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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2011
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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81.  すてきな片想い
「りぼん」とか「別マ」に載ってたマンガみたい。片思いの甘酸っぱさ、賑やかな周囲と自信が無くて不器用なヒロイン像とか。もう王道すぎて話は至って平凡。 こういうのって読者が主人公にいかに共感できるか、が大事だったのです。モリー・リングウォルドという逸材を見出したジョン・ヒューズの慧眼には唸りますね。 一般の女子が共感するには美人すぎてはいけないし。ブロンド以外が望ましく、でも小顔でスタイルは均整がとれていて、ふくれっ面をキュートに演じられる。 「わたしでもモリーにならなれそう」このあたりの支持を獲得したモリー。大ブレイクしても、凄く洗練されもしなかったのがなんともいえず貴重で尊いのでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-22 20:34:23)
82.  エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 
数ある「ロス警察もの」の中でも屈指のドキュメンタリー感です。演技巧者J・ギレンホールとM・ペーニャが普通の公務員たる警官にしか見えないので、彼らの日常そのものに付き合ってるみたい。まさしくLA警察24時です。 奥さん役のアナ・ケンドリックもほどほどの中流美人なので‶一般感”がより強まった効果があり、キャスティングの妙味と思います。 ひと月の間に一体いくつ映画になるネタが転がってるんだろうというレベルの、極めてハードな勤務内容でにわかに信じ難いほど。しかし監督自身がこの犯罪多発地区で育ったというのだから、普通に「ある」のでしょう。薬物絡みの酷い犯罪も人種差別に起因する銃犯罪も警官への暴行も。それも毎日毎日。 ドキュメンタリーの題材レベルの事件が次々に起きて、でも一つ一つに丁寧に関わってる時間なんかなく流れてゆく日常と化している犯罪と隣り合わせのエリア。これってつまり地獄なんじゃないの。何とかすべきじゃないの、との制作の叫びそのものの映画。わたしが子どものころ、アメリカはもっと伸びやかな自由の国のイメージだったのに。心して観ないとふらふらになりそうだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-21 23:32:00)
83.  エンパイア・レコード 《ネタバレ》 
うわあー若いなあ、体力あるねえ、エネルギー有り余ってるねえ。曲をひとつかけるごとに身体が動くし(というか踊りだすし)、もちろん恋愛ごとには事欠かないし。バンドを組んでいつか俺も売れるんだとの夢を追う子も配置して、ベタすぎるほどの青春謳歌映画ですな。 店主も信じ難いレベルで鷹揚だし。売上金丸ごと使われたら、こうはならんでしょ。や、店の金勝手にカジノで溶かした件以外にも細部も全体も話としてはファンタジーレベルに甘くてゆるい。ストーリーを追うというより若い時の熱っぽさを思い出して!と言いたいのかな制作側は。 リヴもレニーもそういう役割では満点の存在感。若くて可愛くてお馬鹿で未熟。女子二人はここからブレイクですけど、男子はそれほどでもなかった。やはり脚本が全員を押し上げるほどの力が無かったからでは。 自殺未遂の子を除けば、皆が今で言う「陽キャ」なキャラクターで明るすぎて青春群像としてのバランスがやや悪い。もちろんこのお店の空気感が合う人もいるでしょうけれど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-19 23:20:17)
84.  ハンナとその姉妹 《ネタバレ》 
