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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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901.  バンガー・シスターズ
ゴールディ・ホーン、この時57歳ですか…。ホントにこの人は何歳になっても変わりませんね。勿論キレイな人なんですが、この人の場合は昔から57歳の本作に至るまでずっと可愛いとかキュートという言葉が似合う。日本流に言えばもうすぐ還暦という年齢。しかし本作でも凄いカッコしてますが、見事に何の違和感もありません。  作品の方は下手をするとオバサンのバカ騒ぎで終わってしまいかねない所ですが、スーザン・サランドンは弾けて以降はちょっと苦しかったもののゴールディの魅力が出まくっており、ジェフリー・ラッシュもちょっと心を病んでいるおじさんを実に巧くコミカルに見せていて、強引ながらも最後は心温まるいいお話にまとめました。そんなゴールディも今年で66歳。近年はなかなかお姿を見せてくれる機会がありませんが、今どんな風にお年を取られてるんでしょうね。
[映画館(字幕)] 5点(2011-05-04 22:42:58)
902.  サボテンの花
ウォルター・マッソーが主演で脚本がI.A.L、確かにビリー・ワイルダー・タッチの非常に良くできたコメディでした。さて、ジャック・レモンはどのタイミングで登場するんだ?という感じでした。  1つの小さな嘘がとんでもない方向に展開し、色々な人物が出入りしますが相関図がとても単純で分かりやすい。特に2度挿入されるバーでの複雑な事情が絡み合った人間関係の見せ方なんて凄く面白いですよ。最後はやはりあの2人がああなり、その2人がそうなりましたか、という分かりやすい結末ですが、何とも素敵なハッピーエンドでした。  見る前はミスキャストなんじゃないか?と思えたイングリッド・バーグマン。しかし彼女の演じたちょっとお堅く生真面目な女性像が作品にいい面白さと人間関係に程よい緊張感をもたらせていたし、もう一人の女性、何一つ悪気は無いんだけど、真面目に話を複雑にしていくゴールディ・ホーンの存在もまたどんどん話を面白い方向に発展させていく。ゴールディに関して言うと、色々と彼女の映画を見た後に本作を見ると別人のようですね。僕にとってはもう少し後になってからのゴールディの方が可愛らしく見えるんですよね。
[DVD(字幕)] 8点(2011-05-04 21:57:42)(良:3票)
903.  昔みたい
とにかくゴールディ・ホーンが可愛い作品です。ゴールディが夫と元夫の2人の対照的な男の間で心が揺れ動くラブコメ。2人の男は順風満帆のエリート人生を歩む夫、チャールズ・グローディンと犯罪に巻き込まれ逃亡生活を送る元夫、チェビー・チェイスという手堅いキャスティング。ゴールディはパワフルなコメディエンヌですが、本作は職業柄ちょっとだけ大人しめです。  脚本はニール・サイモン。このキャストの割にはドタバタ度数は低めですが、ウィットに富んだ彼らの絡みに台詞が楽しく、この3人の関係の結末は可笑しくもちょっと切ない、と思っていたら最後はやっぱり可笑しなサイモンらしいラブコメでした。チャールズ・グローディンは本作といい「ベートーベン」シリーズといい、犬とのコントが上手い(笑)人です。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-05-04 21:41:54)
904.  ハウスシッター/結婚願望 《ネタバレ》 
スティーブ・マーティンとゴールディ・ホーン。僕の大好きな二人がコンビを組んだ陽気なアメリカン・ラブコメです。表情を観ているだけでも飽きないスティーブと、こちらも顔の表現力が豊かで本作でもやっぱり可愛いゴールディ。ストーリーの方は偽装結婚のはずが一緒に暮らすうちに最後は・・・。というあまりにも分かりやす過ぎるラブコメの定番のお話なのですが、この安心して楽しめる気軽さがこんなラブコメのいい所。あとは監督や俳優陣のウデの見せ所となる訳ですが、この2人が大好きな僕にとっては息もピッタリの楽しい共演を存分に堪能させてもらえた作品でした。
[DVD(字幕)] 6点(2011-05-03 09:43:57)
905.  ファール・プレイ 《ネタバレ》 
