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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2252
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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1.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
最初の一口だけでなく最後までずっと美味しい料理があります。料理人がきちんと仕事をしている一皿。喩えるなら基本に忠実な和食のような。本作はそんな映画でした。最初から最後までずっと面白かったです。洋画に和食の喩えは流石に頓珍漢ではありますけども。 脚本重視派の私ですが、本作についてはカメラワークの巧みさに唸らされました。はっとさせられる印象的なシーンや構図には意図が込められており見終えてテーマが補強される仕掛け。奇を衒った目眩ましの演出とは根本的に違うのです。いやー旨い、いや上手い。もともと職人気質の監督だと思っていましたが、本作を観て改めてその想いを強くしました。シャマラン監督というと「どんでん返し」のイメージが強く本作も例外ではありませんが、それ以上に丁寧な映画作りに関心した次第です。いやはや本当に面白い。そして大好きです。 「アメコミヒーローもの」ジャンルに対する「シン・ゴジラ」的アプローチと解釈したくなりますが、庵野監督のようなアクの強さもなければお馴染みの演出技法もありません。でもシャマラン監督作品と一目で分かるのは何故でしょう。ブルース・ウィリスが最高に渋く格好良く撮られているから?よく分かりませんが映像に「浪漫と品格」があるのは確かかと。子どもがバーベルの重りを増やしていくシーンや、新聞記事を差し出し小さく頷く場面など、父子の繋がりの強さや深さが感じられる箇所が特にお気に入りです。 個人的にはシャマラン監督の最高傑作で間違いなし。代表作『シックスセンス』は未見という注釈付きですが(どういう了見だ?)。それではこれから続編『ミスターガラス』を観てみようと思います。真の主人公、自分探しの途中「哀れな天才」のその後が大変気になります。(以下追記)『ミスターガラス』を見終えてから続編が『スプリット』と知る痛恨のミステイク!皆さん、お気をつけくださいませ!!
[インターネット(吹替)] 9点(2024-03-10 09:59:28)
2.  マダム・ウェブ 《ネタバレ》 
ネタバレしています。ご注意ください。 『スパイダーマン』についてはサム・ライミ監督3部作は鑑賞済みですが、その後のリブートや他のマーベル関連登場作品は未見です。ちなみに日本版巨大ロボに乗り込むTV特撮は子どもの頃観ていました。そんなスパイダーマン年長者だけど初級者な私にとっては、マダム・ウェブって誰やねん。パワーパフガールズみたいな3人って何者?スパイダーマンにそんな設定あったの?状態。あの人気キャラクターの若き日の活躍を描くと言われても、全く持ってピンと来ない訳です。じゃあ何で観たのかと問われれば、時間調整にシネコンを使ったからであります。という訳で、門外漢の頓珍漢な感想という前提でお願いします。 劇中で描かれるマダム・ウェブの能力は、予知と思念体操作の2つでした。予知は一般的に「デジャヴ」と呼ばれるもの。未来の出来事をあらかじめ体験しているから、悲劇を回避できるというワケ。そこで疑問。主人公は何故視力や運動機能を失う結末を避けられなかったのでしょうか。考えられる可能性は2つ。一つは確定未来は変えられないとするもの。いわゆる「運命」です。もう一つは複数ある未来予想図から一つを選んでいる場合。前者だとすれば全ての苦労の意味が失われるので却下。必然的に後者の推論を採用したいですが、この場合マダム・ウェブは自ら望んでこの未来を選択したことになります。何と言う献身でしょう。敵からも忠告されたように、3人娘など放っておけばこれまで通り充実した人生が送れていたはずですから。でも彼女はそれを良しとしなかった。これは『スパイダーマン』に流れる基本理念「大いなる力には大いなる責任が伴う」の精神に他なりません。なるほど確かに本作は『スパイダーマン』の流れを汲む一作ということが分かりました。ただし騙されて(!)呼び出された救助ヘリの皆さんはあまりに可哀想。この惨事は回避出来なかったのでしょうか。何かしら言い訳を聞きたい気がしますが。 とはいえ、好き好んで得た特殊能力でもないのに責任云々言われるのは可哀想な話ではあります。でもその一方、一握りの天才や発明家の偉業のおかげで私たちが豊かな生活を享受できているのも事実なわけで。この世の成り立ち(システム)として「大いなる力には大いなる責任が伴う」のは理不尽とまでは言えないのでしょう。せめて「力なき者は力ある者からの恩恵に感謝を」でしょうか。往々にして我々は恩恵を当然の権利と錯覚しがちですから。 テーマ論に終始してしまいましたが、映画全体の感想はマーベルコミックらしい大らか(大雑把)な作品であり、基本的には「子ども向け」という気がします。少なくとも「マーベル初の本格ミステリーサスペンス」という触れ込みは、やや盛り過ぎと感じました。因みに吹き替え版では、空条徐倫VSディオの夢の対決が見られます。