大きな起伏も事件もないのにどうしてか見入ってしまうアレン作品。人間てこんなもんだよね大悪人ではないけど日常にちょこちょこ魔が差す時があるし、気持ちの揺れは自分でもどうにもならない。 次々やってみる仕事は上手く行かないし、良かれと思って一生懸命日常をこなしても嫌味だと言われる。人物らの経験する事柄がわかるわかる、となるには観る者もそれなりの人生経験が必要だったりするのだなアレン映画は。わたし自身二十代にこの映画を観たときはおじさんおばさんばかりのつまんない映画という感想を抱いたものでした。 アレン監督、本作では肝の小さい病気恐怖症の男を演って笑いを取ってますが、いやあまるで自分を見ているようでした・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-16 23:14:59)
85.  狂っちゃいないぜ! 《ネタバレ》 
‶自分は仕事がデキる奴”とのプライド高い男がほんのはずみで生活を狂わせてしまう。新たに赴任してきたソリの合わない男のせいでもあり、その肉感的な女房のせいでもあり。や、本当は誰のせいでもなくて自己の心の問題でこうなったんだけどね。 役者らがリアルな人間造形に巧いので、よくある一人の男のちょっとした人生のつまづき物語が肌感覚が近く観られます。 キューザックがビリー・ボブに向ける複雑な対抗心。なんとなく畏れも抱いている心の内が表情にも滲みます。夫に浮気をバラしてドヤっているバカ女が若きアンジェリーナ・ジョリー、コミカルな演技もちゃんとできます的な今や大御所ケイト・ブランシェットもしっかりと脇を固めます。 航空管制官という特殊な職業事情も興味深かった。メンタルをやられて一旦退いた同僚が「どの段階まで復帰できるか」を賭けるという、一見身も蓋もない明るさがストレスフルな環境に対抗する術なのだろうなと思いました。凄い仕事だなあ尊敬します。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-13 22:58:08)
86.  タイム・トゥ・ラン 《ネタバレ》 
そんなに悪くない脚本だと思うんですけどね。短めの尺の中に起承転結をきちんと収めてますし、伏線回収も意外な驚きがありましたし。なのになんでこんなにB級臭が漂うのか。画だって安っぽくはありません。 本国での興行成績もサッパリだったというその理由はやっぱ「なんか似たようなの観たことある」っていうマタコレカ感を皆抱いちゃったからでしょうね。 乗っ取られたバス暴走設定なんかまんま「スピード」だし、マフィアの金強奪のくだりなんかはおなじみ金満パーティの画ヅラから銃撃から、もう何度となく目撃してきましたし。 役者陣もスクリーンにはめるには存在が軽く、テレビドラマが合うようなレベル。なまじデ・ニーロなんか放り込むもんだから、1人だけ「デ・ニーロじゃん」的重力が発生してバランスも悪いです。でもまあ、そんなに嫌いじゃないですこの映画。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-02 22:58:34)
87.  パトリオット 《ネタバレ》 
堂々たる歴史(多分に創作)大作の風格まである。エメリッヒだけど。大きくて広がりのある画はのびやかで爽快。十八番のディザスターもので発揮される監督の‶大げさ感性”がうまいことハマっていると思います。 なにぶん、画がキレイ過ぎるんですよね。建物の柱は真っ白だし女性のドレスや髪、軍服までパリッとキラキラしくて「お芝居用」感が半端ないけれどこれまた娯楽映画の文法と心得て楽しみました。 けれんみ溢れるエメリッヒのタクト、M・ギブソンのヒーロー像、J・アイザックスの悪者っぷり、濃い目の演出に皆うまく共鳴しています。 クライマックスのメル隊長が旗を振って士気を鼓舞し、崩れかけた陣容を立て直すシーンなんかもう米国民ならずとも血が沸く思いがしますしね。(単純)。フラッグというのは団結の象徴なのだな、と思い知るこの場面。旗手がメルギブなら画的にももう完璧です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-30 23:38:50)
88.  クロール -凶暴領域- 《ネタバレ》 
