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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2517
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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141.  ピンク・パンサー3
こちらは前作ほどバカ笑いが出来なかった記憶があります。鼻は溶けるわ歯は抜けるわの笑気ガスのところは、もーこってこてな笑いで、画面の大笑いさ加減とは裏腹に、こちらは苦笑状態。ずっと笑い続けの演技は大変だったでしょうけれど。署長が壊れちゃった状態の物語は、脇道外れっ放しでないの?って感じでしたねぇ。
6点(2003-12-21 15:49:51)
142.  ハンガー(1983)
あんまり恐い映画ではなくて、スタイリッシュな部分ばかりが目立つ映画です。ヴァンパイアものって、エロやフェチな色が出てしまうのは当然な題材みたいで、この映画は、その部分をむしろ積極的に綺麗に描いている感じですね。まあ、永遠の命と老いる事への恐怖を描いていて、これからの高齢化社会に対応する映画と言えなくもないですが(言えないか)。
6点(2003-12-20 13:14:41)
143.  針の眼 《ネタバレ》 
鉛色のサスペンスで、渋いながら実は結構面白い映画。前半はごちゃごちゃしてましたが、中盤以降は物語が絞り込まれて、純粋にサスペンスを楽しめました。家族に襲いかかるナチのスパイの恐怖とゆーか、ナチのスパイを襲った災難とゆーか。しかし、奥さん相手に苦戦するどころか倒されてしまうスパイ、っていうのも妙に悲しい存在でしたね。
6点(2003-12-19 13:32:19)
144.  バットマン リターンズ
この時のティム・バートン、なんか冴えがなくなった?って感じました。バットマン、ペンギン、キャットウーマン、似た者同士が傷付けあう寒色の世界の物語は、映画の美術そのままに寒い印象ばかりが目立ち、ユーモラスな画材で溢れているにも関わらず、最後まで心弾むような展開にはなりませんでした。この暗さこそがティム・バートン、という方もいらっしゃるかもしれませんが、悲劇を描くにしても、ちょっともやもやとし過ぎているような。全体的にすきま風を感じる映画でした。
6点(2003-12-18 21:09:39)
145.  バイオハザード(2001)
脅かしの中心がどん!ばばん!という音響効果、っていうのが今時古過ぎでないかえ?とは思いましたけれど、パワフルな展開と雰囲気のある画作りで意外に楽しめました。ゲームの中の記号も一応押さえてありますし、イマジナリーラインなんてモノ知らないよ、という元ゲーム(その部分で私はこのゲーム、あんまり好きじゃないんですけど)と違って、少なくとも受け手を混乱させる事はありませんし。ただ、やっぱり施設内でのバトル、というのはゲームで言えば毎回後半部分なので、前半部分の「どわー、こえー!出たー!」って部分もしっかり描いて頂きたかったですねぇ。
6点(2003-12-17 13:01:30)
146.  ナバロンの嵐 《ネタバレ》 
そんなに期待していなかったんですけど、ワリと楽しい映画だった記憶があります。こういう勧善懲悪型の戦争映画も楽しいもので(日本人が悪役だと素直に楽しめないのも事実ですけど)。ロバート・ショウの男臭い個性は、ハリソン・フォードとの格の違いを見せ付けておりましたが、まあ、ハリソンはこの時点で、まだ新人状態でしたしね(とは言え、この頃からそんなに進歩してるとも思えないですが)。ダム決壊による橋破壊の画は、思った程にはインパクトがなくて、ここにもう少しケレン味が欲しかった気がします。
6点(2003-12-14 22:41:56)
147.  007/私を愛したスパイ
スパイアクションもスパイひみつどうぐセットも充実の、当時のシリーズの中では、いちばん楽しい映画でした。でも、な~んか野暮ったい感じがしちゃったのは、視覚的なインパクトの連続で構成されてるけど、そういうのはハリウッドにゃ敵わない、って感じがあったからでしょうねぇ。物語勝負!みたいなところは、今ひとつのまんま、とゆーかジョーズがバリバリン!と登場しちゃったら、もう物語もナンも吹っ飛んじゃいますからねぇ・・・。
