1. 逃避
《ネタバレ》 「彼はいったい何をやらかしたのか?」 の一点だけで1時間ひっぱるサスペンス。 似たようなネタの日本映画を見たばかりだが、一つのネタだけで1時間引っ張られるのはもう勘弁かな。 彼は何を隠しているのか?しか見ているこっちは興味がないわけで、種明かしされるまでのダラダラとした展開が我慢ならない。 しかも本作では種明かしが明確ではない。 人を殺したのか、それともひき逃げでもしたのか、せめてそこだけはハッキリと教えてほしかった。 だって1時間も待たされたんだぞ? [インターネット(邦画)] 3点(2024-05-21 21:06:11)《新規》 |
2. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 情緒あふれる函館を舞台に語られる、切ない男女の物語。 こんなにもお互いのことを思い続けるなんてことが出来るのか。 だからこそ別れが格別に切ないわけで。 ラスト、店で酒を一杯飲み干す高倉健。 味わいのある演技だなぁ。 これは高倉健だからこそのシーンだね。 他の出演者たちも多士済々で豪華なメンバー。 それぞれ人間味があって、楽しくて存在感のある演技をしている。 高倉健と大原麗子の話だけでは、ここまで楽しい映画にはなっていないはず。 この映画の魅力は、脇役の活躍あってこそのものだ。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-20 21:43:29)《更新》 |
3. 赤い私と、青い君
《ネタバレ》 ひじょーに前向きな内容、こういうのは大好物。 音楽も素敵だ、音楽センスの良い日本映画大好き。 小説に熱意を持つ男女ふたりの物語。 あやしいびみょーな関係ながら、付き合ってはいなさそう。 付き合っちゃえばいいのになー。 二人とも美男美女とまではいかないまでもブサイクでもなくちょうどいい塩梅。 そのふたりが小説や就職活動について語り合う。 会話の内容は気持ちがこもっていて、なかなかに引き込まれる。 映像も綺麗だし、全体的にレベルの高い日本映画だ。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-05-18 21:58:14) |
4. クレマチスの窓辺
《ネタバレ》 生理的に受け付けないキャラが多く出てきたけど、この作品ならではの独自の空気感みたいなものは感じた。 ハマる人にはハマる映画かも。 なるほどね〜、パンクしてナンパかぁ。 困ってるフリをしてナンパするのね。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-05-17 22:10:16) |
5. リビングの女王
《ネタバレ》 これはマズイ、非常にいただけない。 出てくる女性陣がどれも不快なキャラばかりで、ストーリー自体も不自然だ。 良かったのは妹さんの演技だけかな。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-05-15 22:44:19) |
6. 還るばしょ
《ネタバレ》 後から気づいたけど、この監督、別の作品でも摂食障害をテーマに映画を撮っていた。 本作もその内容。 さすがにワンパターン過ぎる。 主人公の女性は若くて綺麗なのに、何故か人生に悩んでいる。 あんな彼氏なんか早く別れて、別の男を探せばいいのに。 そんな簡単な問題じゃないのかな? [インターネット(邦画)] 4点(2024-05-12 13:26:47) |
7. ゆけゆけ二度目の処女
《ネタバレ》 行き場のない当時の若者。 若いからエネルギーだけはある。 だけど生きたいと思うエネルギーはない。 ひたすら死にたいと思ってはいるが、飛び降りる勇気もない。 一つのビルから決して出ないのは、行き場のない閉塞感を示しているのかな。 ギリギリ1960年代の作品だが、この時代にこの雰囲気の映画を撮ったのはすごい。 上映当時は、かなり先進的というか前衛的な作風だったのだろうと想像できる。 [DVD(邦画)] 6点(2024-05-11 12:00:44) |
8. Please Please Me
《ネタバレ》 父親と娘の関係性がとても良い感じだ。 自然な親子の会話という感じ。 アルバイトを辞めて、また別のアルバイトをする。 そう決めた女性を淡々と描いている。 そこにどれだけの意味があるのか。 大した意味はないようにも感じるが、これは私の感受性が悪いせいかもしれない。 そんなに退屈はしなかったけど、心に響く何かもなく。 平穏でフラットな気持ちで見ている内に、すんなりと終わってしまった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-08 22:27:30) |
9. 回復タイム
《ネタバレ》 何回もクスッとできるシーンがあった。 それだけでも素晴らしい。 この映画の女性のように、日々にちょっと疲れた人には一服の清涼剤になるはず。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-06 09:56:43) |
10. 今夜新宿で、彼女は、
《ネタバレ》 さっきちょうど新宿駅を電車で通過しながら、この映画を見ていた。 そんな訳で、とても身近に感じられる映画だ。 ストーリーとしては取るに足らないが、新宿を舞台にした臨場感やスピード感が見どころだ。 明らかにメンタル病みの女性が主人公で、特別美人でもないし不細工でもない。 これが何気にリアルかもしれない。 田舎から東京に出てきているらしく、田舎の母親から電話がかかる。 何か聞かれても大丈夫、変なことはない、みたいに無問題と答える女性。 大いに問題ありなのだが、田舎の母親には異状なしと答える。 これがなかなか興味深い。 こんなの見たら、田舎の親は安心して娘を東京に行かせられないよ! とまあ、娘を持つ親からしたら、ちょっとしたホラーだね。 監督は女性だが、おそらくリアルな東京、いや、新宿を知っている人なんだろな。 そう感じた次第。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-05-02 19:55:58) |
11. 新東京行進曲
《ネタバレ》 当時、人気があったであろう高橋貞二に何ら魅力を感じない。 話も駆け足過ぎるし、いたるところが都合良すぎでいただけない。 配役通り小林トシ子より淡路恵子の方が魅力的だわね。 これ悲恋の物語なのね。 当時の皇居周辺や上野の風景を楽しめるのはいいね。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-05-01 22:33:38) |
12. 五番町夕霧楼(1963)
《ネタバレ》 あまりに悲しすぎる物語。 家族の病気を治すため、そのお金を稼ぐために遊郭に売られた女性。 そこに惚れ込む脂ギッシュな中年男性。 女が元気な内は熱心に遊郭に通うも、女が病気になったら途端に居なくなる。 最後は遊郭の仲間の女性たちが面倒を見てくれた。 女の芯の強い優しさに心を打たれた。 男は最後は冷たいところが確かにあるよね。 その点、なんやかんや言うてても、女性は最後の最後は優しいもんだ。 木暮実千代と千秋実の熟練の演技が印象的。 [DVD(邦画)] 6点(2024-04-27 11:34:52) |
13. Sexual Drive
《ネタバレ》 かなり期待して見始めたのだが、どうにも男優陣が生理的に受け付けん。 芹澤興人は馴染みがあるので大丈夫だが、それ以外の男優たちが気に入らない。 目当ての武田梨奈の出番も少ない(これが一番致命的)。 直接的な性描写は無しでエロティックな内容を表現したかったようだが、成功しているとは言い難い。 唯一の収穫は出てきたラーメン屋。 一誠というラーメン屋らしい。 とてもうまそうだった。 今度食べに行こうと思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-04-26 19:50:47) |
14. J005311
《ネタバレ》 人生に絶望した者同士だからこそ通じ合える何かがあったのだろう。 だから神崎は自殺を取りやめた。 なんだけど、パッとしない野郎を延々と追いかける映像に嫌気がさしたのも事実。 この先、何が起きるんだろう?と画面に釘付けになったのも事実。 なかなか評価が難しいが、好きな類の映画ではない。 ちなみに主人公の男性は、和田アキ子というか羽生結弦というか、絶妙にパッとしない顔付きをしている。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-04-22 22:36:36) |
15. 白夫人の妖恋
《ネタバレ》 李香蘭より八千草薫の方が好きだな。 ウエストが細くて、顔も晩年のような卵型ではなくシュッとしていて可愛い。 ラストは少し間延びしていてクドく感じた。 白蛇と人間との愛を描いた内容で、最後はめでたく結ばれてハッピーエンド。 愛には蛇も人間もない。 ひたすら相手を思う気持ちが大事。 なんだけど、後半はひたすら円谷劇場でスペクタクル過ぎるんだよなぁ。 上田吉二郎のアクの強い変態ジジイ演技と、顔がシュッとした可愛い八千草薫に加点で、4点で。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-04-21 20:10:12) |
16. 19歳
《ネタバレ》 アニマル浜口の娘さんにどことなく似た雰囲気の道本咲希さんという方が、自身を主演として撮った自主制作風の短編。 19歳で短大生の主人公は就活しなきゃいけないけど、毎日ブラブラして首から15万円するカメラをさげ、写真を撮り歩いている。 まるでそれは現実から逃避するようでもあり、逆に何かを追い求める積極的な姿にも見えた。 そうこうしていたら20歳になっていたところで終わる。 何気ない内容の短編だが、何か具体的な目標や夢もない当たり前にどこにでもいそうな19歳のいまを切り取った内容になっており、これはこれで初めて感覚で面白かった。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-21 12:41:17) |
17. 紅の流れ星
《ネタバレ》 ラスト、一人でブラブラ歩いている浅丘ルリ子を渡哲也が見つける場面。 さすがに偶然が過ぎるだろ!と言いたい。 もう少しどうにかならなかったのかな? マニラなんかに行きたくないのは分かるけど、好きな男を警察に通報する女の気持ちは分からない。 ベッドの上で恥をかかされたお返し? いや、やっぱり分からない。 最初から最後までノンストップのストーリーで飽きずに見ることができた。 ヤンチャな渡哲也、浅丘ルリ子の綺麗な髪とスタイルが印象深い。 [インターネット(邦画)] 7点(2024-04-21 00:35:21) |
18. 原宿デニール
《ネタバレ》 武田梨奈の全盛期の魅力が炸裂してるので点数高めにいきたかったが、韓国人俳優はマイナス要素かな。 原宿を歩いている女性のパンストのデニール数を当てるというエピソードから、作品名を『原宿デニール』としたセンスが好き。 武田梨奈がパンストを脱ぐシーンや、そのあとの生脚ポリスはヤバすぎる! [インターネット(邦画)] 8点(2024-04-20 21:19:27) |
19. 階段のふたり
《ネタバレ》 いくら夫との関係が冷めていたとしても、わざと違う書類をFAXするかな? 大して親しくもなかった知り合い同士で、久しぶりに会ったりするもんかな? 5階建てでエレベーターのないマンションなんてあるのかな? とまあ、短編映画なのにこれだけ疑問点が出てきてしまった。 つまりリアリティがなく作り物っぽさを感じる。 二人の女性も魅力なし。 [インターネット(邦画)] 1点(2024-04-17 22:36:42) |
20. かぐらめ
《ネタバレ》 本作のamazon prime videoのサムネイルが、武田梨奈と黒川芽以の喪服ツーショットだったので、それに惹かれて見ることに。 しかしそんなヨコシマな動機は、見事に砕かれてしまった。 とにかく真っ直ぐで真面目な内容だった。 家族愛と地元愛、そして伝統を後世に伝えていこうという熱意に満ち溢れた素晴らしい作品だった。 つまり、私のヨコシマな期待は外れてしまった。 武田梨奈と黒川芽以の喪服姿を見たいだけの人には不向きなだけであって、映画としては非常に真っ当な内容かと。 [インターネット(邦画)] 6点(2024-04-15 22:52:50) |