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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2012
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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881.  ナインスゲート 《ネタバレ》 
私は西洋人ではないのでピンと来ないが、悪魔つうのはどうやら日常にいつのまにか潜んでいるものらしい。頭にローソクをいくつも付けて呪文で呼び起こすたぐいのモノではないのね。ポランスキーの筆致においても、災いはごく普通の行いのさなかに訪れる。道を歩いてたら工事の足場がふいに崩れてきたり、昼間の明るいマンションの一室からごうごうと火の手が上がったり。J・デップもあまり深刻な顔をせずにのらりくらりと追撃をかわす。まあでも最終的には彼らの手に絡め取られるんだけども。 おどろおどろしたオカルトを期待していると、いろいろとスカされてそこが逆に印象的だったりする。蜘蛛女レナ・オリンがデップに迫る!どんなえげつない攻撃をするかと思えばボトルでヒステリックに殴るだけだったり、男爵秘書のイカついおばさんがオレンジの硬い皮を手でむいてたり。(でこの人、次にジョニデが来たとき、昼休みにオレンジ買って帰ってきましたね。ここ笑って良いんだよね?) わざとやってんのか何なのか、ちょっと抜いたこういう演出のせいで、私にはオカルトというよりシュールなイメージを濃く残す映画でありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-26 21:48:58)
882.  消されたヘッドライン
ラストのどんでん返しな展開は、けっこう誰も予想できないのではないかしら。あ?、そうくるのか、と驚いた。驚いたとは言っても驚天動地というのじゃなくて、目が点になるくらいなんですわ。なぜだろう。そこそこ秀逸なオチだと思うのに。 映像は悪くない。演者はベテラン揃いで抜群の安定感。なのになぜ”あんまり面白くない”のか。R・クロウに変わりはないのに、陰謀サスペンスつながりの「L・A コンフィデンシャル」になれなかったのは何故だろう。 展開のテンポとか人物の訴求力とかヘレン・ミレンが勿体ないとか色々問題あるんだろうなあ。映画作るのって難しいのね。誰かこの作品 焼直して見事に作りなおしてくれませんかね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-10-25 00:14:00)
883.  42~世界を変えた男~ 《ネタバレ》 
題材が題材なだけに、“あった出来事”を描写していけば、それは力強く感動的な物語になるに決まってるわけで。全チームに永久欠番の“42”、初の黒人M・リーガー ジャッキー・ロビンソンの受けた心無い仕打ち。耐えに耐えて偉業を成し遂げたロビンソンの「ええ話」はそれだけで心揺さぶられるものであります。 しかし映画作品としては、その既定路線をキレイになぞっているだけの優等生作品で少年少女向け伝記の枠を超えたものではありません。奥さんのサポートひとつにしても、ベタベタくっついてる描写ばかりではなく、彼女が闘ったであろう“対嫌がらせ”の具体的な話が聞きたかったし、野球ドラマとして観るなら 後任の高齢監督の名采配も見たかった。うーん物足りない。 とはいえ、やる気まんまんのH・フォードは渋い役どころを器用にこなしているし、気の利いた台詞も楽しい。「棺桶をバラで飾ればいい」「肌がたとえシマウマ模様でも俺はかまわん」等がお気に入りの台詞です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-20 00:36:02)(良:1票)
884.  アンダーワールド(2003) 《ネタバレ》 
ヴァンパイアvs 狼男って、もう下手するとB級どころかZ級レベルのお粗末なもの見せられたらどうしよう、とちょっと身構えた。大丈夫でした。制作の熱意伝わるBプラス2くらいの健闘作であります。 両者 銃撃戦での幕開け、って代々続く怪物としてのアイデンティティーはどうした、とまず突っ込みたくはなりますが 現代の風景にゴシックテイストを上手いこと融合した画の力強さや、真実を徐々に明かす脚本にすっかり釣りこまれました。いやあ、ワタクシ初めこそケイト側=ヴァンパイアサイドだったのに中盤以降は狼軍団にすっかり肩入れしてしまいましたね。我ながら単純だ。 お人形さんのような美貌のK・ベッキンセール。その表情の乏しさが逆に役にはまるという幸運です。青白いかんばせがリアル・ヴァンパイア。黒レザーの衣装も正解。
[DVD(字幕)] 6点(2015-07-20 23:28:09)(良:1票)
885.  プレミアム・ラッシュ 《ネタバレ》 
