21. ソードフィッシュ
《ネタバレ》 豪華キャストを揃えたB級サスペンスアクションという感じですが、 1つ1つのシーンを見ればスタイリッシュかつ迫力もあり退屈せずに楽しめる作品ではあります。 それ程期待して見始めたたわけではなかったので、本作の冒頭にはやられました。 トラボルタの知能犯ぶりも、ハル・ベリーも良かったのですが、 ジャックマンはその筋には知れ渡った伝説のハッカーという感じではなかったですね。まあ、カッコいいんですけどね。 冒頭でトラボルタが言う通り、別に全ての映画にリアリティを求めても仕方が無いのですが、 この結末はあまりにも無理がありすぎでした。 ハッカーの男がロケットランチャーを手に取ることが分かり、しかもあんなに上手に扱えるのか? その後、あんなに簡単に鑑識を騙せるものなのか? これも冒頭にトラボルタが「もし映画が俺の筋書き通りになったら?」と言った、その通りになったと言えばそれまでですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-06 22:09:17) |
22. トゥー・ウィークス・ノーティス
ダメ男もの(そんなジャンルあるか分からないですが)の主演と言えば、もうこの人しかいない!ヒュー・グラント。本作はお金持ちだけど頼りない。でも憎めない。やっぱりこういう役やらせるとこの人の右に出る人はいないと思わせるハマリっぷりです。 サンドラ・ブロックもこういう役が良く似合う。可愛げが無いキャラの中に時折見せる可愛らしさが良かったなあ…。2人が愛し合うに至る過程の描写は足りないと思いますが、主演2人が絶妙の掛け合いでしっかり笑わせてくれます。 ちなみに本作は思わぬ日本人が出てきますよ。2人が野球を見に行くシーン、バッターボックスにいる打者にご注目。そうだ、この人もメジャーリーガーだったんだ! [DVD(字幕)] 5点(2013-09-02 22:00:06) |
23. シャイン
前半の少年時代から青年時代、ロンドンに出るまでと比較すると、後半はいい出会いもあるのですが、人生の節目や人との出会いと関わり、デヴィッドの心に多大な影響を与えた父との関係などがあまりにも軽く流されてしまっており、納得のいかない部分が多かったのが惜しいですね。ただ、それでもジェフリー・ラッシュの素晴らしい演技には一見の価値がある作品だと思います。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-03-17 21:55:03) |
24. ブレイブ ワン
《ネタバレ》 これは・・・男を女に変えただけでそのまんまの設定の映画があったぞ・・・。ジョディ・フォスターがブロンソンになってしまった。ブロンソンのシリーズものと比較すると、犯罪により愛する人を奪われた人がこういう行動に走る心理面が突っ込んで描かれているので、その分テンポは悪くなってしまっていますが、許可を得なくても簡単に銃が入手できてしまうアメリカの銃社会の問題や、見る者に彼女の行為をどう考えるかという問題提起なども含まれているように感じました。「狼よさらば」の指でピストルの真似をするブロンソンのラストの姿と比較すると、本作の彼女のラストの姿や心の声からは人として一線を踏み越えてしまったことの重みや彼女の苦しみが伝わってきます。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-07-31 16:46:53) |
25. プリシラ(1994)
ドラッグクイーン一座の3人組がオーストラリアの大平原を行く珍道中を描いたロードムービー。 途中で通りかかる小さな町で出会いや騒動が起こるのですが、変人扱いされ、傷ついて涙を流す事はあっても明るくめげずに目的地を目指すという、基本的に町に着くごとに同じパターンが続く。 ドラッグクイーン達のステージも結構ショボいのですが、冒頭で歌われる(口パク)”I’ve never been to me”がいい選曲。(フルコーラスやってほしかった。) 何度聞いても心に響く名曲であり、ストーリーが進むにつれてこの曲の歌詞が頭をよぎりました。 この曲の主人公の女性は「ついに本当の自分は見つけられなかった」と言う。本作のドラッグクイーン達にもまだ見つかっていないのでしょう。しかしそれでも終盤からラストのドラッグクイーン達の姿には希望が感じられるし、こうした人生に対して分かりやすく明るい前向きな映画の鑑賞後は心にいい余韻を残してくれます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-10 01:12:04)(良:1票) |
26. 幸せのレシピ
《ネタバレ》 オリジナルは未見です。最も印象に残ったのは子役のアビゲイルでした。この歳で早くもアカデミー賞にノミネート歴があるように勿論演技も上手なのですが、この子の持つ豊かな表情や透明感のある雰囲気がとてもいいですね。「私の中のあなた」でも大きくなったなあと感じたし、もうあっという間に子役を卒業していくでしょう。この先どんな女優になっていくのか楽しみでもありますが、今のうちにいっぱい映画に出てほしいとも思います。ストーリーの方はニックが登場した時点で誰にでも分かる方向に向かうのですが、悪意のある登場人物もいないし、安心して楽しめるロマンスでありホームドラマとなっています。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-16 20:10:12) |
27. ザ・プラマー/恐怖の訪問者
《ネタバレ》 ピーター・ウィアー監督のオーストラリア時代のサイコサスペンス。製作は1980年ということですが、もっと古く見えるし、いかにもという低予算の香り漂う80分に満たない小品。 何の予告も無く突然現われた配管工。やたら奥さんに心理戦を仕掛けてくる。一向に進まない工事。それでいてヘラヘラしている気味の悪い男。 配管工はかなり怪しげな行動をとっている。さらにこの配管工はムショ帰りの男という事でしたが、もう少し醸し出す美気味な雰囲気が欲しかった。 一方見るからに神経質そうな奥さん。最後は奥さんの勝ちといったところでしょうが、奥さんが精神的に追い込まれていく描写ももうちょっとあってもよかったと感じました。この頃なら配管工デ・ニーロ、奥さんミア・ファローあたりで見たいと思えた作品です。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2012-07-06 16:23:57) |
28. 変態島
主演エマニュエル・ベアールに孤島にエロ。なんか面白そう…。と思って見てみたら全然変態映画じゃないし、どこをどう見れば「5分に1回の変態」が出てくるんだ?? 子供の営利目的誘拐や人身売買という社会派のテーマを取り上げているようにも見えるけど、中途半端です。サスペンスとしても中途半端です。サイコスリラーのようでもありますが中途半端です。エロティック系としても中途半端です。邦題は全然ダメです。でも、僕も邦題につられて見てしまいましたから、邦題の付け方としては成功です。 [DVD(字幕)] 2点(2013-07-08 21:05:34) |