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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  ライリー・ノース 《ネタバレ》 
善良に生きてきた一般市民が家族を無残に殺害され、法に代わり復讐の鉄槌を下す。 ブロンソンの「デス・ウィッシュ」シリーズをはじめとして、これまでにも色々な映画が作られました。 それだけにどうしても既視感があるのは仕方がないのですが、 本作の主人公のジェニファー・ガーナー、めちゃくちゃ強いです。傷つきながらも犯罪者どもを殺しまくります。 主人公と、復讐の対象者である犯罪者と、主人公の行動を止めようと主人公を追う警察。 この手の映画はこの3者をいかにうまく絡めて、それぞれの存在感を出させるかなんですけどね。 まあ、よくあることなんですが本作もそのへんが駄目なのでサスペンスとしても面白くない。 体を張った熱演を見せるジェニファー・ガーナーが孤軍奮闘という作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2021-09-21 17:20:46)
2.  ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
1963年11月22日。夫であり合衆国大統領であるジャック・ケネディがダラスで銃弾に倒れた直後からの妻のドラマ。 当然ではあるのですが、作品は終始重く暗い空気に包まれる。 暗殺事件直後からのドラマと、そこから少し経った後のインタビューの再現が交互に挿入される。 悲しみに暮れる妻と、子ども達の姿。まだ幼い、駐日大使も務めたキャロラインも登場します。 一方で、強気な姿勢を見せながらインタビューを受ける姿は全く異なった印象を受けます。 意識して2つの姿を交互に見せようとしたのだと思いますが、伝記モノとして、彼女をどう伝えたかったのだろう。 もう1つ挿入されるのが暗殺事件前のTV番組で、笑みを浮かべホワイトハウスを案内する彼女を捉える当時のアーカイブ映像。 今となっては貴重な映像資料だと思いますが、ここが本作で最も印象的な彼女の姿でした。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2021-05-23 13:06:11)
3.  最愛の子
子どもの行方不明事件が後を絶たない中国。子どもの人身売買が大きな社会問題になっている中国。一人っ子政策下の中国。 都市部が急速な経済発展を成し遂げるほどに広がっていく農村部との格差。 香港が中国に返還されて久しいですが、香港出身の名匠ピーター・チャンが 実際に起こったある誘拐事件を描きながら、その事件の背景から垣間見えてくる現代中国に内在する問題に言及する社会派の秀作です。 誘拐された子どもの両親、誘拐の実行犯の夫に先立たれるもその子どもに実の子の様に深い愛情を注ぐ誘拐犯の妻。 どちらの気持ちも痛いほどに伝わってくるのですが、ピーター・チャンはそのどちらにも寄り添う。 子どもが行方不明になった親たちが結成した被害者の会のメンバーのある夫婦。妻が妊娠するくだりも印象に残る。 一人っ子政策にある中国では、それは認められない。認められるには、無事を信じ必死で探している我が子の死亡届が必要という。 親にとってこんなに辛いことがあるだろうか。ここにもピーター・チャンが本作に込めた強い思いを感じます。 僕が知っているのはヴィッキー・チャオだけでしたが、主要キャストが皆、好演しています。 ざっくりとした作品の知識はあったので、ヴィッキーは最愛の我が子を探し続ける母親として登場するのかと思いきや意外なキャスティングでした。 かつてはその言動が問題視されることが多いお騒がせ女優だった彼女。しかし久々に見たそんな彼女の演技力に驚かされました。 ピーター・チャンの作品を見るのも久々。中国が抱える負の部分に踏み込む難しい作品をきっちり仕上げる、監督としての貫禄を感じる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2017-09-06 21:15:27)
4.  密告・者
「インファナル・アフェア」を思い出すような香港ノワールの佳作。 派手なアクション、バイオレンス描写だけでなく、警察に足元を見られ密告者とならざるを得ないという 前科者の悲哀など、登場人物それぞれの事情、心情、心の闇も丁寧に描かれています。 台湾のスター、グイ・ルンメイ。彼女のこれまでの主演作からは想像もつかない本作の姿は良くも悪くも結構衝撃的でした。 これまでの彼女の持ち味を全く封印しての体当たりの演技。特に終盤の格闘シーンには驚かされました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-05-09 20:11:19)(良:1票)
5.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
