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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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161.  ミッション・ワイルド
リュック・ベッソンが製作に名を連ね、アメリカ・フランス合作となっている西部劇。 この邦題からも痛快なアクション・ウエスタンかと思っていたらさにあらず。(久しぶりに出会ったひどい邦題です) 西部開拓の地の当時の過酷な日々の暮らしがしのばれる重さのある作品でした。 西部で一山当てようと東部の町から夫に着いてやって来て、精神を病んでしまった3人の女性。 彼女たちを東部の町に送り届けるヒラリー・スワンクと、同行することになるトミー・リー演じる、処刑寸前のところを助けられた悪党。 送り届ける3人の女性たちとは意思疎通をはかれず台詞も無い。しかしこの2人もベラベラ身の上を話したりすることも無い。 西部開拓の地から東部の町へ。寡黙なロードムービーですが、前半はヒラリー、後半はトミー・リーの見せ場となっており、 ホテルへの放火など不要に思われるエピソードの挿入があったりもしますが、主演の2人の素晴らしい演技を堪能できる作品となっています。 3人の女性たちを受け入れ先の教会に送り届けた後が印象的。 酒場で西部から来た人間だと分かると「ここにあなたの居場所はない。」 そして町で出会った若い女には「西部で一攫千金を狙うような男とは一緒になるな。」と言う。 しかしそれでも再び川を渡り西部の地に戻っていく。銃をぶっ放し、陽気に歌い踊りながら。トミー・リーの姿が切ないラスト。 こんな話もまたアメリカの歴史の一部か。主演2人の存在もあり、重さの中にも味わいがある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-15 17:11:21)
162.  恐怖省
戦時中製作のフリッツ・ラングのナチスが絡むスパイサスペンスだけに、 「恐怖省」というタイトルからして、他の同時期のラングの作品同様の凄味のある作品かと思っていたのですが、 意外にも気軽に見ることができる小気味いい巻き込まれサスペンスでした。 巻き込まれサスペンスと言えばヒッチコック。 本作も巻き込まれた一般人の主人公と、事件の渦中で出会う女とのロマンスを絡めているあたりも ヒッチコック・タッチの巻き込まれサスペンスとなっています。 それでも冒頭の「自由国家の母の会」なる団体が開催する慈善バザーから全編にわたり 作品を支配する不穏な空気にはヒッチコックのそれとは一味違うものを感じます。 しかし、危機を脱した愛し合う2人の何事もなかったかのようなハッピーエンドのラスト。 「ケーキも用意しなきゃ!」「何!ケーキだと!」のユーモアを交えたラストには意表を突かれたのでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-07 20:18:02)
163.  スノー・ロワイヤル
監督はノルウェーの人のようですし、スタジオカナル製作ということもあってか、 リーアムの最強オヤジものとしては、この手のアメリカ映画とは少し違った空気感がある作品です。 本作のリーアムの役どころはスゴ腕の刑事やCIAエージェントだったという過去がある訳でもなく、 雪国の小さな町の除雪作業員のただのおじさんです。しかも模範市民賞を貰うような人です。 しかし、模範市民でいるのは最初の10分程度。すぐに息子を殺した街のワルどもを次々とボコボコにしまくっていきます。 普通の田舎町の労働者のおじさんにしては強すぎる。まあ、今更リーアムさんにそんなことを言っても仕方ありませんが。 残念ながらこのテンションが続かない。 ギャング側の動きや、あまり必要と思えない警察の動きに時間を取られ、中盤は結構間延びしています。 本作が同じ監督のセルフリメイクだと知りませんでしたが、 「ファイティングダディ 怒りの除雪車」というオリジナルの邦題がなかなかに秀逸。 オリジナルは見ていませんが、こちらのリメイクにこの邦題をつけてあげたいですね。 ファイティングダディ。昨今のリーアムさんにこれほどふさわしい称号はないんじゃないかと思います。
[DVD(字幕)] 5点(2019-11-24 00:32:14)
164.  ロッキー3
