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Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 827
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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1.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
大好きな西川美和監督と大好きな俳優役所広司さんということもあって、とにかく観る前からの期待値はかなり高かったです。ただ事前にあまり情報を得なかったので、この話が実在した人物をモデルに作られていたことは鑑賞後に知りました。知って思ったのは、この話の実在した人物と西川監督の世界観がものの見事にマッチしているということ。だからこそこれだけ素晴らしい作品へと昇華されたのでしょう。  反社会に対しての社会のシステムがどんどん厳しくなっていく中で、反社会から足を洗って真っ当に生きていこうとする人間に対する社会のあり方に焦点を当てているわけなんですが、そんな中で一番強烈に印象深く残るのは、私たちは常に社会に対して何らかの不平不満を抱きながらもそれらを我慢して生きていかなきゃいけないということを、その現実を改めて思い知らされたということが、何よりもズンときました。そんな我慢なストレスを抱え込んだ人たちは自分よりも立場的に不利な人を見つけるとつい上から的な態度を取ってしまうのも、こういった社会の闇なのかもしれませんね。  この監督さんは台詞のない描写で印象的なシーンをよく見せてくれるのだが、今作では、大きなキャベツから徐々に小さなキャベツを選び直すシーンや、ちょっと高級そうなシャンプーを手に取りながら羨望の眼差しで何とも言えない表情をするシーンとか、とにかくそういった何気ないシーンが本当に良い塩梅に散りばめられていて、非常に心地よい。  コスモスの花言葉は「調和」や「謙虚」。 やっと就職してこれから「謙虚」に社会と「調和」して生きていこうとした三上への最上の表現ですね。でも私は三上は死んで良かったんじゃないかとも。なぜなら果たしてあの職場で我慢し続けられるのか、己をとことん殺してまで耐えていけるのか、甚だ疑問でもあったし、我慢し続けてもいつかストレス溜まりすぎてぶっ倒れちゃうんじゃないかとも...だから遅かれ早かれ楽になるにはああなるしかなかったのかもって...だから死んで楽になれて良かったですね、ていう感情もありました。  すばらしき世界・・・皮肉たっぷりなこのタイトルが本当に...憎たらしい...。   PS:日本語の聞き取りづらい箇所が何箇所かあるの、年配者には本当に辛いので字幕付き邦画の検討、本当にお願いします。
[インターネット(邦画)] 8点(2024-02-01 12:24:00)
2.  SCOOP! 《ネタバレ》 
実はこの映画、めっちゃ重たいテーマを投げかけています。監督が意図したかは分かりませんが、いわゆる、戦場写真についての論争です。主人公は中学生の時にたまたま目にした1枚の写真に心を奪われ、カメラマンを志します。その写真がロバート・キャパが撮った戦場写真。やがて主人公は念願かなってカメラマンとなります。しかし戦場へ行くことはなく、芸能人のケツを追いかけるパパラッチへと成り果てる。中学生の時に自分の運命を変えたような写真を撮るこなく、日々下世話な写真を撮り続ける。ところが皮肉にも、親友の手によって彼自身がまるで戦場写真の中の兵士、死にゆく兵士のごとく被写体となってしまう。  問題はここから。倫理観・道徳観・モラルや秩序、とにかく人としての采配が試されます。人の、それも同じ仲間、恋人、友人の死の瞬間をとらえた1枚の写真。その写真を報道するのかしないのか。プロの仕事人なら当然報道して当たり前。この映画も結局はそこに落ち着きます。 でもそれで良かったんでしょうか。なんか越えてはいけない壁を越えてしまったような気がするんです。きっとあの編集部はもう何も怖いものなしでしょう。怖いものがないことほど怖いものはない。歯止めがきかなくなっていきます。  この衝撃的な1枚の写真に対しての扱い方がゆるい。もっと鋭くえぐってくれれば良かったのに。でもそうすると作風が変わっちゃうんですよね。勿体ないです。  二階堂ふみのキャスティングは良い。マッチしていた。ただ演技力は、別の話です(笑)
[DVD(邦画)] 5点(2017-04-20 21:58:54)(良:1票)
3.  スキャナー 記憶のカケラをよむ男 《ネタバレ》 
