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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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161.  動く標的 《ネタバレ》 
ハードボイルドらしいところといえば、最初のクレジットのところとか、終盤でハーパーが「1年のうち5~6週間だけが楽しい」とか言うところでしょうか。個人的には特にハードボイルドが好きというわけではないので、あまりピンと来ませんが。ただしハードボイルドを離れても、ハーパーというのはなかなか興味深い人物ではあります。 ミステリーとしてはまあ普通ですが、情報が次から次へと簡単に手にはいるのはどうかと思います。そのあたりがフィクションの限界でしょうか。謎解き云々よりも、新興宗教を隠れみのにして不法移民を受け入れるというあたりに、風俗的な面白さを感じました。ただ、夫が死んだと伝えられたサンプソン夫人が妙に嬉しそうだったり、その前後のミランダを意味ありげに映していたり、事件の実行犯が都合よく全員死んだりと、まだ裏があるのではないかと思わせるところがあります。もっともそれも、ハーパーに関係がないといえば関係ない。そういうところは妙にリアルでした。 まあこの映画の最大の謎は、原作のアーチャーがハーパーに変えられて、しかも映画のタイトルにまでなっているということでしょうけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-03 22:22:25)
162.  エニグマ 《ネタバレ》 
なかなかよくできたサスペンス映画でした。面白いのは、戦時下で主要人物は軍に所属しているのに、あらかた私情で動いているということ。戦争の正義とか大義名分とは対局のところにありますが、それもむしろサスペンス向けでしょう。主人公のトムはもちろん、彼が探していたクレアも、情報を漏らしていたパックも、軍よりは個人の感情を優先させています。とはいえ、そこが詳細に描かれているのはトムだけで、あとの2人はミステリーの「犯人」という存在ですから、あまり掘り下げられていなかったのは残念です。特にパックはポーランド人ですから、肉親を殺されたとはいえナチスに情報を流すというのは、ちょっと首をかしげます。クレアにしても、パックのどこに惹かれて愛したのかというのが不明ですし、そういう点では説得力に欠けますが、ミステリーとしては致し方ないでしょう。現実の「カティンの森事件」を扱っているのでもう少しドラマ重視にもできますが、あくまで背景にとどめているのは潔いです。 こうした点を除けば、イギリスらしい堅実で上質なミステリーでした。あくまでサスペンスなので、暗号解読の方法自体は理解できなくても大丈夫ですし。また中盤、Uボートからの暗号を傍受するためアメリカの輸送船団を危険にさらすという作戦が立てられるのですが、これが私情で動く主人公たちと対照的で、なかなか効果的だったと思います。 出演者では、サフロン・バローズがファム・ファタールらしく神秘的な美女でけっこう。対するケイト・ウィンスレットは、まんまる眼鏡で体型もちょっと丸く、コロコロしてかわいらしかった。この2人の対照も面白いですね。 ここでの点数は低いですが、どうも映画のポイントを外して鑑賞した方が多いようで……。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-29 16:59:11)
163.  アイリス(米英合作映画)
題材としてはよくありますし、今後もこうした映画やドラマは作られるでしょう。本作はイギリス映画らしく、淡々としていて感情的にならない。こうした作品が陥りがちなお涙ちょうだいや大げさな悲劇的展開にならないところがいいです。2人の過去と現在を平行して描くのは、目先が変わって飽きてきませんが、やや散漫に思えるところもあります。しかし、過去の関係があってこそ現在の関係が生きてくるので、この構成自体はうまいと思いました。ただ、アイリスがなぜジョンを選んだのかはよくわかりません。原作が夫の書いたものですから、そこはあたりまえなのか……。しかしそこがこちらにもわかれば、終盤の展開ももっと説得力のあるものになったと思います。 ところで、ジム・ブロードベントは助演男優賞なのですが。主演でもよかったような気がしますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-28 20:28:25)