1→2→3と順番に見てきた者にとっては冒頭から色々と違和感があります。 冒頭のサバイバーの〝eye of the tiger"。今に耳にするとすっごい懐かしいですけどね。 そして序盤から、あの不器用だったロッキーがスーツにネクタイ姿で、 銅像が建てられるほどフィラデルフィアの名士のようになり大きなお屋敷に住んでいる。 過去2作でアポロと死闘を演じてきたロッキーが、ホーガンを相手に茶番のような対戦を繰り広げる。 違和感を持つのは見る者だけでなく、ポーリーやミッキーといった、ロッキーの古い友人たちも。 しかし、それはここまで。新たなライバルであるクラバーにあっさり負けてしまう。 「お前が負けたのはハングリー精神が無くなってしまったからだ!」 ミッキーはいなくなってしまったけど、かつて死闘を演じたアポロとの友情という展開は良かった。 やはりロッキーには暑苦しいほどにベタなストーリーが良く似合いますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-11-21 20:40:39)
165.  陰謀のスプレマシー
かつてはCIAエージェントであったという過去があるが、訳あってCIAを去り今は一般企業で働き、 目の中に入れても痛くない1人娘がいる。しかし平穏な日々は続かず陰謀に巻き込まれ、愛娘に危害が及ぶ。 既視感満載の設定ですが展開は早くストーリーは分かりやすく、健闘している作品だと思います。 親子が危険にさらされますが、この手の映画はそこに関しては良くも悪くも安心して見ていられます。 終盤に殺すべきではなかった人をあっさり死なせてしまったのは残念でしたが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-11-21 20:37:12)
166.  シューテム・アップ
苦笑い的な笑いも多く含まれるのですが、時折微妙な笑いがこみ上げてくる作品でした。 冷酷なようで半分道化のような悪役、ジアマッティがいい味を出しています。 モニカが喘ぎ声をあげる中、オーウェンが駅弁状態で敵を殺しまくるくだりもなかなかにシュールです。 後半の様々なトラップを仕掛ける銃撃戦。トラップが百発百中で決まりますが、流石にそれは無茶でしょ。 スカイダイビング銃撃戦も百発百中。マジですか!?とかですね。 90分足らずの作品ですが、相当な時間を銃撃戦が占めています。展開が早いので退屈することは無いです。 まあ、B級の域は出ないんですけど、スタイリッシュに決まっている部分もあります。 それにしてもモニカ・ベルッチには普通のお母さんの役とかが来ることは無いんですかね。 本作は少しお年を感じさせましたが、それでもやはりお美しかったです。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-11-11 21:12:32)
167.  ロッキー2
「クリード」にシリーズが引き継がれながら、今も続くロッキー・バルボアの人生を描く大河ドラマの第2作。 あのテーマ曲が鳴り響く中、アポロとの壮絶な死闘が最も印象的な本作ですが、 第1作と同じく、ボクシングの試合はラストのアポロとの1戦のみ。 ロッキーとエイドリアン、周囲にいる愛すべき人々、そしてアポロとの再戦に至るまでのドラマに時間がかけられる。 一夜にしてスターになったロッキー。浮かれて調子に乗るが長続きせず、やがては労働者の日々に戻っていく。 アポロの挑発と再起の難しさ。ロッキーを支える人々の存在。 エイドリアンは勿論のこと、ポーリーとミッキーの存在がロッキーのドラマを味わい深くしています。 第1作もそうですが、作品に漂う人間臭さ、不器用さがいい。そこにスタローン=ロッキーがピタリとはまっています。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2019-11-02 23:38:44)
168.  正午から3時まで
見始めてしばらくは、ブロンソンが西部の無法者を演じ、 いつも通り奥様と共演するウエスタンかと思ったのですが、 こちらの予想をいい意味で裏切ってくれた、なかなかに上等な映画でした。 ブロンソン主演のコメディタッチの西部劇、しかもロマンスが軸になっているというのも珍しいですが、 ブロンソン夫妻の数多い共演作の中でも2人がお似合いでいい共演作です。 これは2人にとってもいい思い出になった作品だったのではないかな。 大爆笑という作品ではないですが、笑いドコロも十分。そして最後は切ない。 多くのブロンソン主演作を見てきた者にとっては異色作ではありますが、 エルマー・バーンスタインとアラン・バーグマンのカメオ出演といった遊び心も楽しい。 その2人の共作である主題歌も素敵な愛すべき佳作になっています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-13 18:07:13)(良:1票)
169.  マッキントッシュの男
監督ジョン・ヒューストン、脚本ウォルター・ヒル、主演ポール・ニューマン。 これだけの顔触れが揃うとどうしても期待値が高くなるのですが、 残念ながらすぐに内容を忘れてしまいそうな作品でした。 次々と説明不足の登場人物登場し、かなり足早にストーリーが展開していきます。 ジョン・ヒューストンがどうというよりはウォルター・ヒルの脚本に難があったと思います。 原作の知識は全くありませんが、結構端折られている部分が多かったと思うし 100分足らずにまとめるには無理がある作品だったのではないでしょうか。 ポール・ニューマンはクールでシブくていつも通りのカッコよさがありましたけどね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-10-08 22:06:09)
170.  雨のなかの女
巨匠コッポラの若き日の作品。後の彼の作品からは想像もつかない低予算の香り漂う作品です。 日常から逃げ出すように家出したシャーリー・ナイト演じる主人公の女の放浪の旅を描くロードムービーですが、 コッポラをはじめ本作の撮影に関わった者たちも一緒にアメリカ中を旅しながら撮影していったという。 度々挿入される旅するクルマの車窓に流れる風景のとらえ方など、確かにそんな雰囲気を感じることができる作品です。 登場する誰にも共感できない。どこへ行ったらいいのか分からない、本作の登場人物たち。 コッポラ自身もまた、映画の世界の中で、どういう方向性を目指すのかまだ迷える頃だったのかな。 しかしコッポラとジェームズ・カーン、ロバート・デュバルの出会いをもたらしたという意味では貴重な作品なのかもしれません。 本作の数年後にはあの「ゴッドファーザー」を世に送り出すことになるのですから。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-09-18 17:26:36)
171.  マンハッタン物語 《ネタバレ》 
マックイーンとナタリー・ウッド、同時期に若くしてこの世を去った2人のラブコメ。 お話の内容もそうなのですがそういうこともあり、今に見直すと少しほろ苦くも感じるコメディです。 稀代のアクションスター、スティーヴ・マックイーン。僕はこの人のコメディも結構好きだったりします。 「華麗なる週末」など数は少ないですが、コメディで見せる彼の意外と人懐っこい笑顔とぼけた味わいがたまりません。 そしてナタリー・ウッド。冒頭からほとんどずっと機嫌が悪いまま。本作のナタリー、なかなか笑顔を見せてくれません。 だからこそ、ふとしたタイミングに挿入される、本作の彼女の笑顔もまたいいのです。 マックイーンがコメディで見せるとぼけた味わいが出まくりのラストがいい。 「死ぬより結婚の方がマシ」と書かれた看板を背中に差し、バンジョーを奏でている。 それも都会のど真ん中で。なんだこいつは?当然、人だかりができている。 こんなプロポーズがあるのか?でも、マックイーンという人は何をやっても絵になる。 2人の姿が人ごみに紛れてよく見えない。しかし何とも粋なラスト。
[DVD(字幕)] 8点(2019-09-08 21:29:06)
172.  ニッケルオデオン 《ネタバレ》 
1910年代のアメリカ。映画草創期の時代に小さな映画会社で映画製作の夢を追いかける愛すべき人々の陽気な奮闘記。 ボグダノヴィッチらしく古きよきアメリカへのノスタルジーと、映画愛が詰まった一品。 本作、そして現在のところ最新作である「マイ・ファニー・レディ」に至るまで、 ボグダノヴィッチという人は名匠であると同時に映画が好きで好きでたまらない、いち映画ファンなんだなあと思わされます。 「ニッケルオデオン」というタイトルもいいですね。 ラストの映画の父グリフィスの「國民の創生」の上映会。自分たちの映画との格の違いをまざまざと見せつけられる面々。 しんみりとさせられるラストではありますが、グリフィスは勿論のこと、本作の面々もまた映画の歴史を作ってきた人たち。 名作「ペーパー・ムーン」に続きオニール親子を起用し、テーマも好みだったのですが、 そんな面々の描き方が必要以上にドタバタとしたコメディが前面に出されすぎており、 本作に関してはコメディタッチの人間ドラマという匙加減が丁度よかったのではと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-09-08 21:23:56)
