Menu
 > レビュワー
 > あにやん‍🌈 さんの口コミ一覧
あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2517
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  アップサイドダウン 重力の恋人 《ネタバレ》 
 冒頭にモノローグで説明される設定世界に「んなアホな」と思うのですが、それを具体的にビジュアルとして提示し納得させてしまうセンス・オブ・ワンダーっぷりに惚れ惚れさせられました。もう、終始その映像に魅了されっぱなし。   ところが、お話はかなり雑です。  記憶喪失だったヒロインが都合よく記憶を取り戻すあたりでこれは怪しいと思い、主人公が行き当たりばったり状態で10年前のミスを繰り返す事に呆れ、最終的にタナボタ式突如怒涛のハッピーエンドに脱力。  しかも前置きで世界を変える事まで匂わせながら、結局物語はごくごくパーソナルな部分のみで完結してしまい、世界が変わる事については「それはまた別の話」とファンタジーの定型文を投げつけてくるあたり、せっかくの設定を台無しにしている感が。  大体、主人公は実は大した事をしていないんですよね。世界を変える?アイテムは叔母さんから継承されたものだし、最終的に話をハッピーエンドに持ち込むのは元同僚のボブの力で主人公はただ絶望してるだけでしたし。主人公ってば大量得点を許した中継ぎ投手程度の存在。  中盤以降の脚本の腰砕けっぷりにはガッカリ。   それでもその独特な美術世界をたっぷりと堪能できたのですから、あまり悪い点は付けられない感じで。モノトーンの荒れた世界から空を見上げるとそこにはまばゆい都市が広がっている、一発で独自の世界観をバーンと示してくる画を見るのは本当に気持ちがいいです。オフィスやダンスホールのビジュアルにもクラクラきちゃいました。   ところでトイレのシーン以前から思ったのですが、あの逆さに飲むカクテル、あれ、オシッコになったらやっぱり上に向って放出されていくんでしょうか? やっぱり下の世界に降り注ぐんですかねぇ。やーねー。
[映画館(字幕)] 7点(2013-09-13 21:28:37)(笑:1票)
2.  アタック・ザ・ブロック 《ネタバレ》 
エドガー・ライト、ニック・フロストというキーワードで期待を抱いたのですが、なんだか思っていたものと全然違った感じで。「不良少年グループVSエイリアン」っていかにもバカバカしく楽しませてくれそうな題材が、何故かかなりマジな映画になっていて。となるとひっかかってしまう箇所が続出。何しろ冒頭で女性をナイフで脅して金品を巻き上げる少年路上強盗グループ、そいつらが主役な訳ですから感情移入なんて生まれようもありません。この連中が笑わせてくれる訳でもなく、さりとてドラマらしいドラマを見せてくれるでもなく、ただ彼らが住む団地を舞台にエイリアンと戦い、メンバーの何人かが犠牲になり、って、ありがちな低予算B級モンスターパニック映画として流れてゆく感じで。ストリートギャングものとしての側面が強く、低所得者のコミュニティ状態な団地に暮らす子供達が、生活環境の影響でまだ幼いうちから社会からはみ出してゆく姿が描かれる点がこの映画独自の個性。でも、そこに入り込むエイリアンが何らかの象徴として映画に正しいメッセージを刻みつけているのかというと甚だ疑問で。まるでエイリアンは抗争の中の一勢力みたい。主人公は捨身の行動によってエイリアンを退治する訳ですが、その彼を英雄として讃えるラストシーンに感じる違和感、彼は自らの行為に対する落とし前を付けただけで、称賛に値するだけの事をしたのだろうか?と。悪に手を染めた少年を最終的に肯定するところにまで持ってゆくだけの説得力は無かったように感じます。そういう背景を持った物語であるならば、もう少し痛みを感じられる映画であった方が良かったと思うんですけどねぇ。でなきゃ意外なシリアスさの中で死んでいった仲間達も浮かばれないでしょ。
[映画館(字幕)] 5点(2012-07-10 22:38:41)(良:1票)
3.  アーティスト