164.  天使にラブ・ソングを・・・
エンタテインメントとして楽しい映画でした。よかったのは、修道女の皆さまの平均年齢が高そうなこと。仮に日本で同じような映画を作るとしたら、もっと若い子を増やすと思うのですが、本当におばさんやおばあさんばっかり。それがかえってリアルだし、そういう方たちがノリノリで聖歌を歌うというのは意外性もあって楽しめました。人物の描き方はやや薄味なのですが、歌が入って時間が短めになることを考えると、しかたがないでしょうか。もうちょっと修道女たちのドラマも見てみたい気がします。ビンスとその手下はちょっと抜けていて、いい助演ぶりでした。犯罪がらみですが、老若男女に勧められる作でしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-18 21:56:55)(良:1票)
165.  ローズランド 《ネタバレ》 
ダンスホールを舞台にしたオムニバスで、どのエピソードにも高齢者が登場する。そこがテーマのようで、最初の「ワルツ」と最後の「ピーバディ」は、高齢者の過去にとらわれた姿や孤独を描いています。間の「ハッスル」は逆に、若者を主人公にしていますが、その若者にとって障害となる存在として、老人を登場させています。この3話の組み合わせはよかったと思います。各人物も人生の厚さを感じさせて引き込まれました。ただ、「ピーバディ」などは過去と現在を同等に扱い、何の変化もなくその間を行ったり来たりしているので、正直わかりにくい部分がありました。あとの2話はあまりハッピーエンドと言えず、ほろ苦い後味を残すのは、大人の映画という感じでむしろ好感が持てます。地味ですが味わいのある作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-16 22:05:13)
166.  マルタの鷹(1941) 《ネタバレ》 
聞いたところによると、この映画は原作からセリフと人物の動きだけを抜き出し、それでシナリオを作ったそうです。客観的な描写に徹したハードボイルド小説の映画化としては、理にかなっているでしょう。ただし上映時間が限られていたためか、セリフがやたら早口になっています。とはいえ、映画のテンポ自体はたいへんよく、展開が早いので、マイナスばかりというわけでもありません。 原作は学生時代に読み、意外と面白かった記憶があります。改めて映画を見てみると、ミステリーとしての要素よりも、スペイドの探偵としての矜持に強く惹かれます。正体不明の相手との、虚々実々のやりとりも面白い。そのやりとり自体が魅力なのであって、話がどう転がるかということは、その結果でしかない。そういう意味では、その場面だけの刹那的な魅力を感じられるかどうかが、評価の分かれ目かもしれません。 ちなみにレイモンド・チャンドラーの(映画化)作品にもそういうところがありますが、ハメットはチャンドラーと違い、長編小説をちゃんと構成できるだけの力量を持っていた。それが映画作品にもよく表れています。この筋書きもチャンドラーが書いたら、行き当たりばったりでわけのわからない代物になっていたでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-14 18:13:31)(良:1票)
167.  グレン・ミラー物語 《ネタバレ》 
基本的にジャズは聞きませんが、ビッグバンドは別。というか私にとっては、この2つは異なるジャンルの音楽です。ということで興味深く見たのですが、内容的には典型的な「アメリカン・ドリーム」のお話で、その点安定感があります。しかし、ジェームズ・スチュワートはあまり音楽家というタイプではありませんね。途中からメガネをかけて、ようやくそれらしくなりました。トロンボーンを吹く前に口をモグモグさせたりと、細かい芝居はうまいと思います。本作ではむしろ、妻役のジューン・アリソンがたいへんな好演でした。かんじんのミラー氏は、序盤での無意味に自信過剰で、ヘレンにかまわず勝手にことを運ぶあたりで好感が持てず、どうしても夫人に肩入れしてしまいます。終盤の展開も含め、彼女が実質的な主人公と言えるのではないでしょうか。そう考えると、夫に好感が持てなくても評価を高くしてあげたくなります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-05-27 19:40:22)
168.  刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM> 《ネタバレ》 
