1. ハチ公物語(1987)
《ネタバレ》 先生夫妻とハチの関係性だけで良かった。先生がいる間は全てが微笑ましい。 中盤以降はハチの可哀想さのためにを無理矢理とってつけたようなものが多すぎた。それに加えて腹立たしいし。ハチを思い出すと不憫でつらくなる。 見返したら、駅前で八千草薫がハチにさようならを言うところか再会したところで連れて帰るよう気持ちが変わっていたらなあと思った。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-02-13 07:36:43) |
2. 遥かなる山の呼び声
働く者の汗が美しい。共に懸命に働き生きることで生まれる何かは言葉では説明できない。そこに感動を覚える。 高倉健はいつものキャラだけど、今まで見た中で最高にカッコよかった。 「幸福の黄色いハンカチ」が少しチラついてしまったのが少し残念だった。ただそれでも間違いのない傑作だと思う。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-04-17 17:53:25) |
3. 晩春
《ネタバレ》 今で言うファザコンの娘と父を感傷的に描いたとても良い映画。 原節子演じる娘が能鑑賞時に見せた、聞いていた父親の再婚相手への最早言葉で表現できないほどの視線に圧倒され、いつも静かで穏やかな笠智衆演じる父親が旅行先で結婚と幸せについて娘に諭す場面に感嘆し、杉村春子が紀子の結婚相手への呼び方について笠智衆と話すやり取りに笑える。 小津監督らしい普遍的な心理描写と静かな感情表現に魅せられました。 [地上波(邦画)] 8点(2016-09-10 12:03:42) |
4. ハッピーフライト(2008)
《ネタバレ》 全然ハッピーじゃないけど面白い。正露丸ぶちまけたあたりはイライラしてしまった(笑) 映画でもしっかり仕事をしてる人を見ると、気持ちが引き締まります。 あの引き返せとクレーム付けた人、怒るの上手いです(笑) [地上波(邦画)] 6点(2014-12-16 16:41:38) |
5. 裸の島(1960)
《ネタバレ》 いくら50年も前とはいえ、この家族ような生活はリアリティに欠けるだろう。しかし生活感があるし懸命に生きているのを感じる。母親が水をこぼしたら平手打ちをし、子が死んで悲しみと生活に対する怒りに震えていても見ているだけですぐまた同じ作業を始める。そんな父親の姿に生きることの厳しさを感じ、生きるためにただただ働かなければならない当時の日本を写しているように感じる。祖母がよく「私らの若いころは夢中で毎日働いていたんだ」と言っていたのをこの映画を見て思い出しました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-08 23:55:30) |
6. HANA-BI
作品を支配する冷たい雰囲気の中で、主人公と奥さんのやりとりは温かみを感じられて心地良さがあった。 ラストシーンは意外性は無いが、音楽が素晴らしく胸が詰まった。絵はよくわからなかった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-17 00:35:16) |