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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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81.  ディアボロス/悪魔の扉 《ネタバレ》 
面白いのは面白いんですが、もう少しって感じ。俳優陣がうまくはっまってるだけに惜しい。結局なに?というのが頭の中にはびこり、消化不良ぎみ。オチはあれでいい。ただ本気でキアヌをとり込む気ならあそこでのネタばらしはなぁと思う。まあ、その後のオチでリセット出来るのでいいんでしょうが。ラスト近くの演説は圧巻ともとれるが、悪魔っぽくない。
6点(2003-07-10 17:54:49)
82.  トラフィック(2000)
大ドンデン返し好きな私にとってあのエンディングは「えっ、これで終わり?」って感じでもやもや感を抱きながら映画館を出たのをよく覚えてます。でもテーマがテーマだけにそれもしかたなし。変にハッピーエンドだったりしてたらこれまでのリアル感が台無し。そう思い、あらためて思い返すとなかなかのデキかも。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの演技が光ってました。もう一度見ると評価が上がる作品かも...
6点(2003-04-16 17:49:45)
83.  スパイ・ゲーム(2001)
トニースコットがけっこう好きなので期待して見たが、う~ん。冒頭の脱出失敗シーンはかなり良かった。シーンの頭の、場所と時間を伝える画面もかっこいい。でもストーリーに無理がある。してやったり!という爽快感が味わえれば良かったんですが、CIAともあろう組織でいくらなんでも・・・ねぇ。
[映画館(字幕)] 6点(2003-04-03 12:26:17)
84.  かいじゅうたちのいるところ 《ネタバレ》 
某レンタルショップの「こども向け」の札がかかった棚にあった。子供と見ようと思ったんだけどなかなか時間がとれず結局一人で見たんだけど、子供が見て楽しめるのかどうか怪しい。まあこればっかりは実際に子供に見てもらわないとなんとも言えないんだけど・・。絵本が元だからといって子供向けでないといけないってこともないわけで、それはそれでいいんだけど・・。うーん、よくわからんかった。かいじゅうたちは少年の創作物で、少年はかいじゅうたちを通して自分を見つめるわけで、というのはわかるんだけど(と思ってるんだけど)、まず、かいじゅうたちの関係が分かりづらいうえにその分かりづらい関係を軸にしたドラマを見せてくることに戸惑う。かいじゅうたちの造形が可愛くもなければ怖くもないのもどうなのかと。子供の創作物だからということであればドラマも子供の創作物なわけだからもっとわかりやすい展開じゃないと。と思うんだけど。テーマとか意味するものを無視して見たって、ドキドキとかヒヤヒヤとかするはずのシーンであんまりドキドキヒヤヒヤできなかった。前後の現実の世界のシーンはけっこう好きなんだけど。
[DVD(字幕)] 5点(2011-05-17 15:26:26)
85.  キングダム/見えざる敵 《ネタバレ》 
今、中東を舞台とするならばどうにもカメラを揺らさなければいけないらしい。でもまあこの作品の揺れはまだ許せる。それは揺らすことが単なる「かっこつけ」と自覚しているように思えたからかもしれない。揺れる画面からリアルを得ようなんて思ってない。そもそも味方に全く弾が当たらないのはリアルじゃない。かっこいい銃撃戦が撮れればOK。その潔さがいい(製作にマイケル・マンの名前があるけど影響あるのかな)。あと、見せるべき一瞬を揺れない画面でとらえていたんじゃないだろうか。そのかわり細切れカットが鬱陶しい。男世界に女性捜査官を登場させ、また大いに女性であることを強調していること、そしてじゅうぶんに活躍の場を与えていることは見栄え的にも実に良かった。そういった娯楽の部分はいいのだが、サウジと米国の関係の解説から始まることからも社会派でもあろうとしており、それはべつにいいんだけども、その社会派たろうとするための、同じセリフを互いに発していたという皮肉に満ちたオチ、それ自体もあざといんだけど、そのオチの伏線がしつこい。「なんて言って慰めたのか」と何度も質問する必要なんてない。観客には聞こえない耳打ちでじゅうぶん伏線になってる。
[DVD(字幕)] 5点(2010-10-14 16:36:15)