6点(2003-12-09 21:00:22)
148.  スナッチ
映像スタイルがうひょ~、って感じではあるんですが、その前後に大挙して登場した亜流の中の1つ状態になってしまっていた感もなきにしもあらず。オレが本家だ~!と言っても、元から、いろんなトコの影響を感じないワケにはいかないですし(デ・パルマやタランティーノやダニー・ボイルなんかね)。で、映像を除くと、チンピラな人々の物語にちっとも感情移入できない私にとってはかなりツラめ。この人達が、どんなバカをやってもドジを踏んでも、自業自得~で終わり。おバカは好きだけど、人殺しや盗人なおバカは嫌いだよ、と思う私なのでした。
6点(2003-12-08 15:08:10)
149.  ジャバーウォッキー
えーと、確か「ライフ・オブ・ブライアン」と2本立てで見たのですが、それと「ホーリーグレイル」とこの映画、頭の中でごっちゃになってます。中世を舞台にした怪獣(?)映画で、かな~りきちゃな~い匂ってきそーな世界が展開する映画だったと記憶しておりますが。「モンティ・パイソン」で培われたギリアムのグロ趣味が中世の牧歌的なイメージ、あるいは神秘的な森と石の城のイメージ、そんなモノを徹底的に破壊してくれる、という点では貴重な映画。
6点(2003-12-06 21:15:20)
150.  オリエント急行殺人事件(1974) 《ネタバレ》 
今から28年前に名画座で一度見たきりなので、その時の印象になってしまいますが、謎解きがよく判らず、何だったのやら?と首を傾げておりました。結局犯人がああいう形じゃ、謎もへったくれもないんじゃ?って。つーか、死体の傷痕見ただけで、「犯人はこうでこうでこうです!」って結論に達しそうな気もしないではないんですけども。映画のゴージャスな雰囲気だけは、しっかりと記憶に残りつつも、豪華キャストの価値すら判らなかった当時ではありました。
6点(2003-11-28 23:36:12)
151.  Emma/エマ(1996)
上流階級の惚れたハレたの物語、ジェーン・オースティンって、こんなのばっかなの?とか思いつつも、楽しみました。エマの、おせっかいで自惚れで、美人に嫉妬しちゃう性格、イヤな女!って思っちゃったら、この映画、かなりツラいでしょうけれど、私は笑って見てられるレベルでした。グウィネスの、時としてカエルっぽく見える顔がよく似合ってる役です(あ、カエルって可愛いでしょ?)。ただ、ひたすら男女の恋の駆け引きに終始する映画なので、もうちょっとこの時代の情景、情感が欲しいなぁ、と思いましたが。そこは同じオースティン原作の『いつか晴れた日に』や後の『プライドと偏見』に比べると大いに不満が残ります。
[映画館(字幕)] 6点(2003-11-28 13:48:10)
152.  エクスカリバー(1981)
重々しく、そして鈍く輝く騎士物語。ただし、原典を知らないと退屈、って感じなのは否めません。そう、この映画を見た時は、かなり退屈しました。後にアーサー王伝説にあちこちで触れて、やっとこさ世界が見えてきたような状況で。当時日本一の広さを誇った映画館が、ガーラガラのすーかすか、だったのを思い出します。
6点(2003-11-27 21:28:26)
153.  アイズ ワイド シャット
後年のキューブリックは、自分の才能と自分が撮りたい素材とが一致していなかったんじゃないかな、と思います。この映画、キューブリックでなければ、といったものではない気がしますし、むしろキューブリックらしさがジャマをしちゃってる映画なんじゃないの?とも思ってしまいます。この題材ならば、もっと猥雑に、俗っぽく描いた方が効果的だったのでは?と。でも、キューブリックのセンスが、それを許す訳もなく・・・。そうそう、仮面が象徴するものがシンプル過ぎて、もっと裏の裏の裏くらいまで考えてみようとして挫折・・・。
6点(2003-11-25 12:44:57)(良:1票)
154.  ナイル殺人事件(1978) 《ネタバレ》 
大味ギラーミンの映画の中では、繊細な方、みたいな映画でした。何度も何度も同じ場面を違った証言によって再現する手法も面白く、これだけ犯人が最初から目立ってる推理モノも珍しく。豪華スターの顔ぶれを楽しむだけでも楽し。ただ、ラストの、日本で勝手に入れた「ミステリ~ナァ~イル」って歌は、良かったんだか、悪かったんだか(大作をしっかりシメるならば、あれは明らかにダメなんじゃないかと)。
6点(2003-11-23 14:47:48)
155.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
エピソードの取りこぼし感が前作より増して、ポッタリアン的には、ちょっとぶーぶー。でも、映画としては多少(あくまで多少ね)整理もされて、CGもマシになって、少しは見られる映画になったかな? 相変わらずたりたり~と長いんですけどね。ナンだカンだ言いながら、2004年の夏には、またお祭りに参加しちゃうワケですが。
6点(2003-11-21 16:33:46)
156.  ハリー・ポッターと賢者の石
ポッタリアンのためのお祭り映画。原作大好き!って人ならば、イメージほぼそのままに再現された世界に浸って時間を忘れ、そうでない人は、映画としてのテンション保ててないダレダレの展開にウンザリ。おっさんポッタリアンとしての私の不満点は、フレッド&ジョージの出番を増やせ!ってところ。映画ファンとしては、もう少し刈り込め!ってところ(あ、軽やかに矛盾してる・・・)。
6点(2003-11-21 13:05:58)(笑:1票)
157.  ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 《ネタバレ》 
 原作のJ・K・ローリング氏、トランスフォビアとして批判を受けているけれど彼女の長い長い釈明文を読んだ限りでは彼女の言う事はその殆どが正しいと思うわ。ただ、“彼女が認めた”トランスジェンダーの人と、逆に彼女が批判するトランス団体、更にトランスのフリした性犯罪者以外の(つまり大部分の)性自認に悩む人々に対して上から目線の彼女の文章はとても冷酷。それを支持するフェミニストもまた差別主義者か否かはともかく冷酷ね。  そんなローリング氏に今後一切ビタ一文お金を落とす気は無いのだけれど、一方で『ハリー・ポッター』に原作時点から親しんでカウントダウン上映から始まってハリー、ハーマイオニーとセドリックとチョウ、ロンとジニーとルーナの舞台挨拶見に行って、ほぼ全作初日に見てるアタシがいきなりスッパリ断ち切れるのか?って問題もあって(それ以前に一応映画オタクなので)、色々と葛藤しながら貯まったポイントで鑑賞したわ。   前作よりは面白かったかしらねぇ。何しろ前作はキャラ設定の説明に終始して魔法生物ほぼ置き去り状態だったもの。それに比べたら今回は魔法生物が一応物語に重要な存在となっているものね。それでもキャラ設定の披露がメインで物語的には薄い、ってのは相変わらずかしら。今回の主軸はダンブルドアとグリンデルバルドの愛憎劇、原作者公式の二次創作かよ!って感もあるけれど、そういうのが好きなんでしょうね。ニュート主役なのに目立たないわよ。  『ハリー・ポッター』シリーズの少なくとも前半では楽しい要素だった魔法もここでは闘いと展開に都合のいい要素のための存在になっていて、デヴィッド・イェーツ監督の作風とも相まって楽しい魔法ワールドはもはや遠い昔。殺伐とした世界の混沌をキャラ萌えで愉しむという、ついて来られるヤツだけついて来い、みたいな感じになってきた気もするわ。  物語はひたすらに点で存在していて流れにはなっていなくて、唐突な展開をしがち(いきなりホグワーツかよ!みたいな)で、そこら辺はローリング氏の問題かしらね。アタシ、これまでの映画のレビューを読み返してみたら『アズカバンの囚人』以降、原作に対しては批判的ね。それでも今回、完全解決とはいかないけれど話に一応のケリがつく感じなのは良かったわ。  それにジュード・ロウとマッツ・ミケルセンは落ち着いた、大人の表情で関係を物語り、一方でクライマックスでは激しい戦いで秘めた想いをぶつけて魅せてくれたわ。ジョニー・デップからマッツに交代した事で獲得したモノっていうのが確実にあったように思うの。   でも『ファンタビ』ってこれ以降も拗らせイケおじバトルが好きな人向けの世界が続くのかしら? 個人的にはかなり遠く距離を置くカンジになるのでもうどうでもいいけど(投げ槍)。
[映画館(字幕)] 5点(2022-04-22 21:39:40)(笑:1票)
158.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
 007、コネリーから数えてスクリーンで見たのなんて10本しかなくて、これは面白いって思ったのは『トゥモロー・ネバー・ダイ』くらいで、だからそんなに思い入れはないのだけど(何らかのカタチで全作見てはいるわよね、と思ったけれど考えてみると『ムーンレイカー』と『オクトパシー』は見た記憶が全く無いわ)、でもクレイグボンドはなんか違うのよねぇ、って。粗野でスマートさに欠けていて、作風もヘンに重々しく深刻ぶったカンジで、でも007ってそういうモノ?(しかし唯一全作スクリーンで見ているのがクレイグボンドだわ)   で、今回、ダラダラと長いし、ベラベラとセリフ多いし、ジマーの音楽うるさいけど、それでもQが作った秘密兵器関係とか、敵の秘密基地とか、往年のシリーズのニオイを漂わせていて、まあ音痴というか色々な要素の密度が薄めながらも、らしくなったんじゃない?と思ったそばから何やらかしてるのやら。   ボンド殺しちゃダメでしょ。   いやね、だったらせめてもう少しマシな花道を飾らしてあげなさいよ。何あの、ギャグみたいなスペクター全滅は、出来損ないのレクター教授みたいなブロフェルドは、ボンドの浅はかな行動の数々は、敵基地での緊迫感の無いドタバタは、しみったれた敵ボスは、そして実質的にそのボスに敗北しちゃうボンドは。  今はもはやセクシーなボンドガールとの駆け引きが成立しない時代だからボンドみたいなのは死ぬしかないでしょ?って事かしらねぇ。恋人と娘を出してそれを守る、っていうのを大義名分というか盾にして。でも残念な事に楽しい、良かったのはキューバでのカッコいい女エージェントとの共闘シーンだったのよね。   007は時代との齟齬をきたしまくってきたシリーズって気もするのよね。世界情勢の変化に対応しきれないアナクロで荒唐無稽なお話、みたいな。正確には時代に合わせようとしつつ007っていうブランドを適応させきれなかった、みたいな。で、それを時代に寄せようとしたクレイグボンドが正解だったのか?っていうと、それはそれで疑問に思ったりもして。だって娯楽映画なのだから。   虚しいキモチで映画館を後にする007って、アリなのかしら? アタシは無しだと思うわ(ショボくて虚しい、ってのがありはしたけど)。まあ『女王陛下の007』が存在していて、それのオマージュをきっちり出してきてるワケだけども、エンドロールでその淋しいキモチを反芻をしているって、なんかねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2021-10-10 22:50:24)(良:2票)
159.  キャッツ 《ネタバレ》 
 劇団四季版を見たのは今から36年とちょっと前、まだ公演が始まったばかりの頃(グリザベラ役は久野綾希子ね)、ひとつ年上の人とデート。チケット代、ディナー代、パンフレットやグッズ代でひと晩で3万円以上飛んで、当時のアタシには大出費だったわ。   それはともかく、暴言吐いちゃうと元々『キャッツ』ってヘンなハナシなので映画になったってヘンなのは当然ね。  ひたすらエピソードの羅列に終始する舞台版を見た時、映画にするには全体を貫く芯、語り部というか狂言回しになる存在が必要だと思ったの。そしてそれは雌の子猫がいいんじゃない?って。今回の映画版はその通りになっていたので、コレは上手く料理できてるんじゃないかしら?って期待したのだけれど、彼女(とマキャヴィティの行動)以外はかなり舞台版に忠実な映画化になっていて、それゆえにやたらハンパなモノになってしまった感があるわ。   ジェリクルキャッツって何よ? 天上に昇って再生を約束されるって何よ? なんでオールドデュトロノミーがそれを決められるのよ? なんで候補者が基本しょーもない連中ばっかりなのよ? グリザベラがあれだけで全部かっさらっていっちゃうのはなんでよ? 唯一のその名って何よ? ってよく判んないそれらは舞台版そのままよ。