Menu
 > レビュワー
 > R&A さんの口コミ一覧
R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

●今週のレビュー
   「」

   
     










    


  










  


 












表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  地獄へ秒読み
アルドリッチのヨーロッパ映画。主人公のリーダー格と自分本位なサブ格が対立しながらも命懸けの爆弾処理をこなしてゆく姿はまさしくアルドリッチ的骨太映画。主人公を元建築家としているところに建築物を破壊する戦争への批判が込められているのだろう。主人公と反目する男が言いだしっぺの、爆死した者は生き残った者へ金を残すという命を金に換算したルールは資本主義批判が込められているのかもしれない。たしかにメロドラマ的展開がイマイチのような気もするけど、男と女のそれ自体はあいかわらずの硬派っぷりで悪くないと思う。むしろ男と女のドラマの部分をもうちょっと時間をかけて描いてくれたほうがしっくりくるような。とは言うもののジャック・パランスの顔はメロドラマ向きじゃないんだな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-23 16:45:24)
2.  ジャガーノート 《ネタバレ》 
揺れるカメラによって嵐の中の船を体感する。リチャード・ハリスの視点映像によって爆弾処理の緊張を高める。さらにそこにいない者の不安や憤りがドラマを盛り上げる。処理班の目視説明から判断して遠隔指示をする専門家とかこのあたり、けっこう面白い。爆弾処理と犯人探しとなすすべのない船客というこのはなればなれのドラマはオープニングから始まっている。船の出港シーンで映される見送る者と見送られる者のシーン。この見送る者が後に刑事だとわかる。もったいないのがオープニングで印象的に見せたこの刑事と家族のはなればなれがいまひとつ活かしきれていないところか。モノトーンの色合いがシブイ作品です。
[DVD(字幕)] 6点(2011-06-21 14:55:09)
3.  Jの悲劇
冒頭の気球事故シーンがインパクトあり。気球の色が赤だということも印象強さを助長する。物語が全てこの冒頭のシーンに起因していることを強烈に見せている。ただ強烈すぎて、その後のこちらの想像とは異にする意外な展開に頭がついていかない。そのうえ主人公の葛藤が事故による罪悪感という単純なものではなく、罪悪感をさらに起因とする様々な葛藤が複雑に絡み合うので余計についていけない。それでもその複雑な心理という不可視なものをしっかりと映像で表現しているのは巧いと思う。変質的な妄想を膨らませる男を拒否しながら拒否しきれない視線。理論がために逃避する主人公のいらだち。肝心なところを語っていないところから始まる女との確執。全てを理論づけて思考する主人公が赤ん坊という理論を越えた温かみをその腕に抱きかかえた瞬間を切欠として自分自身を取り戻してゆく過程もまた実に映画的な見せ方。ちょいと謎めかした展開がかえって面白さを半減してしまっているのが残念。
[DVD(字幕)] 6点(2008-01-22 10:50:22)
4.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
主人公母娘がたどり着いた町の全体像が映し出されたとき、そのおもちゃのような家々がぎっしりと立ち並んだ様にティム・バートンを想起した。ここから始まるお話がおとぎ話であることの啓示ととった。実際、このお話は実にメルヘンチックで登場する人物たちも実に判りやすく色分けされている。閉鎖的な社会がある放浪の母娘によって開放されるという大筋。でもおとぎ話ゆえに彼女たちを排除しようとするのは社会ではなく町長ただ一人なのだ。そこには異端者の悲惨さは無い。そのことは異国の地で自身に満ちた振る舞いをする主人公を見てもわかるとおり。だから最後の大団円もイマイチ乗れなかった。もう一つの筋は放浪者が放浪を止めるという筋。娘が放浪に疲れている。しかしそれでも放浪の自由さを見せ付けて終わるのだと思った。なぜならハルストレムは『ギルバート・グレイプ』で町に縛り付けられていた青年(ジョニー・デップ)をキャンピングカーで生活する少女と共に旅立たせたから。しかしこの作品では放浪をまるで魔法にかけられたゆえの行いのように描き、放浪から安住への変化をしてハッピーエンドとする。しかも船上生活者までもが地上にあがる。なーんか納得しかねる。ただ、ここで深読みすると、これはおとぎ話、おとぎ話って残酷なお話を子供向けに可愛らしく描くことが多い。店の扉がなかなか直らなかったのが最後ようやく直ります。それまで誰でも出入りできた開けっ放しの出入り口に。これって放浪という自由を手放した者が自ら閉鎖的社会の一員となることの暗喩というちょいとビターなお話なんでは。いや、深読みすればね。
[DVD(字幕)] 5点(2007-12-03 19:04:38)
5.  真珠の耳飾りの少女