86.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
「3」でやっと本当の主役となったジョン・コナーであったが「4」でまた食われる。マックGは「2」のファンなのだろう。本来敵であるサイボーグ・マーカスとジョンとの奇妙な絆は「2」の少年ジョンとT-800の関係にかぶる。ジョンを凌ぐ存在感の大きさもその最期もやはり「2」を意識した構成となっている。それはそれでいいのだけど、シリーズで初めて「審判の日」以降の未来世界が舞台となるということもあって、しかも怒涛のアクションを見せた「3」の後ってのもあって、良くも悪くももうちょっと豪快なものを期待していた者としてはちょっと肩透かし。まあでも、このシリーズは元々悪役でしかなかったシュワルツェネッガーの人気に便乗ってこともなかろうが少なくともシュワルツェネッガーありきのシリーズであったことは確かで、今回シュワルツェネッガーなしで続編が作られたことは冒険でもあったのだろう。だから「2」の構成を再利用して安全弁としたのかもしれない。続編、あるのかどうか知らないけど、「4」ではまだシュワルツェネッガーの呪縛から脱し切れていない。次が勝負だ。
[DVD(字幕)] 5点(2010-09-15 16:31:19)
87.  17歳のカルテ 《ネタバレ》 
特別異常とも思えない若く美しい女が半ば強制的に精神病院に送り込まれる。妻子ある男との不倫と自殺未遂のシーンがフラッシュバックで映される。女は精神的ショックと薬物による一時的な情緒不安定状態なだけで病気ではないのではないかとまず思わせているように思う。そして時代が60年代であることを告示する。60年代であることにどんな意味があるのかは知らないが、とにかく「今」ではなく「昔」の話であることが告示されたわけである。当然、『カッコーの巣の上で』を想起する人は多いだろう。私もその一人で、この映画は過去にこんな人権侵害甚だしい病院があったのだという告発映画、もしくはそんな酷い病院と戦った患者たちの感動話、あるいは・・・どちらにしろ「病院は敵」という構図の映画かと思ったのだ。今なら、名前も教えてもらえない薬を毎晩飲まされるシーンなんてアンジーが虐げられた『チェンジリング』を想起するはずでいっそうこの構図は明確なものになるはずだ。しかし終わってみれば病院は敵どころかむしろ味方に近い。確信犯的ミスリードだと思うのだが、けして意外な展開を楽しむ作品などではなく、ミスリードすることによって得るものより損失のほうが大きいように思う。主人公の回復と成長というメインのドラマが丁寧にされているぶん、とくにそう思う。確信犯じゃなかったら単なる私の早とちりなのだが・・。 昨年末に若くして急逝したブリタニー・マーフィーに謹んで哀悼の意を表します。
[DVD(字幕)] 5点(2010-02-05 16:05:58)
88.  コーチ・カーター 《ネタバレ》 
弱小不良チームが新コーチの鬼の特訓で強くなってゆく映画。ではなかった。バスケで勝ったからといってもそのときだけ。刑務所に行きたくなければ大学に行けるように勉強しろ。という映画だった。かいつまみすぎだけど。映画の中の学生の親や常勝ムードで盛り上がる地域住民がこの急転に意表をつかれたように、見ているこちらも突如現れる社会派色に意表をつかれる。しかしあまりに簡単に強くなってゆく展開の後だけに心地の良い急転として迎え入れることができる。一気に脇に追いやられるバスケではあるが、映画を盛り上げるうえでも重要な試合のシーンがそれなりの盛り上がりをちゃんと作ってはいる。ただ迫力だけを見せるのではなくゲームの流れを見せているこの試合シーンはなかなかの高評を得ているらしい。でも実は個人的に不満。バスケは点が始終入ってゆくので全体の流れももちろん映さなきゃならないけど、漠然とでもルールがわかりやすくもあるので全体の流れだけに拘る必要もなく、むしろバスケの醍醐味として体力の消耗してゆく様や息の合ったチームプレイや個人テクニックこそをアップやスローモーションを使いながら見せて欲しいとか思っちゃうのだが、そう思ってしまうのは私がバスケをしていたからというよりは漫画「SLAM DUNK 」の影響かもしれない。細かいカットの連続で迫力だけ出しましたみたいなのは論外だけど、ゲームの流れを見せているあいだずっとかかりっぱなしの音楽で高揚を得ているというのもどうかと。
[DVD(字幕)] 5点(2009-11-19 15:16:51)(良:1票)
89.  ウォンテッド(2008)
劇場予告編のバカバカしいまでのかっこよさに絶対見に行こうと思ってたんだけど、結局都合がつかず見そびれてしまった。でDVD鑑賞となってしまったのだが、うむむむ。前半は期待通りのバカかっこいいシーンの連続にしびれたし、マンガチックなクールビューティが似合いすぎのアンジェリーナ・ジョリーもそのバカかっこいいシーンにはまりまくり。巻きこまれながら成長してゆく主人公という王道のパターンもいい。ところがお話は単純なままでは終わらない。けして複雑ではないがちょっとした捻りがあってストーリーとしても楽しめるようにしてくれてはいるんだけど、そこが余計なお世話。ストーリーは単純でいい。とは言ってもストーリーに一捻りがないと現代の観客は許してくれない。主人公が一人前になってバカかっこいい仕事人となって大活躍する、、、だけじゃダメなのだ。しかもどうやら結果としては捻りがまだまだ少ないということでの低評価っぽい。うむむむ。娯楽作ってのは難しい。
[DVD(字幕)] 5点(2009-10-07 14:04:12)(良:2票)
90.  エイリアンVSヴァネッサ・パラディ 《ネタバレ》 
楽しめてしまった。アメリカ南西部の片田舎っぽい場所にフランス語というギャップがまず興味をひく。主人公の男のいきなりの懲役133年というあり得ない刑罰も、コメディとして消化されない妙な信憑性を持っているから厄介だ。湖面に映る浮遊するエイリアンを一瞬だけ見せるというのがまたうまいから困っちゃう。けっこう丁寧なのだ。いや、かなり丁寧だ。なのになぜ犬はどこから見てもぬいぐるみなのだ。かと思うと田舎町のおじいちゃんがなんの脈絡もなくいきなりエイリアンがやって来るのをずっと待っていたのだと宇宙服を着込む。それでもエイリアンと共に飛んでる手裏剣みたいなのがスパンスパンと首チョンパしまくるパニックシーンは迫力ありスピード感ありと文句なし。プロデューサーがなんで真っ黒なケムール人みたいになっちゃうのかよくわからんがそろそろクライマックスだなと思ったらいきなりパラディ嬢がお空に吸い込まれちゃう。お!ここでスタントマンという設定が活きてくるのか!と主人公がバイクでジャンプ!で、その後・・・・なんですか?この妙に哲学的ともとれるわけわからん世界は。置いてきぼりのまま終わる。でもなぜか怒りはない。結局のところ、永遠のロリータ・ヴァネッサ・パラディのプロモーションだったのだろうか。たしかにジョニー・デップとの間に子供を二人もこしらえたとは思えない可愛らしい容姿にはプロモーションの価値はあるかもしれないが。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-26 13:49:42)
91.  エイリアンVS. プレデター
『エイリアン』『プレデター』という作品とは全く関係なくキャラクターだけを借りてきた、いかにもな「企画モノ」なのだが、ちゃんと「企画モノ」の責務は全うしている。エイリアンとプレデターを引っ張り出してきた時点で成功と言ってもいいくらいなのだが、その商品価値の優位に溺れずに、元来持っているキャラクターの魅力を損なわずにちゃんと見せている。プレデターにいたっては魅力を倍増させている感すらする。ポール・W・S・アンダーソンはきっと両キャラクターを好きなのだと思う。好きこそものの上手なれ。辻褄を合わせたエイリアンとプレデターの歴史背景もその説明にくどくど時間を費やさない。見所はアクションと心得ている。とは言うものの「企画モノ」につきものの安っぽさはどうしたって拭えない。それは最初から分かりきった事。サスペンスやホラーなんて期待しちゃいけない。そこを割り切って見ればそこそこ楽しめる。作り手も割り切っている。これは「企画モノ」なのだと。
[DVD(字幕)] 5点(2009-08-24 18:50:24)
92.  ボビーZ
主人公カーニーは極度の悪運のせいで塀の中の人なんだけど、優しくて頭も良くて男前、そのうえ度胸もあってすこぶる強い。んなやつおらんやろ~~。まあいいとしてとにかく強い。格闘のプロ。いつからやねん。フツウっぽいのがそこそこ頑張ってるならいいのだが、ここまでめちゃくちゃに強いならその強さの元を悪運の回想録の中に入れといてほしい。それぞれの思惑を持つ追う者たちの交錯がなかなかに面白いので、追われる者、つまり主人公と子供のコンビにもっと珍道中的なユーモアがあったらもっといいものになったかも。それはさておき、オープニングとエンディングのおっさん、誰やねん。いらんやろ。
[DVD(字幕)] 5点(2009-06-05 12:51:59)
93.  ヒトラーの贋札