最後はちょっぴり湿っぽくなってしまいましたが、久しぶりに見たミュージカルの新作映画。期待通り楽しい映画でした。 前作はピリピリとした緊張感が漂う音楽サスペンスとでも言うべき映画を撮ったチャゼル監督ですが、 本作は監督の映画愛、ミュージカル愛、数々の名作が生まれてきた映画の都ハリウッドへの愛が溢れ出ているかのようです。 冒頭から鮮やかな色とりどりのクルマや登場人物の衣装の色彩感覚、そして音楽。 フレンチ・ミュージカルの巨匠ジャック・ドゥミと、ミシェル・ルグランへの愛を感じずにいられません。 以降もライアン・ゴズリングが踊りながら街灯をクルッと一回り・・・。あっ!「雨に唄えば」だ!などなど。 また、ヒロインがおばと観に行ったという「汚名」「カサブランカ」「赤ちゃん教育」。そして「理由なき反抗」 まあ、映画のジャンルはバラバラですが、映画好きってこういうものなんですよね。 他にも気が付かなかったり、僕がまだ見ぬ映画に捧げられたオマージュがいっぱいちりばめられていたんだろうな。 こんな監督の遊び心が楽しくてたまらない。 音楽の素晴らしさと共に長回しを多用しじっくり撮られたミュージカルシーンは見応え十分です。 音楽、演技、などなど・・・。己の芸を信じてハリウッドに集まってくる夢追い人達。 成功を夢見て奮闘するそんな若き夢追い人達へのエールのようなものも感じられました。  久しぶりにパンフレットを買おうと思ったのですが、もう既に完売でした。残念・・・。
[映画館(字幕)] 9点(2017-02-28 18:06:14)(良:1票)
6.  ハッピーイヤーズ・イブ
日本未公開なので、当然日本では全く話題にならない作品。よくDVD化してくれたと思います。 こういう映画は何かお目当てでもなければ、まず見ようとは思わない。 グイ・ルンメイが出ていなければ見ることは無かったであろう作品です。 3人姉妹、それぞれのラブストーリー3話からなるオムニバス。 長女は宇宙飛行士。末っ子は人気女優と華やかな人生を歩んでいる。 一方、真ん中の次女は内向的で、無職で現在職探し中という1人地味な設定。 しかし、その次女を演じたグイ・ルンメイの存在感は想像通り抜群でした。 地味な役を地味に演じて圧倒的存在感を出す。他の作品でも見られる彼女ならではの魅力。 中華圏では絶大な人気を誇る彼女ですが、日本ではまだまだ未公開の作品が沢山あるのが残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2016-12-19 21:12:42)(良:1票)
7.  レヴェナント 蘇えりし者
まずは冒頭、先住民との戦いを見せるアクションシーンから圧倒されまくりの作品でした。 その後も熊の襲撃や、死んだ馬の内臓を取り出しその体内に入って暖をとる等のサバイバル描写は壮絶の一言。 撮影のルベツキは本作で実に3年連続のアカデミー賞受賞となりました。 自然光を巧みに利用し、過酷な大自然の中で苦闘する人間を執拗にとらえ続ける。まるで彼らの苦闘を間近で見ているような臨場感。 太古の昔から変わらぬ営みを続けてきた、厳しくも美しい大自然の偉大さと、憎みあい殺しあう人間。 そんな人間を壮絶に演じ、ディカプリオは欲しくてたまらなかったオスカーを遂に手にしました。 ストーリー性よりも、作品全体のスケールの大きさに圧倒される。映画館で見ておきたかったと思う作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-07 23:13:30)
8.  カンフー麻雀
冒頭から典型的B級香港アクションコメディのノリが続く。以降も基本的にはバカ映画の空気を維持しつつも、 ギャンブル、アクション、ちょっとしたラブストーリー、パロディ(キル・ビルにはちょっと笑っちゃいました) と色んな映画の要素がごちゃ混ぜ状態となってそれなりに笑える作品になっています。 麻雀の方は、日本の麻雀とは打ち方が違うところもありますが、役はほぼ同じなので、日本の麻雀のルールを知っていれば十分楽しめます。 最後の大会に臨むにあたり、「麻雀聖典」という10の奥義が主人公の青年が伝授されます。 これは日本の麻雀にも十分通じる、なかなか唸らされる内容が含まれていたりします。 基本的にバカ映画で良かったのですが、最後の大会はギャンブルものとしての緊張感がもうちょっとあっても良かったですね。 見る前は「少林サッカー」のようにもっとカンフーと全然関係ない競技を合体させたようなものをイメージしていたのですが、 椅子に座って行う卓上競技の麻雀とカンフー、さすがに同時に成立させるのは無理があったかな。
[DVD(字幕)] 5点(2016-07-09 13:56:23)
9.  恐怖分子
登場する様々な人間関係に内在する不安定さ。作品はあえて説明や台詞を極力抑えていますが、 登場人物の行動を追う、作品に貫かれる冷徹な描写は時に見る者をドキッとさせるものがあります。 壁に大きく貼られた少女の写真が部屋に舞い込む風に揺られてめくられていくシーンが印象的。 芸術的でもありますが、何ともいえない脆さや危うさのようなものを感じます。 その一方で窓から差し込む強い日差しやフル作動する扇風機。台湾の気候と共にそこで生きる人間の熱も感じさせます。 個々の関係が希薄な都会。それぞれの持つ孤独、不満。それらがやがて悲劇へと結びついていく。 今の社会にも通じる日常に潜む恐怖を徐々に浮かび上がらせていく巧みな話術に驚かされた作品でした。
[DVD(字幕)] 8点(2016-03-31 22:18:59)
10.  薄氷の殺人 《ネタバレ》 
グイ・ルンメイの映画を見る度に同じことをコメントしている気がしますが、 本作もやはり彼女がお目当てで見た作品で、期待通りの素晴らしい存在感を見せてくれます。 本作でもやはり彼女はあまり喋りません。 その表情で感情を見せる独特の存在感は本作でも際立っています。 彼女の微笑んだような表情が好きなのですが、本作には彼女の笑顔は全くありません。 夫を亡くし、クリーニング店で働く薄幸のヒロインという役どころ。 ストーリーの軸になるミステリとしては、犯人が誰なのかは序盤で予想はついてしまいます。 しかし本作はそこはあまり問題ではないと思う。 その上で彼女が演じる女性の今と過去の事情と事件の真相と、 1人の男とのドラマが展開されていく。 作品の舞台は華やかな上海や北京とは全く趣の異なる、 屋外スケートリンクがあるような中国の北部の地方都市。 夜のシーンが多いのですが、寂れた町並みにあやしく光るネオン。 寒々とした冬の風景と人間模様も印象的です。
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-06 15:23:35)(良:1票)
11.  サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋
キャストの中にグイ・ルンメイの名前を見つけていなかったら、多分見ることは無かったであろう作品です。 残念ながら彼女の出番はほとんど無かったのですが、 トニー・レオンとミリアム・ヨンの2人の素朴な好演が光る、優しさのあるラブストーリーがとても良かった。 トニー・レオンのこういう役もやっぱりいいなと思う。ミリアム・ヨンの目の見えない演技も素晴らしかったです。 その一方で挿入されるもう1つのラブストーリー、 チャン・チェンとドン・ジェの2人の恋はほとんど印象に残らないのが惜しいです。 話を1つに絞ってトニー・レオンとミリアム・ヨンの2人のラブストーリーをもっとじっくり描いた方が良かったのではないかと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-06 20:51:40)
12.  キャノンボール 《ネタバレ》 
公道爆走おバカコメディ。僕が好きなジャンルの1つです。 これもアメリカ映画のお家芸の1つ。 ただ、本作は出だしで躓いているのが勿体ない。 こういう映画は、レースに参加する登場人物紹介はほどほどに、 さっさとスタートを切ってもらいたいんですが、そこまでが非常に長いのが惜しいです。 レースが始まってからはそれなりに面白いので。 シナトラ一家からはサミー・デイヴィスJrとディーン・マーティン。(2では御大自らも登場されましたね)自身をパロッているロジャー・ムーア。 主演のバート・レイノルズにハル・ニーダムのカメオ出演は「トランザム7000」へのリスペクトでしょうか? ジャッキーも楽しそうだったし、この豪華キャストをみているだけでも楽しい。 ただし、映画の面白さとしては「トランザム7000」の圧勝でしたけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-17 20:55:23)
13.  ワンダー・ガールズ 東方三侠 《ネタバレ》 
魔界が現代(近未来?)社会を乗っ取ろうとするダークファンタジー、それに美女3人が立ち向かうというアクション。(アクションは良かったのですが、3人の衣装があまりカッコよくないのが惜しい。もうちょっと3人の衣装にバリエーションが欲しかった。)いろんな世界観がごちゃまぜのB級香港アクション。でもキャストは超豪華です。結構重苦しい世界観で、もっとあっけらかんとした活劇でも良かったという気もしますが、笑いドコロもあり、マギー・チャンのちょっとお茶目なキャラも良かった。笑いドコロと言えば、一番笑ったのがラストのあの堂々としたターミネーターのパクリ?でしょうか。大ボスが爆薬で吹き飛ばされたと思いきやターミネーター化して復活してきた時は唖然としつつも思わず笑っちゃったのでした。
[DVD(字幕)] 6点(2013-08-25 15:41:31)
14.  少林サッカー 《ネタバレ》 
チャウ・シンチーのやりたい放題ムービー!このくだらなさ、素晴らしいです!ここまで豪快にバカ映画に徹する姿勢に感動しましたよ。  それぞれが少林拳のツワモノだけど、徹底的に冴えない面々・・・。そんな野郎どもがサッカーで一致団結して、悪徳監督が率いるチームに立ち向かう。これで最後は負けるワケがありません。  テンコ盛りのコテコテのギャグにベタベタのストーリーですが、(メンツ集まるまでがちょっと長いのだけが惜しいけど…)こういう映画はそれで良し!なんだと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-03-19 23:11:01)
15.  いますぐ抱きしめたい
よくある香港ノワールでバイオレンス描写も多いチンピラどもの抗争の話ですが、ストーリー自体はつまらない。そんな作品の世界観にあって一人異質な存在である、まだ可愛らしさも感じさせるマギー・チャンはまさに掃き溜めの鶴。アンディ・ラウとマギー・チャンに、これが監督デビュー作となるウォン・カーウァイ。まだ1980年代、みんな若かったんだなあ・・・。と思わされる作品です。
[DVD(字幕)] 3点(2012-08-09 17:22:29)
16.  王妃の紋章
製作費はいかほど?というほどの、どのシーンを切り取っても金ピカで豪華絢爛の宮中のセット。一体何人が動員されたの?というほどのエキストラ。  キャストの方も国王チョウ・ユンファ、王妃コン・リーをはじめ、息子達にもジェイ・チョウ、リウ・イエといった中華圏の人気者を起用したキャストも、何もかもが豪華。特に、久々にチャン・イーモウと組んだコン・リーはその美しさもさることながら、貫禄を漂わせる存在感も流石です。リー・マンの可愛さも印象に残ります。  これだけの舞台設定の中、描かれるのはドロドロの関係の家族の愛憎ドラマ。かなり小ぢんまりとしたお話で何かアンバランス。チャン監督はこの頃、それまでとはガラリと作風を変えた時代劇を立て続けに撮りましたが、どの作品も見所はあるものの、それまでのチャン監督の作品群が好きな僕にとってはどうしてもチャン監督らしくない、という思いの方が強くなってしまうのです。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-03-03 21:38:45)
17.  詩人の大冒険
「少林サッカー」「カンフーハッスル」でお馴染みのチャウ・シンチー主演のラブコメ・アクション・ハイテンション・バカ時代劇。冒頭から人間を墨汁まみれにして筆にしてしまうバカバカしさ満点のギャグ、”手羽先の歌”の下らなさから大爆笑です。  チャウ・シンチーは勿論素晴らしいのですが、もう一つ特筆すべきは僕が大好きなコン・リーですよ!  この頃にはチャン・イーモウやチェン・カイコーといった巨匠の傑作に立て続けに出ていた彼女。本作前後の彼女の出演作を見ると本作が物凄く異様に際立っています。何故コン・リーが本作に出たのか?いや、なぜコン・リーを起用してしまったのか?しかし、結果的にこれが大正解で、コン・リーを見てキュートで可愛いと思ったのは初めてかもしれません。  アホな世界観を演出する音楽もイイ感じ。いやいや、笑わせてもらいました。それだけで十分の映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2012-01-27 21:12:37)
18.  胡同のひまわり
路地の奥に門があって、そのさらに奥に隣人と共有するような中庭がある。例えばチャン・イーモウ監督作「活きる」でも見られる中国の庶民の生活様式が印象深い。  現代中国のとある家族を取り上げた中国映画が避けて通れない文革をその終わりから上手くスタートし重くなることなく、現代に至るまでのある親子の日々が淡々と綴られる。その中に庶民が現代的なアパートに憧れ、時代が進むにつれクルマや家電製品など人々の生活や世代間の価値観が少しずつ変わっていく様子を上手く挿入していく。それでも変わらないのは時には難しくもあるけれど親子の関係ということでしょうか。  忘れた頃に大事があるけれど、大半は何て事の無い日々。そんな家族の日々、人生というものを淡々とした中に上手く描いた佳作。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-01-22 23:18:10)
19.  LOVERS
序盤の遊郭の華やかな衣装や美術、中盤以降の竹林や真っ赤に燃える紅葉と草原の緑の美しさなど、とにかく綺麗な映画です。この美しい舞台で展開されるアクションシーンも楽しめる。(ただし最後は秋から冬にかけて何ヶ月戦い続けてるんですか?休憩しなくていいんですか?という感じでしたが・・・)ストーリーの方は特に感動や鑑賞後に残るものはありませんが、それよりも画の美しさ、チャン・ツィイーの美しさ(特筆すべきは冒頭の遊郭の舞!)が印象に残る作品です。ただチャン・イーモウに関してはやはり、「活きる」や「幸せ三部作」と呼ばれる作品、今年日本で公開された最新作のような映画をもっともっと撮ってもらいたいですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-11-20 16:17:04)
20.  2046
「花様年華」の続編という位置付け、女優陣に中華圏のトップスターがズラリと顔を揃えた豪華キャストと、期待が大きかったのですが・・・。トニー・レオンに女優陣は期待通りだったのですが、何が言いたかったのか分かりづらいし、あまりにも面白くなかったです。辛い130分でした。ウォン・カーウァイ+クリストファー・ドイルの映像美の中の豪華キャストの競演には見入ってしまう部分もありましたが。 
[DVD(字幕)] 2点(2011-10-25 22:32:08)
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