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南浦和で笑う三波さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 210
性別 男性
年齢 62歳
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1.  ナック
ロンドンの観光映画にもなっているなんとなく不可思議な映像。普通は男二人と女一人の三角関係で進んでいくはずのストーリーが、男三人と女一人の四角関係になっているところが変わっているのだろうか。モッズについての知識の乏しい私には観るのがつらい映画だった。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-05-03 11:33:21)
2.  黒騎士(1952)
十字軍遠征の頃を題材にしたイギリスの英雄アイヴァンホーが主人公の活劇。何も考えずに見られる一騎討ちだらけの映画だが、単純な勧善懲悪ではなく、サクソン人とノルマン人との対立やユダヤ人の微妙な地位などエスニックな部分があったり、異教徒と恋のさやあてがあったり、砦の攻防戦があったり、魔女裁判があったりと、結末は想定の範囲内ながら、途中、なかなか劇的な要素がてんこ盛りで楽しい。決闘のときに、同じ武器を使わずに法廷側に武器の選択権があるのが、当時の公平の概念として描かれていたのが興味深かった。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-04-20 19:54:12)
3.  世にも憂鬱なハムレットたち 《ネタバレ》 
邦題でずいぶん損をしている作品のような気がする。「憂鬱」という文字を見ただけで食指が動かない人が多いのではなかろうか。尤も原題を直訳しただけでは見る人がもっと少なかったであろうこともうなずけるのではあるが。筋は、売れない役者が、一念発起し、公募に応じた、やはり食い詰めている役者たちとともに、田舎の教会で合宿生活を送りながら「ハムレット」を作り上げていく、というもの。正直に言って中盤までは役者の演技はうまいのになぜか退屈に感じられるのだが、上演日が近づくにつれぐいぐいと盛り上がる脚本・演出になっているので途中でリタイアしないことが肝心である。どれだけ凡庸な「ハムレット」が出来上がるのだろうかと散々思わせておいて、猿之助のスーパー歌舞伎のような、ケレンに満ちた前衛的な舞台をいきなりつきつける手並みは鮮やかで、上質のマジックを見るようだった。
8点(2005-03-19 11:37:46)
4.  マネートレーダー/銀行崩壊
名門ベアリングズ銀行を破産に追いやった先物トレーダーの回想録をもとにした作品。娯楽としてではなく、反面教師的な教訓を得るために鑑賞。「マーケットの魔術師」などの、およそあらゆる投資の名著といわれる本には、投資活動において守るべきこととして、過大なポジションを持たないこと、パーソナルな心配事がある場合は、取引を中断するか、取引のサイズを小さくすること、損切りを厭わないことが書かれているが、想像していた通り、この主人公は、それらの原則を守れなかったことがよくわかった。また、上司からの利益ノルマなど、機関投資家の運用者に特有のプレッシャーもよく描かれていた。機関、個人を問わず、投資活動をしている人なら、見ておいて損は無い作品だと思う。
6点(2005-02-08 23:03:23)
5.  駆逐艦ベッドフォード作戦
冷戦時代の駆逐艦対潜水艦の映画。どういうわけかモノクロである。しかも、潜水艦側の艦内は全く映されず、従って、乗員の人間ドラマは駆逐艦側のものだけ。それで面白くなるわけが、とも思うが、どっこいこれが緊張感にあふれ滅法面白い。艦長を演じたリチャード・ウィドマークにはしびれた。また、各乗員の視線の演技、特に、後半、艦長の視線をまっすぐにうけとめず、微妙に目を合わさないようにかわってくるのがうまかった。この艦長は、「もし~だったら」という仮定法を使うのがしゃべるときの癖で、そういう人物造形にしたことが、最後の最後に効いてくるようになっているところが、この脚本のすぐれたところ。軍隊における命令は、短く、誰にとっても明瞭で誤解の余地を与えないような文、できれば単語だけで発せられるのが基本なのはいうまでもない。「白鯨」との類似が指摘されるが、艦長がソ連に対して個人的な恨みをもつ理由がないので、似ているようでもあり、そうでないようでもあり、どちらにもとれる。
