1. ラッキー・ブレイク
《ネタバレ》 この監督さん、こういうパターンがお好きなんですね。 「フル・モンティ」では、不況のあおりを受けて工場が閉鎖、 失業者集団が状況を変えようと一致団結してストリップに挑戦。 本作では、塀の中の憎めない連中が一致団結してミュージカルに挑戦です。 ただし、人生に対する前向きパワーにあふれた「フル・モンティ」に対し、 こちらはミュージカルのウラにあるのが脱獄ではあるのですが・・・。 悲しい出来事もありましたが、基本的にゆる~い人情喜劇風にまとめたのがいい。 だからこそ、一旦塀の外に出られてもその後も逃げ切るのは難しいはずですが、 作戦大成功!で終わってしまうのも単純だけど、こういう映画はこれでいいんじゃないでしょうか。 ただ、いざ脱獄!の終盤にはもう少しハラハラドキドキがあっても良かったとは思いますけどね。 [DVD(字幕)] 7点(2014-12-23 14:25:08) |
2. ライフ ―いのちをつなぐ物語―
水中に暮らす者たちも、地上で暮らす者たちも、樹上や大空に生きる者たちも、アリのような小さな生き物も、クジラのような大きな生き物も、食料を得て子孫を残すためそれぞれが勇敢で知性にあふれ、そして優しい。ダニエル・クレイグの淡々とした語りで次々に登場する生き物たちの懸命の営みを淡々と追うドキュメンタリー。 とても多くの種類の生き物が次々に登場するので、1つ1つの生き物の物語がごく短くなってしまっていますが、特に昆虫などの小さな生き物には面白い映像が多い。 こうした動物ドキュメンタリーには圧倒的なスケールの迫力ある映像が売りの作品もありますが、そんな作品と比較すると本作は小ぢんまりと淡々としています。しかし映像の迫力などでのアピールではなく、生き物たちの目線で等身大の彼らの営みを見ることが出来るドキュメンタリーです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-03-08 22:17:36) |
3. ラブリーボーン
《ネタバレ》 「私は14歳で殺された」という衝撃的な一言から始まる本作、殺された女の子スージーの初恋や、家族の心の絆を描く一方で、隣人の殺人鬼を見せるサイコサスペンス的要素も大きい。また、こうした犯罪が増え続ける現状と遺された家族の問題についても言及しているように思います。犯人役の気弱そうな中に怪しさを醸し出すスタンリー・トゥッチは好演でしたが、サスペンスがメインの作品ではないだけに、彼の存在感が大きくなりすぎてしまったのはマイナスだったと思います。犯人の最後については天罰が下ったということで良かったと思いますが・・・。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-19 21:01:49) |
4. ラブ・ダイアリーズ
パパとちょっとおませな娘の親子のドラマでもあり、一人の男と彼の周りにいる3人の女とのラブコメでもあり、娘の「私のママは誰なの?」というミステリーでもある。ロマンスの方はあっちに行ったりこっちに来たりで落ち着きが無いのですが、それがミステリーとしてはなかなか的を絞らせない面白さにもなっており、この3つの要素を作品の中で上手く絡ませています。 独身時代のパパの女性遍歴を聞く娘が合いの手を入れるタイミングもいい。そしてこの娘を演じるのは、そろそろ学園ドラマや青春モノが似合う年頃になってきたアビゲイル・ブレスリン。この頃はまだまだ子役らしい感じですが、本当に演技が上手だし彼女が売れっ子である理由がよく分かる気がします。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-24 22:20:39)(良:1票) |
5. ラブ・アクチュアリー
自分の身近な人を大切に思う気持ちや、今までよりもうちょっと勇気を出してみようという人生に対する前向きな気持ちや、人間の善良さとユーモアにあふれたとてもいい映画です。よくぞこれだけの登場人物、これだけのストーリーを上手くまとめたなあと思います。冒頭の語りから見事につながる幾つもの素敵なストーリーとエンディングまでの構成、その脚本が素晴らしい。更に挿入曲も実に効果的に使われ作品を盛り上げます。公開時からずっと気になっていながら初めて観たのですが、観て良かったです。心に余裕が無くなった時やもうちょっと勇気を出したい時なんかにいつでも観る事が出来るようにDVDを買って手元に置いておきたいと思いました。 [DVD(字幕)] 8点(2010-03-20 20:43:34)(良:1票) |
6. ラストエンペラー
《ネタバレ》 仕方が無いのかもしれませんが、紫禁城でも戦犯収容所でも全員英語を喋っている事にどうしても違和感を感じてしまいます。何回か見ていますが、いつもそれが気になってしまいます。坂本龍一氏の音楽は映画の雰囲気にすごくよく合っていて素晴らしかったです。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-25 09:35:48) |