サメがついに月に行くに至って、もう出尽くした感のある凶暴生物映画。や、ネクストはワニでしたか。しかも制作にサム・ライミが名を連ねている。これは期待の一本。 で、サメは無理でもワニならなんとか闘えるのでは?と思ってしまったけれど。人間に有利な地上戦を封じられてしまうとは。しかも「屋内」が舞台のため柱や鉄筋といった家の出っ張りが邪魔になったり武器になったり、‶vsワニ映画”の脚本にこんなに情熱を捧げるとは実にあっぱれです。 B級映画ならではの「ワニに咬まれても主人公無双」状態はのどかで良いけれど、モブの人たちはかなり惨い目に遭っていて、その辺のスプラッタ描写も抜かりないです。 ワニの造型やリアルな洪水などCG技術のレベルの高さも一見に値します。なかなかにハイクオリティなB級ワニ映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-27 23:15:16)
89.  ワイルド・アット・ハート
感性の合わない人はオール引くであろう本作。リンチが苦手なわたしもなんと感想にしたら良いのかわからない。リンチって内容はともかく画はもっとキレイじゃなかったかしら、などと戸惑いながらの120分。 一つ一つのメタファーに意味を求めるからダメなんだろうなワタシの場合。場面転換に流れていく唐突なバーサンの顔とか太った半裸の女たちとか、考えたって分かるわけない。 意味不明瞭でもパルムドールなんだねえ。ヨーロッパの感性もわからん。 極めて個人的なこと言うと、キレてる男と女の逃避行なら‶トゥルーロマンス”タイプのが断然好み。娼婦みたいな恰好のローラ・ダーンよりパトリシア・アークウェットの方が可愛いし。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-04-20 23:26:12)
90.  デンジャラス・ビューティー 《ネタバレ》 
観る前は、ミスコン仕様に美しくなったサンドラ・ブロックが爆弾魔を取り押さえる‶チャーリーズ・エンジェルもの”と思ってました。よもやミスコンというフィルターを通して自らの偏見が修正されゆく「気づき」の物語だったとは。 撒き餌的な爆弾魔の扱いがどんどん雑になっていくし、ミスコン主催者が会場爆破を目論む動機がちゃんと描かれてないというテキトーぶりの割に、それなりに楽しく観られたのはサンドラの魅力のおかげ。どんな女優でも人気者になるには当たり役に巡り合える運を持っているものです。本作の「知能指数は高いけどガサツで男っ気なし」をキュートに演じられるのはまさしくサンドラ・ブロックしかいないわけで。 マイケル・ケインがおネエ型の業界古株役を上手く演ってて笑うし、コンテスト出場者の女の子たちも極力アクを抜いて感じよく描かれています。 ミスコンを今やセクハラの看板イベントとしてディスっているのかと思いきや、女子たちの努力と根性そして友情物語のエッセンスをまぶして後味良く仕上げている脚本、なかなか凄腕と思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-15 18:51:03)
91.  旅立ちの時 《ネタバレ》 
親の支配から精神的な自立を遂げようとする18歳の苦悩といえば、かのジェームズ・ディーンを想起してしまう。今作のリバーは時代が進んだせいか随分と親に優しいです。ハッキリ言ってこの両親は毒親以外の何者でもないと思うけど。 ちょっとプロットが現実離れし過ぎている感があって、あまり彼らの切迫状況に共感できなかったなあ。 長男が普通に恋をして親離れを望んで、両親もそれを受け入れざるを得なくなる。それだけのお話でした。もう少し山場を作るなり、盛り上げてもらいたかった。けれど若きリバーフェニックスが、その輝きを永遠に留めた一本として記念碑的な意義があります。存命であったなら、どんな役者になっていたかな。弟のように迫力あるクセ強な中年になったでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-04-08 23:22:05)
92.  透明人間(2020) 《ネタバレ》 
わたしこれけっこう楽しく観られました。透明人間という古からの王道SFに臨む果敢さが評価できますし、ちゃんと脚本も練っていてホラーぽいカメラワークも良いです。かのケビン・ベーコン版透明人間に酷い目に遭わされた記憶があるので、トラウマ払拭できて良かったです。 透明になったら無敵ですやん。こんな奴に付け狙われたら反撃のしようもない。少なくともわたしの貧弱な発想力では何も思いつかないまま、ヒロインや周囲の人間がバタバタとやられる様を呆然と見守ることになる前半であります。あまりに絶望的なのでバッドエンドもの(最近多い)だったら嫌だなあと覚悟もしたのだけど、その分ヒロインの逆襲は大いにカタルシスを伴うものでした。なるほどアイツは「見えない」けど車を運転させたら補足可能、と。ペンキや消火器も大層有効ですね。覚えておこう。 エンドを迎えてやれやれ、と思っていたらもう一ひねり入れてきます。やり過ぎが興ざめになることもあるけど、基本的にこういう一生懸命考えた脚本は歓迎します。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-03 17:26:13)
