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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  最愛の子
子どもの行方不明事件が後を絶たない中国。子どもの人身売買が大きな社会問題になっている中国。一人っ子政策下の中国。 都市部が急速な経済発展を成し遂げるほどに広がっていく農村部との格差。 香港が中国に返還されて久しいですが、香港出身の名匠ピーター・チャンが 実際に起こったある誘拐事件を描きながら、その事件の背景から垣間見えてくる現代中国に内在する問題に言及する社会派の秀作です。 誘拐された子どもの両親、誘拐の実行犯の夫に先立たれるもその子どもに実の子の様に深い愛情を注ぐ誘拐犯の妻。 どちらの気持ちも痛いほどに伝わってくるのですが、ピーター・チャンはそのどちらにも寄り添う。 子どもが行方不明になった親たちが結成した被害者の会のメンバーのある夫婦。妻が妊娠するくだりも印象に残る。 一人っ子政策にある中国では、それは認められない。認められるには、無事を信じ必死で探している我が子の死亡届が必要という。 親にとってこんなに辛いことがあるだろうか。ここにもピーター・チャンが本作に込めた強い思いを感じます。 僕が知っているのはヴィッキー・チャオだけでしたが、主要キャストが皆、好演しています。 ざっくりとした作品の知識はあったので、ヴィッキーは最愛の我が子を探し続ける母親として登場するのかと思いきや意外なキャスティングでした。 かつてはその言動が問題視されることが多いお騒がせ女優だった彼女。しかし久々に見たそんな彼女の演技力に驚かされました。 ピーター・チャンの作品を見るのも久々。中国が抱える負の部分に踏み込む難しい作品をきっちり仕上げる、監督としての貫禄を感じる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-09-06 21:15:27)
2.  西遊記 はじまりのはじまり
「西遊記」と言われてイメージするのは、子どもの頃にTVで毎週楽しみにしていた、 夏目雅子さんの三蔵法師とマチャアキ孫悟空をはじめ3人の弟子たちと天竺を目指して旅をするのあの西遊記です。 一方本作は濃いキャラを揃えた愉快な妖怪ハンターたちと妖怪と、 最後に孫悟空が登場する、天竺への旅に出るまでのお話。  チャウ・シンチーらしいギャグを随所に挿入しながらもロマンスも盛り込み、 本作のMVPはパワフルな妖怪ハンター姉ちゃんを演じたスー・チーさんじゃないでしょうか。 「ジョーズ」を思わせるハラハラドキドキの冒頭。特にこの冒頭は結構残酷なシーンも多く、 チャウ・シンチーの西遊記は子供が見るにはちょっときついかな。 しかし冒頭からラストまでテンポ良く一気に見せてしまうチャウ・シンチーの剛腕ぶりは健在です。 3人の弟子たちと天竺への旅に出るところでエンディングとなりますが、 当然、天竺への旅を描く続編もあるんですよね?期待していますよ、チャウ・シンチーさん!  Gメン75のテーマもいいですけど、「ガンダーラ」でもよかったかも・・・?
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-08 23:25:45)
3.  サンザシの樹の下で
楽しみにしていたチャン・イーモウの新作。ようやく僕が住む街でも公開されたのですが、お客さんは5人程度。ちょっと寂しかったですが・・・。いい映画でした。  ”しあわせ3部作”の頃のチャン・イーモウが帰ってきてくれたような作品でした。中国の農村を舞台にした、今時あまり見かけなくなった、時には見ていて恥ずかしくなるほどのこれでもかっ!というほどの純愛映画です。  ヒロインの女優さんは新人さんのようですが、かつてチャン監督が発掘したチャン・ツィイーのようなハッとする美貌というわけでもなく、どちらかと言うと今時の女優さんにしては地味な印象なのですが、独特の存在感、透明感を感じます。  チャン監督は感情を吐露する一言をあまり彼女に台詞で言わせないんですね。その代わりにこれでもかと言うほど彼女の表情を捉え続けます。恥じらい、嬉しさ、困惑、悲しみ・・・こうした人間の感情を演じる彼女の見せる様々な表情が印象に残りました。チャン監督、彼女に相当惚れ込んだのではないでしょうか。  本作はチャン監督がこれまでの作品でも描いてきた文化大革命の時代に再び取り組んだ作品でもあります。これまでにもチャン監督が見せてきた批判精神が随所に見られますが、この実話の舞台となった「サンザシの樹」も今はダムの底に沈んでしまったという。多くの人々に犠牲を強いたかつての中国の過ちだけでなく、最後にそっとその事実を字幕で告げるのですが、ここには経済発展のためなら待ったナシという現代中国のあり方に対するチャン監督の思いが垣間見えた気がしました。
[映画館(字幕)] 8点(2011-08-22 21:00:32)
4.  さらば、わが愛/覇王別姫 《ネタバレ》 
京劇で女形を演じる為に生まれてきたかのような蝶衣、「さらばわが愛 覇王別姫」に主演する為に生まれてきたかのようなレスリー・チャンの妖艶さが凄かった。脇を固めるコン・リー、グォ・ヨウも印象に残る見事な演技を見せてくれました。(この2人、チャン・イーモウ監督作品「活きる」では庶民の夫婦役でしたが、この時の2人も素晴らしかったです)覇王別姫で人気を博した蝶衣のまるでそのストーリーを生きたかのような人生と中国の動乱の時代に翻弄された京劇と登場人物の波乱に満ちた人生を描いた圧倒的なスケールの叙事詩に釘付けで実に中身の詰まった3時間でした。ラストの壮絶な幕切れに鑑賞後はかなり長い時間余韻に浸ってしまいました。チェン・カイコー監督の、京劇の女形の壮絶な人生を描いたという、まさに本作と同じ世界に再び取り組んだ「花の生涯―梅蘭芳」がもうすぐ公開されますね。今度はどんな京劇の世界と人生を見せてくれるのか楽しみです。
[映画館(字幕)] 9点(2009-03-08 20:19:21)
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