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六本木ソルジャーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 823
性別 男性

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1.  幻影師アイゼンハイム
この手の映画はネタが命なので、詳細なレビューは書けない。 端的に書くと、①このオチは個人的には好ましくなかった、②ストーリーは辻褄が合わず、基本的にはご都合主義満載、③イリュージョンは単なるCGにしか見えないので面白みに欠ける、④全体の雰囲気はそれほど悪くはない、というところか。  これら以外で最も気になったのは、ポール・ジアマッティ扮する警部の内面の変化だ。 キーパーソンは間違いなくポール・ジアマッティ扮する警部であり、彼の内面こそこのイリュージョンの成功のカギとなる。 胡散臭いアイゼンハイムを信用するのかどうかという問題は、ポール・ジアマッティ扮する警部の問題ばかりではなく、本作を見ている観客の問題でもある。 「ポール・ジアマッティ扮する警部の内面=本作を見ている観客の内面」といってもいいかもしれない。 この肝心のポール・ジアマッティ扮する警部へのイリュージョンが、そのまま観客へのイリュージョンに繋がるようには、上手くオチていないのがもったいない。 中盤と終盤のポール・ジアマッティ扮する警部の内面の変化がやや突飛すぎるところがあるのが少々残念だ。 ポール・ジアマッティの内面の変化にももう少し注意を向けて欲しかった。  冒頭にオチは好ましくないとは書いたが、工夫次第ではそれほど悪くはないものになりそうだ。 気になるご都合主義も細部を丹念につぶしていけば、クリアできそうな気がする。 オチで驚かせてやろうという根性を捨てて、もうちょっと全体を通して筋が通るものにすべきではなかったか。
[映画館(字幕)] 6点(2008-05-28 21:31:28)
2.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
この映画で号泣するとは思わなかった。悲しすぎるボンドの原点をポールハギスが詳細丁寧に描き込んだ。終盤まで残るボンドの「甘さ」が消えて、誰も何も信じない冷酷で非情な諜報員になる過程が実に見事だ。 ラストの「あの裏切り女は死んだ」というクレイグのセリフはしっかりと聞き取れなかったが、「ビッチ」という言葉も聞こえてきた。愛した女性をこう呼ばざるを得なかった悲痛がクレイグの全身から伝わってくる。 ピアースを非難するつもりは全くないが、本作を描くためにはクレイグでなくてはならなかっただろう。ピアースは既に「完全体」のボンドゆえ、この「不完全体」のボンドを描くためには、新しくかつ内面の演技ができる俳優である必要があった。 クレイグのボンドは、本当に荒々しく、しかも甘さが目立つ。 Mの言うことは聞かず、大使館で監視カメラに映るという失態も犯す、毒を盛られたり、大事なゲームにも敗退する。「裏」を読み込めずに、感情に流されて、職を辞すると言い出す始末だ。 ポーカーに敗れた後に「マティーニはシェイクか、それともステアか」と聞かれ、「どっちでもいい」と怒鳴った挙句に、ナイフを手にするシーンは、人間的にも諜報部員的にも未熟さや余裕のなさが窺われる。 だが、これらの経験が、我々が知る「ボンド」を形作ったかと思うと、なかなか面白い。 ラストにおいてホワイトを殺さなかったのも秀逸だ。ホワイトを殺せば、ただの「私怨」を果たしたに過ぎない。まだヴェスパーに未練があることが分かる。 「組織」のために生け捕りにすることで女王陛下のための完全な諜報員が誕生したことがよく分かる。決め台詞のタイミングも完璧だった。 ヴェスパーの人間像もしっかりと描きこまれている。首飾りをキーアイテムにして内面を描いている。恋人を裏切ることも、本気で愛してしまったボンドも裏切ることもできない。そのような苦しみが随所に感じられる。シャワー室で震える姿の意味も後から考えればより深まるようになっている。 演出面においてもキレがあったと思う。肝心のポーカー対決も見応えはあり、拷問シーンもなかなかのものだった(クレイグのユーモアも垣間見れるよいシーン)。 冒頭の追いかけっこにおいても、視覚的に観客を楽しませるのと同時に、圧倒的身体能力の差にある者に対して、ボンドの機転や大胆さや度胸でその差を埋めていっているのがよく分かるシーンでもある。
[映画館(字幕)] 10点(2006-12-11 21:17:55)(良:5票)
