Menu
 > レビュワー
 > とらや さんの口コミ一覧。64ページ目
とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
61626364656667
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1261.  チャイニーズ・ボックス 《ネタバレ》 
故郷である香港を離れアメリカを拠点とするウェイン・ワン監督による、中国返還に揺れる故郷香港を舞台にしたロマンス。  作品の始まりは1996年新年早々。そこで主人公のイギリス人ジャーナリストは白血病で余命半年の宣告を受ける。その半年後とは中国への返還の時期と重なる。  そのイギリス人の男の前に現れた、中国から渡ってきた女と香港の女。そしてもう1人、香港の実業家の男。香港の人々が中国返還が目前となり、人生の選択を迫られる時期を舞台にしたロマンス。  これは返還に絡む当事国、という関係なんだと思いますが、それぞれの関係のドラマが弱く、登場人物にも魅力が感じられませんでした。  冒頭の新年を祝うパーティーに「中国返還によって人権や自由が奪われることに抗議する!」と突然乱入してくる香港の若者。唐突にこんなシーンを挿入するあたりにウェイン・ワンの故郷の中国返還への複雑な思いを垣間見たような気がします。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2013-02-23 21:05:12)
1262.  パブリック・エネミーズ
マイケル・マンの作品は2時間越えの長いものが多い。長さが気にならない素晴らしい作品もありますが、本作は特に長く感じました。 30年代を再現する衣装や美術、マンお得意の銃撃戦などは見応えがあるし、デップもカッコいい。  しかし・・・。追う者と追われる者、この2人にジョニー・デップ、クリスチャン・ベールという2大スターを配した。こうした追う者と追われる者に2大スターを配した作品は、その2人の対決や駆け引きが大きな見どころの1つなのですが、残念ながら本作はそこがほとんど印象に残りません。  そして一番気になったのは、時に印象に残る台詞などもあるのですが、デリンジャーの人物描写の薄さでした。社会の敵№1と言われた男がなぜ民衆の支持を得るようになっていったのか。その辺の描写も弱く、伝記ものとしての評価も下がります。この時代をテーマにした映画は好きだし、本作もこの時代の雰囲気は悪くないのですが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-11-19 21:07:18)
1263.  走れ走れ!救急車!
この邦題からも、DVDのパッケージからも、おバカな典型的アメリカンコメディを想像してしまう作品。まあ、実際そうなんですけどね。  序盤から民間救急会社の可笑しな人間模様やライバル社との患者の取り合いなどのノリは楽しいのですが、銃にヤクに犯罪と隣り合わせの深刻なアメリカの現状の見せ方にはシリアスな一面もあり、軽~い救急会社の人間模様とのバランスは上手くいっていない感があります。  本作のお目当ての1つは紅一点のラクエル・ウェルチ。日本での知名度はそれほど高くないかもしれません。「ショーシャンクの空に」で独房を飾った歴代のハリウッドのセックスシンボル。リタ・ヘイワース、マリリン・モンローに続く3代目のポスターがラクエルなのです。彼女の演じるキャラが今ひとつ立っていないのが残念ですが、本作でも変わらずお綺麗なラクエル様がやっぱり魅力的なのでした。
[DVD(字幕)] 4点(2012-07-29 15:17:36)
1264.  ルームメイト(1992)
こうしたサイコ・サスペンスにしては怖さが無かったです。2人の容姿が重なり合うまでが長く、彼女の行動がエスカレートしていく前に彼女が徐々に不気味に見えていく過程がもう少し見たかったですね。  もう一つ、この手の映画は理不尽に危機に立たされるヒロイン(本作の場合ブリジット・フォンダ)ガンバレ!というか、共感できる人物の設定も肝心かと思いますが、彼女の行動も結構自分勝手でしたしね。  ただ、ブリジットがとても綺麗な映画でした。 
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-01 00:09:12)(良:1票)
1265.  ステップフォード・ワイフ(2004)
「ローズマリーの赤ちゃん」と原作者が同じということで、一見普通に見えるけど、得体の知れない隣人が住む場所にやって来た夫婦、といった共通点を感じますね。  僕のお気に入りのフランク・オズのコメディですが、コメディの要素は控え目。ミステリ、サスペンスなど色んな要素をもりこんでいましたが、どれも盛り上がりに欠けました。  しかし、カラフルな衣装や美術は見所。キャストの方はクリストファー・ウォーケンは持ち味十分の役ドコロだったし、テンションの高いグレン・クローズの怪演も楽しかったです。二コールもやはり存在感があったし、それだけにマシュー・ブロデリックがちょっと弱かったでしょうか。 
