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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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1.  竜とそばかすの姫 《ネタバレ》 
 ディズニーアニメーション版『美女と野獣』をベースに細田監督の少ない引き出しを総動員して創られた名作、といった感じね(一応誉めてる)。それしかないんかい、っていう細田監督毎度の記号で埋め尽くされていて(夏空、入道雲、電脳空間、リング状データ、アバター、獣人、鯨・・・今回Y字路はあったかしら?)、でもそれを完璧とはいかないけれど感動的な物語やメッセージとして形にしてる、細田監督の集大成みたいな作品ね。あと『プロメア』少々。   ネットとリアルの対比は人間の裏表、二面性を示していて、だけどすずの周囲は優し過ぎる気もするわ。モブなヒソヒソ系女子にその役割を与えるけれど、すずとコミュニケーションのある人間は総じて善人なのよね。細田キャラの限界ってところなのかしら?   でもリアルとネットとで別の人格のようだったすずとベルとが1つになってゆく過程だとか、夢物語、創作としての『美女と野獣』ならば、その先のリアルは?という感じの展開だとか、結構のめり込んで見られたのね。  それは最初からディズニー的キャラとして創造された(そもそもキャラクターデザイナーが元ディズニーの人なのだし)ベルだからこそのアタシの好みゆえ、なのかもしれないけれど。  リアル世界のすずよりも仮想世界のベルというキャラに心惹かれていて、でも本当はアニメ映画なのだからどちらもリアルじゃないワケで、そこにリアルは無いからこそリアルについて考える事ができるとも言えて。  幾つもの入れ子細工状態が組み込まれていて、それは見ていて楽しいわ。構成力に難アリなのでバタバタしてる感は否めないのだけど。  お母さんに対するキモチなんかはちゃんと最後に繋がっていって良いのだけれど、お父さんやおばさま達はあまり上手く物語に対して機能できてなかったと思うし、ベルのクライマックスの後のすずのクライマックスは間延びしちゃってたわね。そのクセ結局兄弟をどうしたのか、身バレしたベルとすずの世界での扱いはどうなったのかはスルーしちゃってるし(そこに時間をかけたら更なる間延びになったでしょうけれど)。  あれこれと詰め込み過ぎてる感はあって、もう少し余白があっても良かったかな。   あと細田監督は女性を主役にしつつ、女は男を理解しろ、って視点が毎度見られて、今回もそこから抜け出せてはいないので、そこはアップデートして頂きたいわ。   でも今回はアニメの持つ美しさとか快感とか堪能できたので悪くないわ。良かったわ。いつもはワリと細田監督作品にキビシめなんだけど。
[映画館(邦画)] 7点(2021-07-16 22:07:18)(良:1票)
2.  リズと青い鳥 《ネタバレ》 
 『響け!ユーフォニアム』のテレビシリーズは見ておらず、映画の1作目を見ただけで、それもあんまり、って状態(ダイジェストなので薄っぺらい感じで)でしたが、スピンオフである今回の映画は『響け!~』の知識が全く無くても問題なく楽しめる作品だと思います。むしろ知識がジャマをしてくる?   山田尚子監督と吉田玲子脚本コンビとしては、『けいおん!』と『聲の形』という2つの極の間を漂うような作品で、純化された世界で少女達のキモチの揺らぎを描いています。表情に乏しく言葉少なく自己表現が苦手なみぞれと、明るく饒舌だけれども必ずしも内面に正直ではない希美。その心の機微を繊細に、そして雄弁に表現してゆく映像と音楽が心地良く、静かな静かな映画がじわじわ染みてくる感じで。  広い余白とディティールアップの連続という、山田監督らしい構図で溢れた映像、反復される仕草やモチーフ。その、たっぷりと行間を取る演出法で、豊かな情緒を生み出しています。   童話部分は陸奥A子的タッチの世界で(「ハッピーアイスクリーム!」も彼女のマンガで知りましたしね)、全編、少女文学世界というか昭和少女マンガ世界(『りぼん』とか『マーガレット』とかの集英社寄り感)の感覚を匂わせていて、そこに思い入れのある人には殊更響いてくるものがあるようにも思います。   2人の少女の、自分を見つけ未来に向かって踏み出す大切な時間を丁寧に描いた作品、かなり近い題材な市川実日子&小西真奈美の『blue』、アーラン・モイルの『タイムズ・スクエア』と共に私のお薦めです。
[映画館(邦画)] 9点(2018-04-26 21:22:18)
3.  リップヴァンウィンクルの花嫁 《ネタバレ》 
 嘘とフェイクに溢れた世界でリアルな生を追い求める、けれどそれを求めている者自身が嘘とフェイクばかりで構成された存在なのかもしれず。   わりと最初の方、結婚式のシーンあたりから映画にのめり込んで、あっという間の3時間が駆け抜けてゆきました。  嘘とニセモノばかりで飾られ、組み立てられた結婚式、その切なさ、悲しさ。ジェットコースターのような展開の前半、騙され何もかも失ってしまうヒロインは、中身の無い、カラッポな存在。   黒木華がとてもいいです。自分というものがまるでなく、ホワホワとクラゲのように漂い、流され、無防備に堕ちてゆくその姿は、本来ならば「もう少ししっかりしろ!」とイライラしてきそうなキャラなのですが、儚げな佇まいで「そういう生き方になってしまうのも仕方のない、弱い女性」を完璧に創造しています。   その彼女がホンモノの存在へと変化してゆく、本物こそが生の実感を得られるのです、みたいな教訓めいた話ではなくて、映画の後半は本物でなければならない意味なんてない、嘘や偽物の中にも価値のあるもの、かけがえのないものがある事を優しく描いてゆきます。  ヒロインとは対照的に強烈な存在感のCoccoは何もかも嘘とフェイクで作られた世界のお城に住むお姫様。お金の力を借りたお伽話ごっこの中に存在する、かけがえのないもの。   見ていて、そうか、コレは自分が好きな「人間になりたい、なれないロボットの物語」なんだ、だからこんなに響いてくるんだ、って。岩井俊二版『オズの魔法使い』は、登場人物がブリキマンばかり。   世界と他人と自分の実体を見つけられない人々に「この世界は嘘とフェイクばかりだけれど、だからこそ素晴らしい世界なんだよ」と優しく語りかけてくる映画でした。そう、映画ってモノが嘘とフェイクばかりで作られていて、その中に世界があって心が宿るように。
[映画館(邦画)] 9点(2016-04-06 15:44:44)(良:1票)
4.  リアル鬼ごっこ(2015) 《ネタバレ》 
 「園子温、嫌いやわ~」っていうのをわざわざお金払って時間かけて再確認しに行くという不毛な作業ね。   ドローンやステディカムを使った、風のように流れてゆく映像は良いです。死(あるいは時間)からの逃走を試みて駆ける少女をひたすら捉えてゆく、運動し続ける画。   だけど、映画はわりとすぐにこれが不条理劇である事が見えてきて、となるとその生も死もサスペンスも不確実な、不確定要素ばかりな世界だと悟り、つまりは何が起きたところで、それはそういう世界で閉じたモノなんだ、って事になっちゃうのでそれはそれであんまり面白くないなぁ、と。  実際「2人目と3人目」のエピソードに移行してからはどんどんと絵空事っぷりが加速していって、なんだかバカらしい映像が繋がってゆく感じに思えてしまって冷める冷める。  でも、むしろそのままラストシーンまで不条理劇で突っ走ってケムに巻いてくれた方が良かった気も。クライマックスでその不条理の理由をセリフで説明するという不粋な事をしてしまっているので、うっわー、ダサいわー、って感じになっちゃって。どんだけありがちよ?って話に堕ちちゃう。   そこにあるのはある種の悪意ですわな。女性という性を男の消費の対象にするな、っていうフェミニズムを「そういうパッケージング」をされた作品で打ち出してみせる、っていう。見に来たオタクに「オタク大嫌い」って冷や水浴びせた『THE END OF EVANGELION』みたいなモンで。  だけどこの作品の興味はどうにも前半の女子高生が無惨に殺されてゆく部分の方にあるようにしか見えません。大勢の女子高生が胴体真っ二つにされて血飛沫上げてるって画こそが見たい見せたいやりたい事だったんだよね?って(頻出するパンチラはさすがにあざとすぎてわざとらしいですが)。  となるとなんだか自虐的な、言い訳がましい映画のように思えちゃって。「お前が言うな!」ってツッコミ待ちな映画って事かしら?   トリンドル玲奈は可愛らしく撮れておりますが、篠田麻里子は「アイドルも歳を取るんだよ」みたいな撮り方で、そこら辺もその悪意の中の1つって事なのかな?と。  そりゃ舞台挨拶見に来たオタクの方々と舞台上の女優さん達との間に微妙な空気も流れるってモンですわ。上映後の舞台挨拶だったのですが「もう1回2回と見にきてください」って言われた後の気まずさと来たら(苦笑)  あ、私はチケットがダダ余りしてたのでどんなモンなんざんしょ?って取っただけで誰のファンとか全く一切無くてそもそもこのトシでアイドルとか無いわ~って状態なのであくまで蚊帳の外の存在ですからね。そこんとこハッキリさせとかないと(言い訳)。   ヤなモン見ちゃった感じで、いい加減そろそろこの監督の映画にお金払うのやめたいわねぇ・・・。
[映画館(邦画)] 4点(2015-07-12 20:10:03)
5.  リアル 完全なる首長竜の日 《ネタバレ》 
 壁に落とした影や鏡の中の像が、何か不自然な、妙な感じがして、こちら側と表裏一体となったそちら側と、じゃあどちらが?みたいな描かれ方が続くので、映画のトリックそのものは初期から予想がつきます。  でも、これはそこを楽しむ映画で。黒沢清作品としては『回路』を強く思い出させる世界。現実感の喪失、モノトーンに沈んだ世界、人を失い生を失った廃墟のイメージ、深い深い孤独感。切れ切れに閉塞され人と対話が成立せず孤立した世界で懸命に人との繋がりを求めて足掻く、その悪夢の如き映像はまごう事無き黒沢ワールド。   で、となると映画は実のところ、1時間30分ほどのところで実質的には完結しちゃってる感じなんですよね。残り30分の蛇足感ときたら。『ジュラシック・パーク』然としたイドの怪物との対決の違和感。これで一応娯楽映画としての体裁は保ちましたよ、とばかりに取って付けたようなクライマックスとラストシーンを見せられて、ああ、これはこれでヘンな事になっちゃってて楽しいなぁ、みたいな。   その、素材と作家性とのせめぎあいというか、戦い、そこに魅力があったりすると思うのは、ちょっと意地悪な見方でしょうか?