これ、評価が難しいんですよね。たしかに「刑事の指紋が証拠」というラストは面白い。しかしそれ以上に重要だと思うのは、「犯人の計画が最後まで完結しない」というところです。これまでのシリーズでは、犯人の計画は終了して、以降コロンボとの対決に集中するわけですが、本作ではそれが平行して描かれます。さらにその計画が、視聴者には明らかにされていない。途中で「犯人はコレクションを相続できない」ということがわかり、見ているこちらに一旦しょい投げを食わせたうえで、叔母に罪をなすりつけるという計画を明確にさせるのは、効果的です。 ただそれにしては、構成に破綻があります。コロンボの指紋がつくプロセスが、うまくいきすぎてご都合主義に思えます。そもそもコロンボが犯人宅に入れたのは、うまく鍵を取り上げた結果ですが、これは犯人がコロンボに乗せられすぎという印象を持ちました。最後の家宅捜索も同様。コロンボのもくろみが当たりすぎて面白味が少ない。ドガの絵を盗んだのも、もともとエドナに罪を着せるつもりだったと思うのですが、あの展開ではコロンボに「絵が出てこないことにはなんともならない」と言われて、あわてて発見させたようで、絵を盗んだ目的が曖昧になってしまっています。繰り返しますが、犯人がコロンボの思うように動きすぎてご都合主義の展開に思えますし、犯人としても魅力が感じられません。話のアイデアとしてはいいと思うのですが、あまりうまく生かせなかったと思います。けっこうユーモアの要素があったのはよかったです。そのためキム・ハンターの大げさな演技も浮いていません。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-27 08:38:42)
169.  素晴らしき哉、人生!(1946) 《ネタバレ》 
フランク・キャプラ監督の映画は何本か見ましたが、ひとことで言うと、どれもそこそこ。つまらないわけではありませんが、一般に言われるほど感動するわけでもない。というか、「イイ話」には間違いないのでしょうが、「イイ話」にしようとするのがありありで、つまりはあざといのです。 本作でも、たしかに自分の生まれてこなかった人生は味気ないでしょうが、8000ドルがなくなるまではそこそこ幸せに暮らしていたのだから、そう思うのはむしろ当然。それと「8000ドルなくなったから絶望」というのは、どう考えても話が別だと思います。死ぬのをあきらめても、8000ドルがないことに変わりないわけですから。それが話をすり替えるようなことをするのは、どうでしょう。あと、8000ドルがなくなってからのジョージの行動は、同情できるようなものではありません。案外普段隠している本音が出たか、というところ。私としては、「刑務所に入る覚悟」さえあれば生きてなんとか乗り切れると思うのですが、ジョージはなぜそう思わないのか。会社も家族も、助けてくれる人がいるとは思わないのでしょうか。もしかするとジョージという人は、人に親切にしながらも、他人を信用していないのかもしれません。ラスト、そんなジョージに多くの人が助ける手を差しのべてくれるというのは、ある意味皮肉です。もしかしたら、他人を信じられる人生はすばらしい、ということなのかもしれません。 このラストはご都合主義のようにも見えますが、近年災害義援金の集まる額を考えると、じゅうぶんありえる話です。「情けは人のためならず」ということですが、そこまで考える余裕のなさそうな現代人には、一見の価値はあると思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-25 21:28:40)
170.  サボテンの花 《ネタバレ》 
なかなか面白い。特にステファニーがショールを贈られてからの暴走ぶりは楽しめました。ゴールディ・ホーンは、最初中学生かと思ったほど子供っぽく見えますが、役柄にぴったりでしょう。脇役も個性的な人がそろっています。 物語としては、ウソを重ねてにっちもさっちも行かなくなるパターンで、よくありますがそれだけに安心感があります。しかし、そのため不自然に感じてしまうところもあり、トニは不倫相手の妻に気を遣いすぎではなかろうかとか、ジュリアンがあれほど女性にもてるのがよくわからないといったところは、気になります。それに、あれだけ嘘を並べ、恋人を騙しておきながら結局ハッピーエンドとは、素直に納得しかねます。やはり、モテモテでも不思議でないキャスティングにしてもらいたかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-09 21:49:26)
171.  グラン・プリ(1966)
カーレースが延々続くと飽きてきそうですが、カメラワークの工夫もあってそうは感じませんでした。大画面で見たら、かなりの迫力でしょうね。レーサー視線の映像は酔いそうですが……。画面分割は、成功したかどうか疑問。「喜」と「悲」を切り替えるシーンがいくつかありましたが、これは効果的でした。 物語としては、レーサーというのはレース以外に女のことしか考えていないのかと思いそうです(笑)。死と隣り合わせのレースに賭ける生き様を描いていてそれなりに見られました。おかげで長時間も気になりませんでした。女優さんではエヴァ・マリー・セイントよりもジェシカ・ウォルターの美しさが印象的。三船敏郎の口元を見る限り、ちゃんと英語をしゃべっていたようですが、英語の声は明らかに本人とは違っていましたね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-11-04 11:13:57)(良:1票)
172.  三人の名付親 《ネタバレ》 
えらく宗教色の強い西部劇ですねぇ。悪人が出てこない西部劇。冒頭での三人組のやりとりから、強盗はするが必ずしも悪い人ではないという描き方をしています。やはり「人は生まれながらにして罪を背負っている」という、キリスト教的な考え方が根底にあるのでしょうか。母親を助け赤ん坊を守ることが贖罪となって、三人が救われるという構図のようです。水を求めてさまよううちに死ぬというのも、「神の国に行く」と考えれば、救いになるのでしょう。生き残ったボブは、さすがに法律的な罰からは免れ得なかったようですが。そうした宗教的な意味を抜きにしても、のどの渇きという極限状態に置かれてもなお、人間として大切なものを守り通すという物語はすばらしいと思います。映像では、砂嵐の場面が圧巻。演じる方も撮る方も大変だったでしょうね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-12 21:31:37)
173.  80日間世界一周 《ネタバレ》 
むかーしNHK総合テレビで見たことがあります。なぜ放送されたのか、今もって不明です。改めて見直すと、原作がフランスで映画はアメリカ製作なのに、イギリス的雰囲気がよく出ていたのがマル。ユーモアも十分ありますが、時としてドタバタになるのがアメリカ風か。要所要所で「ルール・ブリタニア」を流すのも、気が利いています。 序盤は観光映画かと思うような展開で、正直退屈。スペインでのフラメンコと闘牛が長すぎます。しかしその後はテンポよく進んで、飽きずに見られました。アメリカ以降また少し粗くなってきますが、最後ロンドンに帰ってきてからの話があるからでしょうか。悪いとは思いませんでした。 マイナスとしては、やはり最後に日付変更線の問題がわかること。几帳面なフォグなら、日付や時間をちゃんとチェックしていそうです。それとも当時のアメリカには新聞がなかったのでしょうか。あと、人物の心理描写まで手が回っていないので、フォグと姫とのロマンスがとってつけたような感じになってしまいました。全体としては、フォグとパスパルトゥーとの関係を越えた友情物語としての印象が強いです。ほんと、フォグは召使いのためにいろいろとやってますねぇ。不思議なくらいです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-11 20:00:50)
174.  パリの恋人 《ネタバレ》 
あまり期待していなかったのですが、けっこう面白かった。ストーリーはラブコメの王道といった感じで、登場人物そろって強引すぎるのが笑えます。オードリーは序盤でのキンキラキンの世界において、地味だからこそ逆に映える。そういう対比が生きているところがもっとも魅力的で、もちろんファッショナブルになってもそれなりに素敵ですが、やや色あせて見えます。地味な共感主義者としてカフェで踊るところなど、相当おかしいけど見ていて楽しい。だから教授が登場して共感主義の仮面がはがれてからは、ややクールダウンしてしまいました。それにしても共感主義って、ほとんど新興宗教だなぁ……。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-05 16:47:13)
175.  ワイルドシングス 《ネタバレ》 
