61. 小さいおうち
《ネタバレ》 私の母は「女中さんじゃないんだから」が生涯の口癖で長らく意味が良く分かりませんでしたが、本作は今より二世代前の生活様式がよく描写されていたため時間旅行のようでとても参考になりました。タキが時子夫人に強い口調で自分から提案した(予告編のシーン)事を実行せず運命が決まってしまったため、二人は信頼関係になかったという事で感動も無くわざわざ映画を作る内容だったのかと思いますし、映画としての満足度は低くなってしまいました。原作だとタキは時子夫人に恋していたという事ですが、残念ながらその複雑さは表現しきれなかったようです。60年も経てばあの時何故そのような行動をしたかの理由というかストーリーが自分の中で出来上がって言い訳がましく語る事もできると思いますが、それも無かったので薄っぺらい印象です。 [DVD(邦画)] 4点(2015-10-23 08:06:50) |
62. 劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~
《ネタバレ》 前編はエレンが壁の穴を塞ぐまででした。原作に忠実で特に序盤の描き込みが良かったです。テレビ版と変わらず画面が光り過ぎて眩しいです。過去の誘拐殺人事件のねじ込み方がうまくなかったので、初見ではエレンとミカサ二人の関係がわからないのではないでしょうか。個人的にはエレンが穴を塞ぐエピソードはそんなに面白いとは思わないので、初見の人が人気だからと映画を観てファンになるかは、後編の公開も遅い(2015年6月27日)し微妙だと思います。ミカサの有名な台詞(「私の特技は肉を削ぎ落とすことです。必要に迫られればいつでも披露します。私の特技を体験したい方がいれば、どうぞ一番先に近づいて来てください」)がカットされ、主題歌が変わり、まるで「紅蓮の弓矢」の劣化版だったので全く燃えずとても残念です。 [映画館(邦画)] 4点(2014-12-10 23:45:54) |
63. 紀子の食卓
《ネタバレ》 吹石一恵と吉高由里子が若くて可愛いです。園子温映画はどれも家庭が崩壊していて、ミツコという名の女性がいて、序盤から引き込まれていつものように楽しめましたが、最後ウワーッてなって終わるのも昔からなんですね。もっと丁寧に作って欲しいです。 [インターネット(字幕)] 4点(2014-11-06 11:52:48) |
64. それでもボクはやってない
《ネタバレ》 結局のところ、やったのかやってないのか、登場人物や観客の誰にも分からない所が面白かったです。弁護士も自分の主張のために主人公を利用するだけだし、そういった微妙な描き方が上手かったです。 [DVD(邦画)] 4点(2014-11-03 22:01:36) |
65. 地獄でなぜ悪い
邦画つまんねーと思っていたところ劇場で観てあまりのハイテンションぶりに衝撃を受けました。園子温作品を色々観てから2回目を観ましたが、あまりのやっつけぶりに嫌気がさしました。 [映画館(邦画)] 4点(2014-09-23 06:43:22) |
66. 凶悪
《ネタバレ》 普段から映画などで慣れてしまい、期待したより刺激が足りませんでした。記者の家庭の事情は、事件の凄惨さを薄めるために出したと思いますが、不要だと思います。リリー・フランキーは特に虐待シーンでの演技に気品すら感じ、良かったです。冒頭に出てきたおっぱいが凄くきれいで、あのレベルのおっぱいはなかなか無いので印象に残りました。 [DVD(邦画)] 4点(2014-08-27 14:58:56) |
67. ツナグ
《ネタバレ》 遠藤憲一は好きな俳優ですが、担当が退屈なエピソードだったのが残念です。大野いとちゃんや桐谷美玲は可愛いので、観て楽しめました。松坂桃李はボケ―ッと立ってることが多くて、その姿が長嶋一茂に見えました。 [DVD(邦画)] 4点(2014-08-19 07:50:49) |
68. 抱きしめたい ―真実の物語―
《ネタバレ》 北川景子は外見も役柄もとても魅力的で印象に残りましたが、男の方が付き合っている間も結婚してからも彼女に対してあまりにも言葉足らずで、なぜそこで愛してるって言わないんだ、無言なんだお前と最後まで苛々しました。イケメンというのは女性に不自由しないのでそういうものなのかも知れませんが、悲惨な話なのに感情の吐露もなく、前の彼女もサラッと捨て、男性の印象が大変薄かったです。ただ一言、普通に「抱きしめたい」っていやおかしいでしょ。そんな男側がしょぼい脚本が男性の制作だったので驚きました。 [映画館(邦画)] 4点(2014-08-18 12:22:57) |
69. ワイルド・スピード/MAX
《ネタバレ》 冒頭のトレーラーを襲うところが面白さのピークで、ラストの坑道を走るところはCG丸出しで凄くつまらなかったです。4~6作目のうち、ミア(ジョーダナ・ブリュースター)が最も可愛く撮れていたのは、この4作目でした。 [DVD(吹替)] 4点(2014-08-12 10:20:54) |
70. THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
《ネタバレ》 幼い頃からずっと自分の事を思ってくれる人の気持ちに気が付かない主人公。「BORUTO」も忙しくて息子にかまってやれず息子が反発というテーマで似ていますが、それが孤高の忍者だからとかはなくどちらも単にコミュニケーション不在なのだがそれが面白いと思ってしまう作者がまだまだ人間として未熟だという気がして、全く面白くない作品だと思います。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-07-11 20:30:15) |
71. クライング・フリーマン
《ネタバレ》 kindleで原作ファンになったので気になり観てみましたが、あの鮮烈な世界はなくベタ移植という感じで地味になってしまい面白味がないです。主人公は原作そっくりのイケメンで、ベッキー似のヒロインと共に美男美女でよく見つけてきたなという感じですが、もう二人とも映画活動はしていないようで残念です。「サイレントヒル」でファンになりましたが、クリストフ・ガンズは昔からとにかく原作の再現度に物凄くこだわる監督なんだなあというのはよくわかりました。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-07-07 23:42:24) |
72. 予告犯
《ネタバレ》 ネットツールを駆使した演出はさすが「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督という感じです。実行犯側に同情を持たせる作りなので、刑事は派遣世代に理解と同情のない年配の役者さんが良かったと思います。シーガーディアンは入れて欲しかった。ゲイツの知能なら高跳びぐらいして欲しかったですが、終盤はあまりに尻すぼみで残念でした。追跡シーンが良かったです。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-07-05 17:24:21) |
73. 暗殺教室~卒業編~
《ネタバレ》 殺せんせーの出自がわかった後は原作でもしんみりした展開になってしまったので、映画も明るかった前作より楽しくなくなりました。生徒一人ひとりの成長をうまく描写する事で殺せんせーがどんなに素敵か伝わるのが原作の趣旨だと思うのですが、この映画では本当に特定の生徒しか活躍せず、「その他」扱いは背景になってしまって残念です。竹富聖花さん、上原実矩さんとクレジットでは同列で表示されているにも拘らず、優希美青さんは序盤に「ありがとう殺せんせー」と言ったきり本当に全然映らずこれは何かの嫌がらせかと不信感を抱きました。成宮君は「相棒」出演でキャリアにケチが付いてしまい、この映画と同時期のTVシリーズ「怪盗山猫」でもしょうもない裏切者だったため、本作にも出てきてガッカリです。インタビューによると現場で二宮君に話しかけてもらえなかったようで苦笑いです。よく見ると橋本さとしが出ているので、どうにか彼を柳沢役にできなかったのだろうか。レッドアイとかいうスナイパーは喋りすぎで格好悪かったです。また、カエデやイトナも触手による激痛に耐え、爆発の可能性もあるだろうにそれはどうでも良いようで、原作への愛情を感じバランスの良かった前作より今回はつまらなかったです。上原実矩さんは「ガールズ・ステップ」の時と見た目もキャラも全然違うので面白かったです。律がぶっ放している所が好きなので、最後クリーチャーが現れた時に正常に起動して迎撃してくれたら良かったです。 [映画館(邦画)] 3点(2016-03-28 02:29:16) |
74. 駆込み女と駆出し男
《ネタバレ》 淡々と眺めるだけで面白くはないですが、丁寧な作りの真面目な映画だと思います。大泉洋は大泉洋そのものですね。控えめな戸田恵梨香も良かったです。駆け込まれた旦那の方は世間体も面目も丸潰れだと思いますが、普通に時効も成立してしまい、一度脅しに行ったり、別の男は一度怒って殴りこんでくるくらいの描写しかなくもっと死ぬ気で来いやという感じでした。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-01-11 22:09:49) |
75. 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~
《ネタバレ》 2015年頃のFROGMAN作品と比べると、まだこなれていない感じがビシビシと伝わってきました。大家が啖呵を切ったところは良かったです。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-01-10 22:14:09) |
76. 東京無国籍少女
《ネタバレ》 学校で抑圧されているという描写が長く、美しい音楽で眠くなってしまう。待ちに待ったアクションはさすが清野菜名という感じで素敵ですが、短かったのでもっともっと見ていたかったです。洋画のような物悲しい後味がありますし、色々と惜しい映画だと思います。後出し小説にある「北の大国」が攻め込んできたという陳腐な設定は映画には詳しく入れなくて正解だったと思います。 [インターネット(字幕)] 3点(2016-01-10 01:49:10) |
77. 機動戦士ガンダムUC/episode 6 宇宙と地球と
《ネタバレ》 最終回へ向けて盛り上がってきた感じです。次回いよいよ箱の秘密が明かされるのでしょう。少尉はもはや生き恥をさらすだけになってしまいました。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-12-07 06:07:44) |
78. 機動戦士ガンダムUC/episode 5 黒いユニコーン
《ネタバレ》 前回までは説明台詞ばかりで挫折するところでしたが、ようやく本筋が展開し始め、戦闘もあってやっとロボットアニメっぽくなってきた感じです。少尉が振られて笑えましたが、この次また変な行動を起こしそうです。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-12-07 04:39:52) |
79. 機動戦士ガンダムUC/episode 2 赤い彗星
《ネタバレ》 池田秀一を赤い彗星として出し、往年の台詞を喋らせるというファンサービス的意味合いがとても強いです。第一話に比べると物語がどんどん展開していくという事はなく、戦いに出て捕まるだけなのに小賢しい台詞ばかりで楽しくなかったです。絵は相変わらず綺麗です。 [インターネット(字幕)] 3点(2015-12-02 15:19:48) |
80. 劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
《ネタバレ》 原作は数回読み、アニメは劇場用前編だけ観ました。映画館の音響で女型の巨人の走行音が良かったです。実写版公開を翌月に控えた公開で、前編公開から半年も経っているので遅すぎます。後編のストーリーは、エレンが調査兵団の管理下に置かれてから、巨大樹の森でのリヴァイ班の活躍、女型の巨人がストヘス区で捕獲されるまでを描き、後編とありますがまだまだ物語の途中なので、初見の人はモヤモヤすると思います。エレンの同期が雨の中、泣きながら調査兵団の入団式をするのですが、そこはカットされていてとても残念でした。また後編はリヴァイ班の活躍がメインですが、リヴァイ班の面々が自己紹介がてら討伐数を誇示するシーンもカットしてあり、エレンの同期同様キャラクターの印象付けが弱くなっています。同じ時期に観た「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の説明の無しっぷりが素晴らし過ぎたため、本作は台詞や説明が多すぎなのに上記の肝心だと思う個所はカットしてあり、理屈っぽくて観るのが辛い部分もありました。これ以降は原作でもユミルの奮闘を経て、特にエルヴィンの戦いは説明ばかりになり、リヴァイ班のエピソードほど盛り上がりようがないので残念です。 [映画館(邦画)] 3点(2015-07-02 02:31:32) |