[映画館(吹替)] 6点(2024-02-28 09:48:43)
3.  ボーはおそれている
一言でいえば「A24ブランドとアリ・アスター監督の過去作の実績を拠り所とした信用詐欺作品」。極めて悪質かつ悪趣味な映画と考えますが、悔しいかな嫌いではありません(苦笑)。 大体において3時間の映画なんて大河ドラマにのみに許された我儘でしょう。そりゃ米映画界賞レースのトレンドが長時間化していることは承知していますが、ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット(通称ポンポさん)なら評価以前でお話にならないって言うでしょうよ。実際長い!全然終わらない!正直劇場鑑賞中に何度か意識を失いかけました。でもそんなタイミングで高刺激かつ美しい(あるいは醜悪な)「オイシイやつ」をぶち込んで我々のハートを揺さぶる訳です。これは腹立たしいほどに魅力的でした。それに物語のテーマ自体はオーソドックスですし、難解奇天烈であっても解釈は可能で映画としてギリ成立していました。いや、本当にギリですよ。人によってはぶっちぎりでアウトかもしれませんが、劇場公開されている時点で監督の勝ちに違いありません。何処を切り取ってもアリ・アスター印のやりたい放題映画で、これはこれで認めざるを得ないというのが私の評価であります。困惑度ではダーレン・アロノフスキー監督の『マザー!』とデヴィッド・リンチ監督の『ロスト・ハイウェイ』の間といったところでしょうか。点数は10点でも0点でもいいと思いますが、私は採点放棄という意味で5点とします。
[映画館(字幕)] 5点(2024-02-24 18:24:34)
4.  21ジャンプストリート 《ネタバレ》 
久々に“これぞアメリカンコメディ”な映画を観ました。「ポリスもの」「バディもの」「スクールカースト」「ジェネレーションギャップ」「下ネタ」「ドラッグ」「ガンアクション」「カーチェイス」「大爆発」「友情」そして「鳩」。ステレオタイプなキャラクター造形もいい。およそアメリカ人が好きそうな要素全部載せ。続編が制作されたのも納得の快作だったと思います。ただし“アメリカ人にとって”の注釈が付くことも間違いありません。これは本作に限りませんが、特にコメディ(笑い)は繊細ゆえターゲットが絞られ万人受けはありません。日本の国民的喜劇シリーズ『男はつらいよ』だって外国で受けるとは思いませんし、何なら日本国内だって楽しめる年齢層は絞られるでしょう。そういう意味で「お好きな方のみどうぞ」としか言いようがない映画(ジャンル)ではあります。個人的には爆笑こそ無かったものの終始楽しく観られました(※クライマックスで千切れたアレを自ら咥えるシーンは流石に下品過ぎてドン引きしましたが)。倫理や常識といったスイッチは必ずOFFでお願いします。おそらく1年後には観たことさえ忘れているでしょうが、それでいい(それがいい)映画との評価です。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-02-11 18:09:40)
5.  ナイル殺人事件(2020) 《ネタバレ》 
ミステリー作品です。ネタバレしていますのでご注意願います。  小説は未読。1978年制作の映画は鑑賞済み。犯人や動機は承知していましたが、トリック含めた物語の流れ等は覚えていません。そういった立場での感想です。リメイク版『オリエント急行殺人事件』の鑑賞時と条件は同じ。かの作品については「現代の価値観で捉え直す罪の意味」がリメイク意義と考えましたが、果たして本作どうだったのでしょうか。 1978年版と本作で決定的に違うのは、自身の犯罪が明るみになった後に犯人が取った行動です。オリジナルでは普通に逮捕されていた気がしますが、本作では自殺しました。一般的に犯罪がバレたあと犯人が取る選択として「自殺」は珍しくありませんが、こと本件にあっては違和感があります。金銭目当てで殺害計画を企てるような利己的な銭ゲバが、潔く死を選ぶとは思えない。少なくとも女の方は金銭目当てでは無かったのでないか。