[映画館(邦画)] 7点(2013-06-02 20:31:50)(良:1票)
6.  リンダ リンダ リンダ
長い人生の中で、学校生活なんて短い間だし、ましてやその中の文化祭なんて、ほんのひとときの事。でも、それが後々まで確実に鮮明な記憶として焼き付いていたりします。そんな焼き付いている感じを、空気感までひっくるめてフィルムにきっちりと再現させてみせた映画でした。4人の女の子が過ごした、ほんの短い時間が、かけがえのない大切な時間として輝いています。学校の空気の中に存在するひとときの青春物語は、ゆったりとしたリズムに刻まれているがゆえに、じわじわと染みるように世界に誘い込みます。惜しむべきは、その一貫した空気演出のためか、カメラが被写体に寄りきれてない、もっともっと表情を捉えて欲しかったのに、という部分。こういう映画は、やっぱり「みんなと一緒にいられた時間」の感覚を観客も共有する事が大切だと思いますから。あと、唐突に挿入される「夢」の部分が映画の流れ、バランスを崩してしまった感もあります。でも、決して大仰にならない、大袈裟じゃない、等身大の彼女達の存在感、放たれた魅力は、映画という記憶装置に永遠に刻まれる、それはとても素敵な事ですね。
[映画館(字幕)] 8点(2005-07-27 19:41:29)
7.  リング2
「らせん」を否定しちゃうだけの自信があるのかと思いきや、志の点では少なくとも新たな展開を見せていた「らせん」よりも劣っていると思いました。何しろ前作から延長線を引っ張ってるだけ。非常に消極的。私が見たかったのは、貞子が提供するとてつもない恐怖。もーやめてくれぇ、ってくらいのどろどろとした恐ーい、くらーい闇の世界だったんですけど、製作サイドは単に柳の下のドジョウを狙っただけだったんでしょうかねぇ。深キョンの壊れビデオ画像だけかなぁ、良かったのって。
[映画館(字幕)] 2点(2004-01-24 22:49:37)
8.  リング(1998)
日曜日の、若いコ達で溢れた上映終了後のロビー(『らせん』があるのでまだみんな帰らない状態ですね)では結構ラストの衝撃に湧いていて、それを眺めながら「あーみんな楽しめたんだ、良かったね」ってちょっと褪めちゃってる私でした。私自身は物足らなさ爆発状態、もっとこう、こってりと恐怖を見せてちょーだいな、という感じでした。映画全体の密度が低い気がして、一週間と言わず、3日くらいの期限にしてくれたら行動にも展開にも緊迫感が出ていいのに、って。テレビドラマのような画面の奥行きのなさ、単調な編集に、でも、これは二本立ての一本目だから、きっと次の『らせん』で怒涛の展開をしてくれて納得できるんだろうね、と思ったワケですが・・・。
[映画館(邦画)] 5点(2004-01-24 22:12:32)
9.  RETURNER リターナー
「ちょっとバカにしてやろ」くらいな、斜に構えて見るつもりが、いつの間にか引き込まれ、最後には感動しちゃったりして、自分としては不思議な感じでした。そんなつもりじゃなかったのに、って。オリジナリティが限りなくゼロに近く、どこかで見たような映像ばっかりで、ストーリーがどんどん先読みできちゃって、なのに面白くて感動的で。これだから映画って面白いですわ。きちんと全てを完璧に近い状態に整えたって面白くない映画もあれば、バカみたいな内容だったり、いい加減なセンスだったり、ツッコミどころ満載だったりする映画でも面白くなっちゃうものもある、と。これはB級映画の神様が降りてきた映画ですね。「アルデンテ」に涙する、ヘンにカワイイ鈴木杏がイイです。ただし、音楽だけはダメ出ししたいですねぇ。ミリのテーマ、『ディープ・インパクト』のテーマ曲のイントロを丸々コピっちゃってるとしか思えません。あそこまでロコツな事しちゃダメだぁ。
[映画館(邦画)] 8点(2004-01-24 21:08:15)(良:1票)
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