8点(2005-01-19 01:53:44)
6.  ヴァキューミング
製作年が2001年。「映画の世紀」とも「戦争の世紀」とも総括される20世紀だが、この作り手は、前世紀の100年を「訪問セールスマンの世紀」と位置づけ、その時代の終わりを一人のセールスマンを通して面白おかしく描いたのがこの作品だと解釈した。1901年がもはや刀の時代ではなかったように、2001年はもはや訪問セールスマンの時代ではない。アナクロニズムの権化のような猛烈セールスマンを持ってきたのは、その時代の終焉を強く印象付けるための演出と思った。古新聞の山の中で一人寂しく息を引き取った老人のシーンがあったのもセールスマンの結末の前振りになっていて見事。また、セールスマンには向きそうもない者のコンテンツがブレークしたこと、この映画に出てくる一番の美人がアジア系であったことも、21世紀がどういう時代なのかを象徴しているように感じた。ところで、この邦題をつけた人は、水洗トイレしか使ったことがない方なのだろうか。もうちょっとなんとかしてほしかった。
8点(2005-01-16 12:57:48)
7.  ゴスフォード・パーク
この時代になって、雉撃ちのシーンを撮ったのは良い悪いは別として天晴れだろう(いろいろ抗議をしてくる団体があると推察する)。撃ち落とされた雉がまとめて戦利品としてぶら下げられていたが、貴族にとっては、雉を撃ち落とすのも、メイドを猟色するのも、ほとんど同じようなものだという前振りになっていたようなのが哀しい。確かに登場人物は多く、誰が誰だかわからないまま観ていくことになるが、最後のほうになるにつれ、だんだん主要な人物が誰で、どういう役回りかがわかるようなつくりになっている。全員を区別できるようになったわけではないが、十分堪能できた。使用人同士の間でも、微妙な序列があるらしいのが面白かった。
8点(2004-12-07 22:02:11)
8.  理想の結婚 《ネタバレ》 
現代の話でもなければ、一般庶民の話でもない。そういう設定でなければ、理想の結婚(原題の直訳は理想の夫)などという生々しくも哲学的なテーマは映像として鑑賞しにくいのかもしれない。20世紀末に、19世紀末を描いたこの映画が撮られたのは、なんとなく、20世紀に凋落の一途だったイギリスが、自国の一番元気だったころを懐かしんでのことではないかとも感じられた。ストーリーははっきりいって大甘だが、屋敷や議事堂などの建物内部の風格、そして、登場人物の時代がかった衣装などでうまいこと相殺されていた。この映画に登場する夫は、終始もがきながらも、結局、意志決定する際常に妻のことを最優先にして結論を出しているが、そのことをもって、理想の夫というのではないところがくせものである。常に妻のことを最優先にした意志決定をした結果、同時に立身出世も果たしてしまうところが、理想の理想たるゆえんであり、すなわち、両者が同時に起こることは滅多にないという現実の裏返しになっているところが、この 一見能天気とも思えるハッピーエンドにこめられた英国的皮肉ととれるのだが、うがった見方に過ぎるだろうか。
6点(2004-12-06 21:16:10)
9.  伯爵夫人
サウジ・アラビアへの赴任が決まった外交官役を演じるマーロン・ブランドはコメディにはあまり向いていないのかもしれないと感じてしまった。時代が全然違うのだが、この役は、ヒュー・グラントが一番はまりそうだ。ソフィア・ローレンと脇のシドニー・チャップリン、パトリック・カーギルがなかなかセンスを感じさせる演技だっただけにやや残念。主役の二人とシドニー・チャップリンが船酔いであげてしまうシーンがあるのだが、このところの一連の韓流映画に比べてその描き方が上品なのはよかった。やはり、この作品のように内容物を観客に見せない演出のほうが好ましく思う。ただ、最後にかけての主人公の問題の解決方法は、ちょっと安直で拍子抜けがした。こどものころにかくれんぼが好きだった人はそこそこに楽しめる作品。
