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目隠シストさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2260
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 52歳
自己紹介 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

2024.1.1


※映画とは関係ない個人メモ
2024年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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561.  ハイキック・エンジェルス 《ネタバレ》 
『ブルース・リー』&『ジャッキー・チェン』という、カンフーアクション二大巨頭へのリスペクトを、『僕らのミライへ逆回転』『サボテン・ブラザーズ』へのオマージュという論法を用いて、ついでに言うなら『キル・ビル』のGOGO夕張と『セーラー服と機関銃』の星泉のエッセンスも加えて作られた、お馴染み少女本格派格闘アクション映画。これだけ映画マニアの心をくすぐる要素を詰め込まれたら、稚拙な設定と脚本も許せてしまうというもの(主人公VSリコーダーガールの決着をカタルシスゼロで片づけたのは大減点ですが)。ホント、ずるい映画です。エンジェル3人の中では、一番地味な役どころの川本まゆさんのアクションに最もセンスを感じました。
[DVD(邦画)] 6点(2017-01-30 20:20:17)
562.  土竜の唄 潜入捜査官 REIJI 《ネタバレ》 
クドカンのオモシロ脚本も、三池監督のアクの強い演出も、概ね好評でした。オフザケ満載ながらも、最近にしては珍しい「任侠(=日浦匡也)を格好よく描いた映画」でもありました。演者の皆さんも芸達者の方ばかりで楽しかったです。で、あるが故(?)に、彼に違和感を覚えずにはいられませんでした。そう、彼とは岡村隆史。究極のエンタメ路線である本作と、コメディアン役者との相性は悪くないはずです。もし本作が芸人多数出演のお祭り映画ならば、問題なく受け入れられたでしょう。しかし本格派の演技上手の皆さんに挟まれてしまうと、彼は「猫沢一誠」ではなく、いつもの「岡村サン」に見えてしまうのです。こうしてもみると、竹中直人や八嶋智人ら、お笑いパートも担える名脇役の偉大さが分かるというもの。配役においては、役者個人のポテンシャルやネームバリューより、作品全体の“技量のバランス”を考えることが大切な気がしました。
[地上波(邦画)] 6点(2016-12-30 18:58:21)
563.  脳漿炸裂ガール 《ネタバレ》 
“庶民女子がお嬢様学校に入学して巻き起こすひと騒動”といえば、少女マンガ王道パターンのひとつ。私は映画化されたものしか知りませんが、『笑う大天使』『花より団子』あたりが有名でしょうか。本作も同様のフォーマットかと思いきや、何やら『ライアーゲーム』や『神さまの言うとおり』のような展開に。まあ、タイトル的には正しい流れです。飛び散る脳漿を白色で表現するという斬新かつ腰の引けた演出も、オチで納得いたしました(理論は謎ですけれども)。『女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。』の感想でも述べましたが、ももクロファンの私にとって、“姪っ子”にあたるエビ中の柏木ひなたちゃんが主演という理由で、鑑賞に至ったワケですが、ひなたちゃんが想像以上に上手てびっくり。既に『偉大なる、しゅららぼん』でスクリーンデビューを果たしている分、場慣れしているのでしょうか。とても良かったです。謎解きの難度をもう少し上げていただけると、もっと楽しめたと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2016-12-25 20:26:56)
564.  探検隊の栄光 《ネタバレ》 
1972年生まれの私は、元ネタである『水曜スペシャル・川口浩探検隊』直撃世代。そういう意味では、本作を一番楽しめる有資格者のはず。ところが、どうにも肩透かしを食らった感覚が抜けないのです。制作スタッフの悪ノリ+熱血俳優の真剣演技+紛争地域事情+実在した怪物。化学反応を起こせば面白くなりそうな素材は揃っているのに、それぞれが独立したままで、有機的に物語を形作りません。例えば、熱血俳優には本気のドキュメンタリーと勘違いしてもらいましょう。反政府軍はスタッフクルーを使ってプロパガンダを企んでは。何とか収録だけは済ませたいユースケプロデューサーがお得意のテキトー話術で煙に巻くと。それぞれの要素がクロスオーバーして、結果奇跡のハッピーエンド、みたいな筋書きだったら良かった気がします(でもそれだと三谷幸喜に脚本をお願いしないといけませんかね)。普段オーバーアクトがネタ扱いされてしまう藤原竜也の新境地開拓とも言える「本格コメディ」。悪くはありませんが、もう少し頑張って欲しかったというのが正直なところです。
[DVD(邦画)] 6点(2016-12-05 19:37:22)(良:1票)
565.  寄生獣 完結編 《ネタバレ》 
田宮良子の最期と、無敵の寄生獣『後藤』との最終決戦は、完結編というより全編通じてのクライマックス。田宮のシーンは、深津絵里圧巻の演技もあり原作の感動を高いレベルで再現できていたと思います。お見事でした。対して、後藤の方は残念な仕上がりです。何故合理主義のパラサイトが、特定の相手を執拗に狙う必要があるのでしょう。広川コミュニティが崩壊した今、後藤がシンイチを抹殺しなければならない道理などありません。『やりかけの仕事』『戦いこそが我が生きる道』後藤の行動原理たる2つの動機をきちんと説明しなかったのはお粗末でした。『戦は兵力よりも勝機だよ。シンイチ』の名台詞が出る幕のないシチュエーションでの対決、ミギーの体組織が腕に残っているから「後藤に見つかってしまう」と狼狽えるシンイチなど、正直見たくなかったです。以上、原作ファンのコダワリに所以する不満でした。もっともこれらは、原作未読であれば大した問題ではありません。この映画をキッカケに原作を手に取る観客が一人でもいれば、映画化の価値は充分にあったと考えます(フィギアコレクターとして付け加えるなら、立体ミギーが沢山商品化されたのは嬉しい効果。客観的にはコレクションの棚が気持ち悪いことになっていますが笑)。かつて実写劇場版『カイジ』に対して原作の方が『2000倍面白い』と憤った私ですが、本作の場合は『3倍面白い』で閉めさせていただきます。みなさん原作を読んでネ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-08-30 20:21:13)
566.  女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。 前編:入る? 《ネタバレ》 
様式はショートエピソードの寄せ集め。トイレ掃除のおばちゃん(失礼。物語上は26歳設定でしたね。神聖かまってちゃんのドラムスだそう。美人じゃないけど愛嬌あるルックスにカワイイ声が頭から離れません!)をナビゲート役に、女子中学生あるある、いや子供以上大人未満『中人』の謎生態がツッコミ推奨のおバカテイストで供されます。どの子もキャラが立っていましたし、超絶美少女揃いじゃないところも好感が持てました。これが女子高校生だと、リアルというか、シリアスに寄ってしまいコメディとして難しくなったかもしれません。お気楽に楽しめるのが良いですね。かなり楽しめました。採点は6点ですが、これは6点満点という意味で、個人的には高く評価しています。
[DVD(邦画)] 6点(2016-05-10 00:29:21)
567.  クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃 《ネタバレ》 
クレヨンしんちゃん流・B級パニック映画完コピ編。つくづく、クレしんというコンテンツの汎用性の高さに驚かされます。まさに何でもアリ。前述のとおりストーリーは定型のパッケージに当てはめただけなので、展開上の目新しさは見当たりませんが、その分安心して楽しめるとも言えます。でもサスペンスとしてはマイナス査定かな。いやファミリー映画だからプラスかな。気になったのは、ひろしが「家族は俺が守る!」という台詞を乱発するところ。異国の地で父性が爆発したのでしょうが、キャッチフレーズの如く使っては、言葉の価値が下がってしまいます。クレしん映画において「家族愛」は重要なファクターですが、おバカギャグアニメの中に垣間見えるから良いのであって、全面に押し出したら艶消しです。このあたりのバランス感覚及び言葉使いのセンスは、大変重要だと思います。
[地上波(邦画)] 6点(2016-04-05 21:57:45)
568.  ルームメイト(2013) 《ネタバレ》 
ミステリーの構造自体は凡庸です。この“からくり”に免疫のある方ならば、仕掛けを見破るのはさほど難しくないでしょう。また物語性についても既視感のある王道の設定で、掘り下げも浅く(例えば彼女が保険屋を手にかけた動機とは何でしょう)、特筆すべき部分は見当たりません。つまり本作最大の見どころは、北川景子VS深田恭子の日本を代表する美人女優の演技対決にあると思われます。深田が上手い女優なのは周知のとおり。出世作『下妻物語』のゴスロリガール、あるいは『富豪刑事』の令嬢刑事など、役にハマった時の爆発力は折り紙つきです。今回も彼女お得意の“個性的な”設定の役柄。彼女なら上手くやれて当然と考えます。一方、北川の方も美貌だけでない隠れ実力派。TVシリーズ『悪夢ちゃん』で見せた“作り物の笑顔をやめた瞬間”には痺れました。彼女もまた、難役に対応できる技量を有しています。そういう意味では、2人とも自然体で難しい役をこなしているため驚きが無いのです。物足りないとさえ思えるくらい。2人の実力なら、もっとインパクトを残せたのではないかと思えます。演技上手が故に損をしているというか。そんな印象を持ちました。
[DVD(邦画)] 6点(2016-03-10 00:28:47)
569.  漂流教室 《ネタバレ》 
SFサスペンスのカテゴリーで本作を評価するなら、確かに点数は付きません。特にストーリー上の肝である“タイムスリップ”を、専門家(?)の勝手理論で早々に片づけてしまうなど暴挙もいいところでしょう。原作の超有名シーン、母の愛で息子に届ける武器のプレゼントも無茶な改変で処理されていました。しかし、です。楳図かずおの名作にして迷作、奇書『漂流教室』の魅力は、大筋で外していないと感じました。前頭葉が痺れるような原作が持つ圧倒的な熱量は、本作からも感じられたと。楳図のトンデモ展開+画力=大林の奇天烈演出+謎ミュージカルで置き換えられます。要するに、どちらも“どうかしている”ということ。『漂流教室』の看板を借りた、大林節炸裂の“やりたい放題”映画とも言えますが、コレはこれで正しい漫画原作の映画化の姿だと思いました。舞台をインターナショナルスクールに変えた辺りも、監督の信条がよく表れていると思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-01-20 20:59:43)(良:2票)
570.  Zアイランド 《ネタバレ》 
芸人出身の映画監督は、基本的にアリだと思っています。漫才・コントの制作スキルは、映画制作にも通用すると。現に北野監督は“世界の”キタノですし、松本人志や内村光良作品も私の趣向に合うものです。そこで品川監督。嫌な予感から今まで“食わず嫌い”で敬遠してきたのですが、地元ロケ作品ゆえついに鑑賞することに。しかし残念なことに悪い直感は当たっていたようです。物語中盤までのテンポの悪さは如何ともし難いものでした。思うに、品川監督の“芸人”としての顔が、悪い方面で発揮されていたような。きっとサービス精神が旺盛なのでしょう。観客を沢山楽しませたいと。だからイチイチしつこい。でも、コレって、不味い飯屋の大盛りと同じで、サービスであってサービスに非ず、なワケです。無駄な説明や表現に尺を取られて、必要な状況説明が抜け落ちては意味がありません。例えば、ゼニ島の広さってどれくらいでしょう。本土からの距離は?閉鎖性や隔離性を煽ってこそ、離島を舞台に選んだ価値があるというもの。それに物語の組み立ても腑に落ちません。序盤に張った伏線を、忘れた頃に回収するのが爽快なのでしょう?ところが鶴見辰吾親子の「タイムカプセル」エピソードなど、追想と現在進行形のお話を直結させる無粋な配列。観客の記憶力はハト並みではありません。思わず「へたくそか!」とツッコんでしまいました。前半もたついた分、後半はスピード感が増し随分観易くなったものの、その分大切にしたい一つ一つのエピソードが簡易に処理されてしまい、消化不良な印象を受けました。「元カノ撃てるわけねえじゃんかよ!」なんて品川流センチメンタリズムは彼の芸風同様鼻に付くもので、喩えるなら「品川定食・大盛り・鬼マヨネーズがけ」みたいな映画かなあと。普通盛りにして、マヨネーズを控えてくれたら、品川定食、もとい品川映画、アリだと思うのですが。地元ロケ感謝補正で、ちょっぴりオマケの6点です。
[DVD(邦画)] 6点(2015-12-10 00:29:16)
571.  赤々煉恋 《ネタバレ》 
常道であれば大オチ用に残しておくはずの“実は主人公は死んでいました”を、早々に明かしたのは、他に隠し玉があったからなのですね。これは素直に上手いと思いました。その仕掛けを踏まえたキャスティングもお見事だったと思います。ただ、このネタを成立させるために“お母さんの容姿の変化”という重要なファクターを犠牲にしたのは勿体ない話だと思いました。自殺は自分自身だけでなく、残された家族の人生をも奪う愚かな行為。その主張に説得力を持たせるためには、お母さんの容姿に劇的な変化が必要です。秋本奈緒美が相も変わらず“お美しい”のでは、彼女の人生が奪われた事実が伝わってきません。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-08-23 22:57:04)
572.  悪夢ちゃん The 夢ovie 《ネタバレ》 
ももクロの主題歌『さらば愛しき悲しみたちよ』が縁で鑑賞したTVシリーズでしたが、思いの外面白くてビックリしたものです。そしてこの劇場版『悪夢ちゃん』も予想を裏切るお話でした。深刻過ぎてビックリ。小学低学年にはシリアス過ぎますし、メインの客層は小学高学年~中学生くらい(とその親御さん)でしょうか?う~ん、狭いです。でも子供たちの成長が真面目に描かれていて好感が持てましたし、少年夢王子が犯した罪もきちんと処理されていて良かったと思います。勝手に家を抜け出したクラスメイトたちには大目玉が必要でしたけど。この映画切欠でスペシャルドラマが製作され、北川景子+ももクロ=きもクロという奇跡のユニットを生んだという意味でも評価いたします。
[DVD(邦画)] 6点(2015-03-29 18:24:16)
573.  映画 はなかっぱ 花さけ!パッカ~ん♪蝶の国の大冒険 《ネタバレ》 
江角マキコ女王様は、手下を使ってやまびこ村の村民に大変酷い行いをしました。その後何やかんやあって江角は反省。村民に謝罪しますが、『私も母親よ。あなたの気持ちは分かるわ(byはなかっぱのお母さん)』と快く許してもらえたのでした。まるで冗談みたいな脚本ですが、マジなんです。何かのプロパガンダかもしれません。
[地上波(邦画)] 6点(2015-03-18 18:15:58)
574.  ヌイグルマーZ
まさに“サブカル中二病的大槻ケンヂの世界観+井口昇監督のエログロナンセンス”炸裂な一作。要するに“どうかしている”映画なのですが、大槻ケンヂ率いる『特撮』×中川翔子の主題歌挿入歌がとても良くて(元々『筋肉少女帯』は好きなのですが、最近はももクロの楽曲でNARASAKIさんにお世話になってます)最後まで楽しめました。ただ、最近ゾンビ映画ってちょっと多過ぎないですかね。素材としてお手軽なんでしょうか。少々食傷ぎみです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-02-07 08:55:58)
575.  ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック 《ネタバレ》 
BSなら『吉○類の酒場放浪記』が、CSなら『ゲームセンターCX』が、私の中で“やっているとつい観てしまう番組”の代表格となります。ほぼ下戸で、最後にやったTVゲームが初代『モンスターハンター』な私ですが、どちらも不思議と好きなんですよね。出演者が基本オッサン一人なのに成立している不思議な番組。これをこのまま映画化出来れば、それこそ奇跡だったのでしょうが、そうも行かなかった模様(そりゃそうだ)。で、『ゲームセンターCX』映画版ではいつもの有野の挑戦(ゲーム攻略)と並行して、挑戦ゲーム発売当時(つまり昭和の)とある少年の日常が描かれます。ファミコンカセット『マイティボンジャク』の貸し借りに端を発した少年の“一大事”は、何故か時空を超えて有野の挑戦とリンクしたりします。柔道なら“技あり”とまでは行かなくとも“有効”くらいは貰えそうな『世にも奇妙な物語』チックな脚本でした。郷愁にふけりなさい、さあ泣くがいい、みたいなノスタルジーの押し付けではなく、かつての子供=今の親父世代が当時をほんのり懐かしむのに丁度良いお話でした。映画としての評価は難しいですが、番組ファンなら十分楽しめると思います。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-21 18:26:30)
576.  呪怨 -終わりの始まり- 《ネタバレ》 
『呪怨』正当の系譜を継ぐ一作。タイトルからして“ビギニング”や“エピソードゼロ”に該当するのでしょうが、前にも同じような内容を観た気がするのは、『呪怨』シリーズが完全な様式重視作品である証と考えます。ストーリーは在って無いようなもの。呪われた家に関わった者は漏れなく死ぬ。白塗りの少年がちょこちょこ出てくれば、それで『呪怨』は成立します。この様式美が好きな人は問題なく楽しめるでしょうし、興味の無い方は観る必要が無い映画という認識で間違いないかと。最後に女優さんについて一言。佐々木希が予想外に良くてビックリしました。特にラストシーン。悲鳴を上げるでもなく、号泣するでもない“絶望”の表情が絶品でした。このワンシーンだけで本作の存在価値を認めたくなります。もう一人の看板女優トリンドルさんについては、全くもってロバでした。もちろん可愛いロバですよ。でもロバに見えて仕方ありませんでした。映し方の問題でしょうか。本作出演で、彼女に得は無かった気がします。
[DVD(邦画)] 6点(2015-01-19 18:55:02)
577.  凶悪 《ネタバレ》 
木村たちに保険金殺害を依頼した電機屋家族と、妻に認知症の母親を丸投げした藤井。殺人を犯した須藤と、彼に強い殺意を抱いている藤井。一体何が違うというのだ。主人公も(そして観客も)彼らと同じ凶悪な人間だ。これが本作のメッセージ。ロジックは理解できますが、要するに詭弁です。特殊な事例を一般化しているだけ。いや、そもそも“凶悪な殺人鬼は、私たち善良な市民と別の種類の人間”とする前提が間違っている気がします。性悪説を唱える気はありませんが、誰でも様々な性質を抱え込んでいるもの。それに心の中で思うことと、行動に移すことは全く別次元のはずです。例えば牛場のじいさんを折檻して殺すエピソード。表面的にはバラエティ番組の罰ゲームと何ら変わりません。ではTVの前で笑う視聴者は、木村たちと同じ鬼畜でしょうか?違いますよね。興味深いテーマですが、監督の言い分を真に受ける必要は無いと考えます。ただし、ドキッとした人ほど、“善人”に違いないでしょう。さて、ご指摘のレビュワー様もおられるように、類似設定ゆえ『冷たい熱帯魚』と比較したくなるのが人情かと。でんでんVSリリー・フランキー、「透明にしちゃおう」VS「ブッコんじゃおう」、美巨乳VS駄巨乳(失礼)。どれを取ってもインパクトでは『冷たい熱帯魚』に軍配が上がります。ハバネロVS獅子唐辛子の如し。そもそも血の量が圧倒的に違いました。本作を観賞して、もし「物足りない」と感じた方は『冷たい熱帯魚』に挑戦してみるのもいいかもしれません。
[DVD(邦画)] 6点(2014-12-09 19:17:16)
578.  アイドル・イズ・デッド -ノンちゃんのプロパガンダ大戦争- 《ネタバレ》 
前作を踏襲した真っ当な続編であった事に、まず感心しました。よくぞ、とっ散らかった設定と結末を整理したなと(もっとも○○オチなら何でもアリなんですけど)。前作を遥かに凌ぐ豊かな物語性、それにメッセージ性(でも反原発なんてインチキですよ)。随分とまともな映画になりました。ただ、“まとも”という評価は、BiSの立ち位置を考えた場合、プラスに作用しない気もしますけども。クライマックスのライブシーンにこそ、真のメッセージが込められていたと感じます。アウェイ上等。ステージを降りて観衆と同じ目線。これがBiSの流儀と解釈しました。流石アイドル界のFMW。BiSお見事です。というワケで前作より高評価です。
[DVD(邦画)] 6点(2014-11-12 21:57:54)
579.  放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人
『ニッポンの大家族』の方はTV版を観ていなくてもOKですが、本作の場合はTV版『デスリミット』を事前に鑑賞しておくことが重要と考えます。まずデスリミットで一応の結論を得ておくこと。この前提が覆される(?)快感がメインディッシュです。お話はまるで『金田一少年の事件簿』みたいで、リアリティには欠けますが、これは“味”と認識して構いません。嘘てんこ盛りのフェイクドキュメンタリー。裏読み好き、推理好きの方は間違いなく楽しめると思います。
[DVD(邦画)] 6点(2014-10-24 18:20:26)
580.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 
≪≪≪警告!警告!警告!ネタバレとは違いますが、本文には“大変危険な表現”が含まれています。観賞前の方、特にちびっこは、くれぐれも閲覧ご注意ください。≫≫≫  本当は私も皆さんのようにカッコイイ、イカしたレビューを書きたかったんです。難しい熟語、横文字、見事なロジックを駆使した惚れ惚れするような文章を(実際に書けるかどうかは別ですよ)。押しも押されもせぬ傑作ですから、力も入ります。でもオープニング早々、メインテーマが耳に入ってきた時点でそんな願いは吹き飛びました。「ゴジラ・ゴジラ・ゴジラとメカゴジラ」脳内にリフレインする謎の歌詞。本作製作時点では構想さえ無かったはずのメカゴジラの顔がチラつきます。モスラ・モスラ・モスラとメカモスラ。どこでこんな歌詞を仕入れたのか全く記憶にありません。ていうか作品変わってるし!サザエ・サザエ・サザエとメカサザエ。『サザエさん』関係ないやん!ていうかメカサザエって何やねん!ハイジ・ハイジ・ハイジとメカハイジ。えっ『アルプスの少女ハイジ』そうそう、ながーいブランコに鉄塊がってオイ!!テーマ音楽がかかる度にこの有様です(実は『怪獣大戦争マーチ』の方ではツンツンヘアーの歯無し男の顔が浮かんだりもしました)。これで物語に集中しろというのが無理な話。その結果、反戦メッセージはどうにか汲み取れたものの、単にディテールの甘いパニック映画に思えてしまいました。何と言う悲劇。名作が台無しです。何度本作を観直したところで、同じ事の繰り返しになるのは目に見えています。猛烈な中毒性は、最早“呪い”です。この文章を読んだ人はもう手遅れかもしれませんが、間違っても『福岡市ゴジラ』なんて言葉、検索しないで下さいね。一生解けない呪いにかかります。冗談ではなく、本気で。私は警告しましたよ。ああ、もう、頭から呪文が離れやしません。ゴジラゴジラゴジラと……嗚呼すみません。ほぼ映画の内容と関係なかったですね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-18 18:59:02)
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