3.  ブラザーズ・グリム
ギリアム監督作品はあまり見たことないのでよくは分からないが、素直にストーリーを追っても面白くはない作品を撮る特殊なタイプの監督なんでしょうか。 ストーリー自体は極めて平凡。どこにも驚くような仕掛けや展開もなければ、兄弟愛を謳った感動するようなストーリーでもない。 また、ファンタジー作品とみても、昨今同種のあまたある作品群の中からあえて特筆すべき点はどこにも見当たらない。 しかし、面白い点を探せば、この映画はどうやらコメディとみるのが妥当ではないかというところ。ファンタジーの名を借りたコメディというのは恐らく彼のような特殊なタイプの監督でしか撮れない映画なのかもしれない。 そうはいっても、この監督の笑いは恐らく理解できる人は限られていると思われる。映画館で観るよりも、家で一人で細かい笑いを楽しむような部類の映画なのかもしれない。ツボに嵌まる人は少なからずいるだろうが、このような一般受けしない映画にそこそこの大金を注ぎ込むアメリカの製作会社の気持ちが全く分からないな。観客を呼べそうな面白そうな題材で、観客を呼べる俳優を使っているのに、この調理方法はどうなんだろうか。 たぶんギリアム監督とは感性が違うと思われるので、よほど前評判が高くない限り、彼の監督作品を観ることはないでしょう。
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-07 01:04:57)(良:1票)
4.  ボーン・アイデンティティー
完成度は相当高い作品だと思うが、リアリティの高さを狙ったためかやや演出が押さえられすぎている感がする。 劇場で見たときはその押さえすぎた演出のため面白くない映画だと思っていたが、改めて観て見ると隠れたメッセージが見えてきた。 この映画が伝えたいテーマは「人間性」だと思う。 人間を完璧な兵器にする計画が「トレッドストーン計画」であったが、結局ボーンは完全な兵器にはならなかった。 それは何故かというと、人間には子どもを愛する気持ち、人を愛する気持ちがあるからではないか。 どんなに訓練しても、無くそうとしてもなくならないものが「人間性」のような気がした。 特に夜中に心配して子どもを見つめるシーンと、子どもたちとブランコのようなもので遊ぶシーンは何気ないシーンだが見逃せない。 デイモンも記憶を無くして苦悩する男を上手く演じきったと思う。 記憶が戻った方が良いのか、それとも自分が何者であったか知りたくないという気持ちに揺れている微妙な心が垣間見れる。 そして、ケイトブランシェットに似ている気もするが、あまり可愛くはないマリーも良かった。 特に巻き込まれ動揺する仕草が良い。ボーンを捨てるのかそれとも一緒に行動を共にするのかの選択を迫られるシーンや心細さに耐えられなくなりボーンにキスするシーン、どれも内面の微妙な気持ちが感じられる演技だ。 また、二人が抱き合うシーンには二人の不安な気持ちや誰かを求めずにはいられない想いがストレートに感じられる。 アクションとしても面白く、特にカーアクションはこの映画の代名詞だろう。 逆走するシーンは他の映画と違い、実にリアルだ。 ボーンのライバルとなる「カステル」と「教授」だが、ボーンとレベルの違いがありすぎてやや緊迫感に欠けると感じた。 ただ、カステルでは接近戦と肉弾戦を描き、教授とはライフルでの銃撃戦を描くという二つの異なる戦いを描いたことでそれだけのボーンが高い技能を持っていることが感じられる良い脚本・演出とも思った。 ラストの「マンハイム」の使い方も中々面白い。 CIAのミスは許さない、そして全ては闇に葬るという姿勢が感じられる。
7点(2005-02-12 03:15:43)
5.  9デイズ 《ネタバレ》 
正直ヌルイ映画でした。 実際には金がかなり掛かってそうだけど、あまり金も情熱も掛けていないB級映画を観ている感じだった。 冒頭の双子の片割れが死ぬ場面から本気で銃撃戦をしているつもりなのかと思いつつ、ナイフで襲われるシーンは「これは恐らくロックを鍛えるためのテストなのだろう」と思ってたら、マジだったのには本当にビックリするほど緊迫感も何もなし。 森でのカーチェイスには多少の迫力はあるが、やはりホプキンスにアクションは無理があるだろう。乗りこんできた敵とのやり取りにはドキドキするような緊張感を感じられなかった。 そもそもこの映画においてホプキンスを出演させる必要性と映画の中の役どころがイマイチ掴めない。 