自分さえよければいい。そんな主人公が強制収容所内の工場でリーダーをまかされて以降、徐々に仲間をかばう態度を見せてゆく。そしてユダヤ人としての最大の敵であるナチスへの協力と抵抗のバランスをとってゆく役割を担い、またその狭間での葛藤を描いてゆく。原作者でもあるブルガーが断固「抵抗」を支持する役回りになっているのが原作どおりなのか、主人公を完全な協力者から目を覚まさせる役を担わすためなのか、はたまた「正義」と「命」を天秤にかけるというストーリーの「核」をはっきりさせるためなのかよくわからないが、この人ひとりだけがちょいと浮いた存在になってしまっているのがどうなんだろうと。そして全体にほどよい緊張があるのはいいが、ここぞという場面での緊張に乏しい。例えば仲間が銃殺されようかという場面や贋札が銀行でクリアされる場面ではもっとドキドキさせてくれないと。あえて淡々とした演出なのかもしれないが、ストーリー上でも盛り上がるべくものとしてそのシーンを挿入しているはずだ。結果、生真面目な告発的なものと娯楽としてのサスペンスが共に弱くなってしまってるように感じる。
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-24 15:02:19)(良:1票)
94.  サラエボの花 《ネタバレ》 
父親がいない家庭を描くことで戦争の傷を描くのかと思って観ていると、父親が殉教者(戦死者)であれば証明書がもらえ、修学旅行の料金を一部免除されるという話になり、殉教者という響きに宗教が絡んだ根の深い戦争だったことを想像させ、その後のドラマもまた宗教がらみの複雑な困難が描かれるのかと勝手に想像していると、いやいやもっともっと悲惨な事実が待っていた。サラエボの女性監督の切実なる想いが映画にこめられ、その悲惨な事実が痛々しく現実味を帯びてゆく。女たちは戦闘には参加しなかったのかもしれないが、まちがいなく戦争を体験してきたのだ。爆撃も暴力も一切映されず、それでもしっかりと戦争の悲劇は描かれる。母親の心の機敏は男の胸毛に気分を悪くしたり、薬を常用していたりといったシーン、あるいは親切にしてくれる男に対しての恐れやときめきといった細やかな表情や態度の変化など、丁寧(すぎるぐらい)に描かれてゆく。その一方で娘のほうの心の機敏は母親のそれと比べると型どうりにしか描かれていない。娘の苦悩はどこの家庭にもある母親との意思疎通とか誤解とか年頃の女の子の反抗期のそれとなんら変わりなく、戦争の傷跡へと直結するのは最後の髪を刈り上げるところのみとなっている。少年との恋愛がなぜ描かれたのかわからん。拳銃がなぜ出てきたのかわからん。母が抱える傷が主題なのだろうが、この母よりも存在感の際立つ娘をこそ繊細に描いてほしかった。
[DVD(字幕)] 5点(2008-10-02 17:08:16)
95.  バイオハザードII アポカリプス
前作のレビューでも書いたように全くのゲーム音痴なのだが、ジル・バレンタインってのも他のレビューを読むかぎりゲームのキャラらしく、しかも似てるの?まあ似てる似てないは置いといて、いかにもゲームの中に出てきそうなキレイな顔だなあと思った。で、意味無くセクシーコスチュームにしているところがグー(これもどうやらゲームと同じなんですね)。真っ赤なドレスに対抗するような真っ青な衣装がダブルヒロインの猛活躍を予感させるのだが、「魅力的な脇役」以上の存在にはならずガッカリ。ゲームでの役回りはどうなのか知らないけど、もんっのすごく勿体無いです。前作の建物内での抗争がいかにもRPG風だったが、今回も町中のカメラを使ってパソコン上に町全体を映し出し、主人公たちにあるミッションを課すことでRPGの面白さを最大限に発揮させている。でもホラーじゃなくてアクションなんだけど、全く怖くないというのはどうなんでしょ。
[DVD(字幕)] 5点(2008-09-02 13:38:28)(良:1票)
96.  バイオハザード(2001) 《ネタバレ》 
ゲームは全く知りません(あらゆるゲームに無知です)。だからなのかどうかは知らないけど、思った以上に楽しめた。地下の研究施設を図解で見せて登場人物たちのいる場所を示すくだりは「ゲーム」へのオマージュでしょうか(特に無くたって支障は無いように思ったので)。ホラーよりもアクションに重きを置き、ひたすらかっこよくゾンビどもを殺しまくる。ミラの赤いドレスが最初、ものすごく浮いてたんだけど、ドレスに不似合いなバトルが繰り広げられるごとに赤いドレスが様になってゆく。ウイルスによって死んだ後に細胞が活性化されるとか取って付けたようなこと言ってたけど、だったらその活性化された肉を食い合えよ!とか一瞬思ったけどあくまで一瞬で、怒涛の展開が要らぬ説明によるこじ付けを取っ払う。ゾンビよりも怖い研究施設の防御システムがより楽しませてくれるが、怪物は蛇足。でも続編に繋げるためにも必要なものだったんですね。