冒頭、色とりどりの野菜を切る女が映し出されるのだが、その白い肌をさらに白く輝かせる光を浴びた女の描写はなんとも美しく、且つ人工的であり、まるで絵画そのもの。その後もスカーレット・ヨハンソンに当てられる光だけは常に特別であり、芸術家が素材として惚れこむだけの眩さを出すことに成功している。でも、彼女のキャラクターが凡庸にすぎる。もっと謎めかしてもいいし、反対に内面にあるものをさらけ出させてもいいと思うのだが、どっち付かずの人物描写のせいで絵が出来上がるまでの行程に興奮がない。画家の娘の目が印象的であったが、彼女のいじわるも単なるエピソードとしてしか語られない。肉屋の青年との恋(というエピソード)なんかいらないんじゃないか?画面が美しいといっても先に書いたようにスカーレット・ヨハンソンだけに限っていて、しかもその美は表面的な美でしかなく、まったく物語を面白くさせることに貢献していない。つまり美し画がただそれだけで終わっているということ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2007-11-14 13:05:31)
6.  シンプル・プラン 《ネタバレ》 
大金が人を狂わせるというごくありふれた、まさにシンプルなテーマを兄弟の対比によって繊細に描かれる。ダニー・ボイルの『シャロウ・グレイブ』をより身近にしたような感じ。何人かの方が触れられているコーエン兄弟の『ファーゴ』もたしかに彷彿させます。ただしコーエン兄弟の映画は登場人物たちがコーエン兄弟の手によって弄ばされているかのように転がされるが、この作品は普通であれば普通であるほどに誰もが持ち得る悪意が悪いほうへ悪いほうへと転ばせているようで、自分にもあるだろう卑しい心を見透かされているような居心地の悪さを覚える。昔住んでいた家を買い戻すために大金が欲しい兄、借金返済のために大金が欲しい兄の友人、とは異なり、明確な使途が無い弟夫婦。より良い生活をしたい、そのためにまじめに働く弟夫婦は、大金を前により良い生活をしたい、もっとよりよい生活を、もっともっと、、という際限の無い欲望に取り付かれてしまう。殺人をも肯定させてしまう心情が怖い。ラストがちとドラマチックに過ぎるような気がする。
[DVD(字幕)] 6点(2006-11-09 14:38:29)(良:1票)
7.  シャーロット・グレイ 《ネタバレ》 
戦争を背景とした恋愛劇といえばかの名作『ひまわり』がありますが、列車から見える一面のラベンダー畑は『ひまわり』を意識した描写なのでしょう。しかしひまわりが墓標との対比で象徴的に映し出されたのに対し、あのラベンダーは平和の象徴というより時系列上での戦争後を意味するものとしか表現されておらずあまりあの美しい紫が効果的に使われていない。戦争が終わるまでひたすら待ち続けたソフィア・ローレンに対し、ケイト・ブランシェットはその愛の強さ、、というよりも人間としての未熟さゆえ、また戦争に対する無知さゆえに行動をおこす。そして目の当たりにする戦争の現実。この現実の中で変貌を遂げる女というのは『ひまわり』でのマストロヤンニ。しかし戦争によって引き離された二人というのは同じだが、この作品ではそれが悲しいこととしては描かない。むしろ前向き。これが戦争を背景にしたものでなければそれもいいだろうが、あれだけ悲しい現実を見せておいてあのエンディングは無いでしょ。しかも「あれだけ悲しい現実を見せておいて」といってもストーリー上で悲しい出来事があっただけで、映像は全然その悲しみを伝えていない。父を売る葛藤はもっとじとーっと描いて欲しい。そしてなによりもこの作品にはあって然るべきの「恐怖」がない。
[ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-04 18:23:41)
8.  人生は琴の弦のように 《ネタバレ》 
琴を弾き続け千本の弦を切ったとき、琴に潜めた処方箋によって目が見えるようになる。決定的なネタバレになりますが、結果は目が見えるようになることはなく落胆します。しかし彼の人生が全く無駄なものだったのかといえばそうではない。その証拠に彼は弟子に千二百本の弦を切れば・・・と伝える。盲目の人間にとっての過酷な人生を生きてゆくための目的を与えている。ところが弟子はその生き方を拒否する。人に目的を与えてもらうのではなく、信じる道を自ら選択しようとする。これもまた人生。中国激動の時代を生きたチェン・カイコ-は当時の政策を映画の中でよく暗喩的に、あるいは物語の悲劇性をもって批判している。この作品も、あの理想を掲げただけに終わった時代のうねりはいったいなんだったのか?という批判。そして、その中を生きたことはけして無駄にはしたくないという想い。さらに個人の意思を持つことの大切さをこの映画は説いているように思う。静かなる大地と激しすぎる黄河の濁流もまた「人生」を象徴する。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-10 19:12:47)
9.  シャイニング(1980)