全くもって話題にされなかったが、このテのものは興味があるので観てみた。観てみたといっても、さほど期待しないで、である。なんとな~く、B級テイストを感じたもんですから。ところが始まって3、40分くらいして、こ、こいつあまさかの拾いモノか!?と、一気に期待値が高まり、話の中にグイグイと引き込まれていった。推理モノっていうのは、話の進行と同時に受け手側もアレコレと推理していくもんで、その推理をどう裏切れるかが、作り手側の手腕の見せ所になる。その点においてこの作品は、実に巧妙に裏切ってくれた。B級だなんてゴメンなさい。 野村萬斎と宮迫のコンビも非常に良く、シリーズ化してほしいくらいだ。  ただ、ただどうしても完璧に近い脚本にしたかったのか、辻褄合わせがかなりあり、別にそれはそれでいいのだけれど、回想シーンで補填していくため流れのリズムが悪くなり、結果的にダレルことに。このダレのせいで悪くはないけど5点止まりになりました。スキャニングを有効活用しすぎですね。てか頼りすぎかな。相棒の宮迫にもアイデアのある活躍をさせてあげれれば、作品の幅も広がったかも。  とにかくまあそこそこの拾いモノではありました。ヒットはしなかったけど続編作って欲しいわ~。
[DVD(邦画)] 5点(2016-11-09 20:48:29)
4.  STAND BY ME ドラえもん 《ネタバレ》 
原作のドラえもんの、始まりと終わりの物語を知らずに鑑賞。CGに対する違和感は思っていたほど感じずに、すんなりと受け入れることができた。タケコプターで空を飛ぶシーンは、現代も未来も共に爽快で気持ち良い。ただ未来のシーンの広告には苦笑いでしたがw 人の弱い部分の集大成的な主人公のび太くん。いわゆるこの弱さの象徴である彼の成長物語が、本作品のテーマであり、そこに感動が生まれる。しかしながら「道具」によってドラえもんは再び現れる。しかもこの映画自体が実は登場人物たちによる自作自演だった、というオチ。欧米か!全体的にとても良い印象だったのに、最後がどうしても納得いかなかったです。もっと泣けるかと思ってたのに・・・。まぁでも、あれだけの歴史をこうも上手くまとめ上げた技量には、素直に感服しました。
[DVD(邦画)] 5点(2015-02-08 18:37:37)
5.  スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン 《ネタバレ》 
短時間で複数の登場人物の設定紹介をする手腕は、素晴らしいの一言。ただ残念なのは、ヘルメットを装着してしまうと誰が誰だか分からなくなってしまい、その功績が無になってしまった点だろう。でも理解しているのか、大事な場面(戦死など)の時は脱着させていたっけ。それにしてもなかなか上々の出来ではないですか。第一作目の「スターシップトゥルーパーズ」の世界観を壊すことなく、見事なまでにジャパニメーション色を全面に押し出すことに成功している。本当に素晴らしい!各キャラの見せ場もちゃんと用意しており、その上でオイシイところは何だかんだでリコに持って行かせる。憎いまでのこの演出にほほとほと脱帽です。ただなぜ女王バグは宇宙ステーションを破壊しなかったのか?そこだけは理解できずに、モヤモヤ感が残ってしまいました。でこれを機に、スルーしていた2、3作目を鑑賞してみようかな。 PS:下世話な話だが、CGのくせに女体の質感やモーションに、少々興奮を覚えてしまいました(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2013-07-21 06:44:15)(良:1票)
6.  SPACE BATTLESHIP ヤマト
 「宇宙戦艦ヤマトを実写化したらウケるんじゃね」的のりで制作された可哀想な映画。カメラアングルが単調、平凡、つまらない。照明が「テレビかよ!」とツッコミをいれたくなるほどテッカテカ。一部の人を除いて出演俳優のほとんどが、キャラを意識しすぎて持ち味が生かされていない。男性キャラを女性に設定変更した意図が分からない。主題歌はやっぱり日本人が日本語で歌うべき(沢田研二だったら超感動!)予算が無い、SF映画に慣れてない、色々なものを差し引いてもあまりにヒドイ出来です。私は駄作と言われる作品でも、そこに作り手の「愛情」なり「情熱」、「個性」といったものが感じられれば、大目に見るようにしています。が、この作品には全く何も感じない。出だしでコメントしたように、本当に軽いノリで作られたとしか思えません。CGがショボくたっていい。演技が学芸会でもいい。脚本が荒削りだろうが、照明がテレビスタジオでも構わない。たった一つ。たった一つでも「ここを見てくれ!ここが一番こだわったところなんだ!」があったならば、こんな最悪の点数をつけることもなかったことでしょう。願わくば、このサイトが制作関係者の目に留まることを祈って・・・。
[映画館(邦画)] 0点(2010-12-12 22:28:34)(良:5票)
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