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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  世界で一番しあわせな食堂
フィンランド北部、ラップランドの小さな村。 人々の暮らしのすぐそばにトナカイが住む森があり、 釣れたらすぐに店に出せる魚が取れる美しい川や湖がある。 生活圏のすぐ隣にある豊かで美しい森と水とを背景に登場する人物は全て善人。 そんな村にある小さな食堂を舞台に、料理が人々の心と体を癒していく。 そんな徹底的にゆるい世界観の中、大したことは何も起こらない日常を綴っていく。 監督はミカ・カウリスマキ。カウリスマキ兄弟のお兄さんの方。 特に本作は冒頭からほんわかしたハッピーエンドのラストまで、寡黙な弟アキとは異なる空気がある。 この小さな村に現れた中国人の父と幼い息子と、地元の人々の交流が軸となっていきますが、 互いの異なる文化を受け入れ、少しずつ心の距離を埋めていくゆるい描写が心地いい。 たまにこういう静かでゆるい映画が見たくなる。 特に今回は色々あって、いいタイミングでこういう映画を見ることができたことに感謝。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-11-01 13:13:16)
2.  パラダイスの夕暮れ 《ネタバレ》 
ゴミ収集の作業員の男とスーパーのレジ係の女。不器用な2人の男女を主人公としたカウリスマキ流メロドラマ。 「労働者三部作」に「敗者三部作」に、彼が作品の中で描く対象は一貫してブレがありませんね。 恋愛をストーリーの軸とした作品でも、登場するのはいつも通りの中年の男女。 そこに変わることの無い労働者の日々、失業など、いつものカウリスマキの世界が展開されていきます。 そんな中に決して爆笑とはいかないですが、時折挿入されるカウリスマキらしいユーモアのセンスが光ります。 もう1つ、同じ職場の仲間との間に芽生える男の友情もいい。 そして突然訪れるハッピーエンド。「食べていけるの?」「毎日イモだ。」 現実感にユーモア。最後の2人のやりとりもまた可笑しさと共に何とも言えない味わいがありました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-03-25 23:47:50)
3.  カラマリ・ユニオン 《ネタバレ》 
冒頭で何やら会合を開いているカラマリ・ユニオン(イカ墨同盟)の面々。 「愛着はあるけど息が詰まるような故郷の町を出て理想郷エイラを目指そう」 サングラスをかけたおっさんばかり十数人。名前は全員フランク。 「なあ、フランク」とある者が問いかけても、どのフランクに言ってるのか彼らには分かるらしい。 「ああ、そうだなフランク」と返すのは1人だけ。 「さあ、行こうぜフランク」「俺に言うな、フランクに言え」「分かったよ、フランク」 ううっ・・・。分からない・・・。そしてこれは一体何の同盟なんだ? 途中までは団体行動だが、それから先は各々がそれぞれに理想郷を目指す。 途中で倒れ力尽きる者、途中で方向転換する者。理想郷を目指す道はフランクそれぞれに様々。 かなりシュールで不条理なブラックユーモアもありますが、これも人生というものか。 「レニングラード・カウボーイズ」の原型のような感もありますが、彼らが理想郷を目指す旅を描く (と言ってもそれぞれのフランクのエピソードをつなぎ合せた、ストーリーはあって無いようなものですが) モノクロの世界。スタイリッシュな映像の中にあるオフビート感。そこに絡む音楽の使い方が絶妙。 ジム・ジャームッシュの映画を思わせるテイストもあります。 そしてエイラにたどり着いた2人のフランクが目にしたものは・・・。 誰かに先を越されたり、行き詰ったり。人生、山あり谷ありです。
[DVD(字幕)] 8点(2016-03-05 16:51:55)
4.  街のあかり 《ネタバレ》 
無表情で寡黙な登場人物、踏みつけにされ底辺に生きる主人公。 本作も監督名を伏せられて見てもカウリスマキの映画だなあと思わされる世界観。 その不器用さを利用され、強盗の共犯にされ1人で罪をかぶらされ服役し出所後も過酷な展開が。 しかし控え目に挿入されるユーモアが効いている。そして最後に彼は差し伸べられた手を握り返す。 そこには確かなぬくもり、カウリスマキの優しさが感じられました。
[DVD(字幕)] 7点(2016-02-25 18:33:43)
5.  ヘルシンキ・ナポリ オールナイトロング 《ネタバレ》 