この映画を、ドライバーの立場で観るか自転車乗りの立場で観るかでは、感じ方が随分違うだろうなあ。私は両方の立場になり得るので、初めこそはドライバーの気持ちで「わー迷惑だなあ」と思ったりもしたのですが。 いやあ、このカメラワークの見事さ。スピード感を伝える演出がなかなか秀逸で、思うにカー・アクションだとスピードが速すぎる、けれど自転車の速度くらいだと、人間が自然と体感できる速さとして脳がシンクロしやすいのじゃなかろうか。映画中盤ではびゅんびゅんと車列を縦横無尽に駆け抜けるメッセンジャーと、もう一体だ。実に爽快だ。 あ 話は無理矢理なこじつけ感があるのですが これはメッセンジャーを動かさなきゃならないシナリオ上致し方ないんでしょうな。あの元締めの中国系の親爺が金受け取った時点でGOサイン出せば、すんなりとコトは運ぶのでは。何故わざわざ紙のチケットにして受け渡し?・・というツッコミは野暮ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-07-13 00:30:36)
886.  バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 《ネタバレ》 
うーん、オスカー受賞の呼び声につられたお客さんの7割ほどは「ビミョー・・」と思って映画館を後にするんじゃなかろうか。けっこうな難物でしたこれは。 かなり強烈な”内面掘り下げ型”映画で、この「うーん・・」という感覚、昔「バートン・フィンク」を観たときのに似ている。 M・キートンの脳内映像と、外からの客観描写が混じって描かれるので、人によって見解が分かれそうだ。 舞台で実弾を放った後は昏倒しているキートンの脳内での出来事なのだろうな。ラストの娘の視線でそうかな、と思ったのだが親切とは言い難い脚本だ。彼だけは自己完結的に救われた体で終わるけど どうなのかなこれは。個人的にはあの観てもいない作品をこきおろす犯罪的に無責任な大物の批評家のばあさんをとっちめたかったけど。 ブロードウエイに散らばる群像劇としても見ごたえはあり。みんな相当なクセ者で。ただドコドコいいっ放しの音楽はちょっと苦手。
[映画館(字幕)] 6点(2015-06-30 00:30:38)
887.  ワールド・ウォー Z
はて、一体なんでもはや大物ブラピがこんなありきたりな(失礼)ゾンビものに出んのかな。集客したい映画会社のえらい人に頼まれたのかなーとか想像してたら、ブラピ本人が制作したがったんだとか。マジか。ブラピ、ゾンビパニックが好きだったんか。 なんせお金がかかっている画だなあとは思う。でもゾンビが物量で迫ってくるパターンは”ドーン・オブ・ザ・デッド”で経験済みなので二度もびびらないのだ。 やっぱりこんな映画には(いやすいません何度も)新顔の役者さんが良かったんじゃないかなあ。 ブラピだとなんか堂々としちゃって、「勝つに決まってんじゃん」オーラが嫌でも出ちゃうんだよなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-28 01:15:30)
888.  アメリカン・ハッスル
C・ベールは体重を20kg増やしたそうだ。イケメンをぶっ壊すハゲ頭にぶよついた身体。CGでなんとかなりそうなご時勢にあっぱれな根性ではある。もっとも私は”太ってない”のに”太っている”と思わせることができるのが巧い役者だと思うが。ま それはいいけど。 イケてないパンチ頭で嬉々として嫌なFBIを演じたB・クーパーもえらいが、一番良かったのはJ・ローレンスかな。なんだかじわっと情念が滲み出るような女優さんですね。 ちょっと話は弱いかなー。詐欺師が主人公なのだから、こちらをも煙に巻く仕掛けが、いかに鮮やかに決まるかが肝だと思うんだけど。その辺の驚きが小さかった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-06-17 00:29:37)(良:1票)
889.  ワイルド・スピード
B級スピード馬鹿映画には違いないんだろうけども、一応謎解きの要素もありますし話のテンポも良くてそれなりに真面目に脚本作ってるなー、という好感度はあります。 もちろん全力を注入して撮ったであろうカーレースの場面はアドレナリン全開、スタッフすべてのこだわりや愛や楽しさが集結しているようで、「俺はクルマが好き!」という ひし、という想いがぐわんぐわんいうエンジン音にのって炸裂してます。 門外漢にとってはうるさい・危ない・バカな車だなー、とあきれちゃいそうになりますが、皆がとても幸せそうなのでやっぱり男子には車好きでいてほしい、とも思ったりします。
[DVD(字幕)] 6点(2015-05-23 00:31:31)
890.  恋するリベラーチェ 《ネタバレ》 
いやあ・・これは。“ブロークバック・マウンテン”に10点をつけたワタクシであるが、M・ダグラスとM・デイモンがヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールのペアと比べてどこが劣るのかと言われればですね、これはもう差別と言われても仕方ないのだけども、二人がいろいろとさらけ出しすぎる。ゲイ・ダグラスの落武者的ハゲ頭とかマットの銀ラメマイクロビキニ姿(それもフロント)とか全然似合わない濃いアイシャドーとか視覚的に引くことが多すぎて、とにかく観る側に覚悟を要求することの多い映画なのでした。 ショービジネスの世界ですから、売れっ子リベラーチェはアクの強い変人に違いないわけで、話としてはちょっと毛色の変わった痴話げんかの域を出ない感じですが。 そしてマイケルとマット、二人にはその役者根性に称賛を捧げたいと思います。心から。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-19 00:25:56)(良:1票)