楽しかったなあ・・・。参りました。これは素晴らしい映画でした。 序盤、ゴールディがドライブ先で出会った男と街で再会するが、意味不明の謎の言葉を残して死ぬ。こうしてゴールディが陰謀に巻き込まれていくミステリ・サスペンスの始まりも、その後の展開も、全く違った楽しませ方でヒッチコックの「知りすぎていた男」を髣髴とさせます。  白色症の男、顔に傷の男、小人といった謎の登場人物が次々とテンポ良く登場し、ゴールディに危険が迫る。他にも随所に挿入されるサスペンスの仕掛け、演出が見事。  しかし本作はこれだけで終わらない。笑いドコロがふんだんに盛り込まれており、お笑い担当ダドリー・ムーアが登場の度に爆笑させてくれます。1つ間違うと作品にとって邪魔になりかねない存在ですがその登場のさせ方、タイミングも素晴らしい。また、事件の鍵を握る正体不明の小人。しかしこの「小人」で笑わせるあたりも実にニクい。  ラストもロマンティックでユーモアにあふれるハッピーエンドを用意し、随所にヒッチコックへのオマージュが感じられる作品でした。冒頭の切なさを感じさせるバリー・マニロウの主題歌とゴールディがドライブする風景。この70年代の映画らしい寂しげな雰囲気もいい。未だDVD化されていませんが(70年代から80年代前半のゴールディの一番いい頃の作品って何故かDVD化されてない映画が多いんですよね…)なかなか鑑賞の機会が無く埋もれているのがあまりにも惜しい傑作です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2011-05-01 17:54:56)
906.  サブウェイ・パニック
くしゃみと「お大事に」をそういう風に持ってきましたか・・・。巧いですね。ラストのウォルター・マッソーが見せるどや顔も最高でした。1分、いや秒単位を争う緊迫感、その一方で、犯人との交渉役がマッソーではなく、クールな印象を与える俳優でもそれなりの作品になっていたかもしれませんがマッソーお得意の、のんびりしたおとぼけ感が本作のいい味なっています。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-05-01 17:37:21)
907.  アリスの恋 《ネタバレ》 
夫に先立たれた35歳の母と息子の幸せを探し求めてのロードムービー。 母を演じるエレン・バースティンはよく泣くしよく怒ってもいる。その度に彼女が可愛くも見え、ふてぶてしくも見える。彼女の持つ強さと弱さを見事に演じ分ける。しかし、一番印象に残った彼女の表情は2つ目の町でクリス・クリストファーソン演じる牧場主の男のプロポーズを受け入れた時の幸せそうな満面の笑みなのでした。ごつごつとして不器用な面々が揃うこの町のカフェの人間模様も良かった。  女性の自立というテーマと共に、終盤には息子と牧場主が2人で牧場で遊び、ギターを習う様子からは少年にとっての父親の存在の意味も感じ取れます。上手くいかない時もいい出会いがいい方向に導いてくれて幸せなゴールが待っている事もある。この旅も当初の目的地にたどり着かず、1つのいい出会いがきっかけで途中で滞在したこの町が旅の終着地となりましたが、これも人生というものなのでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-26 22:22:15)
908.  アリス(1990)
ウディ・アレンの他の作品でも見られる、ある程度の長さの人生を生きてきた女性の自分探しというテーマ。本作の主人公はリッチな男と結婚して15年。子供にも恵まれ誰もが羨む人生のようではあるけど何かが違う。これが本当に自分が望む人生なのかと思い悩む少々内気な人妻。ミア・ファローはこんな役をとても可愛く演じますね。アレンらしくテンポのいい語り口で挿入される笑いドコロも楽しい。部分的な楽しさや、軽いコメディタッチの大人のファンタジーで見やすさはある作品で雰囲気は嫌いではないのですが、全体的には主人公のアリスをはじめ、登場人物の身勝手な行動をずっと見せられているだけのような気がしました。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-04-23 19:02:53)
909.  12人のパパ
スティーブ・マーティンのいい味がよく出ていて、ボニー・ハントのきれいな肝っ玉母さんぶりも良かったです。家族の物語としては終盤はかなり一気に家族に起こっている問題を片付けてしまいましたが、コメディとしては途中は楽しかったしこの手の映画は幸せな家族の姿で終わるのが基本だしこれでいいんじゃないかと思います。ただ、子どもの数が多すぎで、大した役割が無く最後まで名前が覚えられない子どもが一杯いましたね。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-04-21 00:38:09)
910.  スパイ・ライク・アス
ジョン・ランディス監督にチェビー・チェイス&ダン・エイクロイドのコンビによるユルユルのスパイ・コメディ。ランディス監督もこの2人も大好きな僕にとってはそれなりに笑えるシーンもあったものの(序盤の海外勤務適性テストの会場での2人のコントとか)もっと敵地に潜入して以降に派手にバカやって笑わせてもらいたかったですね。意外と笑いドコロが少なかった。このユルいスパイ・コメディにあって一人マジメに仕事をした?エルマー・バーンスタインの壮大な音楽が逆に笑えました。最後は結構グダグダですが、アメリカとソ連、東西冷戦が下地にある中で、核兵器による世界の滅亡を回避すべく最前線で両国の要員が仲良く共同作業するユルさが微笑ましかったです。 
[DVD(字幕)] 5点(2011-04-16 22:26:04)
911.  シー・オブ・ラブ
犯人はどうやら女らしい。その女をあぶり出すために策を打つ。刑事がそこに現われた犯人かもしれない女を愛してしまうという、どこかで見たことがありそうな展開ではありますが、真犯人は誰なのかという点は重要ではなく、愛してしまった女がクロなのかシロなのか、この一点だけで楽しめる作品でした。エレン・バーキンの妖しい魅力が良く出ていたしパチーノも頑張って抑えた演技をしていました。個人的にはオーバーアクト・パチーノが好きなのですが元女房が忘れられない哀愁を感じさせ、冒頭の犯罪者をおびき寄せるヤンキースファンの集いに遅刻してきた息子連れの男を放免してやるなど冴えないけど愛すべき人間味を感じさせる刑事ぶりが良かったです。その相棒のジョン・グッドマンもいい味を出していたし、なかなかのいかしたコンビぶりでした。
[DVD(字幕)] 6点(2011-04-15 21:44:01)
912.  リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)
リック・モラニス演じる冴えない花屋の店員と彼が思いを寄せるエレン・グリーンの主演2人に、 イカれた歯医者のスティーブ・マーティンに、そのイカれた患者のビル・マーレイの濃い2人のコントにジェームズ・ベルーシにジョン・キャンディと、出番は少ないけど濃い存在感全開のサタデーナイト・ライブ組も多数出演のキャストが最高!  ミュージカルシーンは楽曲もいいし、街や建物の形状を上手く利用して姿を現す3人のコーラスのお姉さんの登場のさせ方も巧いです。成長したオードリーⅡがリードボーカル、その子株たちがコーラスっていうのもいいじゃないですか。  ラストはバッチリハッピーエンドですが、シーモアの犯した罪はいいのか?まあ、宇宙から地球を征服に来た謎の植物を倒して地球を守ったんだから不問にしておきましょうか。どうにもアホな設定と登場人物のホラー・ドタバタコメディ・ミュージカル仕立て・・・欲張りな設定を上手く纏め上げたフランク・オズ監督。流石です!
[DVD(字幕)] 8点(2011-04-12 21:36:04)
913.  女はそれを我慢できない
マリリン・モンローと並び50年代を代表するセックスシンボル、ジェーン・マンスフィールドに目が釘付け!のゴキゲンな当時のヒットナンバーに乗せておくるとても楽しいラブコメです。  共にブロンド美女でそのダイナマイトぶり、甘ったる~い話し方、それでいて可愛らしさがある。そして2人とも若くしてこの世を去っています。マリリンとジェーン、共通項の多い2人ですが、(ゴージャスさではジェーンが凌駕していますよ!)マリリンの方が数年早く世に出てきたんですよね。  マリリンと比較するとジェーンは語られる事も少なく忘れられたスターのような存在ですが、もしジェーンの方が数年早く世に出ていれば、ジェーンがマリリンのポジションにいたのかもしれませんね。  お話は至って無邪気なラブコメ。マリリンの50年代の「百万長者」「紳士は金髪がお好き」などもそうですが、この頃のコメディの持つ雰囲気に彼女達のキャラクターが見事にはまります。  本作ではジェーンが町を歩けば男達は仕事の手も止まりみんな彼女に釘付けになる。彼女がそばを通れば氷屋の氷が溶け出して、アパートのオッサンは彼女を見た衝撃で眼鏡にひびが入る。また、音痴のジェーンが歌えば衝撃で電球が割れる。この頃のコメディのこんないい意味での無邪気さは今に見ると、とても楽しく微笑ましく感じられるのです。
[DVD(字幕)] 7点(2011-04-10 16:07:14)(良:2票)
914.  SOMEWHERE 《ネタバレ》 
俳優として成功し、金と名声を得てフェラーリを乗り回し、高級ホテルのスイートで豪華ではあるが享楽に溺れ堕落した日々を送る主人公の男が別居中の妻の元で暮らす娘をしばらくの間預かることになる。娘と共に生活するうちにもっと大切な何かに気付くという、ハリウッドの成功者を冷静な目で見つめた作品。  前半は享楽に溺れるこの男の派手な日々を見せる。中盤以降は娘と共に生活する静かな日々を、退屈なほどに実に淡々と綴っていく。そこには大したストーリーすら存在しませんがこの男が娘との日々で得たものが伝わってきます。娘をキャンプに送り届け、一人ぽっちになる。自分がいかに孤独であったかを思い知り、別れた妻に電話をかける。スイートを引き払い、何も無い荒野でフェラーリを乗り捨てて一人歩き出す所で実にあっけなくエンディングとなりますが、これは今までの自分を脱ぎ捨て、新たな人生を歩き出そうとしていたと思いたいラストでした。  娘役はエル・ファニング。日本で言うとまだ小学生ですが、とてもそうは見えない大人びた表情も、父と遊ぶときの無邪気な表情も、淋しさを父にぶつける表情もとても良かったです。監督はソフィア・コッポラ。父は言うまでも無く巨匠フランシス。ハリウッドの成功者を父に持つという点でエルが演じた娘と共通するのが興味深い。本作の父の描き方はさておき、自身が子どもの頃に感じた思いが投影された作品なのでしょうか。
[映画館(字幕)] 7点(2011-04-05 23:11:44)(良:1票)
915.  若草の頃 《ネタバレ》 
「オズの魔法使」で人々に愛されたドロシー。この時1939年。しかしその10年後頃からは常にジュディ・ガーランドにはスキャンダルが付きまとい、その後も素晴らしい映画がありましたがあまりにも短い生涯でした。よって、本作の頃が最も彼女が輝いていた、まだ二十歳を過ぎたばかりの彼女にとっても若草の頃でした。  そんなジュディが歌う数々の素晴らしい歌も心温まる家族愛の物語も楽しく感動的な作品です。冒頭、家族が口々に歌う”セントルイスで会いましょう♪万博で会いましょう♪”から楽しく、中盤の路面電車のシーンの素晴らしさ!女達の色とりどりの花をあしらえた帽子と衣装、歌うジュディ、その曲の高揚感。ジュディ演じるエスターの心も、万博がやって来る街の高揚感もが見事に伝わってくるシーンです。  エスターと優しい姉がいて、可愛い妹達がいて、両親にお爺ちゃんに兄にお手伝いさんに至るまで家族皆が魅力的でそれぞれの作品の中での存在感がしっかり出ていています。元気いっぱいのジュディを中心に明るく仲睦まじく暮らす家族の姿が描かれ、幸せなクリスマスに続き家族愛と家族それぞれの故郷を愛する思いが伝わってくる万博会場でのラストも実に感動的でした。
[DVD(字幕)] 9点(2011-04-03 01:09:48)(良:2票)
916.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
これは実在する元チャンピオンのボクサーを主人公としたボクシング映画ではあるのですが、同時に兄弟愛、家族愛のドラマとしても心に残る映画でした。  無口で真面目な主人公のミッキーに対し、ジャンキーの兄貴と試合のプロモートに口を出し、息子のボクシングに介入しまくる母が、前半はミッキーにとって邪魔な存在にしか見えない。その見事にアクが強い演技を披露したクリスチャン・ベールとメリッサ・レオの2人の助演賞コンビはやはり良かったです。特に途中からはボクサーの弟のサクセスストーリーよりも、このイカれた兄貴がどうなっていくのか、そちらの方が気になってしまうほどベールの本作における存在感が際立っていました。  一方ノミネート止まりでしたが、ミッキーの恋人を演じたエイミー・アダムスも良かった。本作のような気が強く逞しさが前面に出るこんな役の彼女は初めて見ましたが、今後もっと色んな役の彼女を見てみたいです。  兄と母だけでなく、いっぱいいたミッキーのお姉ちゃん達も弟の恋人にアバズレだ何だとイチャモンを付けまくる。しかし、それでもこの家族は互いを応援し合ってるんですね。ミッキーのことを応援するのは勿論なんですが、兄貴がムショから戻ってきた時にジムで家族総出で手作りのお帰り!のボードとケーキであたたかく歓迎する。存在感は薄かったですがお父さんもちゃんとその場に一緒にいる。その直後に兄貴は悪友の溜り場に別れを告げる。ミッキーも魅力的なベガスからの誘いを蹴って小さな町ローウェルに残り家族と共にチャンプを目指す決心をする。ミッキーのボクサー人生を通して描かれる兄弟、家族の絆の物語が心に残る作品でした。
[映画館(字幕)] 7点(2011-03-29 19:46:43)
917.  トランスアメリカ 《ネタバレ》 