ラストに結婚式に出席するというオチなら、中盤はもっと鬼教官やロック起用反対論者としてロックと対立していた方が良いだろうし、家族の愛など仕事の邪魔のように感じているような人間だったからロックとの出会いによって心境が変わるような演出も必要だろう。 さらに、駅員を数秒で殺しておいて、CIA職員は皆怪我だけで済ませるご都合主義はいくらなんでもやり過ぎだろう。 こんな中途半端な映画にするくらいなら、思いきってコメディ映画にした方が良かったと思う。 CIAや敵側は真面目にやっているのに、素人であるロック一人独自のハッタリで逆に難局を乗り切っていく方が面白いだろう。 それともCIAも双子の片割れだと知らない方がさらに面白いかもしれない。ホプキンスをかばい双子の片割れが死に、ホプキンスが責任の重さや仕事の重要性から強引に双子の片割れを独自にリクルートして鍛え上げていく方が良かっただろう。 偽者だとバレたら作戦は中止させられるとして、敵も味方もどちらも騙しているという設定ならストーリーにも緊迫感が生じる。 結局のところブラッカイマー作品らしいというか、ブラッカイマーの悪い部分が出てしまったという映画ですな。
4点(2005-01-22 23:48:43)
6.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
「プレデター2」を観てたので、本作でプレデターのやりたい事や性格、性質、何故人間を殺さないか、何故ラストで武器渡したかとかが理解できるけど、観てない人にはちょっときついのかもしれないと感じた。 エイリアンシリーズが好きな人には、ビショップ関係以外は特に観るべきところはないかもしれない。 そもそも時代背景とか現代で良いんだろうか。 「3」で出てくるビショップはなんなんでしょう、あれはロボットか、クローンか? 本作には色々と言いたいことはある。 一応儀式をクリアしていない一人前ではないプレデターなのかもしれないけど、弱すぎやしないか、彼らは。 銃を持っていないとか言い訳でしかない。儀式以前に戦闘能力にレベルの差がありすぎるぞ。 確かにエイリアンの酸性の血液が最強なのかもしれないけど。 一応最強のハンターであるプレデターが瞬殺される姿にはちょっと愕然とした。 儀式なんで一人で戦わなくてはいけないのかもしれないが、3体のプレデターがいるのだから協同でエイリアンと戦ったらちょっと面白くなったかもしれないと思った。 死ぬとしてもやはりそれぞれ見せ場というのが必要なのであって、あんなにあっさり過ぎるのは良くない演出と言わざるを得ない。 そもそも他の2体のプレデターになんら特徴や性格、必要性を含め何も見出せなかったのは残念。 そして「人間」の扱いも問題だと思う。 少し「人間」の比重が重いように感じる。 観客が何を見たいのか、タイトルから観客が何を期待しているのか分かってないのではないか。 武装したあの女性の姿に対して館内からは失笑が溢れていたのはやはり問題だろう。 「人間」が戦う姿なんてどうでもいい、最後に美味しいところだけ持っていって、人間のずる賢さでも描いて欲しかったところだ。 「人間」を含めたいのなら結局「強さ」とは何なのかを考えさせるような創りでも良かっただろう。
5点(2004-12-20 00:27:55)
7.  ヴァン・ヘルシング 《ネタバレ》 
ソマーズらしく時間分はたっぷり楽しめる作品には仕上がっているんではないでしょうか。 テンポも良いし緊迫感溢れてハラハラ出来るし、映像の出来もラストバトル以外、中々良かった。 ハム2同様に相変わらず話だけ膨らませて、ヴァンヘルシングの正体とか色々ほったらかしにしているけどそんなの気にしない方がいいでしょう、ソマーズの映画なんだし。 なんでヴァンパイアはウルフマンを根絶やしにしておかないのかとか、ウルフマンになっても戦えるとしたらなんで兄貴は従っていたのかとか、ヴァンパイアの子ども達とフランケンの関係は一応分かるけど一体どういうシステムなのかとか、ドラキュラ城ワープして行ったけど戻ってこれるのか色々考えない方がいいでしょう。 キャラクターとしてはカールは中々いい味を出そうとはしていたが欲を言えばもっとはじけても良かったんじゃないか、あいつ以外にそういう担当いないし。 ヘルシングとアナの関係も途中にもうちょい膨らませた方がラストもっと盛りあがったのにな。 ヘルシングはウルヴァリンと似ているがもうちょい自分が何者なのか苦悩した方が良かったし、アナも孤独感や宿命の重さをもっと表に出せよと思いつつも、やはり手に汗握る展開にそれなりに楽しめたと思う。
7点(2004-08-29 03:11:02)
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