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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  わたしを離さないで
SF的要素のある世界観。こういう映画の場合、近未来が舞台になっていたりするとあくまでもSFの世界という目で見るのですが、 本作の場合は見ている自分が生きてきた時代を舞台としており、少し変わった感覚で見ていました。 歴史と威厳を感じさせる、イギリスの寄宿学校の校舎の佇まいと、そこでの生活。緑豊かなイギリスの田園風景。 本作のSF的基本設定を除けば、実にイギリス映画らしい雰囲気をたたえた作品です。 ある生まれながらの宿命を背負い、1人の少年と2人の少女がともに成長していく。抗えない宿命と生、友情と恋のはざまで揺れ動き、 些細な何かがきっかけで壊れてしまいそうな、繊細な心の機微を描いた青春映画としても良かった。 キャリー・マリガンは独特の魅力と個性を持っている人だと思います。 ハッとするような美貌という訳ではないけれど、その表情で演じる彼女の魅力は本作のような静かな映画にピタリとはまりますね。
[DVD(字幕)] 8点(2018-09-30 16:08:03)
2.  わたしの可愛い人―シェリ
スティーヴン・フリアーズという人はこれまでの作品をみても、男のドラマよりも女のドラマを描いた作品が印象的な監督です。 本作の舞台はベルエポックのパリ。元高級娼婦役のミシェル・ファイファーと息子ほどの若い男、ルパート・フレンドとのロマンス。 街並み、衣装、アクセサリー、室内装飾・・・。美術から些細な小道具など細部までベルエポック期のパリの再現にこだわりを感じます。 ミシェル・ファイファーは本作でもやはり綺麗です。しかしそれだけではない。 自らを「年老いた女」と表現した通り、その痛々しさをも見事に演じています。 ミシェルとは友人でありながら、その極めて微妙な関係、一定の距離間。 もう1人、ミシェル・ファイファー以上に年齢を感じさせる元同業者の友人を演じる、キャシー・ベイツの存在もいい。 主要キャストは素晴らしかったのですが、フランスの俳優で滑らかなフランス語の響きがある中での本作を見たかった気もします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-11-30 18:52:45)
3.  わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 
社会派の巨匠ケン・ローチが2度目のパルムドールを受賞した作品。 一度は映画界からの引退を表明した彼が、それを撤回してまでどうしても投げかけたかった問題提起。 心臓の病気で働けなくなってしまった主人公の男、ダニエル・ブレイクは40年間大工で食ってきた熟練の職人。 真面目に働き、真面目に税金を払ってきた。彼のような人を助けるべく存在する公的機関から見放されてようとしている。 もう1人、2人の幼い子どもを抱えるシングルマザーのケイティ。生活費のためにたどりついた仕事は・・・。 街の片隅で支え合い、励まし合って生きる彼らに寄り添うケン・ローチの視線は優しくも、その一方でどうしようもない現実の厳しさがある。 主人公の男の怒りの声のような役所の壁への落書きは、そのままケン・ローチの怒りの声のように思える。 そしてラストのケイティの弔辞は、引退を撤回して本作を撮ったケン・ローチのラストメッセージになるのか。 一貫してぶれることの無い労働者階級への思いと、80歳を過ぎて一度は引退を考えてもなお、 社会の理不尽に対し黙っていることはできない、そんな彼の衰えることの無い反骨精神をひしひしと感じます。
[DVD(字幕)] 9点(2017-11-17 23:19:25)(良:1票)
4.  鷲は舞いおりた
原作未読です。原作を読まれた皆さんのレビューを見ると、原作に触れているかどうかで評価が変わる典型的な作品でしょうか。 冒頭の連行されている途中のユダヤ人女性を助けようとするシーンが効いている。 任務遂行にあたり、ポーランド軍に偽装しているが、その下にドイツ軍の軍服を着込んでいる。 ドイツ軍将校である軍人としての誇りと、1人の人間としての高潔さを併せ持つドイツ軍将校を演じるマイケル・ケインがいいんです。 この冒頭のユダヤ人を助けようとする際の部下達のとった行動からも、シュタイナーの人間性がよく分かります。 彼らがドイツ軍であることが発覚するきっかけとなる出来事もまた、シュタイナーと彼の部隊をよく表していました。 人質を解放した時点で彼も覚悟を決めたのだろうし、彼の運命もまた見えてしまうのですが・・・。 ケイン以外のキャストも素晴らしい。IRAの活動家を演じた曲者ドナルド・サザーランドの存在感が際立っている。 出番は少ないですがドナルド・プレザンス。スタージェス監督の代表作「大脱走」では収容所の良心というべき男を演じていた彼が 何とヒムラーを演じているのですが、これが驚くほどヒムラーに似ているではありませんか。 ジェニー・アガターもまた印象的でした。「美しき冒険旅行」から5年経ち、あの少女もすっかり大人になっていました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-05 23:13:27)
5.  ワン チャンス 《ネタバレ》 