資産家女性に近づくところから始まっていた「金銭目的の計画殺人」ではなく、心変わりしたフィアンセを取り戻すために女が一計を案じたと推測されます。そうであるならば、妻を殺した時点で女の目的は達成されており、逃げる必要もなかった事になります。何なら男を殺してしまえば、永遠に誰に取られる心配もありません。あの男にそれだけの価値があるとは到底思えませんが、本作で定義される「愛」は「判断を誤らせ」「悲劇を生む」もの。物語冒頭の若かりしポアロと婚約者のエピソードについても同様の事が言えましょう。これが本作のリメイク意義「犯罪動機の別解釈」でありました。事象(表層)は同じでも味わいと余韻は全く異なります。1978年版で私が抱いたのは「女は怖い」であり、本作の場合「女は哀れ」でした。「男は人でなし」は共通していますかね。こんなふうに性別に言及した書き方をすると各方面から叱られそうですが、「本作の犯人の場合」という枕詞が付くのは言うまでもなく他意はありませんのでご容赦ください。ちなみに1978年版より本作の解釈の方が好みです。それにしても人種や恋愛対象が時代設定と合っていないのは如何なものでしょう(原作どおりだったら本当にごめんなさい)。「ジェンダー」やら「多様性」とやらに、こんなにも配慮しなくてはいけないものですか。「時代劇」にまで現代の価値観を当てはめてしまうのは流石にナンセンスと感じます。いっそ現代劇に置き換えれば良かったのに。まさか本作のリメイク意義が「ジェンダーレス」なんて事はないでしょうね。
[インターネット(吹替)] 7点(2024-01-22 18:30:00)(良:1票)
6.  M3GAN ミーガン 《ネタバレ》 
もし本作が『バス男』とか『トランスモーファー』なんてパクリ邦題をつけた配給会社に当たっていたら『ミーガン・プレイ』とか『AIの踊りを観せて』なんてトホホなタイトルを付けられていたかもしれない。これが一番恐ろしい。ところで『エイリアン2』のオマージュありましたか?
[インターネット(吹替)] 6点(2024-01-10 00:08:21)
7.  見えざる手のある風景 《ネタバレ》 
ネタバレあります。ご注意ください。  エイリアンによる地球侵略を描くSF映画ですが、戦前戦中ではなく戦後の「経済侵略」や「文化浸食」を描くのは珍しいかもしれません。形態は人間の植民地支配と何ら変わりません。エイリアンは見た目こそ違えど内面は人間と同じということでしょう。奴らは「特異な価値観」を有し「コミュニケーション」が可能でした。言葉が理解できる分かえってタチが悪い。言葉が通じない相手なら気持ちを分かってくれなんて思わないのに。 人類が「主権奪回」のために戦った形跡はあるものの長くは続かなかった模様です。それはテクノロジー(戦力)の違いというより植民地支配が成功している証。手法は「アメとムチ」「生かさず殺さず」「同化させる」。その第一歩が「教育」にありました。かつての脳神経外科の権威はエイリアン専用運転手に成り下がり、同居人家族は誇りを捨てました。静かに、ゆっくり、確実に、人類はアイデンティティを奪われてゆく。見た目以上に恐ろしい物語でありました。人類に希望が残されているとすれば、主人公が見せた芸術家としての矜持でしょうか。彼が取った「愚かな選択」の中にこの支配を脱するヒントが隠されていそうです。人類が目覚めるのが先か、はたまた飼い慣らされ家畜に落ちるのが先か。かなり分が悪そうな戦いではありますが。 ところでエイリアンの造形はまるで寄生獣(原作:岩明均)でしたが何かしら影響を受けているのでしょうか?また奴らが人間の言葉を話す仕草が何とも面白い。手の動きはハエがモチーフですか?SFパッケージとしてユニークな装丁であり、独特なテンポを持つブラックコメディとして一見の価値がある映画だと思います。エンタメ的に凄く面白いかというとそんなことはありませんけども(失礼)。最後にタイトルについて。一般的に「見えざる手」とはアダム・スミスの『国富論』に由来する経済用語であり「市場における自由競争が最適な資源配分をもたらす」の意味だそう。あるいは「神の見えざる手」とも。難しい事は分かりませんが「自由な市場競争バンザイ」と捉えて良さそうです。でタイトル『見えざる手のある風景』に戻りますが、これは本編ラストカットをこれまで主人公が描いてきた絵画(奴らが言うところの人間芸術)に見立て、名づけられた表題でありました。要するに皮肉です。この荒廃した世界のどこに自由競争の恩恵があるんだよ。あんな気持ちの悪いお尻フェイスな生き物が「神様」では貧富の差は開くばかりじゃないか。一応体裁はSFですが、本質的には現代のリアルな巨大資本経済の弊害を憂いた風刺映画でありました。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-12-26 18:21:58)