っていうか映画版のグリザベラはなんかオドオドし過ぎちゃってて挙動不審で舞台版よりも更にヘンね。  舞台版から大きな大きな変更があったのはアスパラガスとグロールタイガーとの関係性ね。なんでガスがグロールタイガーを倒すのよ?どういうコト?みたいな。グリドルボーンとのデュエットは唯一のラブソングなのに、そこを削っちゃった(っていうか設定自体がおかしなコトになっちゃった)のは残念としか言えないわよ。   そして何より問題は、ネコの姿の表現。不評だった当初バージョンより毛のCGを改善したバージョンだそうだけれど、そんなところが問題じゃなくって。どっちつかずでハンパなのよね。単純にレオタードにネコ耳とシッポだけ付けた、役者さんの顔をきっちり残した状態か、さもなきゃ役者さんにモーションキャプチャーしたフルCGにしちゃうか、どっちかに振りきっちゃえばいいのだけど、半獣半人の『ドクターモローの島』状態になっちゃってて、これじゃクリーチャー映画だわ。   あと、ダンスが重要な作品なのに、カット割り細かくてアップ多くて余計なカットのインサート多くて残念な事に。ダンスシーンではちゃんとダンスを見せてナンボでしょうに。   それでも楽曲は舞台版にほぼ忠実、曲順もほぼ忠実、ってコトで、曲を堪能することだけはできたわ。見たのは字幕版だけど頭の中では四季オリジナルキャストの日本語版で歌ってたわ。曲でワクワクできた、って、でもそれだけかなぁ。しかも映画の役者の人達はみんなあーんまり歌が上手くなかったのよね・・・
[映画館(字幕)] 5点(2020-01-24 20:53:53)(笑:1票) (良:1票)
160.  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 《ネタバレ》 
 冒頭にいきなり展開する脱走シーンは迫力があって面白かったわ。   でも、デヴィッド・イェーツ監督になって以降、あーんまり、ってカンジな『ハリー・ポッター』シリーズ。暗くて冷たいトーンが好みじゃないなぁ、って。原作自体がそういうトーンになっていったというのもあるのだけど。  『ファンタスティック・ビースト』はそのイェーツ監督が続投していて、トーンもそのままという感じで、なのでやっぱりそんなには、なのね。  前作はつまらなくはないけれど、でも、もっとワクワクさせて欲しかったな、って。   今回も感覚的には同じ。そして、前作以上に人間関係のごちゃごちゃした感じ、そう、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』以降のローリング女史の興味がそっちに傾きまくったように、そこを描くのに大半が取られていて。  前作にはまだ魔法生物の見せ場が色々あったけれど、今回は会話シーンばかり。誰が実はどういう人物で誰とどういう関係です、っていうのを描いてゆくの、映画としてはそんなに面白くないわ。  っていうか、『ハリー・ポッター』の知識が“かなり”ないと意味のない部分が多くを占めていて、もちろん前作を見ていないと意味のない部分もたっぷりで。なので単体の映画として楽しい点は殆どなし、っていう。  会話シーンばかりで物語を成立させようなんて、ローリング女史は橋田壽賀子?これって『渡る魔法界は闇ばかり』とかいうタイトル?みたいな状態よ。   クライマックスも不発状態で(『帝国の逆襲』ポジションな物語だし)、CGの炎が画面いっぱいにぼわぼわしてるのを眺めるばかり。   もっと人間で、そしてなんと言っても魔法動物で魅せて欲しいのだけど。今回は「ファンタスティック・ビースト」なんて名ばかりの、申し訳程度の存在になっちゃってて、それって後付け設定でしょ?みたいな無理矢理さも含めて、ローリング女史の多分に腐り気味なシュミに付き合わされてる感が切ないわ。   ダンブルドアを始め、ホグワーツやナギニ、フラメル等の『ハリー・ポッター』とのリンク関係はそりゃファンとしては楽しめるのだけれど、それ以前にちゃんとした一本の娯楽映画を見たいのよ。『ハリー・ポッター』はもはや過去のものなのだから。
[映画館(字幕)] 5点(2018-11-25 15:49:34)(良:2票)
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