173.  ハード・ウェイ(1991)
個人的には本作はジェームズ・ウッズがいい! 初めて見た時には、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「サルバドル」といった、 本作の少し前の作品のイメージが強かったので、それらとかけ離れたコメディ仕様の役どころに驚きましたが、 そのギャップもまた面白かったと思います。 マイケル・Jフォックスが本作で演じる役は「もっと社会派のシリアスな映画に出たい!」 とイメージチェンジを図りたいと思っているハリウッドの超人気者。 当時の彼も「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でその人気を不動のものとしていた直後だけに、 フォックスの役どころもまた面白いですね。 2人が場をかき乱したり活躍したりする配分もよく、 ハミダシ刑事と刑事見習いの凸凹コンビのバディムービーとしても見どころ十分。 ジョン・バダムお得意のアクションコメディ・エンターテイメントです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-09-01 19:55:16)
174.  グレート・スタントマン
ハル・ニーダム監督に主演バート・レイノルズ。そして紅一点にサリー・フィールド。 同じメンバーが顔を揃えた「トランザム7000」の翌年の作品。 これで真面目なドラマ、ストーリーを期待して見る人もいないと思いますが、 陽気で愛すべきタフガイ、レイノルズが魅力いっぱいに大活躍してくれる作品です。 レイノルズが好きな者にとっては、もうそれだけで満足です。 若いのも、おっさんも、ジジイも、出てくる誰もが気のいい連中揃い。 どこまでも陽気で能天気。いいですね。こういうアメリカ映画。 レイノルズが演じるベテランスタントマン。アクション映画の撮影シーンがたっぷり挿入されている。 アクション映画と、それを縁の下から支えるスタントマンへの愛に溢れた愛すべき一品。 気に入らない映画監督に対して、「こいつに今から一発お見舞いしてやるぜ!」と言わんばかりに 振り返り、カメラ目線で見る者にアピールするレイノルズ。 そしてこれまたカメラ目線でお茶目な笑顔を見せてくれるラストのレイノルズ。 最後まで実に気持ちのいい映画でした。
[DVD(字幕)] 9点(2019-08-26 21:36:04)
175.  大陸横断超特急
ある特急に乗り込んだ犯罪とは全く無縁の男が、ひょっとしたらこの特急の中で殺人があったのではないか・・・。 という疑惑を抱くところからストーリーが動き出しますが、これが面白い!面白い! ヒッチコックばりの巻き込まれサスペンスを軸にしながらも、 犯罪、アクション、コメディ、ロマンスといった要素が実にバランスよく配分された超娯楽作です。 見る前はもっとコメディ色が強いのかなと思っていたのですが、意外にもサスペンスとしてもしっかり作られている。 しかし、その一方で笑わせるツボもしっかり押さえている。途中から参戦のコソ泥役リチャード・プライヤーが効いている。 ジーン・ワイルダーをファンキーな黒人に変装させるくだりはかなり笑わせてくれます。 そして犯罪グループとの対決やシカゴ駅に突っ込むまでの最終アクションも手が込んでいる。 交互に訪れる緊張感のある時間帯と、それがいい具合に緩む時間帯。これが絶妙で脚本がお見事です。 疾走する特急という、アクションサスペンスとしての鉄板の舞台をしっかり活かしながらも、 ジーン・ワイルダー演じる主人公の男が度々列車から振り落とされる(その度に都合よくまた列車に追いつく)というのも面白い。 サスペンスフルに、ロマンティックに作品を彩る巨匠マンシーニの音楽は本作でもやはり素晴らしかった。
[DVD(字幕)] 9点(2019-08-26 21:32:39)
176.  眼下の敵
アメリカの駆逐艦vsドイツのUボートの息詰まる攻防を描いた、潜水艦モノの秀作です。 ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンス。タイプは全く異なりますが、両軍の艦長を演じる2人のカッコよさ! 戦争をする敵に対する憎しみを前面に押し出すのではなく、 次第に敵の指揮官をリスペクトしあうに至る2人のプライドをかけた次の一手の読み合いにじっくり時間が使われる。 2人共に戦争で大切な家族をなくしていることが前半に語られます。 Uボート指揮官の「この戦争に勝っても名誉は無い。無益な戦いだ。」という序盤の台詞も印象的ですが、 双方の指揮官の戦争に対する微妙な心理が垣間見えてくる。 そういった思いが互いのプライドをかけた戦いが終わった終盤の行動や、ラストの2人の短い会話にもつながっていく。 潜水艦モノとしての醍醐味も十分にして、2人の指揮官の男対男のドラマとしても見応え十分で、 演じる2人の名優の素晴らしさと共に脚本の素晴らしさが十分に感じられる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-08-15 18:07:54)(良:1票)
177.  シーナ
本作最大の、そして唯一の見どころは女ターザンを演じるタニア・ロバーツ様です。 大切な所を何とか隠す程度のコスチューム。 彼女の素晴らしいプロポーションをこれでもかというほど見せてくださいます。 ラクエル・ウェルチの「恐竜100万年」などと全く同じなのですが、 タニアが出ていない時間帯は結構どうでもよかったりします。 人間を背に乗せて走っているシマウマの姿は本作でしか見たことが無いような気がする。 しかも、その背に乗せている人間がブロンドの白人という、なかなかにシュールな光景。 タニアの体を張った大熱演、本作の翌年にボンドガールに抜擢されたのも納得の作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-08-02 16:56:25)
178.  マッケンナの黄金
莫大な黄金が眠る伝説の地を目指す一行の人間模様を描くアクションアドベンチャー。 どこまでも続く巨岩、奇岩が連なるダイナミックな風景描写も見どころです。 キャストも豪華で、白人と先住民、善人と悪人、男と女とキャラの描き分けも分かりやすい。 ですが、これだけの舞台設定にしては展開は地味でもう少し見せ場というか、抑揚があってもよかった。 頻繁に挿入されるナレーションに古さを感じさせるのは仕方がないところですが、 この手のアクションアドベンチャーにしてはテンポはいいとは言えずまったりとしていて終盤まで動きが少ないのが勿体ないところ。 主演グレゴリー・ペックに悪役オマー・シャリフ以外にもテリー・サヴァラスに名脇役イーライ・ウォラックら味のあるキャストが顔を揃える。 脇を固める顔ぶれにもうちょっと役割を与えてもよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-07-26 23:14:37)
179.  偽りの忠誠 ナチスが愛した女
英・米合作の作品ですが、作品に漂う空気や作品の色はドイツ映画的で一風変わった印象を与える作品です。 前皇帝ヴィルヘルム2世を中心にしたドラマと、皇帝が住む屋敷で働くユダヤ人の女スパイとドイツ人将校のロマンス。 前半はこの2つの要素が今ひとつ噛み合わず、ナチス絡みのスパイが登場する映画としての緊張感にも欠ける展開が続くのですが、 エディ・マーサン演じるヒムラーの登場がその空気を一変させます。 ヒムラーに似ているということだけなら、もっと似ていると思わせる人が出ている映画は他にもありますが、 彼の登場により、それまで登場していた人物それぞれの関係にも緊張感が生まれ、作品の空気も持ち直します。 スパイもの、政治ものという要素もありますが、ストーリーの軸は2人の男と女の関係となっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-07-26 23:13:09)
180.  スリーデイズ
フランス映画「すべて彼女のために」をポール・ハギスがリメイクしたアメリカ映画。 オリジナルが90分程度だったのに対し、本作は2時間越えの作品となっています。 優れた脚本家でもあるハギスが、オリジナルにあった隙間を丁寧に埋めていく。 オリジナル以上に脱獄までの前半に時間をかけているのですが、これが結構重要である一方で、 映画としての面白さがあるのはやはり脱獄以降であると思いますが ラッセル・クロウの主演が大正解。やはりこの人は何かとたたかう男、何かに立ち向かう男の役が良く似合いますね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-18 21:06:02)(良:1票)
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