891.  クレアモントホテル 《ネタバレ》 
見目麗しく出来のよい仮の孫と人生終盤の日々を過ごす老婦人のお話。老年のためのおとぎ話のようでもあります。結局は、若い世代とは生活は相容れない、というビターな側面も描かれているので 甘いだけの絵空事ではありません。 ただ、苦いままの印象はあまり無く、ひとつには主人公のミセス・パルフリーが(多分裕福なんだろうな)品があって身なり・着こなしが素敵で老いの哀しさを感じさせないということにあります。華やかな色合いのコートに合わせるストールの使い方などは、年齢を問わないセンスの良さでした。周辺を取り巻く無害でちょっと好奇心旺盛な同世代の友人らもユーモラスに描かれて場を明るくしますし、なにより偽孫のお芝居が最後まで周囲にバレずに済んだ脚本に優しさを感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-06 00:18:03)
892.  天国の門 《ネタバレ》 
なるほど、一映画会社を潰したトンデモ作品は忍耐を強いられる長さだった。よほどダンスシーンが好きなのかチミノは。くるくると良く(しつこく)回る 人も馬も。 ストーリーが動き始めるのもおっそいし、主要3人のキャラの描き込みも充分とは思えないので特に誰にも入れ込めずだし。どうでもいい役に突如M・ロークがキャスティングされて画面浮きが激しく、脳が混乱するとか、ウォーケンがなんでか宝塚の男役に見えるとか、冒頭のK・クリストファーソンとJ・ハートが老け過ぎてて大学生に見えないとか、まあ大きいことから小さいことまで色々と問題の多い映画ではある。歴史の恥部をことさら演出のために改変されたアメリカ人は腹に据えかねただろうしなあ。 でも、そんなに“ひどい”映画ではないですよ。顰蹙をかうほどの大金を注ぎ込んで作り上げられた19世紀末のアメリカ社会のその姿!ライフルの手触り、むせかえりそうな人いきれ、乾いた空気、娼館の不潔で貧しい佇まいまでが それはリアルに感じられ、映像の格としては一等級もの。光ひとつにしても、柔らかな室内のそれと屋外での屈託の無い陽射とは違った色をしている。 苦労は多いけど(?)、観終えた時には100年前のアメリカを旅してきたような気持ちになれますよ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-14 01:02:42)
893.  ドリームハウス 《ネタバレ》 
ネタバレすると“隣家内のトラブルが発端の単なる人違い殺人”というミもフタもないオチでした。なんかもっと考えつかなかったのかなあ、ここ。「間違えました」で一家惨殺じゃシャレにもホラーにもならないよ。うかつにもほどがある あいつ。 この終盤でちょっとがくっときちゃったんだけど、画がしっとりとして品があるし、名のあるスターの競演は観ていて楽しかった。子役も可愛い。 例によってぼんやりの私に真相が途中で読めるはずもなく、妄想から覚めたときの廃屋の描写はそれはそれはショッキングでした。 愛娘たちとの別れを決意する炎の中のダニエルは、こちらをもらい泣きさせるほどの力演でありました。蝋人形タイプのイケメンの彼ですが、本作の父親役は情感にあふれててなかなか良かったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-01 00:07:01)(良:1票)
894.  ビューティフル・マインド 《ネタバレ》 
リアルな妄想と壊れる生活。妄想が妄想なんだと気付く、というのは残酷なものだなあ。「帰ってくれ 消えてくれ!」と友人親子と諜報部エージェント(いつも同じ格好だ 確かに変だ)に叫ぶR・クロウは真に狂気と紙一重の迫力でした。 ただなあ。天才数学者のぶっとんだ身の上話ゆえ、共感するというわけにもゆかず、「た、大変ねえ」という感想がせいぜいのところであります。 クロウとジェニファーの老けメイク(CGなのかな)は凄い技術ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-10 23:28:21)
895.  サルバドル/遥かなる日々 《ネタバレ》 
人間が悪魔たりうる証明のようなフィルム、おぞましいし救いが無い。右も左もしまいには生活のためにと立ち上がった農民ゲリラすら、殺戮に突き動かされるように殺す殺す。敵を捕虜を女を子供を。 O・ストーンの怒りはいつでも真っ当で、直球だ。ごもっともすぎるきらいもあるけど、こんな凄惨な出来事も伝えられないと、「無かったこと」にされてしまう。特に母国アメリカを糾弾する姿勢は立派だと思う。 非人道的なんてものじゃない地獄の中で顔も心も明るさが削がれてゆくJ・ウッズの熱演が印象的。酒をあびて女遊びにも明け暮れなきゃ、とても正気を保てない主人公を演じるのは消耗しただろうなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-09 01:10:47)