ある事情から初めて会うことになった性同一性障害の父と、義理の父から虐待を受けて育ち犯罪に手を染め始めていた息子の2人旅を描いたロードムービー。性同一性障害や虐待、他にも数多くの人種や宗教を抱えるアメリカらしい問題を挟みながら旅は進みますが、ゆったりとのんびりとしていて程よい軽さがあり予想以上に見やすい作品です。  心に傷を負った2人が少しずつ打ち解けていく過程、グレていた息子は少しずつ素直さを取り戻し、父は少しずつ親らしい言動になっていく過程の見せ方も無理が無く、淡々とした旅の道中に挿入される様々な出会いもいいし、互いの故郷を訪れながら2人の過去が少しずつ明らかになっていく見せ方も実によく練られています。  見渡す限り何も無い砂漠の風景に、野宿の夜の焚き火を囲んでの語らいに、ヒッチハイクに、途中からはトラックの荷台にカウボーイハットの地元のオッサンと一緒に揺られ、その合間に現われる小さな町・・・流れる音楽は勿論カントリーミュージックがよく似合う。のんびりとしたアメリカン・ロードムービーの良さを随所に見せてくれる旅の風景もとても良かったです。
[DVD(字幕)] 8点(2011-03-22 21:10:19)(良:1票)
918.  キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー 《ネタバレ》 
時は30年代、大恐慌の時代。厳しい時代にも元気一杯で新聞記者になりたいという夢に向かって明るく前向きな女の子キットを演じるアビゲイルの魅力溢れる作品です。そんなアビゲイルをはじめ、いつの時代にも元気一杯の子ども達の強さや可愛らしさが微笑ましい。  冒頭から家を差し押さえられた隣人、職を失ってシカゴに出稼ぎに出ざるを得ないパパ、家も仕事も失った”ホーボー”の人々といった厳しい時代背景を見せる。しかし本作で描かれるのは、そんな時代だからこそ、そして昔も今も変わること無く大切な家族愛や友情や助け合いの精神。  厳しい時代にもめげることなく頑張るキットと助け合う周りの人々を描く前半、名探偵キットの大活躍を見せる後半の切り替え、テンポの良さも素晴らしく、ラストは家族もそうでない人達もみんなが集まって感謝祭を祝う。そこにパパが戻ってきて、キットの夢も叶う。素晴らしき予定調和の世界。こうなるとは分かっているのですが、本作のような映画はそれがいいですね。分かっていても最後はいい感動がありました。
[DVD(字幕)] 7点(2011-03-14 22:40:24)(良:1票)
919.  尼僧物語
いつものようにジバンシーを華麗に着こなしている訳でもなく、笑顔も少なく、お化粧も地味に見えます。しかし、本作のオードリーは本当に美しい。身も心もシスター・ルークになり切っていたかのようです。特にコンゴで患者のため献身的に働く彼女の姿が印象的ですが、終始信仰と自身の本当の思いとの間で心が揺れ動き自問自答し悩み続けます。作品としては非常に長く感じられましたが、そんな心の内を演じるオードリーの演技が素晴らしいです。オードリー自身の生涯を振り返ると、彼女自身の青春時代の戦争体験があり、晩年には女優を引退しユニセフ親善大使となり内戦状態にあったアフリカの国々を訪れました。そんなオードリーの生涯と重なる部分が非常に印象に残ります。
[DVD(吹替)] 6点(2011-03-13 20:16:36)
920.  マン・オン・ザ・ムーン 《ネタバレ》 
どこまでが嘘でどこからは本音なのか、どこまでが芸でどこからは本当の自分なのか。そこで決して万人に受け入れられるタイプではないですが実在したアンディ・カウフマンというコメディアンを演じたジム・キャリーの凄さを見せてもらいました。  前半からずっと彼の芸を見せる時間が非常に長い。僕はなかなか受け入れられない芸風でこの間はしんどい時間帯でしたが、これが終盤に効いてくるんですね。一方癌が分かってからラストまでは非常に短かったですが、この間をもう少し見たかったです。しかし自身の癌までもがギャグになってしまうとはなんという皮肉でしょうか。  実は本作で一番嬉しかったのがプロレスのシーン!本作が製作された99年、僕はWWF(現WWE)を夢中になって見ていた頃なのですが、南部の帝王ことジェリー”ザ・キング”ローラーが彼の地元メンフィスのリングのシーンで登場した時はビックリ。で、実況席で実況していたのがJRこと、ジム・ロス。この団体のプロレスを見なくなって随分経ちますが、思わぬ所でのキングとJRの2人との再会が嬉しい作品でもありました。
[DVD(字幕)] 6点(2011-03-08 00:09:44)
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