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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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281.  チェ 39歳 別れの手紙 《ネタバレ》 
「28歳」のラスト、ゲバラはキューバにいてハバナに向かう途中で話が終わった。そして「39歳」の冒頭、いきなりカストロが別れの手紙を読んでおり、ゲバラは既に南米に渡ってしまっていたのには驚いた。そしてゲリラ部隊の山岳戦の模様がみっちりと2時間描かれます。ゲバラの伝記ものというよりはあるゲリラ部隊の山岳戦を描いた映画という感じでしょうか。終盤までは「28歳」以上にゲバラが部隊の中に埋没してしまっています。これからこの2部作を借りる、あるいは購入をご検討の方はまずは「28歳」だけにして様子を見てからでもいいと思いますよ。両方とも借りてきたため強制的に観ましたが両方とも観るのは結構きつかったです。
[DVD(字幕)] 3点(2009-11-24 22:43:59)
282.  チェ 28歳の革命 《ネタバレ》 
2部構成にまでしているのだからもっと見応えのある人間ドラマに出来た筈だと思うし、もっと革命にその命を捧げた男の熱いドラマにも出来た筈で、これだけの時間をかければ様々な人間ゲバラの伝え方ができたと思うのですが、キューバにおける革命の作戦と戦闘を時系列に沿って淡々と見せるだけなので肝心のゲバラが作戦を指揮する部隊の指揮官程度にしか見えず、キューバ革命の戦闘や作戦の過程を見せる程度の描かれ方となってしまっています。人間チェ・ゲバラのドラマを期待して観ると肩透かしを食うことになると思います。
[DVD(字幕)] 4点(2009-11-24 22:37:12)
283.  フランティック
言葉が通じない異国の地で妻が失踪。その裏に隠された真実とは・・・?という旅先で善良な一市民が犯罪や陰謀に巻き込まれるというヒッチコック映画でもお馴染みのよくあるサスペンスの定番のお話。通じない言葉、不誠実な警察の対応、深まる謎にイライラ、焦燥感がつのっていくハリソン・フォードの演技も見応えがありました。彼はこんな不安な状況下に置かれた男を演じると実にいい味を出しますね。そしてこのサスペンスドラマを彩った謎の女。この女の悲しき存在感がこのサスペンスドラマをより見応えのあるものにしています。
[DVD(字幕)] 6点(2009-11-21 17:18:15)
284.  サンドイッチの年 《ネタバレ》 
公開当時劇場で鑑賞。たまたま通りかかったミニシアター。意味不明のタイトル。しかしこれが素晴らしい映画だった。物語の舞台は終戦直後のパリ。ナチスにより両親を失って一人ぼっちになった少年がナチスによって家族を失った一人の老人と出会う。やがてこの二人は本当の家族のような固い絆で結ばれていく。少年が出会った偏屈で怒りっぽく瞬間湯沸かし器のような老人を時にはコミカルに時には味わい深く演じ、人生の重みを感じさせる名演技を披露したポーランドの名優ヴォイチェク・プショニャックがあまりにも素晴らしい。「サンドイッチの年」の意味は最後の最後まで全く分からない。しかしサンドイッチの年の意味を語る彼の演技とその重い意味には何度観ても感動する。少年の成長と老人が同じ境遇の少年と出会い心の安定を取り戻していくという、人生の辛い一時期を生きる少年と老人の2人のドラマをより味わい深いものにする、印象に残る台詞の数々が心に残る脚本も素晴らしい。ビデオでは出たものの未だDVD化されていない作品。DVD化を切に望む僕の思い出の映画です。
[映画館(字幕)] 10点(2009-11-14 21:05:09)
285.  素敵な歌と舟はゆく
それにしても色んな人がいっぱい登場しましたね。まるでパリの街角に腰掛けて道行く人々の営みや人間模様を眺めているようでもあり、ふわふわと風のようにパリの街を揺られているようでもあり、パリの街をカメラが行ったり来たりしながら様々な人間模様を見せてくれます。そんな不思議な感覚のユルさが観ていてとても心地よい映画でした。 前から興味がありながら、なかなか観る機会が無かったイオセリアーニ監督作品。ぜひ同監督の他の作品も観てみたいものです。
[DVD(字幕)] 7点(2009-11-06 23:49:04)
286.  きつねと私の12か月 《ネタバレ》 
一人の少女と一匹のきつね“テトゥ”との友情の物語。きつねと少女が初めて目が合い、少しずつ距離が縮まり、友達になる過程の微笑ましい描写に心が和みます。しかし少女がテトゥを自分の思い通りに扱おうとした瞬間、テトゥは激しく抵抗する。そう、決して動物たちの世界は人間の思い通りにはならないし、思い通りにしようとしてはならない。動物たちを狙う人間の冷たい銃口や、木々は切り倒されそこに家や街が作られていき、動物たちの安住の森がどんどん人間の思い通りに狭められていく今の地球。人間にとって快適な人間によって造られた人間の生息域では動物たちは生きていけないことを終盤、少女とテトゥとの間に起こったある事件を通して見せてくれる。また、本作にはきつね以外にも様々な動物や昆虫や鳥たちが登場します。季節ごとに表情を変える自然の美しさ、優しさ、そして厳しさが穏やかに描かれています。大人には大人の、子どもには子どもの感じ方ができるし、家族みんなで楽しめる映画となっています。
