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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  ミスター・ノーボディ
西部劇を愛した巨匠レオーネですが、70年代に入り映画の世界も大きく変わろうとしている。 マカロニウエスタンのブームもまた衰退していく時期と重なります。 映画の中で、ジェームズ・スチュワートと並び「アメリカの良心」であったヘンリー・フォンダ。 彼が演じるのは西部開拓の地をを去ろうとしている、時代遅れになりつつある早撃ちガンマン。 アメリカ映画もニューシネマが台頭し「アメリカの良心」もまた、当時は時代遅れであったのか。 この映画にそんなヘンリー・フォンダを主演に迎えるというのも心憎い。 ペキンパーの名が意外な所で出てきて、フォンダが戦う相手は「ワイルドバンチ」。 作品自体も肩の力がいい意味で抜けていて、意外なほどにユーモラスな作品となっています。 どこかおどけたような、しかしカッコいい所はカッコよく、モリコーネの音楽は本作でもまた素晴らしい。 「時代は変わってしまった。私にとっては居心地が悪くなってしまった。」 マカロニウエスタンへの挽歌のようなラストの手紙は、そのままレオーネの当時の思いが綴られていたように思えます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-10 01:22:13)
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