[映画館(字幕)] 4点(2012-04-22 13:03:41)
1266.  ラブ・オブ・ザ・ゲーム
もう先が見えているベテラン投手。哀愁を感じさせながらも、絵になっている。ケビン・コスナーが野球をしている姿はやはりいいですね。ポジションは異なりますが、コスナーがマイナーのベテラン選手を演じた「さよならゲーム」を思い出しました。  しかし本作は・・・。現在進行形の試合の途中に過去のことや女とのことを挿入するのはいいのですが、その一つ一つが長い。作品のテンポも悪くなってしまっています。  対戦相手ヤンキースの優勝がかかった敵地ヤンキースタジアムでの試合。監督・長年連れ添った捕手・ライバル選手との絡み方、とある関係があるヤンキースの若手選手の土壇場での登場のさせ方など試合の方は見所もあっただけに惜しい作品です。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-02-14 22:16:52)
1267.  マラソン マン
終始作品に漂う不気味な雰囲気はいいし、そんな雰囲気を象徴するようなオリヴィエが見事に不気味な存在感を醸し出す。特に拷問シーンが秀逸。そういう意味では退屈することなく見ることはできましたが、登場人物の行動やそれぞれの関係に曖昧な点が多くイマイチ話に入り込めなかったのが残念。40歳近いホフマンが学生役を演じますが、この人は本当に若く見える。冒頭からホフマンが走る。タイトルは「マラソンマン」。なるほど・・・。と思う冒頭でしたが、マラソンマンだったのはほとんど冒頭だけでしたね。逃走シーンなどでうまくマラソンマンの設定を使えなかったのかなと思います。 
[DVD(字幕)] 4点(2011-12-10 16:16:59)
1268.  アウトブレイク
急速に拡大するウィルス感染になす術も無い市民と、対策に立ち上がる人間のドラマを見せる前半は良かったと思います。しかし後半は軍内部の対立を見せる時間帯が無駄に長く感じられました。それよりも、ウィルスの感染源を捜索する人間と、それを待つ人々の刻一刻を争うドラマをメインに持ってきた方が良かったのではないでしょうか。 
[地上波(吹替)] 4点(2011-10-30 15:18:30)
1269.  ラブレター/誰かが私に恋してる?
香港のラブストーリー職人、ピーター・チャン監督のアメリカ映画。邦題の通り、一通のラブレターに振り回される小さな田舎町の人間模様をコミカルに描いたラブコメです。ケイト・キャプショーは80年代の映画は何本か見ているけど、99年の本作ではちょっとお年を感じますがアメリカのどこにでもありそうな田舎町に暮らす女性の生活感なんかがよく出ていたと思いますよ。作品としては地味なキャストで結構色んな人々が出入りするのですがどうも印象に残らない。しかしほのぼのした雰囲気に、そんな雰囲気によく合う音楽はいい映画でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2011-10-10 21:06:50)
1270.  テレフォン 《ネタバレ》 
ジョン・フランケンハイマー監督作「影なき狙撃者」を思い出すプロットですが、「影なき狙撃者」のような重苦しさはなく、その分緊張感は薄いですが見やすさのあるスパイ・サスペンスです。  アメリカに任務のため乗り込んだKGB少佐(ブロンソン)と手引きするKGBエージェントのアメリカ人の女。この女の背後にあるものも凝っていますが、男と女だけにこの結末は予測できる。この女の背後と真の任務もあり、この結末に向けての2人の葛藤や心理戦があるはずですが、そこが抜け落ちて何事も無かったかのように仲良くラストを迎えるのが惜しい。  ブロンソンvsドナルド・プレザンスの攻防戦も薄い。もっと一刻を争うサスペンスに出来たはずだと思うし、ドナルド・プレザンス演じるテロを誘発する男の冷酷さ、あるいは悲哀などの思いをもうちょっと感じさせて欲しかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2011-09-21 20:10:13)
1271.  雨に濡れた欲情 《ネタバレ》 
濃厚なメロドラマを思わせるような邦題ですが、全然そういう映画ではありませんでした。アメリカ軍が駐留する南海の小島に船の乗り継ぎのため滞在する事になったあまりにも自由奔放な女セイディ(リタ・ヘイワース)が島にもたらす騒動を描いた作品。  前半は若い女のいない島にこんなにイイ女がやってきたものだから兵隊達は大騒ぎ。そんな様子をコミカルに見せますが、真っ赤なドレスで酒場で歌い踊るリタ・ヘイワースが魅せてくれます。  ここまでは楽しいのですが、島の風紀が乱れる」とそんな様子を苦々しく見つめる神父が登場してから雰囲気が一変。セイディと神父の対決、と思いきや、セイディが改心。と思いきや、今度は神父が豹変。その果てに極端な行動に出る。  登場人物の心変わりに何で?と思うことが多く、最後は何事もなかったようにあっけらかんと明るいハッピーエンド。これでいいのかな?この頃のリタの作品は初めて見たので少しお年は感じましたが、それでもやっぱり彼女が魅力的だったからこれでもいいのかな?