ハリウッドメジャーが100周年を迎える今、アカデミー賞がこの映画を作品賞に選び、『ヒューゴの不思議な発明』をノミネートした事には大きな意味、意義があると思います。これは『ヒューゴ』と対を成すような、まるで2つで1つの作品として成立するような映画。『ヒューゴ』がハードウェアとしての映画を最新のCGと3Dを駆使して描いたのに対して、こちらはほぼ同じテーマをクラシカルなスタンダードサイズのモノクロ画面にサイレントで描いています。技法は真逆ではあるけれど、どちらも装置としての映画を語るために明らかにその装置そのものを意識した作りになっているという点がポイント。本来、装置なんてモノは脇役、目立たなければ目立たない程いいのだとは思いますが、今の時代にスタンダードだったりモノクロだったりすると、これが逆に目立つ訳ですね。本編の中ではトーキーというテクノロジーの進化が鍵になって物語が展開するのですが、観客に「映画から音が出るという事」を思いっきり意識させます。その不自然っぷりは主人公の心情を際立たせ、変化の過程の中で時代に取り残されていった者へのリスペクトを描く事で、映画への愛、映画の悦びを具象化していると思います。っていうか、やっぱり映画っていいよね。だってそんなに理屈っぽくならなくても、この映画を見ている間、とても幸せだったものね。
[映画館(字幕)] 9点(2012-04-08 14:21:46)(良:1票)
4.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
映画って導入部で色々と考えますよね。どういう背景を持つ物語なのか、どんな謎が隠されているのか。今回は雲海からドイツに至る導入部で「じゃあナチとかゲシュタポとかの要素が背後にあって、巨大な陰謀が渦巻いているとか?」みたいな。事故が起こり、妻すらも自分を知らないという話になって、一体どんな陰謀が背後に、または主人公の記憶に何が起きたのだろう?って更に色々と推理を張り巡らせて。で、そういう意味では結構楽しめてたと思うんですよ。物語がどう転んでゆくのか、っていうのを楽しませてもらって。「あんなクルマの運転、フツーはできないよね」とか思いはしても、「クルマ好きならばそういう事もあるかもね」って決してネガティブな捉え方はしなくて。いや、むしろ教授ならばなかなかシャープな展開にはならずにもたもたしても仕方ないか、みたいな箇所が多かったのも事実で。そして。真実は『トー・・・』と同じだと判った途端、あー・・・って。頭の中に張り巡らせてあった様々な仮説、想定、想像がフシューって音を立てて萎んで。『トー・・・』まんまでヒネリがないので、そこでもうピタッと映画に向かう意識が止まっちゃって、全然映画が頭の中に入ってこなくなっちゃって。いや、それまでも奥さんの言動から『トー・・・』パターンを考えたりもしたんですよ。だけど、そこまでまんまじゃなくていいじゃん・・・って感じで。ミステリー仕立てのサスペンス映画って、下手をするとネタばらしした時点で興味がさーっと引いてしまう場合がありますよね。これもそのパターン。あとは娯楽映画のセオリーを消化するばかり。最後にはリーアムがシ・・・に見えてきちゃいましたよ。って今回何書いてるんだか、実際に映画見た人じゃないと全然判らないですね。すいません。それにしてもラストはああいうめでたい状態じゃいけないんじゃないかなぁ。終わってみればツッコミどころ満載、でも、じゃあ全く楽しめなかったのか?っていうとそうでもないので・・・。レビュー、歯切れ悪し。
[映画館(字幕)] 5点(2011-05-15 17:16:55)(笑:1票)
5.  アデル/ファラオと復活の秘薬 《ネタバレ》 
「女版『インディ・ジョーンズ』を見ようと思ったら『ナイト・ミュージアム』だった。何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何を見たのかわからなかった・・・」CMや予告編に騙され系。どんな冒険物語が展開してゆくのかと思ったら、パリを舞台にした、くっだらないコント集みたいなのが始まるワケですよ。あんまり面白くないから早く本題に入ってくんないかなぁ、って思ってると、そのコント集が延々と続いて、もしかして、それが本体なのか?と思った頃には映画はほぼ終わってるとゆー。冷房効き過ぎな映画館でそれはあまりに寒い、寒いよ。自分さぁ、ベッソンって『レオン』と『グランブルー』と『フィフス・エレメント』のイメージしかないからさぁ、って、あ、『フィフス・エレメント』はこんなモンか。瀕死の妹ってのもギャグ状態だし、映画の〆は不謹慎だし、実のところ、おフランス製B級バカ映画。ベッソンはザッカー兄弟でも目指し始めたか? そうならそうと早く言ってくれればいいのに。しかし、昔からおフランスの笑いのセンスってのがどうもピンと来ないもんでね、困ったもんで。
[映画館(字幕)] 5点(2010-07-08 14:46:51)(笑:1票) (良:2票)
6.  赤い風船 《ネタバレ》 
ブルーグレーに統一された世界の中の赤い風船のイメージが絵画のように美しく、青い風船に出会うショットの鮮烈なイメージは感動的ですらあります。あの時代のヨーロッパだからこそ出せた色。とても可愛らしい映画なのですが、一方でその内側に秘めたテーマは結構重く。『白い馬』では悪意は大人の側にありましたが、この映画では同じ子供達の側に存在していて、同じ立場の人間同士が争い、破壊と暴力によって罪無き二人(いや、片っぽは人どころか生きものですらありませんが)が引き裂かれてゆくという展開。ラストは希望に満ちた夢のある終わり、と思う事はできませんでした。あれは、まさしく「天に昇る」姿なワケで。その愛らしさとは裏腹に、深い痛みを内在させた映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-18 00:03:33)(良:2票)
7.  アザーズ 《ネタバレ》 
途中で「まさか、あ、でも、そうか、やっぱり」と仕掛けに気付いてしまったので(ダンナが戻ってくるあたり)、後はもどかしさが募るばかり。その設定をどんでん返しの道具として隠すものだから、本来もっと描かれていい、じゃないや、描かれなくちゃいけない部分がキチンと描けない状態で、それじゃ本末転倒でしょう、と。何故ニコールが子供達を? そして、その思いがニコールの存在、子供達の存在に、どんな影を落としたの?って、そここそがしっかり見たかった部分なんですけれどねぇ。オチのために映画全体のドラマを犠牲にしちゃいけません。
[映画館(字幕)] 5点(2003-11-25 15:53:29)
8.  愛と哀しみのボレロ
美しく悲しく、そして混乱する映画。一人二役が当たり前、という状態なので、えーと今はどの時代の誰のエピソードで、と、頭の中でどんどん整理しながら見ないと置いていかれちゃう状態。でも、その頭ぐるぐるがラストで1つに集束されてゆく感動!ヨーロッパのエピソードとアメリカのエピソードとでは、ガラリとカラーが異なるあたりに、時代が残してきたものを感じるのでした。
[映画館(字幕)] 8点(2003-11-25 13:32:23)
9.  アイス・エイジ 《ネタバレ》 
今はもう、この世界からいなくなってしまった動物達の物語。クセのあるデザインには、ちょっと馴染むのに時間がかかりましたが、ディズニーともドリームワークスとも違う、シンプルなタッチもこれはこれでいい感じ、と思いました。舞台やキャラクターが限定されていて、広がりをあまり感じさせないのは惜しいのですが、時代を軽やかに跳躍してみせる、でも物語にはちっとも絡まない「ヤツ」が最高で、「ヤツ」の姿を見るだけでも価値ありな映画でしょう。
[映画館(吹替)] 6点(2003-11-25 12:37:51)
10.  アメリ
ジュネ監督としては『ロスト・チルドレン』や『エイリアン4』と同じく、実のところフリークス趣味の、クセのある味たっぷりで、だけどもオシャレ系映画として公開されたために、映画館には二種類の全く異なる客層が詰めかける事となりました。渋谷の映画館はオシャレなお姉さま方でいっぱい、アメリに共感の声を上げてたりしておりましたが(アメリが床にこぼれちゃうシーンで「あ~~~~」とか、渋谷系ギャルは大阪のオバちゃんか?)、一方オタク野郎なこちらはジュネのバカ映画センスに笑いまくりという。それまでと違ってキャロのセンスが抜けてる分だけ毒がやや薄まってはおりますが、作為に満ちた画作りは、悪趣味と美の間を行ったり来たりで気が抜けません。一緒に見に行ったコが「フランス映画って物語がなくてなんだかよく判らないモノって思ってたけど、こういうの面白いのもあるんだね」って感心しておりましたから、ヌーヴェルヴァーグの亡霊に延々と取り憑かれっぱなしなイメージがあったフランス映画のイメージを改善させた重要な一編であったのかもしれません。
[映画館(字幕)] 9点(2003-11-21 17:03:06)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS