1001. グリフターズ/詐欺師たち
《ネタバレ》 この話のぶったまげちゃうとこは、まず“詐欺ありき”で「詐欺をやってる男女の話」ではないってことかな。A・ヒューストンすごいよ 息子が死んだって泣いてんのかと思ったら金集めてトンズラしちゃった。ヒューマニズムを見せちゃった方の負け。一観客の私も大敗して呆然自失。 [ビデオ(字幕)] 6点(2012-03-13 00:16:48) |
1002. 告発の行方
ジョディ・フォスター。知的で通る彼女が、軽薄で偏差値低そうなレイプ被害者を熱演、すんごい女優だなあと印象強かった。この映画を女同士で話しているうち、話題は職場でのセクハラに移り、憤慨した友人が「だからさあ、そんな男どもは自分より屈強な、例えば黒人の大男なんかに公衆の面前で掘られるとかすれば分かるようになるんだよ」と言い切った。大いに同意する空気がその場を支配した。 [映画館(字幕)] 6点(2012-03-09 18:02:23) |
1003. メイド・イン・ヘブン
前半の甘甘っぷりはちょっと苦手でしたけど、地上に降りてからの展開はなかなか切なくて。神様が用意してくれた人生ってのはけっこうシビアなもんだなあと、タイトルのロマンチックさに惹かれて観たので意外な思いがしました。 [地上波(吹替)] 6点(2012-02-21 13:15:37) |
1004. ストレンジャー・ザン・パラダイス
なんか、無口なんだけど時々ぽそっと口にする科白がじわっと面白いクラスメートがいたのを思い出した。そんな感じ。全編観終わっても煙に巻かれたような気分だけれど、いやな気持ちではなかった。エスター・バリントがクールで綺麗だし。 [映画館(字幕)] 6点(2012-02-20 17:45:27) |
1005. バットマン リターンズ
猫顔M・ファイファーのキャット・ウーマン、彼女の存在で作品に艶が出た。哀感漂うペンギンと美しい猫女、彼らに比べてバットマンがちと押され気味。もすこしがんばれ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-07 00:52:48) |
1006. ラビリンス/魔王の迷宮
お子様向けな内容ではあるけども、美術は丁寧に作られてるし、けっこう腰の軽いボウイ様がやる気満々で引き受けた魔王が妖しくて美しくて、いい年して映画館で2回テレビで1回観ました。楽しかった。 [映画館(字幕)] 6点(2012-01-30 18:24:03) |
1007. ロンゲスト・ヤード(1974)
《ネタバレ》 そうか、単純にスポ根ものとして観れば良かったのか。便利屋の彼の件がほったらかしだし試合に勝ったその後は?と気になってしまったんだが。もっとこてんぱんに所長をやっつけてほしかった個人的には。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-22 17:01:15) |
1008. ナインハーフ
J・テイラーの曲がお洒落で映像が綺麗でキム・ベイシンガーに大人の女っぷりを見せてもらった。印象は強く残ってるけども、面白かったわけではない。隠れM・ロークファンだった私ですが、この映画で彼にやられたわけではありません。 [映画館(字幕)] 6点(2012-01-17 13:22:53) |
1009. 愛と哀しみの果て
《ネタバレ》 夫の浮気あり性病感染ありロマンスあり経営破たんに永遠の別れ、ときた。はあ。「女の一生劇場」を見せられたようなおなかいっぱいになる濃厚さを、アフリカの広大な自然が見た目の伸びやかさでうまく中和してくれている。ロマンスの二人がM・ストリープとレッドフォード・・って今ひとつ食指が動かないんだが。でもほとんど地球創生のような圧倒的な大地に押し負けせず、堂々演じきるにはこれ位大物感のある二人じゃないとだめなのかも、とも思うけど。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-27 02:02:20) |
1010. マルコヴィッチの穴
《ネタバレ》 こんな状況をありかナシかで言えばあるのかも、と思わせるのが凄い。シュールな手触りが新しい前半の方が断然面白い。絶妙に低い天井に、なんでか異を唱えず首まげて職務をこなしている社員たち するっとズレる会話 困惑する人形師。じわーっとくる。街角でワイセツな人形劇を子供の前でやっちゃって「バカヤロー」と殴られるシーンに笑った。私も殴ると思う。 [DVD(字幕)] 6点(2011-12-24 01:59:15) |
1011. フォーリング・ダウン
脂ぎってないM・ダグラスが実に斬新。 [映画館(字幕)] 6点(2011-12-20 01:53:00) |
1012. 殺しのドレス
《ネタバレ》 デパルマの趣味全開というか、やりたい放題ですなあ。本筋と無関係なトコで怖がらせてどうすんの。性病感染者のアイツ、犯人ちゃうんかーい。一体何のために(?)診断書でビビッたんだ私。ミセス彼女、パンツはいてないの気付くの遅くないですか?ま、でも、カメラワークは冴えに冴えてエレベーターや地下鉄逃走劇など本筋でもちゃんと怖い思いできました。 [地上波(字幕)] 6点(2011-12-20 00:44:24) |
1013. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 エリカが私怨にとどまらず、直接には関係の無い殺人を次々犯してしまうとこが人それぞれ意見の分かれ目。コンビニでは正当防衛だし、冒頭の暴漢に復讐することについては異議を申し立てる人は少ないのではないかと思われる。映画作品としてのメッセージはわりと明確。タイトルはbrave oneで、エリカは生き残る。けれど、犬を取り返したとはいえ、「以前のようには戻れない」とも言わせてるわけで。殺人の代償をこれから払っていかなければならないエリカの後姿に復讐を遂げた達成感はまったく無かった。年齢を重ねても、きびきびと動きの良いジョディがスマート。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-12 00:58:40) |
1014. 潜水服は蝶の夢を見る
《ネタバレ》 難病を扱った作品はやはり見ていてつらいのだけど、主人公の元ELLE編集長の彼の独白がドライで、からりと話が流れてゆく。「子供を見られるのは幸せだ」としみじみ言ったかと思うと、「自分を憐れんでるな、僕は」と自らを客観視する。元妻に愛人へのメッセージを言わせるくだりには、あんたねえ、とこちらが突っ込む余地も与えてくれる。彼の憎めない性格と、想像力の翼にのって波間に遊ぶ海辺のシーンの美しさに救われた。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-20 16:22:24) |
1015. ミッション:インポッシブル
この映画観て印象に残ってるといえば、E・ベアールが意外とちゃんと情感の伝わる良い演技が出来る女優さんだったんだなあ、と掘り出し物当てた気分になったことと、J・レノの存在感の薄さにやっぱり、と思ったこと。T・クルーズに特に文句はありません。が、終盤の列車上であんなアクションできるのはルパン三世ぐらいしか認められん。トムはルパンじゃないのでやや減点。 [地上波(字幕)] 6点(2011-11-09 00:01:50) |
1016. トッツィー
もう、きっちり仕事してくる演技達者なD・ホフマンと、対するジェシカ・ラングの軽やかな存在感。この対比が面白くて新鮮。ああ、太めの眉とふわっとした髪型。こんな元気印の女の子、いましたねえ。80年代を感じるなあ。 [地上波(字幕)] 6点(2011-11-02 00:39:11) |
1017. ザ・インタープリター
はっきり言ってストーリーそのものはあまり面白くない。シルビアのアフリカでの過去もざっくりしすぎてよく伝わらないし。相変わらずのS・ペンの熱演空回り。特筆すべきはキッドマンの美しさ。知性も感じる彼女の美貌が国連通訳の役柄にもすっぱりはまる。すらりと縦に長いスタイルに、さらりとまとめた金髪。全編ダークな配色でまとめたファッションが、ジャケットから普段着に至るまで素敵で素敵で。ぜひ参考にしよう、と意気込んだところでああ何もかもパーツが彼女と違いすぎるわぁと気付く寂しさ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-28 16:51:21)(笑:1票) |
1018. ファーゴ
《ネタバレ》 コーエン作品の中では、まだしもとっつきやすい。けど、見たことない料理食わされた気分。変な味だなあ、うまいかまずいかっていったら美味しくはないよなあ、みたいな。口に合うかどうか、がポイント。私にとっちゃ登場人物が一人残らずなんか変。穴だらけの犯罪を画策するディーラーも、身代金を値切る舅も、遺体を見てもミミズを見てもメシが食える妊婦の婦警もああ不気味だ。かどわかされた奥さんもさあ、無理でしょうがもちょっと落ち着け。この生理的な違和感、監督の思うつぼなのかしら。共感できたのはブシェーミのこの台詞のみ。「お前ら馬鹿じゃねーのかっ」犯罪者だけど、彼。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-10-10 17:56:16) |
1019. ハリー・ポッターと秘密の部屋
原作に忠実で、キャスティングと美術が満点。ハリーの映画で良いとこはこれだけです。エピソードを盛り込むのに一生懸命で、映画単体としてののびやかさには欠けてしまう。ポッタリアンとしては、画が素晴らしいので前作ともにこれはこれで及第点をあげたい・・でもロックハート先生、あれはないわー。全女生徒をノックアウトしちゃう美形の設定で彼ですか。ない。ベタでもいいからもっと若くてキレイなのを使ってー [地上波(吹替)] 6点(2011-09-29 15:43:15)(笑:1票) (良:1票) |
1020. キル・ビル Vol.1(日本版)
《ネタバレ》 タランティーノの日本に対するまっすぐな愛を感じる・・けど、ヘンテコアジア空間に飛び交うおかしな日本語(と英語)には赤面してしまう。困惑汗も出る。つっこんではいけない、これはマンガなんだから、と始終自らに言い聞かせなければならない映画というのもツライ。首が飛ぶのも、噴射する血しぶきももはや様式。vol.2もあるのかあ・・気にはなるけど勝手にやっててくれとも思う。 色々言ったけど嫌いじゃないです。冒頭からいきなり胸ぐら掴まれて、エンディングまで引きずり回された感じ。娯楽作品としてこの吸引力はさすが。つっこみ禁じてたけど、これだけは。ヤクザ滑舌悪すぎ。姐さんに失礼だろうが。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-18 18:20:40) |