6点(2004-10-24 00:09:21)
10.  王子と乞食(1977)
日本では玩具屋の例が有名だが、男性の子役は大人になると大成しないというのは、日本だけのことではないようだ。マーク・トウェイン原作の入れ替わりもの傑作古典の映画化だが、子役として全世界に名をとどろかせたマーク・レスターがどうにもこの作品では中途半端で浮いているようにみえる(背が不必要に高く、脚が不必要に長すぎる。ま、本人の責任ではないが)。脇を固めているのが、チャールトン・ヘストン、オリバー・リード、アーネスト・ボーグナインらのベテラン勢で皆さすがの貫禄を示していただけにひときわ目立つ。本物の屋敷を使ったらしい王宮の中のシーンがそれらしい雰囲気を醸しだしてくれていたのがせめてもの救いか。
5点(2004-09-23 10:41:59)(良:1票)
11.  トロイ(2004) 《ネタバレ》 
プリアモスがアキレスの野営地にヘクトルを引き取りに来た場面に惹かれた。アキレスの「どうやって来た?」の疑問に、「誰よりも詳しく知っている」とかなんとか短い台詞を言うだけで、さっぱり説明しないのになるほどそうかと納得した気にさせてしまうのが、ピーター・オトゥールのさすがの貫禄である。元になっている伝承通りなのかどうか全然知らないが、この時代を描いた映画で、飛び道具での決着というのには少し拍子抜けがした。
6点(2004-06-01 23:10:48)
12.  フル・モンティ
この映画がなんとなく暖かいものに仕上がったのは、三組の夫婦の、妻の夫に対する対応が三人三様でそれぞれ泣かせる(実際に涙は出ないが)のと、ショウを観ている女性客の表情がほんとうに心から楽しんでいるように見えたからだと思う。結末に不満なし。爆笑できるところもいくつかあった。ただ、前半にもう少しスピード感がほしかった。
7点(2004-05-22 23:13:19)
13.  ミニミニ大作戦(1969)
自分の中では、世界三大イタリア旅行にいきたくなる映画のひとつだったんだけれど、今観直すと、トリノという街にはあまりそそられないのに気づいて苦笑。おまけに、ストーリーも、もっと面白かった記憶があるのに、セリフのギャグが全然笑えなくて呆然。なんだよ、可愛い車が変なところを走るシーンだけがウリの映画か?大掛かりな交通渋滞のシーンを気の短いイタリア人をなだめながらどうやって撮ったのかを考えると夜も寝られなくなるかというと、そんなこともない。ようやく、最後近くになって、刑務所シーンでのエキストラの人数の無駄な多さが、かろうじて免疫力の活性化に少し貢献してくれた。 
6点(2004-04-22 13:50:56)
14.  恋するための3つのルール
ヒューの出演作はこれを含め4本しか観ていないので、確としたことはいえないのですが、イギリスが舞台で、市井の普通の人々が脇役で出ていないとこの役者は活きないのかな、という気がしてしまいました。主人公がオークション会社の雇われで、その婚約者がマフィア関係者の娘という設定は悪くはないのですが、面白いとは感じられませんでした。多分、主人公の役柄がそんなに優柔不断でないところがそう思わせる原因なのかもしれません。
4点(2004-03-29 03:06:38)
15.  まぼろしの市街戦 《ネタバレ》 
もちろん戦争を皮肉っている。あと、フランスは王制を終わらせてしまった国だが、自由になった精神病院の患者たちが築きはじめたのが共和国ではなく王国であったということは、フランス革命自体も皮肉っているのではないかという気がして面白く観ることができた。作り手がアンデルセン童話の「裸の王様」に着想を得たのかどうかさだかではないが、ある意味で、完全に「裸の王様」という話になっていた。
8点(2004-03-18 13:37:09)
16.  ラブ・アクチュアリー