896.  スターマン/愛・宇宙はるかに 《ネタバレ》 
カーペンターらしからぬ、まっとうで素朴な(?)純愛SFといった趣。真っ当すぎてなんか垢抜けないというか ヒロインは地方のミスコン上がりの容貌だし追手も迫力に欠けるし全体的にシャープじゃないというか。 だけど良いトコもありますよ。J・ブリッジスの表情1パターン宇宙人演技は悪くないし、バンビが生き返る感動小ネタを交えたり、ヒロインいきなり撃たれたり、と予期せぬ展開の連続でここらへんはさすがカーペンター、中だるみはいたしません。 ラストの予算切れを想像させるUFO登場場面の精一杯といったCGと、某アニメを彷彿とさせるサブ邦題はご愛嬌ですな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-02-09 01:25:49)
897.  unknown アンノウン(2006) 《ネタバレ》 
記憶喪失プロットはすでにいくつもあるところを、あえて果敢に挑んだ監督のやる気はとても伝わります。 何しろ、大胆にも5人全員の記憶をとっぱらってしまう。それによって生じる互いの疑心暗鬼なドラマもなかなか見ごたえありましたし、「こいつが犯人でこっちが人質だろう」というワタシの読みは見事に外れたしで、けっこう面白かったです。 だけど、張り切りすぎて「もう一転」と欲張ったのが結果蛇足な感じになってしまいました。女が絡むくだりはやっぱりとってつけ感が大きいです。途中何度もバシャバシャと挿入される記憶映像にさらりとでもいればねえ、まだ。(いなかったよね?)
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-28 23:57:08)(良:1票)
898.  バンディッツ(2001)
大して期待せず観始めたら、これが意外と面白かったですね。ラストにはキレイに引っかかったので、その快感が後引いたのかも。 C・ブランシェットはほんとに上手いなあ。顔がクール・ビューティ型だから本来こういう尻の軽い愛嬌取り得キャラではないのに、どっちつかずながら不思議と男が手放したがらない天然女を好演。この人の佇まいの快さで引っ張った作品ともいえましょう。 B・ボブも彼の持ち味が活きてて悪くない。やや見劣るのはB・ウィリスか。“女を譲る”なんてできそうにないもの、この人。ちょっとやりづらそうだったかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-24 18:15:03)
899.  エミリー・ローズ 《ネタバレ》 
てっきりよくあるオカルトものかと思ったら意外や法廷劇へと展開していきます。新しいことは新しい。宗教観が大きく左右する議題を、司法の場に持ち込むとはこりゃまた難しいなあ。被告側が“悪魔憑き”を前提に弁論を開始した時には「これ勝てないっしょ」と思いますよね。キリスト教圏の陪審員の皆さんが一生懸命考えてオトシ所を見つけた、言うなれば「人類の知恵」的な判決(とプラスα)には敬意を表したくなりました。 ローラ・リニーの周囲にまで怪奇現象が起こる、一連の演出は実話ではなく創作なのでしょうが、ちょっとやり過ぎですかね。こんなとこでホラー色が強くなったために、法廷劇の行方に集中できなくなっちゃうもんね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-24 00:47:45)
900.  ミュンヘン 《ネタバレ》 
いや、そうだよ キリが無いんだよテロ行為なんてのは。今の時代皆知ってるよ。ラストのE・バナの台詞「こんなことを続けても終わりが無い」とはまたずいぶんと分かりきったことを言わせたもんだ。巨匠をもってしても、テロを扱った題材ではベタなオチにしかならないということか。 モサドの秘密暗殺員のリーダーとしてスタートした当初は“国を守る”という使命感と確信に満ちていた主人公。けれど日が経つにつれ、“殺し”に厭いてくる。彼も仲間も。オランダ女の殺害は全くの私情によるもの。しかも遺体まで辱めやがって、なにが誇り高きイスラエルだ。自分たちもそのことに気付いている。ベクトルがずれてしまっていることに。大義を失ってしまっていることに。ここまでくると、自室の電話機は分解し、マットレスの下を確認し、挙句クローゼットの床でしか眠れない爆弾恐怖症を発症してしまうのだ。もはや祖国すら信じられない。 あのさ、エルサレムにサッカーリーグを作ったらどうかな。ルールは厳密に各チームイスラエル国籍の者と、パレスチナ人をきっちり5:5の構成にすること(控え含む)。もちろんこんなことで積年の憎悪が一朝一夕に霧散するとは思えない。けれど、パレスチナ人のエースストライカーを、イスラエルの人々が歓迎するなんて考えただけで痛快ではありませんか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-12-09 00:48:11)
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