1. 12人の優しい日本人
《ネタバレ》 序盤は真面目でない又は頼りない各々の人物にイライラし、唯一議論をしようとする男が勇ましく見え、さらに男の隣の席のダンディーおじさんが頼もしく見える。 会議が終わり帰る場面では反対に各々は個性的な面白い人物に見える一方で上の二人はつまらなく思ってしまうのが楽しい。 自分が脚本の仕掛け通りに人物の見え方を動かされたのを感じるに、自分がこの会議の場にいたら馬鹿に見える人物だろうなと思うとともにパフェが食べたくなった。 あと途中の鼻血おばちゃんの「あなたは心が歪んでいる人です」はめちゃくちゃ笑えました。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-28 16:15:49) |
2. 幸福の黄色いハンカチ
とにかく高倉健がカッコいい!古き良き日本の男の雰囲気には憧れてしまうほどだ。 武田鉄也と桃井かおりは高倉健との比較の意味で描かれていると思うが、そういった演出が必要ないと思うほど単純に高倉健の姿にシビれました。 革ジャンがまたカッコよくて欲しくなった笑 [地上波(邦画)] 8点(2016-11-18 11:39:12) |
3. シコふんじゃった。
笑えるしインパクトもある。題名もネコふんじゃったと掛かっている。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-15 20:42:24) |
4. 死の棘
《ネタバレ》 人間の狂気性の悍ましさとシュールな笑いが共存している凄い作品。松坂慶子の圧倒的な演技と岸部一徳の不気味な個性が噛み合ってエライことになっている。印象的なシーンが2つある。1つはプラットホームでミホが邦子を見かけ半狂乱に陥るシーン。公共の場こそ狂気が映える場所で、いきなり「アイツが~」と言い出した時はホントにドキッとしました。「アイツ」という言葉が憎悪を的確に表していますね。もう1つは水のない沼地で何故か船に乗ってるところ。不協和音の音楽と飛び回る鳥が相まって不気味さ全開。手汗も全開。一方で面白いところもあって、心が正気と狂気の狭間にある時はどこかしらシュールさがあるし、最後の女同士の取っ組み合いは冷や冷やしながらもどこか可笑しい。あんなのそんなに見れるもんじゃないです。非常に見応えがある作品でした。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-21 01:05:39) |
5. 新幹線大爆破
犯人側が印象的だった。高倉健だけでなく他の二人も良かった。彼らの雰囲気に哀愁を感じ感情移入してしまう。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-23 00:36:00) |
6. 真空地帯
《ネタバレ》 非常に見ごたえがある作品でした。激しい暴力や陰湿な行為の描写がとにかく凄まじくインパクトがあり、またこういったことは現代でも閉ざされた男の集団に存在するのでリアリティを感じます。 腐敗した組織に復讐をしようとする木谷が夜に抜け出して林中尉に殴りかかったところ。あれは木谷は林だけが悪いとは思ってなかったように思い胸が痛くなりました。しかし勧善懲悪にならないところも現実的で納得させられます。 この映画はポジティブな感想を残すものではないが見て良かったと思える力作です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-04-04 01:00:59) |