93.  RUN/ラン 《ネタバレ》 
予備知識なしだったので、「ハンディキャップを負った我が子を健気に育てるシングルマザー」のハートフルな話と想定してしまったのです。や、震えましたよね。ほぼほぼホラーでしたわ。 ちょっとづつ「?変だなこの母親」との思いが強くなります。その不信感が主人公クレアとシンクロするような演出になっていて巧い。 高校を卒業しようという娘にスマホも与えない。大学からの合否通知を「まずあなたに渡すね」と言ってるわりには、郵便物が届いていると見るや車のドアも閉めずに郵便受けに突進してる。 クロエがパソコンのネットが遮断されていると気づいた時のその背後に浮かぶ母親の暗い寝室といったら、この演出には叫びそうになっちゃった。 中盤以降はクロエのサバイバル劇へと展開します。オチも含めて前半の不穏な空気感より数段パワーダウンしてしまうのは否めませんが、母親役のサラ・ポールソンの病的なまでの毒親ぷりは一見に値しますしクロエ役のキーラ・アレンも素朴で好感度高く、応援したくなります。車椅子の操作が上手いなあ、流れるような動作だなあと思いましたら、ご本人が日常車椅子を使用している女優さんだったとは。そう思って観ると、這って移動するシーンはこちらもより身体に力が入ってしまいますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-01 18:20:55)
94.  ラスト・クリスマス(2019) 《ネタバレ》 
ネタバレ!注意 「臓器提供者とのロマンス」って40年前くらいの少女漫画でけっこう目にしたプロットでした。その後ぱったり見かけなくなったのは、題材のナイーブさゆえ扱いづらくなったからだろうか。だから本作を観たときはあまりの懐かしさにうわあ、って声が出ました。心臓移植の伏線は張っていたけど、すっかり忘れていた展開式がこの21世紀に使われるとは。 懐かしさは置いとくとして、お話の方はまあ普通。この二人にノレるかどうか、ですよね。個人的にヘンリーの顔がタイプじゃないので私はノリ切れず。セオリーどおり女の子は成長を見せるし、脇のエマ・トンプソンがきっちり固めるし(巧すぎてやや浮く)で及第点といったところ。 あの華美なクリスマス・ショップがすごく素敵だけれど、時期を過ぎたらどう衣替えするのかとても興味ありです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-30 22:12:16)
95.  リトル・シングス 《ネタバレ》 
あれ、思ってたんと違う。この手のサスペンスをあえてチョイスした大方の客の期待と違う着地じゃないでしょうか。 連続殺人事件にエリート捜査官と叩き上げの伝説刑事、捜査線上に浮かんだ怪しい男。この辺はサスペンスのセオリーの正攻法でたどっていて中盤くらいまではとても期待させる展開を見せます。 セオリーの大前提として、捜査する側は「正しい」ことが求められると思うんですよ。そうでないと凶悪犯をやっつけるカタルシスが得られないですもん。そこをひっくり返されるとは思わなかったなあ。 やらかしたラミは心バキバキに折れてぺしゃんこ、D・ワシントンの過去のPTSD大公開、インチキで相方慰めて公的捜査の大失敗は隠匿されて映画は終わっちゃう。 捜査する側が下手を打っても良いんですよ。シナリオ的には。むしろ人間味が増しますしねセブンのブラピみたいに。でもその場合犯人が捕まるもしくは真実がわかる、という両輪であってほしいな。 これでは事件も解決してないし捜査官二人のヘマに付き合わされただけでカタルシスゼロです。強烈な嫌悪感をもよおすバッドエンドでもないので鑑賞後のインパクトも薄いです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-25 18:26:24)
96.  ボーイズボーイズ・ケニーと仲間たち