[DVD(字幕)] 5点(2008-09-01 14:29:49)(良:1票)
97.  恋は邪魔者
これ観たのが某レンタル屋で新作か準新作かって時なのでずいぶん前になるのだが、『メリーに首ったけ』『キューティ・ブロンド』などに続くプリティ・ピンク・シリーズと銘打った作品で、このシリーズはたいていヨメさんのリクエストで借りているんだけど、あんまり印象に残っていない。他のシリーズ作品と比べると毛色が違う。おバカさが無い。レニーがとにかく可愛くないなあと思って観ていたのはよく覚えていて、でも『キューティ・ブロンド』でもそうなのだが、観ているうちにだんだんその可愛くなさが味になってくるんだけど、ちょっとキャラが作りこみすぎた感があって苦手かも。ミュージカルのようなオーバーアクトは作品の世界に合ってたし、サスペンス映画なみの凝ったカラクリもそれなりに楽しかったが、こういうところに凝るとどうしても作品としての印象が薄れてしまうのがもったいない。
[DVD(字幕)] 5点(2008-08-04 16:06:42)
98.  王は踊る
宮廷の者たちが挙って王の寵愛を受けようと必死になるのは寵愛そのものよりも恩恵を受けたいという下心があるからこそだと思うが、この作品の主人公である音楽家は純粋に王(ルイ14世)を愛し王に愛されようとする。そしてそこまで想われるに相応しい威厳と才能に恵まれた人物としてルイ14世が眩しく描かれる。芸術との深い関わりと愛はジェラール・コルビオ監督の前作『カストラート』にも通じており、時代物のスケールの大きさと重厚感はこの監督の得意とするところ。ただ、実在の人物を描くときにありがちなのだがどうしても余分に思えるエピソードが入ってしまう。この作品の場合、描かれる年月が長いゆえに余計に入りやすい。さらにかいつまんでいるので人物造形に深みのない主要人物がちらほら。ルイと母との政権争い、芸術と娯楽と宗教の対立、モリエールへの裏切り、細かなエピソードに絡む女たち。本筋以外の描く対象が多すぎる。
[ビデオ(字幕)] 5点(2008-07-09 14:10:12)
99.  愛しのローズマリー
自分が好きならそれでいい。人がなんと言おうと。そんな純粋で当たり前で今さらなハッピーエンドを空々しくやってのけられるのは今やファレリー兄弟くらいしかいない。そこに落とすにはそれまでのドラマはちょっとずれてるようで、何人かの方が書いておられるように外見に対する差別が前提としてあるので不快感のほうが勝ってしまう人もいるようです。私も不快感とまではいかないまでも解せんなという思いはありました。だいたい心が美しいってどういうことよ。でも、これはファレリー兄弟の映画ということを忘れてはならない。動物虐待、身体障害者差別をギャグにしてしまう明け透けな兄弟だから、このデブとかブスという身体的特徴による差別を堂々とギャグにしてしまうのは明らかな確信犯。だからそこを突っ込むよりもむしろ差別をあけっぴろげにしながらハートウォーミングに仕上げてしまうというファレリー兄弟の悪魔的視点とそれをあくまで「おバカ」で包んでしまうクレバーさを賞賛しよう。5点だけど。個人的にはもうちょいと下品に仕上げてくれてもよかったと思ってる。
[DVD(字幕)] 5点(2008-06-17 16:11:55)
100.  K-19
出向式でシャンペンが割れないのを見て誰かが「不吉だ」と言う。なんで言うかなぁ。さらに副艦長が艦長にシャンパンが割れなかったことに加えて医師が死んだことについてその不吉さと不吉さに動揺する乗員たちのことを言っている。どうして画面で不吉さを示そうとしないのだろう。実際不吉な事象が描かれるだけで画面には不吉さが全く漂っていない。潜水艦を舞台とした映画にもたらされる緊迫感と被爆というあまりにも恐ろしい事象と前もって実話であることを告げることで得られる迫真性でもってそれなりの骨太なドラマを堪能できはするものの、そういった利点に頼るだけ頼った手抜き演出が目に余る。ミサイル発射後の一時の野外休憩やアメリカ軍ヘリに向かってお尻ペンペンするシーンなどの開放的な画を挟むタイミングはなかなかに良く、また対戦の無い潜水艦ものにしてはまずまずのサスペンスを見せていたと思う。
[DVD(字幕)] 5点(2008-01-24 11:25:13)
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