[DVD(字幕)] 4点(2011-09-18 16:05:28)
1272.  幸せの始まりは
これまでにも自身で脚本を手掛け良質の人間ドラマを撮ってきたジェームズ・L・ブルックスの久々の新作。期待していたんですがねえ・・・。この三角関係、登場人物が出揃った時点で勝負はついている物語ですが、ラブコメというジャンルにおいてそれはよくある事なので問題は無い。その見えている結論に向けて共感できる筋書き、展開があればそれでいいと思うし、ヒロインは見ていて素直に応援できるようなキャラであればいいのですが、本作は残念ながらそういうものが感じられませんでした。ブルックスはそうした展開の組み立てや、登場人物の心の機微を描き出していくのが巧い人なんですが、本作は脚本にもそんな彼らしさが感じられませんでした。 
[DVD(吹替)] 4点(2011-09-11 17:11:14)
1273.  スーパー・マグナム 《ネタバレ》 
正義の死刑執行人ポール・カージー3度目の登場。しかし今度は愛する人を奪われて復讐に燃えるカージーが一人一人ワルどもを地味に処刑していく前2作とはガラリと異なります。  無法地帯と化した街に重機関銃でストリートギャングの大群を相手に市街戦をおっ始め、最後は対戦車バズーカ砲で至近距離からギャングのボスを建物の壁ごと粉砕!(バズーカでやられる前にあれだけ撃たれて普通に起き上がるボスに「オマエはターミネーターか?」と思ったら防弾チョッキ着込んでたんですね)  さすがに無茶すぎる展開だし前2作とは異なり、この展開に白髪が目立ち始めた初老のブロンソンは渋すぎる・・・。しかし、まだこの後もシリーズは続いてるんですね。この第3作まではTVで昔はよくやっていたので見ていますが、この後は見ていません。一体何作まで作られているんですか?
[DVD(字幕)] 4点(2011-07-17 11:15:55)
1274.  モナリザ・スマイル 《ネタバレ》 
リベラルな思想を持つ教師が超保守的な東部の名門女子大にやってきて、授業のあり方や学生達を変えようと奮闘する・・・と言いたい事は分かるし、雰囲気も嫌いな映画ではない。最初は噛み合わない先生と生徒。しかし次第に生徒達が先生の教えを理解するというよくある学園ドラマも嫌いではない。  しかし本作でどうも気になるのは、肝心のこの先生(キャサリン)の教え。もっと自由にという教えのはずのキャサリンが一番自身の主張を学生に押し付けているように見えて仕方がなかった。なので学生が先生の教えを理解していく過程が見えてこない。  さらに保守的な大学とキャサリンなど色々な対立軸もありましたが、特に解決を見ないまま大学を去る。よって惜しまれながら大学を去るキャサリンを生徒達が追いかけてくるというお約束の演出のラストも説得力がありませんでした。
[DVD(字幕)] 4点(2011-06-13 21:12:11)
1275.  メリンダとメリンダ 《ネタバレ》 
冒頭で喜劇派と悲劇派、2人の作家がバーで議論を戦わせている。そして2人が同じ状況で喜劇と悲劇のストーリーを語り始める。他のアレン作品でも見られる、こうした登場人物がその場にいない、あるいは架空の誰かのストーリーを語る映画。陽気な理屈っぽさがあるアレンらしい作品と言える。しかし喜劇と悲劇、2つのストーリーを見せるのですが100分ではちょっと時間が足らなかったか。本作でのアレンの主張は「人生は短いし、いつ突然そのエンディングが訪れるかも分からない。だから楽しもう。」あるいは「ある状況でその先の展開は喜劇になるか悲劇になるか、それは自分次第。」というところでしょうか。作品の語り部である作家がほとんど冒頭の問題提起とラストの結論にしか登場しません。2つのストーリーのラストが適当で、本作のラストの作家の台詞が結論付けをしており、作品の大半を占める2つのストーリー自体にそれ程意味が感じられなかったのが残念。
[DVD(吹替)] 4点(2011-05-09 00:28:45)
1276.  ウォール・ストリート
事前に「ウォール街」の復習も済ませ(これをやらない方がよかったかな?)かなり期待していたのですが残念ながら「ウォール街」と比較すると人間ドラマとしてはかなり落ちるし、続編の難しさを感じたというのが率直な感想です。  まずはゴードン・ゲッコー。前作のキャラクターは影を潜め、年をとって疎遠になってしまっている娘と和解したいくて孫の誕生が楽しみな、落ち着いた人間味のあるキャラクターになっていました。前作から20年以上経っているのでこれはこれでいいのですが、金融マンとしてのゲッコーの登場場面が少なく、観る者はウォールストリートの怪物ゴードン・ゲッコーの復活を期待するのではないでしょうか。  