少年期の瑞々しさと幼さが福袋みたくぎゅーと詰め合わさったような。観てて楽しいけれど、まとまりなく取っ散らかってる感もあって、まさに福袋。 今観ると演出や展開に抑揚が欠けててちょっと物足りない。一本の話に収束できてたらな、と思うけれど子どもらは皆生き生きしているし、子供時代の息づかいはそのまま今でもリアル。思春期に差し掛かる直前の時期の永遠性を獲得していると思います。
[試写会(字幕なし「原語」)] 7点(2023-03-20 11:10:53)
97.  ヒッチャー(1985) 《ネタバレ》 
かのスピルバーグ「激突!」型の不条理にホラー味をまぶした感。怖い怖い。殺人鬼の背景とか一切ないのね不条理だから。 怖がらせ方が上手い。洗練されていると言っていいほどに。ポテトから出てくる指はほんの手始め。しんとした署内に現れるのが、まず犬なんだよね。このじらし演出、十分びくびくさせられました。 殺人者も恐いけど、警察に疑われるというダブルのストレスも小心者のわたしにはかなりのものでした。 もうめちゃくちゃな状況の主人公にようやく現れた味方、ジェニファー・ジェイソン・リー。恐怖からの自己防衛本能が働いたせいか、わたしね彼女が無事なんだと思ってたんです。でも皆さんのコメント読んだらそうじゃない。がーーん・・。やだあ・・。
[DVD(字幕)] 7点(2023-03-18 14:49:12)
98.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
作品の熱量が大変に高いのは伝わるけど、面白くはなかったな。 奇想天外という触れ込みだけどそれほどびっくりしないです。メタバースとやらについては第一部できっちり説明してますし。 なるほど設定については分かった、となりながら第二部に臨みましたけどここからの展開のだるさはキツかった。同じ画を見せられるばかりだし、尺が長すぎです。飽きてしまって眠たくなってしまった。 画ヅラはガチャガチャしてるし、スクリーン映えする俳優もいないし、笑えるジョークでもないし、話が面白くない。わたしにとっての映画を観る喜びがひとつもない作品で、期待値が高かっただけに呆然と劇場を出ました。
[映画館(字幕)] 2点(2023-03-16 16:36:50)
99.  処刑人 《ネタバレ》 
シリアス寄りのクライム・ムービーと思って観始めたんですよ。見目スタイリッシュな兄弟、クラシックを聴きながら現場を検分するクセ強そうなFBI、マフィアが殺られてこれは血で血を洗う惨劇に発展するのだろうな、おっかないな・・・と。 いや、シリアス目線を捨てたのはどのあたりだったかな。デフォーが床を共にした相手(男)に「このオカマ野郎」(!!)と言い放ったトコだったかな。ここで点になったわたしの目はその後ずーっと点々のままでした。 わりかしすぐ殺られる悪役マフィア、キレいまいちのアクションシーン、主人公兄弟二人の狂気度の低さ等、バイオレンス分野最高峰のタランティーノレベルには及ばない。及ばないものの、怪方向へ振り切れたW・デフォーの貢献もあって、おやなかなか良いんじゃないかこの映画、と私的評価はうなぎ上りに。 デフォー、凄いもん。どんどん加速度増しの怪演だもん。仕草も表情もどんどんと。セルフパロディまでかますのかあ、そこがピークかと思いきや血も凍る女装ときたもんだ。参りました。 正直デフォーが凄すぎて兄弟側の主張「悪への社会的制裁」の是非についてはけっこうどうでも良くなっちゃった。 Pコートの着こなし方のお手本とW・デフォーの最高の仕事が観られる、わたしにはコレはそんな映画です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-03-09 17:58:27)
100.  ヴァンパイア/最期の聖戦
カーペンター印炸裂、みなぎるB級感。J・ウッズのやさぐれた凶悪な顔つきがともすれば吸血鬼よりヤバイ奴にも見えちゃって、風貌まで良い勝負でした。 嫌悪を催さない程度の血しぶきと爽快な「悪鬼滅殺」。 咬まれても焼いて消毒?すれば吸血鬼化をギリ免れる、という設定のユルさもまたカーペンターぽくて好き。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-02 22:57:54)
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