[DVD(吹替)] 8点(2009-10-24 15:15:31)
287.  ナイト・オン・ザ・プラネット
ジム・ジャームッシュという人は本作のように地球上の片隅で今夜も何処かの国の何処かの街で繰り広げられているであろう何気ない人間の営みや、街の片隅のごく普通の人々のちょっとした人間ドラマをつなぎ合わせて1つの映画として見せるのが本当に上手い監督だと思います。ある時はちょっぴり笑えて、ある時はちょっぴり観る者の心を響かせてくれる。この大袈裟じゃないところがいいですね。(ただしベニーニを除く。でもベニーニという人はこれでいいのだと思う…。)そして最終話、夜明けのヘルシンキのしんみりとした余韻と、それに続くトム・ウェイツの歌声もたまらなくいい。この映画は週末のオールナイトか何かでそろそろ夜が明ける頃に上映が終わる回で見ると素敵かもしれない。映画館を出るとちょうど僕もヘルシンキと同じ夜明けを迎える。そしてちょっぴり「ナイト・オン・ザ・プラネット」の世界に浸ってみるのもいいかもしれない。そんなことをふと思ったりしました。
[DVD(字幕)] 8点(2009-10-19 21:49:47)
288.  アメリ
きれいな映像や独特の凝ったカメラワークにセンスの良さを感じるしオドレイ・トトゥの風貌や雰囲気とアメリのキャラクターがよく合っていましたね。そういう意味ではキャストもいいし、しっかり作られている映画だと思うのですが、こういう映画は作品の出来や完成度よりも主人公の女の子が可愛いと思えるか、好きになれるかどうかにかかっているのかもしれませんね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-08 01:32:37)
289.  チャーリー(1992) 《ネタバレ》 
偉人を題材にした映画は観る側がその本人の風貌や顔と俳優を見比べてしまうのは仕方がないし、それがチャップリンのように世界中の誰でも顔を知っている人物なら尚更の事。これ程波瀾万丈の生涯を送った人物の話を2時間程度の映画という枠の中で描き切るのは大変な事だと思うし、彼の生涯の全てをしっかり描き切るのは不可能だとも思える。あまりにも駆け足でその生涯を振り返り、その中で次々登場する豪華キャストがあまり印象に残らないのが残念ですが仕方ないのでしょう。それでも本作のロバート・ダウニーJrは見事だった。称賛されるべき素晴らしい仕事をしたと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-27 19:44:34)(良:1票)
290.  天井桟敷の人々 《ネタバレ》 
様々な所で映画史上最高傑作と評価される作品ですが、今まで見る機会が無かったこの作品をこの度映画館で鑑賞する機会に恵まれた。これ程3時間があっという間に過ぎるという感覚を久々に味わうことのできる映画でした。やはりその評価に違わぬ素晴らしい映画でした。ジャン=ルイ・バロー演じるバチストの入魂のパントマイムを自宅の小さなTVではなく映画館で鑑賞できたことは本当に幸せでした。また、本作を紹介する本や資料に必ずと言っていいほど出てくるバチスト、ガランス、フレデリックの3人が舞台にいる絵を見た時にはこのシーンだったのか・・・と感慨深いものがありました。ナチス占領下のフランスで作られたという伝説の名画。冒頭であらぬ容疑で逮捕されかけるところをバチストのパントマイムに助けられて解放されたガランスの「私は自由が大好きなの」という台詞に代表されるように、さりげない形での意思表示が当時としては精一杯のナチスへの反抗だったのでしょう。そんなさりげなく見せる意思表示やラストシーンのカーニバルに至るまで活気にあふれる街と天井桟敷の人々の生き生きとした描写などの中に祖国フランスとそこに暮らす人々と自由を讃える思いが確かに伝わってきます。
[映画館(字幕)] 9点(2009-09-16 01:11:34)(良:3票)
291.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 
同じ男として人間としてこうも違うものか・・・という気すら起こさせない程のアラン・ドロンの美しさ。観る度にもうこんな人は出てこないのではないかと思わされます。上流階級への憧れが殺意に変わる、その動機となる出来事が短い間に丁寧に積み重ねらていく。その後も常に緊張感を持続しながら、あの悲しくも驚きのラストまで決して急がず、ドタバタもせず、作品の雰囲気や魅力の全てをゆったりと楽しみ、堪能できるとても丁寧に作られたサスペンスです。そして今更言うまでもなく作品と見事に調和するニーノ・ロータの控え目ながらも甘く切ない音楽もいつまでも心に残る。そんなアラン・ドロンの魅力とニーノ・ロータの旋律に青い海、真夏の太陽の日差しをいっぱいに受けた映像は50年の時が経過した今に見ても全てが美しい。
[DVD(字幕)] 9点(2009-09-13 15:35:55)
292.  フレンチ・カンカン 《ネタバレ》 
50年以上前の映画とは思えないほどに街も衣装も舞台も今見ても全く色褪せていない美しい色にあふれています。ムーラン・ルージュが完成した時代の華やかさが見事に再現され、楽しさに躍動感に満ちあふれています。ラストの感動的なフレンチ・カンカンのダンスシーンの素晴らしさには表現する言葉が見当たらない。この間、観ている僕は何も考えていなかったかもしれない。ただ画面に釘付けになり感動していた。その素晴らしいフレンチ・カンカンにダンサーと観客が一体になる。観ている僕達はそんな映画の中で歓喜する観客達と感動を共有し1つになる。映画とそれを観る者とがここまで完全に1つとなれる映画にそう出会えるものではない。そんなフレンチ・カンカンのシーンと交互にはさまれるジャン・ギャバンの舞台裏での万感の思いのこもった表情も感動的です。無意識に体が動き出しフレンチ・カンカンのように椅子に座りながら片足を上げはじめ、ついには座っていられなくなり観客席に出てくるのです。その満足げな表情、この一連のジャン・ギャバンの演技も感動的でした。いつまでも終わってほしくなかった。ずっとギャバンや歓喜する観客たちと一緒にフレンチ・カンカンを観ていたかった。一度は映画館で観てみたい映画です。ジャン・ルノワールが祖国フランスに戻って映画を撮る喜びにあふれた大傑作です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-09-10 21:48:55)(良:1票)
293.  ぜんぶ、フィデルのせい 《ネタバレ》 
裕福な家の娘アンナ。パパとママが共産主義活動にのめり込み、生活が一変。大きな家から狭いアパートに引っ越すことになる。しかもアパートには得体の知れないヒゲ面でタバコをプカプカふかす変なオジサンが大勢四六時中出入りしている。共産主義って?団結の精神って?核戦争って?パパもママもどうしちゃったの?という訳で世の中も自分の周りも分らないことだらけ、以前の生活に戻りたいアンナは不満だらけでいつもふくれっ面。でも時折パパから褒められたり、遊んでもらえた時に見せる子供らしい笑顔が印象に残る。周りの大人のやっていることが理解できない、でも、知りたくて仕方がない。子供の頃なら誰もが感じる事。そんな等身大の子供の気持ちを演じたアンナ役の少女の演技力に驚かされた。テーマは子供の成長なんですね。これもアンナには分らない、中絶って?子供はどうやって作るの?という性に初めて興味を示す女の子の素朴な気持ちや成長を70年代の時代背景や価値観、世相を絡めた盛りだくさんの内容ながらも全てがアンナの知りたい事であり、アンナの視線であるので散漫にならずに楽しめる作品に仕上がっています。時には程よくコメディタッチで描かれ、(特に分かったようでとんちんかんな事を言うアンナがかわいいです。)ちょうどいい尺によくまとめられた、可愛らしくていい映画です。ラストシーンは自分で転校を決断し、そのあまりにも環境の違う転校先でしっかりと自分の足で立ち、子供たちの輪に入っていくアンナの姿に感動しました。
[DVD(吹替)] 8点(2009-09-09 21:10:07)
294.  過去のない男 《ネタバレ》 
全編を通して登場人物が皆、喜怒哀楽を表に出さない独特の雰囲気が自分はちょっと苦手でしたが、序盤に主人公の男にビールを奢るおじさんの「記憶がなくても心配ない。人生は後ろには進まん。後ろに進んだら大変だ。」という台詞に象徴されるように、いつまでも引きずってみたところで時が後ろに進むことはない。だから過ぎ去った過去はもういいじゃないか。今からを頑張って生きればいいんだというこの作品の人生に対する前向きなメッセージが分かりやすくて良かったです。だから普通なら記憶喪失に陥ればもっと精神的に苦しむだろうし、あんなに冷静にいられないかもしれないけど、自分は一体何者なのか?とそれ程苦しんでいる様子を見せない本作の主人公の男はこれでいいんだと納得させられました。主人公の男が新たな人生のスタートをきり、これからの彼の人生の幸せを予感させてくれるラストシーンも鑑賞後にとてもいい余韻を残してくれました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-05 23:32:25)
295.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
僕は典型的なおバカコメディが好きだ。それを期待して本作を観ようと思った。現にDVDのパッケージからも十分すぎるほどおバカコメディのオーラが出ているではないか。しかし、その期待は裏切られた。いい方に。勿論コメディとしても十分楽しませてもらった。序盤は、のどかな田舎町でのニコラスのあまりにも場違いなスーパーポリスぶりが可笑しい。作品全体を見ても、一つ一つの細かいシーンを見てもメリハリがあり実に丁寧に綿密に作りこまれています。そんなのどかな村に大事件が発生。作品は一転してミステリー・サスペンスの様相を呈してくる。さらに終盤のハチャメチャな展開とスーパーポリスメンぶりが痛快だ。そんな村の様子は「こんな状況ありえないだろ!」という状態になるのですが、そんなツッコミを入れる気も起こらないほどのパワーと痛快さに満ちている。この怒涛の流れの中、所々に見せてくれるアホらしさも楽しい。このスーパーポリスとコンビを組む典型的ダメポリスの間に共感が芽生え、実にいい相棒になり、友情に発展していく過程の見せ方も素晴らしく、まさにホットなスーパーポリスの熱い正義感と人間味にあふれ、これは1つの作品で2度、3度おいしい映画。オススメです!
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-30 22:28:34)
296.  氷の微笑 《ネタバレ》 
公開当時はかなりの話題作だったですね。観に行かなかったけど。今回TVで録画しておいたのを観た訳ですが、残念ながら面白く無かったです。ただ、本作のシャロン・ストーンは映画館の大スクリーンで観れば結構迫力があったかもしれないとは思いましたが。そんな全盛期のシャロン姐さんのお姿が堪能できるということでは今となっては貴重な作品なのかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2009-07-24 00:13:39)
297.  サルサ! 《ネタバレ》 
ダンスも音楽も、登場人物もみんなが明るくて情熱的で楽しい。分かりやすいストーリーに素晴らしい音楽とダンスを堪能できます。細かい事は気にせずこんな雰囲気を楽しめる映画もいいものです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-18 02:59:25)
298.  小さな中国のお針子 《ネタバレ》 
文革で2人の都会で暮らす知識層の青年が山奥の村に再教育と称して送り込まれる所から作品は始まる。誰も字が読めず、バイオリンを見たことがある者も誰もいない村人が恐らくは当局から言われるがまま何の疑問も持たず2人の青年を歓迎とは程遠い態度で迎える。まずはこの冒頭で文革への批判が見て取れる。さらにその後もモーツァルトの毛沢東を称える曲など、中国映画とは違った切り口のユーモアのある文革の皮肉り方が面白い。しかし、幾つかの文革の時代を題材にした中国映画を観た後に本作を観ると全体的に2人の青年があまりにも気楽に過ごしているように見えて違和感を感じてしまう面もありますが、山村の風景は時に幻想的でもあり、その2人の青年と彼らと関わる事になる一人のお針子、そして村人との交流が時にはユーモラスに描かれ、時には現実的に描かれる。中国映画とは一味違ういい味わいがあるフランスによる中国の映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-18 02:57:38)
299.  ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版 《ネタバレ》 
何度も観た劇場版。その度に何度観ても感動した。そしてずっと気になっていた完全版を初めて観ました。劇場版と比較すると確かに3時間は長いです。しかしトトはエレナへの思いや故郷への思いを断ち切って成功を収めますが、故郷に帰ってきた彼が成功と引き換えにした青春時代の思い出を振り返りながら彼の胸に去来するものをじっくりと丁寧に見せてくれます。知らないままの方が良かったかな?と思えることもあったのですが、少年時代から現在までを見せるトトの人生の壮大なドラマとなっている完全版を観た事によって、あの名ラストシーンがより感慨深いものになり、ニュー・シネマ・パラダイスに新たな感動をもたらせてくれました。
[DVD(字幕)] 9点(2009-06-21 13:18:58)
300.  デイズ・オブ・グローリー 《ネタバレ》 
フランスに植民地支配された北アフリカ出身のフランス軍兵士を描いた素晴らしい戦場の人間ドラマでした。自由と平等のためフランス軍の兵士としてナチスと戦っているのに、そのフランスからは植民地支配されて自由と平等を奪われ、共に戦う軍隊の中ですら昇進も休暇も食事に至るまで差別され平等な扱いを受けられないという矛盾に対する心の葛藤やそれでも自由と平等のため、家族や恋人のため勇敢に戦う彼らの心情がとてもよく描かれていたと思います。これ、日本では劇場未公開なんですね。いい映画なのに惜しいなあ・・・。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-06-19 23:52:53)
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