僕はオペラのことは分らないので本作の主人公であるポール・ポッツのことも本作で初めて知りましたが、 ポールという人間と彼のこれまでの半生を適度にコメディタッチで実にテンポ良く分かりやすく描いています。 彼の周りにいる愛すべき人々の人物描写がいい。 子どもの頃からずっと彼のことを応援してきた母。 対立することもあったけど、実は息子思いの父。 終盤の息子のいじめっ子だった男を殴り飛ばすシーンと、 ラスト近くの「俺はいい親父じゃなかったが、親父としていかに成功したかは息子がどれだけ親父を越えたかで決まるんだ」という台詞が感動的。 この親父役のコルム・ミーニイが実にいい味を出しています。  前半の、後に結婚することになるジュルズとのラブストーリーと結婚後のドラマ。 作品の中で非常に重要な位置づけである彼女の存在抜きにはポールの人生も、 この映画も無かったかもしれない。そんな2人のドラマとしても良かった。 もう1人忘れてはならないのがマッケンジー・クルック演じる携帯ショップの店長。 ちょっと可笑しな好人物で、作品の空気を和ませる貴重なキャラクター。 彼がいなければこの2人、出会うことは無かったかもしれなかっただけに、 彼もまたポールの人生のドラマには欠かせない存在です。  オペラの吹替はポール本人が担当したそうですが、 あることがきっかけでジュルズを怒らせてしまったポール。彼女の仕事が終わるのを待ち、 彼女への思いの丈を歌に込めたシーンなど、彼の歌声を実に効果的に挿入しています。 幼少の頃からのトラウマ、自分への自信の無さ、病気や怪我を乗り越え、 彼を支える人々と共にワンチャンスをモノにした男の半生を爽やかに描いた王道サクセスストーリー。
[DVD(字幕)] 8点(2015-02-07 19:52:46)(良:3票)
6.  私が愛した大統領
僕はビル・マーレイが好きなので、この出世?が嬉しいのですが、あのビル・マーレイが大統領を演じることになろうとは・・・。 イギリス国王(「英国王のスピーチ」のジョージ6世です)を前にしても時にユーモアを交え老獪さ見せる大統領像もいいけど、 英国王がアメリカにやって来る前の大統領とデイジー、2人のゆったりと時が流れる秘められた時間帯がいい。 フランクリン・ルーズベルトと言えば、アメリカの歴代大統領でもかなり人気のある人ではないでしょうか。 これはイギリス映画ですが、アメリカ映画なら全く違った中身や描き方になっていたのかもしれません。 本作最後のデイジーの心の声が印象的。「この当時はまだ世間には秘密を明かさない寛大さがあった。」と。 確かに今の世の中ならそうはいかないかもしれません。 大統領が国民に語りかける感動的なスピーチがあったりする訳でもなく、 カリスマ大統領の誰も知らなかった安らぎのひと時とそんな時にいつも傍にいた1人の女性を描いた、 一風変わったテイストのイギリス製作のアメリカ大統領の伝記ものです。
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-19 20:29:48)(良:1票)
7.  ワン・デイ 23年のラブストーリー 《ネタバレ》 
アン・ハサウェイとジム・スタージェス。お似合いだったし、20代から40代までを自然に演じた2人のいい演技を見させてもらいました。  2人が演じるエマとデクスター、この2人の23年間のある1日を時系列に沿って切り取って描かれていく。人生、そんなに大事件が頻発するものでもない。でも、なんてことの無い日々を過ごしているようでも、1年、2年…と経過していけば日々の生活も、周りの人間関係も、少しずつ変化していく。そんな人生というものが巧く描かれていたと思います。  サクサクと進む作風だけに、エマがどうしてあそこまで遊び人デクスターを思い続けるのか、そのあたりが伝わらないのが難点。終盤の大事件に関してもこういう展開はあまり好みではありません。でも、それまでのなんてことの無い日々の中にも、やはり2人の間には色々なことがあった訳で、生きてきた年月の重みを感じました。  ラブコメには持っていかずに上品にまとめられた作品ですが、本作にはそれが良かったと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2014-04-01 22:22:17)(良:1票)
8.  ワンダー・ボーイズ
もう10年以上前の映画なんですが、マイケル・ダグラスの枯れ具合に驚いた。本作より後の彼の方がもっと若々しく感じる作品もあります。マイケル・ダグラスと言えばやはり自信家でカッコ良くて、という役が似合うと思う。でも、本作で演じる男は高い社会的地位にあるけど、自身無さげに見える。プライドとコンプレックスが同居するような複雑な人物像を味わいのある演技でみせる。そしてトビー・マグワイア。どこか視点が定まっていないような、フワフワしたような演技は彼ならではの存在感があります。ストーリーは何かスッキリしないのですが、他にもダウニーjrなど、それぞれに存在感を示した主要キャストの演技の巧さは十分に味わえる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-12-16 22:36:00)
9.  ワンダとダイヤと優しい奴ら
イタリア語を聞くと発情するという訳の分からんキャラながら適度にお色気を交え見事なコメディエンヌぶりを披露するジェイミー・リー・カーチスとケビン・クラインの二人が素晴らしい。そこに製作や脚本にも名を連ねるモンティ・パイソンのメンバーが絡むダイヤのありかをめぐるブラックなドタバタ劇。主要キャストは皆ハマっていたしテンポもいいし上手く作られた映画だとは思うのですが、残念ながら肝心のギャグがあまり笑えませんでした。特に動物の命をを不必要に軽く扱いすぎなところが・・・。長年熱帯魚の飼育を趣味にしている私としてはあのシーンは完全にドン引きしてしまいました。
[DVD(字幕)] 3点(2010-09-02 21:09:01)
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