主人公の金融マンの若者も、ゼロから成り上がってやるという前作のバドと比較すると既にある程度成功している男ということもあり、これも前作の方が感情移入しやすく魅力的なキャラクターだったと思います。  この男とゲッコーの娘のドラマも、ゲッコーと娘の和解へのドラマも、成り上がろうとする男が自身の父とゲッコーのはざまで自身の生き様を見つけていくという前作の熱い人間ドラマと比較すると深みも面白味も感じられませんでした。今回の悪役で非情なウォール街の支配者を演じるのはジョシュ・ブローリンですが、そのふてぶてしい面構えはなかなかのハマリ方でした。  オリバー・ストーンとしては自身の成功した作品の続編であり、前作と同じようなドラマ、世界観では駄目だという思いもあったのでしょうが、観る者の期待感と作者の思いと、成功した続編の難しさを感じます。
[映画館(字幕)] 4点(2011-02-05 12:24:19)
1277.  ハッピー・フューネラル 《ネタバレ》 
ベルトルッチの「ラストエンペラー」のリメイク?を中国で撮影中だったアメリカの大物監督タイラー。しかし撮影に行き詰まり心労から倒れてしまう。中国の死生観に感銘を受けたタイラーは意気投合した中国人カメラマンに自分の葬儀を依頼する。という事情に端を発し、大掛かりな葬儀の成功のために奔走し資金繰りに苦労するカメラマンを演じるのは僕のお気に入りの俳優グォ・ヨウ。この人の演技には独特の可笑しさがあるのですが、本作も彼の演技を見ているだけでも楽しめました。その葬儀のカネになりそうな匂いを嗅ぎ付け集まってくる、金儲けにしか興味が無いような輩の皮肉たっぷりな描き方も面白かった。しかし、この一大イベントが企画倒れに終わることは途中で分かる構成になっており、その顛末がどうなるのかと思っていたら、いきなりその数ヶ月後に話が飛んでしまう終盤の展開とラストが淡白すぎて最後のまとめ方に物足りなさを感じる作品でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-12-18 15:11:20)
1278.  ウィズ・ユー
結構色んな事が起こっている。そんな中ケビン・ベーコンとエヴァンの交流を軸に話が進んでいき、そこにメアリー・スチュワート・マスターソンが絡む。2人の交流は見ていて微笑ましいし、主要キャストの演技も良かったのですが・・・。色んな事が起こっている割には演技も含めずっと同じようなトーンで映画が進んでしまうので、いいシーンや台詞はあるのですが全体としては何か印象に残らない作品でした。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-11-25 23:40:38)
1279.  ファイブ・イージー・ピーセス
普通なら本作のジャック・ニコルソンのように、ここまで徹底して目の前にある仕事や責任や現実を放り出して逃げ続けようとは思わない。ラスト近くに父に語りかけるシーンで「また俺はここから逃げ出すよ」と言いたげな彼。その通りにまた彼は逃げ出していく。本作の彼の心情は分かるが、無責任極まりない行動には全く共感できない。終始彼のそんな言動が続き、鑑賞後は何か疲れた気分になりました。結局は何も解決していない映画のように思えるのですが、ジャック・ニコルソンの素晴らしい演技は十分に堪能できる作品です。 
[DVD(字幕)] 4点(2010-10-30 16:08:06)
1280.  スラップ・ショット 《ネタバレ》 
田舎町のアイスホッケーチーム。ガラガラの客席に薄汚れたホームの競技場。チームは最下位に沈没、選手が出てくると声援どころかヤジが飛ぶ。町の誇りとは程遠いチームの現状。選手はおかしな田舎者ばかり。そこに追い撃ちをかけるような不況とチームの身売り話。そうか・・・。そこからポール・ニューマンを中心に不況もなんのその、チームが一致団結して強くなっていく話なんだな。これはかなり僕の好きなシチュエーション、と期待が高まる冒頭。少々無理があってもまともに強くなっていく過程が描かれるのを楽しみにして観ていたのですが、期待せずに見たB級スポーツコメディと違って名匠ジョージ・ロイ・ヒルと名優ポール・ニューマンの名コンビの映画だけにその過程が度を越した乱闘の嵐で、最後は優勝できてよかったですが予測不能の決勝戦の結末も残念でした。ですが、それでもやっぱりポール・ニューマンは良かった。引退の2文字がチラつき、身売り寸前のヘボチームで奮闘する選手兼コーチという哀愁漂う役が見事にはまっていました。  
[DVD(字幕)] 4点(2010-10-04 21:14:05)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS