリカの闇は長年の奴隷制度がもたらす弊害。そして今回も神のごとき横暴なグレースが大いなる理想をもって、今回は巨大な力という保険も手にしながら、間違ったマンダレイを正しく導く。結果はもちろん、人は神にあらず。神の役割は相変わらず一部始終を除き見る観客に委ねられる。ただ、前作に引き続き同じスタイルをとってはいるが、秘密の行為とそれを知らない人たちの日常がいっしょに映されることでより人間の醜さを際立たせた前作に比べると「見えない壁」が前作ほど有効に使われていない気がする。あのスタイルはただ奇抜なだけではなく、映画の可能性の提示であり、同時に演出上においても意味のあるものだったと思うので、今作のあえて有効に使わないやり方は気になる。間延びしそうな展開の少ない話を最後までひきつける力はさすがですが、もしかしたら間延びさせないための方法として「見えない壁」の有効利用をしなかったのかも。わかりやすくするためのナレーションもありがた迷惑に感じた。
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-19 13:46:30)
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