8.  アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち 《ネタバレ》 
本作はミステリーです。ネタバレありますのでご注意ください。  時は19世紀末。世紀の変わり目であり時代の転換期。精神医学においては黎明期でしょうか。舞台はイギリスのとある精神科病院。医学実習生=エドワード・ニューゲート氏を通じて当時の「治療技術」や「患者の置かれていた立場」といった「精神医療の現在地」が描かれます。其処には相対する視点がありました。医師と患者。あるいは常識とされる治療法と先進的なアプローチ。立場が変われば見方が変わり、価値観が変われば正義も変わる。観客は精神科講師の言葉「聞いたことは信じるな。見たことは半分だけ信じろ」を頼りに事象の真偽、そして善悪を見定めることになります。観返してみると最序盤から実に巧みなミスリードが施されており感心します。人は他者を記号化して認識するのですね。ミステリーとして上質で、最後の最後に明かされる「真相」は、はたと膝を打つ切れ味でした。果たして主人公は「何者」と評価されるのが妥当なのでしょう。狂人か詐欺師か、はたまた医者か。どの「半分」を信じるかで真実は形を変えるでしょう。エンディングは「酷い話だ」かもしれませんし「いやいやハッピーエンドだろ」かもしれません。どちらの受け取り方も間違いではありません。多角的な観方が可能な「奥行がある」物語で私の趣向に沿うものでした。ただし一か所だけ異を唱えたい点が。それは看護師役の少女の死について。彼女は何故殺されたのでしょう。本作を極めて単純化するなら「ラブストーリー」です。一目惚れしたあの人を探し出し添い遂げるまで。でもやっている事は狂気の沙汰ですし、倫理的にも完全にアウト。その不都合な事実をカモフラージュしロマンスの体裁を整えるために少女の死が利用されたのではないか。2人の未来を阻む障害を除去し、悪党(敵)を明確化してサスペンスを成立させる一石二鳥の仕掛け。彼女はドラマの都合で殺されたと感じます。このあたりがご指摘のレビュワー様もおられるように「安っぽい」と感じられる所以かと。結局のところ「不倫逃避行」という事実は変わりません。ならいっそ少女も連れて行けばよかったのにと思うのです。エピローグは庭園で踊る2人を見つめる少女の笑顔。一体この先どうなるのか見当もつきません。でも2人にそこまでして茨の道を進む覚悟があるなら、納得できた気がします。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-12-22 20:58:54)
9.  PROSPECT プロスペクト 《ネタバレ》 
フォーマットは典型的な「トレジャーハントアドベンチャー」。「秘境」から「辺境惑星」に舞台を変え、SF要素が加味されています。様式は王道ですから一定レベルの満足度は担保されているようなもの。あとは如何に旨味やオリジナリティを出せるかが焦点でした。折角のSFですから、まずは設定勝負でしょう。この点は「優」と判断します。アナログ風味のテクノロジーは往年のSF小説の世界。武器(銃)の性能も強過ぎず程よく不便なのがいい。惑星の環境は『ナウシカ』の腐海を彷彿とさせます。お宝は生物の分泌成分の結晶かな。よく分かりませんが価値はありそう。既視感はあるものの、世界観はきちんと構築されておりSFの雰囲気抜群でした。さて、肝心の物語はどうでしょうか。主人公は少女。父を殺した仇と協力して惑星から脱出を試みます。なかなか「そそられる」イントロではないですか。ただどうにも展開不足でした。脱出ポッドを目指す道中には自然環境の脅威なし。野生生物の襲来なし。唯一の障害は惑星に住み着いてしまったとある家族。精神を病んでいたものの凶悪でも武闘派でもありません。結果アッサリ2人は最終目的地まで到達しました。うーん淡泊な。人物造形も同じく。キーパーソンのエズラは仇であり恩人でもあり。その正体は悪人?善人?彼の人間性を際立たせることでドラマに深みが出たはずですが「結果的に悪い人ではなかった」程度の描写に留まっています。いや、もうちょっと掘り下げて欲しい。勿体ないです。結末について。主人公のプロスペクト=展望は開けたのでしょうか。「トレジャーハントもの」の流儀に則れば、主人公のポケットには一つや二つお宝は入っているはず。毒親から解放され借金も帳消しになったのだとすれば、彼女の未来は明るいかもしれません。修羅場を潜り抜けてきた少女の笑顔は「命あっての物種」だけではなさそうです。エズラを殺さなかったのも良ポイント。という訳で物語の評価は「不可」ではないものの「可」止まり。総合評価も「良」には届かず「可」と判断します。 劇中のロケーションはほぼ森林。塵が舞うエフェクトのみで辺境惑星であることをアピールします。本来なら未知の生物とか出したいでしょうに。低予算なのは明らかでちょっと可哀そうなくらいでした。展開に乏しいのもこの辺の事情が影響しているのかもしれません。B級SFとして光る欠片はあった気がしますが、よく見たらダイヤモンドではなく石英でした。そんな映画。採点は5点相当ですが、シーちゃんの凛々しい眉毛に+1点とさせて頂きます。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-11-29 20:15:53)