常に最新技術と最新機器を駆使して見た事も無いような美しい映像で驚かせてくれるキューブリックが、その一貫した映像哲学を微塵も曲げずにホラーというジャンルに挑んだ作品。オープニングの空から車を追いかける映像は最もキューブリックらしい画で、美しい大自然が映し出されているのにそこには一切の感情も無く、得体の知れないものが空からついて来ているような錯覚をしてしまう。子供がおもちゃの車でホテル内を走りまわる姿をぴったりと後から追う映像はオープニングの映像に通じるものがあるが、角を曲がる度に何かが映し出されるんじゃなかろうかという恐怖感を煽る。迷路の中を追う映像だけは追っている者がはっきりとしていてサスペンスとしての躍動感に満ちている。そのサスペンスのクライマックス不在とでも言おうか、あっさりと終える結末もジャンルにとらわれない作りとして気に入っている。逃げきったと思わせてバーンと出てくるというホラーのお約束が無かったのが良い。「怖い」という感情を最大限に導き出すべきホラーというジャンルにおいて感情無き「美」が別の種類の怖さを作り出しているという、異色作というのはこういう映画のことを言うんじゃないだろうか。ニコルソンのインパクトありきの作品というイメージもあるが、ニコルソンはキューブリックの色に染まったにすぎない。この人は個性のきつい顔立ちであるのに、はたまたスター俳優でもあるのに、どの監督の作品にもきっちりと染まってみせる演技力を持っている。
[DVD(字幕)] 7点(2005-09-27 15:27:19)
10.  邪魔者は殺せ
皆様がおっしゃるように『第三の男』に通ずるモノクロの画面における光と闇のコントラストが絶品。キャロル・リードというよりも『第三の男』でも組んだカメラマン、ロバート・クラスカーの技ということでしょうか。ノワール的な色合いを見せながらも、描かれるのは犯罪でも逃亡でもなく、そこに関わる様々な人々の様々な思惑。ベルファストという特異な地域ゆえの逃亡者との関わりが丁寧に描かれてゆきます。人を計画外に殺めてしまうくだりの描写にチープ感を拭えませんが、その後の人物描写の巧みさを堪能できればあまり気になりません。追跡者、協力者、密告者、英雄視する民、仲間、裏切り者、神に委ねる者、賞金を狙う者、芸術のモデルにしようとする者、それぞれの思いが交錯するドラマを最後には愛に殉じる女が締めくくる。脚本もうまいってことです。
[DVD(字幕)] 7点(2005-08-17 12:20:33)(良:1票)
11.  シューティング・フィッシュ
良く言えば“軽快”な映画ということになるのでしょう。とにかく軽い。深みのあるドラマにする必要はありませんからこのノリでいいとは思うんですが、あまりにも全てが軽すぎて映画を見たという感覚までが軽くなってしまいました。詐欺の手口が子供っぽいとか、お決まりの展開とかはアレでいいと思います。軽快感を得るためにも。でもどこかでやっぱりその軽快なリズムを切るということをしないと、本当の軽快は得られないような気がします。伏線のはりかたが細やかで丁寧なだけにもったいない。
[DVD(字幕)] 3点(2005-08-01 18:13:31)
12.  シド・アンド・ナンシー
私の小学生時代からの悪友が高校生のときピストルズにはまってた。ピストルズを聞くことがかっこいいという一種のファッションだと思っていたが、もうすぐ3人目の子供ができる彼の車は今でもパンクのMDで溢れかえっている。私はそんな彼から聞いたシドのエピソードから勝手にシドとナンシーのイメージをつくっていた。私のイメージしていたシド&ナンシーは『ナチュラル・ボーン・キラーズ』のミッキー&マロリーでした。しかしこの作品を観て大きく誤解していたことに気づかされました。あまりのかっこ悪さに、あまりの弱さに、あまりの不器用さに哀れみさえ感じます。これが実像なのかもしれないが、楽器もろくにできないシドが頂点にまでのぼりつめたのには他とは違うものを持っていたはずで、全てが虚構として語られるこの作品には少し違和感を感じます。これも私のつくった虚構なんでしょうが、どちらにしてももう少し深く描いてほしいような。シドがナンシーを殺したかどうかは実際のところ、判らないそうです。シドがナンシーの死から3ヶ月半後に逝ったという事実しか。シドの灰は彼の母親によってナンシーの墓の上に撒かれたらしい。
5点(2004-06-01 12:18:35)
13.  ジャッカル
あれは変装というより仮装でしょ。リメイクしたら面白いだろうなと思っていた作品だったのですがどうしてこんな事になるんだろう。音楽はそれっぽくて良かった。
4点(2003-09-29 18:17:10)
14.  ジャッカルの日
正体不明のテロリストが見てるこちらにも正体不明のまま最後までいくのがいい。淡々とした中にも緊張感があり、早くラストが見たいと思わせてくれる。で、ラストは確かにあっけないが殺し屋の末路なんてこんなものでしょう。変にドラマチックにするとリメイク版のようになります。
7点(2003-09-29 18:05:18)
15.  勝利への脱出
脱走計画にスタローンが必要ということでキーパーにするため正キーパーの足を折るシーンに強引さを感じつつ、サッカーシーン、とりわけペレのバイシクルシュートに感動。(今見ても感動できるかはわかりませんが)観客のビクトリーコールで最高に盛り上がったのだが、後日テレビ初放送で吹き替え版を見たらなんと観客の声援までも吹き替えている。「しょーり しょーり」って。しかもたぶん数十人、いやそんなにいないかも。興ざめとはまさにこのこと。映画館で見たときの感動をテレビで、と思ったのが間違いでした。こういうこともあるので、吹き替え版しか見たことがない作品はReview しないようにしております。
6点(2003-09-11 17:18:22)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS