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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作国 : 台湾 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  熱帯魚 《ネタバレ》 
高校入試まであと1か月を切った主人公の中学生がひょんなことから誘拐されてしまう。 誘拐犯家族との奇妙な交流を描いたゆる~い空気が漂う犯罪コメディ。 こういう映画は、犯罪者側も間が抜けていて登場する誰もが憎めないというのがお約束なのですが、 少年が受験生だと分かると、「受験生とは知らなかった。悪かったな。勉強して立派な人間になれ。」と、 妹が使っていた参考書を引っ張り出してきたり、分からない問題があれば村の先生に質問に行ってやったり、 誘拐犯家族と一緒に海水浴や漁に行ったりと、とても誘拐モノとは思えないほのぼのとした笑いがあります。 その一方で、誘拐される前にはテストの点が悪かったり、授業中に当てられて問題が解けないと、 容赦なく木の棒のようなものでぶっ叩く教師や、家でも成績が上がらないことを両親に詰められたり。 受験を控えた少年の日々には閉塞感が漂い、誘拐されるまではコメディ要素もほぼ無く、誘拐後の空気とは対照的で、 勉強したくても兄に退学させられ工場で働かされた誘拐犯一家の娘の最後の手紙が印象的。 誘拐事件もまた緩すぎるほどの解決でしたが、登場する人物それぞれの境遇や立ち位置を通して 緩さの中にも受験というものの在り方や家族や人生について考えさせられるものがある犯罪コメディの佳作です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-12-13 15:11:12)
2.  若葉のころ
時代や演じる俳優は変わっても、台湾の青春映画には詩情豊かで独特の瑞々しさがある。 現代を生きる女子高生と、80年代、彼女の母親の女子高生時代、2つの青春ラブストーリーが同時進行する。 この2つの時代のピュアなラブストーリーで2役を演じた女の子が印象的。いかにも台湾の青春映画らしいヒロイン。 原題「5月1日」のとおり、降り注ぐ初夏の日差し、木々の緑と木漏れ日に、雨や吹き抜ける風。 巨匠ホウ・シャオシェンのかつての青春映画の影響を感じるのですが、 こんな台湾の風景、気候風土に青春の風景がとてもよく似合う。 ラストは原題どおりのビージーズの名曲に重なる2人の姿と台詞、そしてそれに続く青春の風景が美しかった。
[DVD(字幕)] 7点(2016-12-12 23:58:15)
3.  レヴェナント 蘇えりし者
まずは冒頭、先住民との戦いを見せるアクションシーンから圧倒されまくりの作品でした。 その後も熊の襲撃や、死んだ馬の内臓を取り出しその体内に入って暖をとる等のサバイバル描写は壮絶の一言。 撮影のルベツキは本作で実に3年連続のアカデミー賞受賞となりました。 自然光を巧みに利用し、過酷な大自然の中で苦闘する人間を執拗にとらえ続ける。まるで彼らの苦闘を間近で見ているような臨場感。 太古の昔から変わらぬ営みを続けてきた、厳しくも美しい大自然の偉大さと、憎みあい殺しあう人間。 そんな人間を壮絶に演じ、ディカプリオは欲しくてたまらなかったオスカーを遂に手にしました。 ストーリー性よりも、作品全体のスケールの大きさに圧倒される。映画館で見ておきたかったと思う作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2016-10-07 23:13:30)
4.  恐怖分子
登場する様々な人間関係に内在する不安定さ。作品はあえて説明や台詞を極力抑えていますが、 登場人物の行動を追う、作品に貫かれる冷徹な描写は時に見る者をドキッとさせるものがあります。 壁に大きく貼られた少女の写真が部屋に舞い込む風に揺られてめくられていくシーンが印象的。 芸術的でもありますが、何ともいえない脆さや危うさのようなものを感じます。 その一方で窓から差し込む強い日差しやフル作動する扇風機。台湾の気候と共にそこで生きる人間の熱も感じさせます。 個々の関係が希薄な都会。それぞれの持つ孤独、不満。それらがやがて悲劇へと結びついていく。 今の社会にも通じる日常に潜む恐怖を徐々に浮かび上がらせていく巧みな話術に驚かされた作品でした。
[DVD(字幕)] 8点(2016-03-31 22:18:59)
5.  GF*BF 《ネタバレ》 
見る前の予備知識はグイ・ルンメイ主演ということだけ。 この軽い感じのタイトルからラブコメをイメージしていたのですが、とんでもない! 1人の女と2人の男の恋と友情。80年代の高校時代から90年代、そして今に至るまで。 変わりゆく台湾の世相の中で、変わりゆき揺れ動くそれぞれの時代の3人の心と関係を見事に描いた作品です。 それにしても、学生時代までのグイ・ルンメイ、こんな彼女は初めて見ました。 大声でよく笑いよく喋り、陽気で活発で勝気な女の子。 しかし時代の移り変わりと共に3人も少しずつ成長し、ずっと昔のままの3人ではいられない。 思い通りにはならない人の心、そして人生。 青春時代を経て描かれる彼らが大人になってからのドラマはなかなかの見応えがあり、 冒頭からつながるチョンリャンのラストの姿が感動的です。 これは切なくほろ苦い青春映画、ラブストーリーでもあり人生のドラマでもある。 所々にグイ・ルンメイのデビュー作「藍色夏恋」の中の彼女を思い出しました。 女子高生役の彼女の姿、彼らがバイクで疾走するシーン(「藍色夏恋」は自転車でしたが)、 後半のメイバオが無言でチョンリャンをビンタするシーンなど・・・。 彼女を知るきっかけとなった映画でしたが、もう13年も前なんだな・・・。 変わることの無い彼女の美しさを見ることができる作品でもあります。
[DVD(字幕)] 8点(2015-07-30 22:11:06)
6.  ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
CGを駆使した美しく躍動感のある映像に見入ってしまいました。前半(遭難する前)と、時折挿入される現在のパイが回想するパート以外、登場人物は大部分の時間はパイとリチャードの2人のみ。しかも大海原を漂流する救命ボートの上で極めて行動範囲の少ない作品。ですが鯨やトビウオ、海に飛び込むリチャード、嵐が作品に動きを与え、幻想的な映像の美しさと相まって壮大さすら感じさせられました。そして残酷なほどに生きていくことの厳しさを感じざるを得ない、衝撃的なもう1つの物語。ここまできて、前半の大きな謎であった「なぜあんな役にドパルデューが?」にも納得、キャスティングの妙にも唸らされました。本作はできれば映画館で3Dで見たかったと思わされる作品でした。もしそうであったなら本作の美しさにもっと感動していたことだと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2014-02-25 21:39:22)
7.  戯夢人生
ホウ・シャオシェンの作品で度々その姿を見ることができるリー・ティエンルー。本作は彼自身を主人公とし、彼の人生のうち、台湾の日本統治下という激動の時代に激動の半生を過ごした日々をリー自らが語り部となって綴られる。  激動の時代に生きた激動の半生にしてはあまりにも淡々としている。そんな日々を回想するリー老人自身もまた淡々と飄々と自らの半生を語ります。それは彼と彼の家族の描写もそうだし、日本軍の描き方さえも。  激動の時代の激動の半生を敢えて淡々と描き、淡々と自身の運命を受け入れてきたリー老人の姿を通して見えてくる庶民の強さ、逞しさ。戦争が終わった直後のラストシーンからは特にそれを強く感じます。  こちらでホウ・シャオシェンの映画のコメントを書くのはこれで4本目ですが、いずれも青年や少年の成長とその家族との日々を、台湾の美しくどこか懐かしさを感じさせる風景描写の中に瑞々しく描かれた素晴らしい作品です。節目に挿入される台湾の風景描写、音楽の使い方のセンスなど、本作にも随所にそんなホウ・シャオシェンの映画特有の味わいがあります。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-08-09 20:02:23)
8.  台北カフェ・ストーリー
グイ・ルンメイという僕のお気に入りの女優さんがいる。日本での知名度は今ひとつですが母国台湾では絶大な人気を誇る。そんな彼女の主演作。  日本で公開される作品が少ないのが残念ですが、彼女の過去の主演作「遠い道のり」「言えない秘密」「藍色夏恋」などでも感じることが出来る、彼女の様々な表情の素晴らしい演技を十分に見ることができる作品です。  そんなに喜怒哀楽を前面に出すわけじゃない。動より静のイメージの人ですが、そんな派手さの無い静の演技で自らの主演作では見事なまでに作品を自分の色に染めていく。本作は邦題の通り作品のほとんどの時間が小さなカフェの中で展開されていきますが、そこはまさにグイ・ルンメイのお店。  声高にメッセージを主張する映画では無く、雰囲気を楽しむ映画かもしれません。カフェに置かれた様々な雑貨が、カフェを訪れたお客さんが持ち込んだものと物々交換されていく。そこにお金は全く絡まない。「売ってくれ」という客に対しては頑としてお金では売らない。  人間にはお金より大切な何かがある。そんなことをやんわりと感じさせてくれる作品。それは、度々挿入される、「あなたにとって大切なものは何ですか?」という台北の街を行く老若男女、様々な人へのインタビューからも感じることが出来ます。
[映画館(字幕)] 6点(2012-07-20 22:17:00)(良:1票)
9.  言えない秘密 《ネタバレ》 
前半は良かった。演出も台詞もかなりベタだがピュアな青春ラブストーリーでした。ヒロインのグイ・ルンメイは期待通りの素晴らしい演技と存在感を見せてくれます。 少し前に見た「遠い道のり」でも感じたことですが、台詞が無い、表情で演じるシーンの彼女は本作でも素晴らしかったです。  突如ファンタジーに突入する後半はかなり違和感を覚えます。前後半のまとまりが無く、前半と比べるとジェイ・チョウの意気込みが空回りしている感じです。 前半が良かっただけに後半が惜しい映画ですが、音楽や映像は綺麗な映画です。そしてグイ・ルンメイの魅力がよく出ているので、グイ・ルンメイが好きな方は見て損は無いと思います。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-06 13:26:59)(良:1票)
10.  遠い道のり 《ネタバレ》 
旅の風景を録音して別れた彼女にそのテープを送り続けながら人生の行くあてを捜すように旅をする男。自分の前の住人宛に送り続けられるその音の便りを受け取る、新しく引っ越してきた女。そしてその男を捜すようにあての無い旅に出る。  どのような形で二人に接点が訪れるのかと見ていたが、彷徨う姿を見せ続けるのみで接点が訪れる気配は無い。幸せを求めて、あての無い何かを探すかのような旅ですが探し物が簡単に見つかれば苦労は無い。これが人生というものか。その後の展開が色々と考えられる、見知らぬ二人が画面の両端に配置された余韻を残すラストシーンもいい。  そして主演のグイ・ルンメイ。「藍色夏恋」以来彼女を見るのは2本目。男の方が自分の感情を言葉で吐露するのとは対照的に彼女の台詞は抑えられていますが、それが良かった。何かを探すように佇み静かに遠くを見つめる表情、目を閉じて音に耳を傾けている表情など動より静が印象に残る独特の存在感、魅力を持った人です。もっと色んな映画の色んな役を見てみたい女優さんです。 
[DVD(字幕)] 7点(2010-10-22 21:12:53)
11.  藍色夏恋 《ネタバレ》 
80年代のホウ・シャオシェンの作品を思い出させる雰囲気を持った映画でした。日本人から見てもどこか親しみを感じさせる台湾の街の風景、そして音楽や登場人物の台詞を意識的に抑え、何かドラマチックな出来事がある訳でもない。しかしそんな淡々とした描写の中に彼ら、彼女らが表情や動作で表現する感情が切なくも生き生きと伝わってきます。  特に後半の体育館でのけんかのシーン。体を激しくぶつけあって喧嘩している二人の姿を少し離れた位置からカメラが捉える。その間二人は一言も発しないのですが、体をぶつけあう二人が同時にぶつけあっている感情までもが伝わってくるような見事なシーンでした。そして一つ一つが短くてとてもシンプルな台詞からも彼らの今の素直な気持ちが実に生き生きと伝わってきます。  本作で描かれる二人の恋の行方は・・・?その答が出るのは彼らが言うように1年後か3年後になるのかもしれない。しかし本作はそれでいいのだと思えました。自転車で爽やかに風を切り夏の台湾の街を駆け抜ける、まだ成長の過程にある二人が本作の一番最後に見せる本作の一番の笑顔を見ているとそれだけで十分でした。彼らはまだ若くどんな可能性だってあるし何も慌てることはない。そんな若さとその可能性が実に爽やかに描かれたラストシーンでした。 原題「藍色大門」を「藍色夏恋」とした邦題も上手くこの作品を表現しています。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-26 19:38:02)
12.  川の流れに草は青々
80年代のホウ・シャオシェンの映画には瑞々しい魅力があふれている。本作もそれを冒頭から感じる事が出来る。今の日本から見ても懐かしさを感じさせる田舎町の風景、優しさを感じさせる音楽と自然光の温かみと柔らかさ。何気ない冒頭の風景描写から画面に釘付けにさせられるのです。  「童年往時」や「恋恋風塵」といった80年代の傑作群でも感じる事ですが、音楽と台詞の無いシーンの使い方が実に上手い。映画ではなく本当に台湾のどこかの田舎町の風景を切り取ったかのような何気ない日常に、俳優ではなくそこで遊んでいる子ども達やそこで暮らす人々を捉えたような表情には演技を感じさせない、いい生活感がある。  例えば頻繁に登場する川や教室でのシーン。河原で戯れる子ども達や教室の隅に座っている台詞の無い子ども達に至るまで表情が実に生き生きとしている。全ての子ども達に語りかけるように演技指導をしているホウ・シャオシェンの姿が目に浮かぶようです。そんな中彼が描くのは子供の頃、若い頃といった人生の大切な一時期の日常とその等身大の姿。それは彼のその頃の思い出の風景なのか。ゆったりとした気分で楽しむことが出来る映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-03 13:22:31)
13.  海角七号/君想う、国境の南
差出人も宛先も不明の日本から台湾へ、過去から送られてきた男から女への思いが切々と綴られた手紙。作品中随所で手紙の内容が挿入される。しかし作品の方はその手紙に恐らくは全く関係ないであろう人々の人間模様を描くコメディでした。そしてメインテーマであるはずの手紙の存在を忘れそうになる。そして忘れた頃に突然手紙が挿入される。その度に過去に何があったのだろうと思いをはせる。しかしすぐに作品はその手紙とは全くリンクしないと思われるガヤガヤした現代の台湾の話に引き戻される。この手紙がどうなるのかが気になって現代の台湾のコメディに気持ちが入っていかない。結局はどっちつかずの物足りなさが残る作品でした。ただ、キーボード担当の少女が台詞は少なかったけどなかなかいい存在感がありました。いつかまた別の映画で再会したいですね。
[映画館(字幕)] 3点(2010-01-23 20:47:38)
14.  童年往事/時の流れ 《ネタバレ》 
濃い緑の夏草、土、風、太陽や雨の匂い。そんな五感や肌で感じるような感覚が画面を通していきいきと伝わってくる映画です。現代の日本で見てもどこか懐かしさを感じさせる町並みや風景に自然に溶け込む主人公一家。そこに多用はせず控え目ながらも実に効果的に挿入される耳に心地よく温かみのある音楽が絶妙に作用しています。不必要な台詞を極力排し、かと言って説明不足に陥ることは決して無く、台詞の無い風景に虫の声、雨の音も効果的で心地いい。さらに昼も夜も光と影が作り出す素朴な美しさが味わい深い。自分が撮る映画の描く時代や季節や空気を観る者に肌で感じるかの如くより身近に感じて欲しい、そんなホウ・シャオシェンの思いが感じられるようです。そんな中描かれるのはこの世のどの家族の元にも訪れる家族の死。大げさに悲しさをあおる演出も音楽も使わず、やがては訪れる人の死と止まることの無い時の流れを淡々と見せていく。しかし悲観的ではない。その間に子供達は成長しやがて大人になっていく。The Time To Live and The Time To Dieというタイトル通り、家族や人のつながりもまた時の流れのように止まることなく次の世代へと続いていくんですね。
[DVD(字幕)] 8点(2009-09-29 23:02:16)(良:1票)
15.  ラスト、コーション 《ネタバレ》 
自分がその後どうなるかをかえりみず「逃げて…」と言ってしまった女と、そのお陰で命拾いをしたその女に対し処刑の命令を下さなければならない男。お互い本心をさらけ出せない男と女の心の葛藤が観ていて切なく、決して鑑賞後に残る余韻もいいものではない。自分の好みの映画ではないですが、アン・リー監督、主演の2人をはじめ作り手の作品への熱い思いが伝わってくる、見応えのある映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2009-05-17 00:10:27)
16.  恋恋風塵 《ネタバレ》 
幼なじみ、その2人が仕事のため初めて出た都会、そこでいつしかお互いに芽生えるはかない恋心。とても純粋で切ないラブストーリーでした。日本人が観てもどこか懐かしさが漂う美しい風景と映像、そして登場人物の全く飾り気が無い等身大の素朴な演技がその風景と実に自然に調和していました。候孝賢監督は登場人物に多くを語らせない。でも観る者に彼らの感情が痛いほど伝わってきます。そこに決して多用はせず、しかし効果的に挿入される控えめな音楽も作品の雰囲気に見事に溶け込んでいました。それにしても主演の女の子の演技を感じさせない素朴な可愛らしさがとても印象に残りました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-02-10 23:28:00)
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