10.  バーバリアン 《ネタバレ》 
観終えた直後「やばいよね。これ完全にきちゃってるよね」と思わずハローバイバイ関のモノマネが口を付きました。恥ずかしい。でも正直それくらい「やりすぎ」な映画だったのです。序盤はA級サスペンスの趣を醸し出していただけに、終盤怒涛の「なんじゃこりゃ」展開に茫然自失でした。あるいはコメディと捉えればよいのかもしれませんが全く笑えません。むしろ胸糞です。カテゴリー的にはホラーでもサスペンスでもなく「珍品」が相応しいかと。この単語にビビッと来た「Z級映画マニア」の方は観て損はないかもしれませんが、当然得もありません。以下は私の「もやもや」を吐き出したもの。ネタバレしていますのでご注意ください。 おそらく物語の下敷きとなっているのは『クライモリ』と思われます。舞台を森林から住宅街へ。一般住宅の地下に潜んでいたのはバーバリアンでした。これが地底人とか宇宙人ならぶっ飛んではいても許容しますが、野蛮人って何なのさ。彼女は愛情も教育も受けられなかった被害者でしょうに。おぞましい「実験」の末に生み出された哀れな怪物であり、境遇的には「ジェイソン」や「レザーフェイス」より「フランケンシュタイン」に近いと考えます。それならそれで「悲しきモンスター」路線で物語を進めてくれればよいものを、あり得ない怪力やら物理法則無視のトンデモ描写で観客を煙に巻きます。「建物から落下する人を追いかけて後から飛び下りたはずなのに、なぜか先に地面に着地していた」は「ヤツの前で階段を登っていたと思ったら、いつの間にか降りていた」と何ら変わりません。まさに「何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった」ポルナレフ状態であります。ほんと無茶苦茶ですよ。何より狂気を感じるのは、本作が『ディズニープラス』から配信されていること。メッセージは「民泊なんて危ないからやめておけ」で間違いありません。
[インターネット(吹替)] 2点(2023-11-11 13:52:28)
11.  ノック 終末の訪問者 《ネタバレ》 
ネタバレしています。ご注意ください。  一般的なホラーであれば、オチでもうひと捻りあるものです。全てが終わった後4人が乗ってきた自動車の中から証拠が見つかり、奴らがイカれていた事が判明する流れ。「誇大妄想」あるいは「我が身を犠牲にした異常な復讐」あたりが相場でしょう。当然パートナーは死ぬ必要がなかった事になります。後味は最悪ですがこれがホラーの定番であり流儀と考えます。しかし本作は捻りなくあっさり幕を閉じました。4人の主張の信憑性を裏付けて終わり。このある種の「すかし」は「本作はホラーにあらず」を意味していたと考えます。バイオレンス描写は目くらまし。物語の本質は「人間の性(さが)」を問う濃厚なヒューマンドラマでした。もう少し言及するなら、本当の主人公は誰かという話。ぜひ4人の立場に自身を重ねて想像してみてください。自分でさえ信じられない支離滅裂な話を赤の他人に理解してもらい、尚且つ「できるはずのない決断」を「絶対にしてもらわなければならない」絶望感を。彼らもまた被害者です。私ならきっと重圧に耐えらず逃げ出していたでしょう。でも4人は真摯に使命と向き合いました。それだけでも尊敬に値する人間に違いありません。そう邦題は『シン・ミッション:インポッシブル』が相応しい。こんな「意外なオチ」の映画、シャマラン監督以外つくれないと思います。
[インターネット(吹替)] 8点(2023-10-30 18:51:08)
12.  FALL/フォール 《ネタバレ》 
ネタバレあります。ご注意ください。  2人が塔の上で取り残された時点で残り時間60分と知り頭を抱えました。「詰み」の状態からあと1時間も何を見せられるのかと。延々と回想だったり懺悔だったりは御免だなと感じておりましたが、なんと!なんと!!サバイバルサスペンスとしての「展開」が多数用意されていました。しかも『大ネタ』まで仕込む抜かりなさ。いや私もあの時は「そんなの無理だろ」と突っ込んでいたんですよね。思わず声に出して。でも火事場の馬鹿力(米国だとファイヤーフィールドのシットパワーですか?)なんて言葉もありますし渋々納得していたところ。ですから真相が明かされて膝を打ちました。 喩えるなら、エベレスト山頂でフルコースを供されたような驚き。見事なエンターテイメント性に感心しました。さらに素晴らしいのは物語の芯にテーマが一本通っていたこと。それはもうTV塔のように真っすぐと。『チャレンジの価値』『生きるには覚悟が要る』これらを雄弁に物語る終盤怒涛の畳みかけに痺れました。エンディングも申し分なし。この手のソリッドシチュエーションスリラーでは、結構平気でバッドエンドが用意されていたりするので内心冷や冷やでした。絶体絶命の大ピンチで本当に絶命さる脚本なんてクソくらえなんだよ!失礼しました。取り乱して下品な言葉を使ってしまいました。脚本家の皆様の苦労も知らず勝手な事を申しました。お詫び申し上げます。 「どうせ迷惑系配信者の自業自得の災難。設定も出オチみたいなものだし期待できないな」と高を括っていたせいもありますが、予想外にハイクオリティな作品に驚いた次第です。最後に褒めてばかりも何なので、バランスを取るために若干の駄目出しを。クライミングを趣味にする人間があの体脂肪率のワケがない。以上です。
[インターネット(吹替)] 8点(2023-10-07 02:18:21)
13.  13日の金曜日(1980) 《ネタバレ》 
小学生の頃に鑑賞済み。今回およそ40年ぶりに再鑑賞しました。当然犯人は誰か知っていますが、それにしてもミスリードが上手くありません。預言者気どりの爺さんを犯人と思わせたいのは見え見えですが、垣間見える犯人の身のこなしが老人のそれではありません。極めつけは射的場への呼び出しの件。助けを求めていたのは明らかに女性の声でした。この時点で女性犯人説が頭をよぎるだけでマイナス。時代的に「ラジカセ」があるなら子供の声を再生すれば済む話ですし、それが無理なら打刻音や光を使う「気配り」が欲しいところです。残念ながら詰めが甘いと感じます。果たして犯人は〇〇だった訳ですが、その狂気にこそ震えるものの、戦闘力はありません。殺しは不意打ちか騙し討ちのみ。まともにやりあったら、若い女性である主人公にさえ勝てません。事実、主人公との直接対決では何度も態勢を崩され逃亡を許しています。この体たらくは殺人鬼として如何なものか。力関係は相対的なものです。己が弱いのであれば相手をもっと弱体化させれば問題ありません。クライマックスの演説用に、毒でも麻酔でも使えばいいのにと思ってしまいました。ラストの湖上シーンはホラー映画史に残る名場面だと思いますが、妄想なのが残念でした(ですよね??)。もっとも続編を考慮するなら「伏線」と捉えられなくもありませんが、どうなのでしょう。子供の頃は『エクソシスト』も『オーメン』も『13日の金曜日』もざっくり同じホラー映画。どれも滅茶苦茶怖かった記憶がありますが、大人になって観返すと気づかなくていい粗まで気づくようで。初鑑賞時なら8点、今評価するなら頑張ってもこれくらいです。(以下余談)今回某W●W●Wオンデマンドで鑑賞したのですが、サムネイルが酷いネタバレでした。ちなみに『猿の惑星』セルDVDのパッケージも有名なラストカットがそのまま使用されています。たとえば公開後四半世紀以上経過したメジャータイトルならネタバレして良しみたいな風潮とか不文律とかあるのでしょうか。日常会話で有名映画のネタバレを不用意に食らっても笑って許せますが、せめてこれから映画を観ようとしている人に対しては「気配り」が欲しいと思うわけです。
[インターネット(字幕)] 6点(2023-09-29 19:20:06)
14.  BODIES BODIES BODIES/ボディーズ・ボディーズ・ボディーズ 《ネタバレ》 
ネタバレ禁止映画です。未鑑賞の方はご注意ください。  タイトルの「Bodies」とは「死体」の意。また劇中披露された「人殺しゲーム」の呼称でもあります。くじで殺人犯役となった者を会話で探り出す人狼ゲームのような遊び。アメリカではお馴染みのゲームなのか、はたまたこの映画だけのオリジナルなのか不明ですが、いずれにせよ「遊びのはずだったのに・・・」パターンのサスペンスです。観終えてみれば「そんなことだろうと思ったよ」ですが、パニックになると人はとんでもない間違いを犯すという事でしょう。ただ、それにしても本作の登場人物の錯乱ぶりは酷いものでした。お口あんぐりのアングリーです。 失礼しました。 彼らが判断を誤った要因は大きく2つに区分できます。外的要因と内的要因。外的要因とは「状況」であり、「嵐」「停電」「通信不通」「車のバッテリー上がり」そして「友人の不審死」が該当します。これら要素が積み重なり彼らの中で「緊急事態」と認定されました。