とにかく悔しい。今日まで日本人として生まれたことを良かったと思ってきたが、この映画だけはイギリス人として観たかった。共同記者会見の場面の「やってくれたぜ、プライム・ミニスター」感などはどうしたってイギリス人のほうが入りこめる場面。というわけでこれは国粋ラブコメ映画(こんな言葉あるのか?)の大傑作。乳首が映ったとかどうとかで大騒ぎしている子供の国とは俺たちは全然格が違うのだよ、とでもいいたげなのがビンビン伝わってきて可笑しい。普通、ラブコメというのは、観る人の境遇を選ぶものが多いが、これについては、今、自分がハッピーであろうとなかろうと、とにかく一人は感情移入できる人物が登場するつくりになっているのがうまい。外国の女に求婚するのは、現地の言葉を習得してからというのも、米国人に対する皮肉になっているような気がした。ビデオになったらじっくりと再見したい。 
10点(2004-03-01 17:17:27)
17.  第三の男
いわゆるひとつの、戦後のどさくさな状態にあったウィーンという場所を舞台にして展開される傑作サスペンス。モテない男とはどうい男かの教科書でもあった。正義感ばっかりが強くって、おせっかいやきで、素寒貧だったら、それはモテません。無一文なら無一文らしく、もっとうまいこと世渡りしたらどうなんだいと言ってやりたくもなるのだが、堅物なんだな、コレが。今の観覧車は、空中にいるときに扉を開けられるようにはなってないことと思うが、当時はちがっていたようで、その開け閉めするシーンが実に怖い。特にその時の会話と俳優の目がみどころ。ラストシーンは、私などが指摘するまでもなく、映画史上に残る名場面で、この国の"The Third Man"であったあの人も「永久に不滅」と評されているらしいです、ハイ。
9点(2004-02-22 22:40:32)
18.  トム・ジョーンズの華麗な冒険 《ネタバレ》 
古きよき時代のイギリスの土地持ち階級の物語。イギリスのカン トリー生活がどんなものか垣間見せてくれるところや、美しい風景を見せてくれるのはよかった。が、乗馬に長け、会う女が皆一目惚れしてしまうほどの二枚目の主役が田舎からロンドンまで旅をしながら、本人はあまりそのつもりがなくてもとっかえひっかえ過ごせてしまい、しかも「金と力はなかりけり」だと思っていたら、実は金持ちだったという展開は、まるで若かりしころの私のことを映画にされているような気がして、とても気恥ずかしくて正視に耐えなかった。こんチクショー、羨ましすぎるぜ。男の嫉妬はこわいという思いを込めてこの点で。
4点(2004-02-10 10:42:52)
19.  華氏451
 本好きでないとこの映画はあまり面白く観ることができないだろうが、逆に、本好きには耐えられないような映像が頻出する映画であるのも事実。その意味ではMっ気があり、かつ、本好きな者向けの映画といえる。焚書を指揮する消防署の隊長が実は一番の読書家のようにみえてしまうのがエスプリという奴なのかもしれない。
7点(2004-02-09 15:55:34)
20.  戦場にかける橋
 最後の見せ場のシーンは英軍の特殊部隊のゴールと収容所捕虜 のゴールが通信手段がないためすりあわせができず衝突をしてい たために起きた皮肉な結果を描いている。これは戦争の愚かさを あぶりだしたともいえるが、もっと大きなものを暗示しているの ではないかと思う。軍隊の本質は官僚制だということを思い起こ せば、同様な総合調整が効いていないゴールの衝突による非効率、悲劇は今の日本のあちこちで散見されることに気がつく。すなわち、1957年の時点で現在の官僚制の問題点を示唆していたというのがこの映画の現代的解釈だと私は考える。もちろん、橋の納期という弱みを持つ収容所長とプリンシプルしか武器がない英軍大佐とのブラフ合戦、会議で示された英軍側の橋梁建築カウンタープロポーザルの圧倒的な説得力、なぜかひとりだけ現地にいて英軍兵士との態度の違いを際立たせながらユニークな働きをした米軍兵士、戦時国際法の原則で突っ張っていた英軍大佐がなぜか妥協して士官肉体労働どころか傷病兵の投入まで行う心の変化など、何も考えずに観てもみどころがいっぱいの戦争娯楽映画であったことはいうまでもない。
8点(2004-02-03 00:19:48)(良:1票)
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