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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
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1.  旅の重さ
もうじゅうぶん大人の体なのに本人は全くそのことに気付いていない田舎少女。と書くとずいぶんエロいことを想像させてしまいそうだが、その少女がこの映画で経験するあんなことこんなことはやっぱりエロいのだ。なのにエロさよりも別のもんが襲ってくる。純粋さ。違う違う。純粋さはエロを強調するもんだ。もっと大きなもの。タイトルにある「旅の重さ」だ。あぁこれが「旅」なのだ。「生」があり「死」があり、人との関わりがある。人と人が寄り添うことの必要性を体現する。人生の摂理、みたいな大きなものが描かれ続けているからエロさもそこに吸収されちゃうのだ。しかも少女はこの「旅」をやりぬくわけで、その強さにもエロが吸収されちゃうのだ。でもちょいエロ。
[DVD(邦画)] 7点(2011-05-19 17:22:30)
2.  丹下左膳 百万両の壺
オリジナル『丹下左膳餘話 百萬兩の壺』は私が滅多に出さない10点満点作品である。別格中の別格なのだ。だから比べようとは思わないが、それにしたってこのリメイク版の序盤の間の悪さというかつかみどころのなさはなんなのだ。とにかく作品の方向性が見えてこないのにイライラした。いわゆる「つかみ」がダメ。豊川悦司と和久井映見がそれぞれどうしたいのかがさっぱりわからない。言ってることとやってることが違うってことを表現できていない。完全に冷え切った夫婦のように見える。ストーリーが進むにつれて段々と二人の性格が判別してきて作品の方向性も見えてくるので中盤あたりからはそれなりに楽しめてくる。省略と繰り返しの妙で見せる夫婦漫才のようなノリはやっぱり面白い。人が変わっても面白い。要するにシナリオは面白いけど演出がダメってことなんだろう。比べるつもりはなかったけど、山中版はやっぱ、うまいねえ。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-03 15:59:08)
3.  丹下左膳(1958)
いきなり大岡越前と吉宗の密談という、たいそうな人たちが登場し大作感をかもしながらも笑いがあって色恋に歌もあり、いかにもな悪党がいて、もちろんチャンバラもありの軽快な娯楽時代劇に仕上がっている。主軸は左膳と源三郎。孤児ちょび安と源三郎の新妻萩乃 が二人のヒーローたちの弱みとして存在する。このメインキャストだけでも豪華なのだが、このうえに歴代左膳役者たちのゲスト出演とくる。お祭りだ。こんなのがバンバン作られてたってのが凄い。この作品の楽しみ方のひとつとして豪華な役者陣を楽しむというのが絶対あると思うので同時代の映画をたくさん見れば面白さは倍増すること間違いなし。
[映画館(邦画)] 6点(2010-03-02 16:05:10)
4.  大日本人
驚いた。出来るだけ前知識を得ないようにしていても強引に入ってくる情報から奇抜さだけが取り得の作品という印象を持っていたのだが、奇抜どころかオーソドックスと言ってもいいほどに実に手堅い演出が目白押し。インタビューの会話と差し込まれる画によって徐々に正体を露にしてゆく展開の巧さといい、「スポンサー広告は腰は絶対ダメ」の次のカットは当然腰に広告出してる、あるいは匂ウノ獣の「誘いに乗らない」から一転というお約束古典ギャグの抜群の間の取り方というか間の無さは絶妙だ。インタビュー中に子供の話題が出たときにフッと子供の靴の画を挿入させるところなんて丁寧だなあ、しっかり作ってるなあとひたすら感心。4代目の新聞の見出しを利用したボケとツッコミも巧い。さて問題はラスト数分なのだが、ここははっきり言って映画じゃない。映画じゃないんだけど一番面白いから厄介だ。おそらく松本監督本人もここは大爆笑のシーンのような気がする。テレビでお馴染みの爆笑する松本人志が想像できて実に楽しい。マジメに映画かと思いきやラストでテレビのお笑いにしちゃうあたりを曲者と見るか曲者と見られるための演出と見るか。どっちにしても(映画じゃなくてもってことも含めて)、それでも怒りを覚えずに許せちゃうのは単純にオモロイからであって、そう考えるとオモロイってのは最強だなと。
[DVD(邦画)] 6点(2009-09-24 13:54:04)(良:1票)
5.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》 
この映画で最も良かったシーンは終盤で宮沢りえが藩令によって果し合いに出向く真田広之の身支度をテキパキとこなす仕草のひとつひとつをとらえたシーンだろう。ひとつひとつの動作がきりりとして美しいと思った。藤沢文学にある日本の美は風景の美ではなく心の美。風景の美しさが簡単に映像化できるように正直さや無欲さやおくゆかしさは物語をなぞることで簡単に表現できる(正確にはこんなもの、表現とは言わないだろうけど)。しかしこのシーンに限っては本当の意味で「美」が表現されていた。これだけでも『蝉しぐれ』なんかよりも数段良かった。ただ残念なことにそこだけなのだ。物語は楽しめました。 
[DVD(字幕)] 5点(2009-03-17 13:51:50)
6.  大怪獣ガメラ
子供の頃はゴジラより断然ガメラ派。でも怪獣の好き嫌いであって作品は別問題。ガメラが南極で氷漬け状態から目覚めてしまうくだりが無駄に長い。丁寧に説明してくれているのだが、そんなの曖昧にしてても誰も文句は言わん。その後世界各国で目撃される飛行物体の正体がガメラに繋がるまでの長い道のりはそれなりのサスペンス効果とガメラのしてやったり感を盛り上げるじゅうぶんな伏線となっていて良かった。しかしやっぱり全体的に説明が過剰にされ、説明意外は誰もしゃべらない。だから自衛隊のガメラ攻撃も現場で「ガメラを喜ばすだけ」という学者の一言であっさりとやめてしまう。みんながちゃんと説明を聞き、そして理解する。大人向けの内容を子供に何度も言い聞かせているようなくどさ。それでもガメラが好き。ガメラを考えた人はえらいと思う。あの飛び方を考えた人はえらいと思う。
[DVD(字幕)] 3点(2008-05-01 13:32:45)
7.  Wの悲劇
デビュー作『野菊の墓』でその才能をいかんなく発揮した澤井監督の第二作は大ヒットが約束された薬師丸ひろ子主演の映画。原作「Wの悲劇」を舞台劇「Wの悲劇」にし、それらを演じる役者たちにスキャンダラスな事件が降りかかるというまさに「W」なシナリオは一見複雑そうでありながら実にわかりやすく違和感の無いドラマに仕上がっている。ただ、舞台劇の芝居じみた展開が舞台劇以外でも引きずっている感があって、とくに高木美保の最後の登場シーンの大声でセリフを言ってからナイフを取り出し走ってくるってのは、いかにもすぎて、その唐突感も安っぽい。冒頭の夜明け前から世良公則との出会いを介して徐々に明るくなってゆく背景は撮影自体をその時間帯で行っているのだろうか。そうでなきゃあんなにもリアルな光の移ろいは出ないだろう。もちろんそれでも照明による調整もいるわけだから、その時間帯の一発勝負の撮影に拘った監督はやっぱり凄いなあと思う。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-01-21 16:55:34)
8.  弾丸ランナー
田口トモロヲが必死の形相で逃げる。ダイアモンド☆ユカイが異様な目つきと異様な手の振りをして追いかける。全速力の追いかけっこが延々と続く。ただそれだけなのに妙な緊迫感があって面白い。そこに3人目、堤真一が加わる。そしていつのまにか「逃げる」「追いかける」が「走る」に変わる。「逃げる」も「追いかける」も画としては走っているのだが、同じように走っている画を「逃げる」「追いかける」ではなくただひたすら「走る」にちゃんと変わっている、そう見せているのが凄い。走る姿だけで映画になっている。途中の三者三様の回想も無くてもいいくらいに映画として成り立っている。なのに、おいおいおいおい!走り終えたあとになんでいちいち説明するかなー。高揚感も達成感もじゅうぶん伝わってたのにー。しらけるなー。オチもなんだかなー。 
[ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-18 18:39:32)
9.  台風クラブ 《ネタバレ》 
夜のシーンでもはっきりと顔を照らす光は月明りや街灯や教室から漏れる明かりであるように演出され全く不自然さを感じさせずに見せている。生涯、照明に拘った相米監督作品の中でも出色の出来。お話は相変わらずの子供の成長過程における葛藤。1人の無邪気な少女が一足早く大人の女へと移り行こうとする自分に戸惑い、わけもわからず家を飛び出し何もなかったかのようにそのことを受け入れるまでを台風によって表現する。すべての事柄を理論付けようとする大人びた少年はこの説明不可能で不可解な現象を無理やり理論付けようとした結果、窓から飛び降りる。もう1人の少年の異常行動を見ても、体がその変調をゆるぎない現実として見せてくれる女のほうがスッと受け入れてしまうのかもしれないと思った。自分の中だけで通り過ぎてゆき知らぬまに忘れてしまう通過儀礼・・自分にもあったんだろうなぁ・・と思う反面、あの男女半裸で踊る輪には入れなかっただろうなぁとませた少年時代を懐かしむ。もし輪に入ったとしても間違いなく前かがみで踊れない。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-08-23 12:56:11)(良:1票)
10.  TATTOO<刺青>あり
この事件はよく覚えている。夜中までテレビ中継を見て、次の日も朝からまた見て、たしか早々に何人かは撃ち殺され、子供連れは解放され、女子行員は裸にされ、銀行の偉い人(だったと記憶してる)が他の人質から耳を切り落とされ、長い篭城の末に射殺。犯人の名前も覚えている。瀕死の犯人を手術しているというニュースでどうせ死刑やのになんで死なせんのやろと思ったこともよく覚えている。その事件に至るまでをこの映画は描いている。正直、事件そのものが描かれていると思っていたので内容に関しては期待を裏切られた、と思ったと思う(かなり前に見たので)。でも恐ろしいほど悲しくてリアルな映画だった。犯人がなぜ凶行に走ったのかというところを突き詰めたわけでもなく、社会派のメッセージを強調するでもなく、ただ客観的に、ひたすらクールに主人公の人生を切り取る。照明の乏しいシーンが多かったが画面の暗さが全く気にならなかった。そしてこの暗さこそに生々しさが凝縮されていた。そういえば、この事件の映画化が決まり主演が宇崎竜童に決まったとき、似てる!って思ったことも覚えています。
[ビデオ(邦画)] 6点(2006-07-28 18:38:39)
11.  丹下左膳餘話 百萬兩の壺
やくざもびびる剣豪左膳がお藤の前では尻に敷かれっぱなし。ってだけでも可笑しいのに、唯一の抵抗がマネキネコを後向きに置くというのがさらに可笑しい。「イヤでい、イヤでい」って、、子供じゃないんだから(笑)。この夫婦漫才のような会話の妙。そして「絶対やらねえ」の次に絶対やってるお約束。お約束ですから次に映し出されるシーンはわかってるんです。それでも可笑しくてしょうがないのはそのシーンを見せるまでの絶妙な間のせいでしょう。完璧な間と言ったほうが的確か。とにかく何度も何度も繰り返されても絶対笑ってしまう。柳生の次男、源三郎のホントに柳生?というキャラといい、これまたお約束となるセリフといい、百万両よりもカワイコちゃんという展開といい、全てがうまく絡み合って傑作を超えた傑作喜劇となっている。だれるところ無く、キメルところはしっかりとキメ、すぐに笑いへと、ホロリとさせてもすぐに笑いへと。巧すぎる。面白すぎる。
[映画館(字幕)] 10点(2005-12-28 11:20:48)(良:3票)
12.  TAKESHIS’ 《ネタバレ》 
エンドロールで誰も席を立たなかった。館内の照明が灯っても誰も立ちあがろうとしなかった。余韻に浸っていたのではなく、あきらかに固まっていた。私も例にもれず固まっていたのですが、みんながみんな固まっている光景が妙に嬉しかった。ストーリーが難解なのではなく、受け取り方が難解なんです。この映画をどう捉えどう消化すればよいのかというところで困惑するのだと思う。そしてその困惑自体がじわじわと快感に変わる。内容は、役者志望のコンビニ店員<北野たけし>が超売れっ子映画スター<ビートたけし>に出会うことで妄想の中で映画という虚構の世界に足を踏み入れてゆく、、という<ビートたけし>の夢。だから<ビート>の前で寺島をかっこいいと言った京野は寺島の女に、タクシーの運転手は気楽でいいと言った大杉はタクシーの運転手に、<ビート>にとってしつこい岸本は恐ろしいほどのしつこさでどこにでも登場する。監督であり俳優であり作家でありコメディアンであり、そして一人の人間である北野武の多面性が投影された映画ととるも良し、そこに北野の葛藤を読み取るも良し、北野映画の集大成的な見方も良し。しかしそんなことよりも、ピンクのタクシーが死体の中を進んでゆく様のフェリーニっぽい画や、『ソナチネ』や『HANA-BI』の海と壮大な音楽をバックに赤いポルシェとたけしの後姿の奥に映される新体操をする京野の滑稽で美しい画や、和室に赤や青というけしてゴダールにはならない不思議な色使いを堪能できれば、それだけでこの映画はじゅうぶん楽しめる映画であることも確かなのです。体感映画とは、よく言ったもんである。
[映画館(字幕)] 7点(2005-11-14 14:05:46)
13.  大誘拐 RAINBOW KIDS
身代金強奪のトリックはともかくとして、たたき上げの仕事の鬼の緒形拳と田舎の所轄かつデスクワーク専門の嶋田久作が見せる大きなテンポのズレの可笑しさや、樹木希林の相変わらずなごませ、笑わせる演技や、全てを包み込むような母性と何事にも動じない頼れる父性を見せつけた北林谷栄のオーラや、中だるみの無いスピード感など、まさに痛快娯楽作!といえる作品に仕上がっている。 ただ、風間トオルの関西弁がヘンなんです。コテコテすぎる関西弁の中でイントネーションが1文字だけ標準語というか、とにかく微妙にヘンなんです。でもってコイツが一番いっぱいしゃべりよるから気になって気になって、、。ラストで社会派色をもってくる展開はあまり好きじゃないのですが、コレは「国に子供をとられた」という伏線が冒頭にあったせいか、それとも社会派色といってもそれほど濃密な描き方でなくあくまで娯楽色を優先させたからなのか、はたまたハッピーエンドだったからかわかりませんが、妙に気持ち良かった。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-27 15:24:51)
14.  太陽を盗んだ男
原爆を作る過程が一番面白かった。バスジャックをした老人の要求と現代人の代表・城戸の要求の対比も面白い。だが、アクション色をどんどん色濃くしていく中盤以降は思わず「おいおい、、」と突っ込みをいれたくなる展開へとなだれこむ。ド派手なカーチェイス、あり得ない行動をするラジオDJ、ヘリから飛び降りても死なない文太、撃たれても死なない文太、撃ちまくられても死なない文太、、、。それでも初代RX-7のどう考えても法定速度をはるかに越えた爆走ぶり、そして大量のエキストラが登場するデパートの騒動など、この映画にはゾクゾクしてくるようなパワーを感じる。皇居前の撮影も国会議事堂の女装潜入も首都高カーチェイスもすべて許可無しゲリラ撮影。警察が出るたびにスタッフを一人、また一人と留置場へ行かせて撮影を強行したとか。それ相応の覚悟と意気込みがなければ出来ない。そしてその覚悟と意気込みが確かに映像ににじみでている。
6点(2005-01-20 14:42:57)
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