緊急事態と平時では、判断基準が変わるのは当然です。思い切った決断が求められる事もあるでしょう。しかし今回のケースは緊急事態でも何でもありません。この状況を緊急事態に「格上げ」してしまったのは、内的要因、すなわち彼らの「心理状態」が影響していたと考えます。具体的には「日頃の人間関係」そして「経験不足」。端的に言えば「子どもだから間違えた」。未熟なパーソナリティに飲酒とドラッグが追い打ちをかけ、慌てふためいた挙句に日頃の人間関係の鬱憤を暴発させてしまったと。客観的には「なんだそりゃ」って話です。ただし、かくいう私も彼らと一緒に浮足立ちました。反省いたします。ただ言い訳させてもらえるなら、それだけ伏線やミスリードが上手かったということ。1人目、3人目の死の真相は「事故死」でしたが、ぱっと見「他殺」です。つまり偶然が2度重なった状況。ミステリーの流儀としては多少アンフェアな気がしないでもありませんが、描写にも配慮がありギリセーフ。またパーティ参加者唯一の大人を早々に退場させたのもお見事でした。ラストのセリフがまた何というか脱力もので、騒動の本質を突いています。先にざっくり「経験不足」と断じましたが、正確には「教養不足」かもしれません。知識や学力ではなく教養。彼らの言葉一つ一つの軽薄さが気になりました。正しい判断には確かな教養が必要です。パーティ参加者の中に一人でも教養を身に着けた者がいたなら、結末は全く違ったものになっていたはずです。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-09-08 14:18:13)
15.  #フォロー・ミー(2020) 《ネタバレ》 
ネタバレ厳禁映画です。予備知識なく鑑賞することをお勧めします。なお結構な精神的ダメージが想定されますので注意喚起しておきます。「ユーチューバーとかインフルエンサーなんて調子のり、いけ好かねえから痛い目を見ればいいんだよ」な方にはいいかもしれません。以下は鑑賞済み、鑑賞する気がない、ネタバレ上等な方のみでお願いします。    当初は一般的な「デスゲームもの」との認識でした。そう予告されておりました。人気ブロガーが配信用に「脱出ゲーム」にチャレンジしたところ、実際は本物の「デスゲーム」でしたオチ。如何にもな設定です。そこで肝心のデスゲームですが、宜しくありません。凡庸なアイデアで謎解きに面白みがなく、全体尺に対してボリュームが不足しています。ゲームとは関係ないところで人が死ぬ始末。これはハズレでしょう。でも想定の範囲内でもありました。「デスゲームもの」で当たりを引くのは、宝くじ並みなのは学習済み。しかしながら、これら不満点が全て消し飛ぶ驚愕の結末が待っていました。脳内ではお馴染み「蒲田行進曲」が再生される有様(もちろん劇中では流れていません)。と同時に襲われる虚脱感と絶望感。ああ観るんじゃなかったと大後悔です。思い返してみれば、なるほどと思ったり思わなかったり。その描写はフェアですか、そうですか。やはり舞台が「ロシア」ってところがミソだった気がします(ロシアだからサワークリームですか)。いずれにせよ見事に騙されました。こういう作品を観ると『水曜日の〇ダウン〇タウン』なんか本当に怖くなります。ギリギリを攻めるエンターテイメントは面白いですが、一線を超えると大惨事です。リアリティショーも同じ危険性を孕んでいると言えましょう。そう、この映画の教訓は「何事もやり過ぎ禁止。匙加減って大事」であります。 正直あまり高い点数をつける気になれませんが、「絶対に忘れない」のは間違いありません。「二度と見ない」も確定ですけど。毒にも薬にもならない映画と比べれば、毒でも薬でもある本作の価値はある気がしますが如何でしょうか。ちなみに、ここで言う「匙加減」が神レベルの傑作サスペンスが存在します。鑑賞済みの方であれば、すぐにピンと来ることでしょう。タイトルは明かしませんが、気になる方は本サイトにも登録されていますので探してみてください。でも探して観ると魅力半減なので、偶然出会うのが理想ですね。平均点は6点台後半です。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-08-21 22:26:13)
16.  チャイルド・プレイ(2019) 《ネタバレ》 