もう「どんでん返しのためのどんでん返し」という感じで、リアリティとか整合性とかはハナから無視しているみたい。ほとんど‘ノリ’で突っ走っているので、この展開に乗れるかどうかで評価は分かれるでしょう。私はそれなりに楽しめました。 冷静に考えると、犯罪を行うのなら共犯者が少ない方がいいわけで、やたら大人数を巻き込む必然性がない。そもそもIQが200もあるのなら、もっと安全に金を稼ぐ方法を思いつきそう。考えられるとすれば、犯罪そのものを楽しむタイプとなります。そういえば、父親はワニを相手に危険な芸を見せているし、遺伝的にリスクのある計画を好むというのはありえるかも。もっとも、見ているときにそこまで考えが回る人はそういないでしょうが……。 とまあ、見終わってからいろいろ裏を探りたくなる作ですが、見ているときは深く考えずに、共犯者登場→殺られるというパターンを楽しむ方がいいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-08-04 09:51:12)
176.  スミス都へ行く 《ネタバレ》 
それなりに面白かったですが、最大の欠点は、スミスが結局秘書の言いなりで動いていたこと。「操り人形」であることに変わりはないでしょう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-10 11:08:21)
177.  グランド・ホテル 《ネタバレ》 
「グランド・ホテル形式」の元祖として有名なので、ストーリーが追えるか心配だったのですが、見れば全く心配なし。前半は人物紹介でややつまらないものの、それぞれのドラマが用意されているていいです。後半への伏線にもなっていますし。次第に主要人物が重なってくるので、全体として大きな流れとなってきます。最終的には「男爵」を軸に5人をまとめたシナリオで、なかなかうまく作っていると思いました。必ずしもハッピーエンドでないのも現実的です。意外性もあって堪能しました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-09 20:48:10)
178.  失われた週末 《ネタバレ》 
私は酒が飲めないので、そういう観点から客観的に見ましたが、こちらを引き込むシナリオや演出はさすが。悲惨な話のはずなのにかなり楽しめました。本作の場合、周囲がいい人ばかりなので救われていますが、現実は必ずしも甘くないはず。ラストも含め、映画としてはよくできていると思いますが、アルコール依存症に対する警鐘を鳴らすのであれば、物足りないでしょう。それとも病気は単なる道具立てで、何かに追い詰められた人間心理を描くのが目的だったのか。その点では大変よくできていると思います。いずれにせよ、終わりが弱いことに変わりはありませんが。 ちなみに、ミクロス・ローザの音楽がテルミンを使っていて『白い恐怖』に似ていると思ったら、なんと同じ年の製作でした。しかもあちらはオスカー受賞。この年ローザは『楽聖ショパン』でもアカデミー賞にノミネートされています。さすがにテルミンはないでしょうが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-05-26 20:46:11)
179.  リリィ、はちみつ色の秘密 《ネタバレ》 
軸となるのはリリィと母親の関係ですが、それに公民権(黒人差別)の問題がからんだりして、内容的には盛りだくさん。それをうまくまとめていますが、やはりやや散漫という印象はぬぐえません。少女の成長物語に焦点を絞った方がよかったかも。とはいえ、ボートライト姉妹もそれぞれ個性的で魅力があるし、いい映画だと思うので、一応結果オーライということでしょうか? ついでながら、ダコタ・ファニングが安達祐実に見えてしかたがなかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-23 21:00:48)
180.  パットン大戦車軍団
これはもう、パットン将軍の性格がすべてでしょう。正直、こんな人が実際に上司だとありがたくないですが、映画で見るぶんには面白い。生まれ変わって戦い続けてきたと称し、戦争史に詳しく詩もものするなど、なかなか一筋縄ではいきません。言うならばいくさバカですが、これだけ徹底したバカだと魅力的。長所も短所も含めて、愛すべき人物に描かれていました。少々長く感じたので、その分マイナスです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-04-12 21:50:05)
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