とある13日の金曜日の夜のベルリン。おかしな登場人物が入り乱れるおかしな一夜を描いたドタバタサスペンス・コメディ。 監督はカウリスマキのお兄さんの方です。監督といえば、本作にはヴェンダースやジャームッシュといった巨匠がカメオ出演しています。 一言、二言ですがちゃんと台詞もあるのでどこで出てくるかは分かりやすいです。 あるタクシードライバーがギャングの抗争に巻き込まれ、客として乗せたフランス人ギャングが死んでしまい、 タクシーには組織の金が残されてしまったものだからさあ、大変! アメリカ人ギャングのボスに、フランス人ギャングに、フィンランド人タクシードライバーに、 ロシア人の友人に、イタリア人の妻とじいさんに双子の赤ちゃんに・・・。 多くの移民が暮らすベルリンの事情を背景に多くの人を巻き込みながら夜がドタバタと更けていく。 その中でも酒飲みで陽気なイタリア人のじいさんはそれらしい、いい味を出しています。 ゆるい独特の作風が持ち味であるジャームッシュがカメオ出演してますが、本作もゆる~い作品の空気が心地よい。 この作品、弟アキのシュールなコメディセンスで撮られても面白くなったんじゃないかな。 アキさん、お兄さんの監督作をリメイクなんていかがでしょうか・・・?
[ビデオ(字幕)] 6点(2015-12-12 14:50:54)
6.  旅人は夢を奏でる
カウリスマキ監督作。弟アキの作品は何本も見ているけど、本作はあまり見る機会が無いミカの作品です。 妻子に出て行かれた孤独な音楽家の男。その前に突然、3歳の時に別れて以来35年も音信不通だった父が現れる。 寡黙な息子と、豪快な親父。爆笑することは無い。 でも見る者を微笑ませてくれるような、正反対の性格の2人のちょっと可笑しく、ちょっとホロ苦さがある珍道中がいい。 2人はクルマで北へ、北へと向かう。旅先で出会う、息子にとっては初めて会う家族。 ぎこちなくも程よいあたたかさがある。 1つ1つの出会い、エピソードを重ねていくうちに、 最初はぎこちなかった2人が少しずつ空白の時を埋めていき、 無表情だった息子は気が付けばとてもいい笑顔を見せるようになっていく。 いつしか息子にとっては、父に連れられるまま、 自分が全く知らなかった家族の姿と自分のルーツを探し求める旅になっていました。 ただ、2人の旅を見ながら、親父は旅の最後にこういうことになるんじゃないかな?という嫌な予感はあったのですが・・・。 この結末だけが少し残念ですが、僕が好きなロードムービーの良さが随所に感じられる作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-01 20:02:47)
7.  レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う
カウリスマキ流バカコメディ第2弾。 前作の方が笑ったかな・・・?という気もするけど、 多分本作を先に見ていたら、そういう感想にはならなかったかも。 相変わらずのとんがったつま先と、あのトサカ頭。これだけで笑ってしまう。 特に青いカウボーイハットからトサカが突き出たおっさんの風貌が面白すぎです。 ちょっとトホホな脱力系の笑いドコロも健在です。 モーゼが登場し、いつ海を割って進むんだ?と思っていたら、 もっと手っ取り早く水の上をスタスタと歩いて渡ってしまうところには笑っちゃいましたよ。 彼らの音楽は前作以上に聞かせてくれたと思います。 「ゴー・アメリカ」と同点、8点とさせていただきます。
[DVD(字幕)] 8点(2015-05-29 22:47:16)
8.  愛しのタチアナ 《ネタバレ》 
おっさん2人が車で旅に出る。そこに合流する女2人。 食事に行ってもホテルで同じ部屋に泊まっても、何も起りません。 そしてカウリスマキの映画の登場人物らしくほとんど話すらしません。 おっさん2人のうち、いつも1人は瓶ごと酒を一気飲み。 もう1人はコーヒーを一気飲み。そして煙草をふかすのみ・・・。 何故だろう?このカウリスマキ特有の間の取り方、流れる空気が妙に可笑しい。 しかし数日間を共に過ごすうちにいつしかレイノとタチアナは・・・。 何も起らない、何も話さない映画の中で、そっと挿入されるドラマにほっこりとした気分にさせられます。 おっさんのうち1人は旅の途中で「俺はここに残る」と言う。 もう1人は旅から帰って待っていたのは、旅に出る前と何ら変わらない日常でした。 これも旅、これも人生でしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2015-02-05 22:10:18)
9.  レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ
何だろう?この可笑しさ。誰も特におかしなことしている訳ではないんです。 冒頭から彼らが佇んでいる様子、歩いているあのとんがったつま先が映るだけで笑ってしまう。 アメリカに渡った彼らが中古車屋で買ったクルマに乗りアメリカを行く。 あの大所帯が1台の車に全員乗れるわけが無い。トランクに乗せられる2人。これだけでも可笑しい。 もっと笑いをとるなら、何なら急ブレーキでトランクの2人が落っこちたりしても笑ったと思うけど、 さすがカウリスマキさん、アメリカに行ってもドタバタはしません。 独特の間で笑わせてくれます。アメリカでもやっぱり寡黙。これもカウリスマキ流か。 みんな金が無くて腹が減っても留置場にぶち込まれても悲壮感も無い。 旅も人生も、金が無くてこの先どうなるか分からなくても、同じ夢を持つ同志がいれば何とかなるさ。 どこかのんびりしていて大らかな空気に独特の心地良さがあります。
[DVD(字幕)] 8点(2014-07-31 19:20:04)
10.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 
貧しくも善良に暮らす人々が織りなす心温まるストーリー。カウリスマキの作品なので、本作も寡黙な映画でしたがじんわりと心に響くいい映画でした。  世知辛い世の中、最近はいいニュースも少ないですが、だからこそせめて映画の中ではこんなことがあってもいいと思う。  最後は奥さんにまつわるちょっとしたどんでん返しがありましたが、(空いたベッドを見せて一瞬えっ!?と思わせておいて…)これも素敵な大人のおとぎ話だと思いますよ。何の説明も医学的根拠もありませんが、奇跡を信じたい時って必ずあるものです。本作のような映画にバッドエンドは似合わない。
[DVD(字幕)] 9点(2013-09-06 15:25:15)
11.  ヤコブへの手紙
上映時間は80分にも満たない。寡黙な作品だけど、観た者の心に何かを残す力を持つ映画でした。  自分に救いを求めてくる手紙が届かなくなることに自らの存在意義を見失うヤコブ牧師。タクシーを呼んでもこの社会のどこにも行き場が無い、元終身刑受刑者のレイラ。  牧師はなぜレイラを自分の元に呼び寄せたのか?レイラが何の罪を犯し何故恩赦になったのか?ラストまでその説明もありません。しかしレイラの過去の告白と牧師の元に届き続けたある人物からの手紙をめぐり、ヤコブ牧師とレイラの2人が互いに救われることになる、重みのある最後の10分の使い方が見事でした。  僕は神とかを信じる方ではないけれど、神の思し召し・・・。最後はそんなことを感じさせられました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-04-21 20:18:52)
12.  過去のない男 《ネタバレ》 
全編を通して登場人物が皆、喜怒哀楽を表に出さない独特の雰囲気が自分はちょっと苦手でしたが、序盤に主人公の男にビールを奢るおじさんの「記憶がなくても心配ない。人生は後ろには進まん。後ろに進んだら大変だ。」という台詞に象徴されるように、いつまでも引きずってみたところで時が後ろに進むことはない。だから過ぎ去った過去はもういいじゃないか。今からを頑張って生きればいいんだというこの作品の人生に対する前向きなメッセージが分かりやすくて良かったです。だから普通なら記憶喪失に陥ればもっと精神的に苦しむだろうし、あんなに冷静にいられないかもしれないけど、自分は一体何者なのか?とそれ程苦しんでいる様子を見せない本作の主人公の男はこれでいいんだと納得させられました。主人公の男が新たな人生のスタートをきり、これからの彼の人生の幸せを予感させてくれるラストシーンも鑑賞後にとてもいい余韻を残してくれました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-05 23:32:25)
13.  かもめ食堂
いいですね。このゆ~ったり、まったり感。こんな日常に憧れますね。観ている間仕事の事や、気忙しい日常を忘れさせてくれます。でも、鑑賞後はニッポンの現実の世界にちょっとだけ戻りたくなくなるかな。
[映画館(邦画)] 6点(2008-12-09 21:51:53)
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