1988年制作のオリジナルは鑑賞済み。とはいえ随分昔のことですから詳細は忘れました。そこで本サイトの自身の投稿を見返したのですが、絶賛していて驚きました。そんなに面白かったかな?そんな印象ないのですが(苦笑)。で、今回のリメイクの感想ですが「そこそこ良く出来ていてリメイクの意義も感じるが・・・」であります。 以前別作品の感想で述べた気がしますが、そもそも傑作・名作をリメイクする必要などありません。これが大前提。ただし、古典SFを最新の映像技術を駆使して撮り直してみるという試みは理解できます。本作はこのパターンかと。さらに最新のテクノロジー「IOT」を活用することでチャッキーの殺人能力の爆上げにも成功しました。ただ、現代風にチャッキーを「最適化」したせいでオカルトホラーとしての「味わい」や「深み」は無くなってしまった気がします。でもこれは仕方のないこと。仕様が変われば特長も変わる。これもリメイクの意義と考えます。 チャッキーの風貌について。ツッコミたくなる衝動が沸き上がりますが、こんなデザイン無い話でもありません。日本だってキモカワイイとか、エロかっこいいとか、肯定する気になればどうとでもなります。ジャスティンなんちゃらとか、フワ何某とか、インフルエンサー様が「これアリなんじゃねえ」と言えば確実に流行る世の中なんでしょうし。これもまたホラーな気がしますが。 コメディやジュブナイルの風味を利かせ、全体印象は「IT」を彷彿とさせる出来栄え。これはこれで悪くありませんが、オリジナル超えは叶わなかったようです。
[インターネット(吹替)] 6点(2023-08-13 19:24:03)
17.  エル・マリアッチ
脚本だけなら特筆するような作品ではありませんが、ロケーションとキャスティングの素晴らしさが本作を特別な映画に仕上げています。得も言われぬ良い匂い、画面の端々から色気を感じます。本来はハンデとなる低予算もプラスに作用している気がします。刺さる人には堪らないでしょう。出来の良し悪しでは測れない味のある映画。こんなの大好きなんです。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-07-22 19:11:20)
18.  アンテベラム 《ネタバレ》 
(注意!)ネタバレ厳禁映画です。胸糞悪い要素もあるため鑑賞者を選びますが、もし興味がおありであれば、予備知識無しでご覧になることをお勧めします。  久しぶりに「もの凄いもの」を観ました。トリック自体は極めて単純なのに、いやだからこそ完璧に騙された気がします。伏線の張り方、台詞選びのセンス、描写に演出、どれをとっても本当に丁寧でツボを抑えていたと思います。真相が明かされてもなお魔法が解けきっていない感覚が不快でありながら心地よくもあり。地に足が付かない感じとでも申しましょうか。主人公が疾走するクライマックス。彼女が飛び込んだ先、その驚愕の風景に思考は一時停止させられます。「ここは一体何処(何時)なんだ?」感は絶品でした。 かなり胸糞ですし、政治的、風刺的要素は個人的にはマイナス査定となる要素ですが、それを補って余りある衝撃とカタルシスがありました。傑作だと思います。
[インターネット(字幕)] 9点(2023-05-11 01:52:20)(良:1票)
19.  パーム・スプリングス 《ネタバレ》 
SFギミックは元ネタありきなので評点に加えませんが、それを差し引いてもやっぱり面白いと思いました。テーマ、メッセージ性は素晴しく胸を打ちます。基本的に人生賛歌なんですよね。コメディとしても悪くありません。ただ、個人的な好みを言えばもう少しエッジを効かせても良かった気がします。エロでもグロでもナンセンスでも。この設定なら何でもありですから。エンドクレジット途中で供されるエピローグは大変気が利いていて心スッキリでした。ただし時の牢獄から出たあと、普通の生活に戻れるかは疑問。うっかり死んでしまいそう。慣れというのは恐ろしいものです。
[インターネット(吹替)] 7点(2023-04-30 06:28:10)
20.  BECKY ベッキー 《ネタバレ》 
『ホームアローン』か『ダイ・ハード』いや『ランボー』の趣き。ローティーンの少女がたった一人で多数の敵と対峙します。全体構図としては『キック・アス』が一番近いかもしれません。復讐劇でもありますし。ただ徹底したエンタメ志向で馬鹿映画(もちろん褒め言葉)に昇華したキック・アスと比べると、本作は振り切れ方がいまいちです。いっそのこと復讐なんかそっちのけで快楽殺人に目覚めた『サイコキラー』を描いてくれた方が割り切って楽しめた気がします(後日談となる事情聴取からはその片鱗が伺えます)。コンプライアンス的にNGですか?善人ぶってた大男を有無を言わさずアレしたシーンはスカッとしましたが。 ちなみに戦いで重要なのは兵力より勝機と言ったのは寄生獣のミギー。まさにベッキーちゃんの戦い方がこれに当てはまるものだったと思います。
[インターネット(字幕)] 5点(2023-04-27 00:26:23)
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