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トントさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1992
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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41.  鵞鳥湖の夜 《ネタバレ》 
「薄氷の殺人」に続く、ディアオイーナン待望の新作。 犯罪者が警官から逃げて、夜の街を謎めいた女性とさまよい歩き、ついに銃撃戦のあとに朽ちる。 いわゆるフィルムノアールというやつだ。 古くは「灰とダイヤモンド」「第三の男」から始まる、魅せる映画の一つの在り方だ。 ※ただし、フィルムノアールの定義は定かではないようです。  本作も、実に渋い。 前作同様、静かなキレのあるアクションシーンで締める。 ただ、アジア映画らしく、ドタくさいのだ。 主人公が、最後、中華麺を貪り食うとこなんか、アジアンノアールなんだね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-14 17:50:01)
42.  燃ゆる女の肖像 《ネタバレ》 
最初はとまどった。 エマトンプソン寄りの顔なのか、ジェレミーアイアンズ寄りの顔なのか。 ハタと気がついた。 そうか、これはLGBT女優の起用だ。 むむ、けしからん・・  しかし、これも今の時代、アリなのだ・・ 女性の想う永遠の美少年を形にした映画なので、これは高評価・・かな? 美少年ってやがて腐るから、こういう形もあり・・かな?  でも、ちょっと疑問が残る。 それは、ちゃんとLGBTという形で映画にしたら、恋愛にならないものを映画にしてるから、だと思う。 キワモノ映画になるか、どうかのスレスレだからだ。 評価は、個人によって分かれるだろうなぁ・・ 個人的には、こういう題材なら、ベルトルッチの「ドリーマーズ」の方が上だと思う。
[DVD(邦画)] 7点(2021-08-14 01:19:09)
43.  ANNA/アナ(2019) 《ネタバレ》 
3人の女性と結婚した彼ならではの、満足のいくエンタメ映画。 「レオン」のようなベッソンでもなく、練りに練られたラストは、 女性映画としても、面白い。  いや~、この女性上官は、ベッソンが話の落としどころに悩んで、生まれたような キャラだと思うよ。珍しいもんね、ベッソンにこのようなキャラは・・ 一度は引退したベッソン。実は結婚を何度もして、話がまとまらなくなってたことも あったのかなぁと思っちゃう。 でも、やはり私生活でも女性が上手だったか、このようなキャラが生まれたのでしょう。  面白い着眼点は、スパイはスパイとして、お互い認め合っていた時代が あったという点。ホント~!??
[DVD(字幕)] 7点(2021-04-03 22:45:07)
44.  21世紀の資本 《ネタバレ》 
分かりやすく、考えさせられる。 よくできたNHKスペシャルといった感じ・・  いつの時代にも、警告を発してきた人はいる。 でも、その警告は、遠からず当たってきた。 この映画の警告が、その通りなら、恐いですね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-02-24 10:45:22)
45.  よこがお 《ネタバレ》 
女性の復讐ものである。 しかし、悪いのは男性ではない。 女性である自分を好きになってしまった女性への復讐である。 そこが新しいところである。  筒井真理子が好演してる。 今まで地味で、ノーマークだった女優だが、 普通のおばさんがちょっとしたことでどん底に落ちていき、 そこからの演技が凄まじい。 もうベッドシーンあり、犬になったり、 それはもう女優魂だろう。  面白かった。映像技術があがって、 こんな地味な素材でも、観客が集中できる絵に仕上がってる。
[DVD(邦画)] 7点(2021-01-30 22:47:20)
46.  最強のふたり 《ネタバレ》 
気持ちのいい作品に仕上がってる。  これは、ドリスの気持ちのよさから来てる。 ズケズケ言ったりもするが、基本、頭のいい好青年である。  フィリップも、もともと人の上に立つべき教育を受けてる、頭のいい人だ。 頭のいい二人が波長が合って、いいコンビになったんだろうね。 障害者としてではなく、人と接したから、というより、頭のでき具合がピッタシだったという要素が強い気がした。  最後、文通の女性があらわれて、コンビ解消か・・ ちょっと寂しかったね。
[DVD(字幕)] 7点(2021-01-30 02:43:50)
47.  シベリアの理髪師 《ネタバレ》 
素晴らしい作品!  ロシアの粗野な熊のような連中の国からチェーホフが生まれたのも 納得できる、そんなロシアの巨匠ミハルコフの作品。  話は、タイトルのシベリアの理髪師といわれるような、あの地の木々をどんどん 伐採していく機械の開発資金を調達すべく、アメリカの女性がロシアの将軍に近づこうと したことが発端である。 その列車の中、ロシアの士官と音楽を通じた交流をしてしまう、その女性。 そこで、青年士官は、すっかり恋の虜になる。 しかし将軍との三角関係で、嫉妬のあまり、青年は皇帝の列席する芝居で 大失態をしてしまい、シベリア極寒の地に送られてしまう。 その女性は、罪の意識と、純粋な青年に愛を感じ、その青年を追いかける。 しかし、もう青年は結婚しており、愛にやぶれる、その女性は、ある秘密を胸に生きる、という話である。  その秘密とは、 音楽(芸術)は、国境を超えるということである。 あの列車での思い出を胸に彼女は生きるのである。 政治姿勢の厳しいロシアの国で、ミハルコフのギリギリの発言だろう。 (あのマスクの兵士が彼との息子であったという考えもできる)  映画の演出モンタージュの生まれた国らしく、 核心のラストの部分は、この演出がすさまじくキレル。  文句なく10点!
[ビデオ(字幕)] 10点(2021-01-11 20:43:44)
48.  情婦マノン 《ネタバレ》 
マノンを逆さに肩に担いで歩く有名なシーン。 それがラストシーンだったとは・・  死んだマノンの愛が本物かどうか、彼女を担いで、 砂漠のサボテンと会話する場面は、屈指の名場面だ。  情婦の愛が本物かどうかを問う映画は、いくつかある。 でも多くは男性がダメな場合が多い。 そこで情婦の方も人間不信に陥って、心を凍らせる。 有名なのが「ミスターグッドバーを探して」「プリティベイビー」といったとこか・・  この映画は、純な男性が、情婦に心を吹き込む数少ない映画だと思う。 ラストの砂漠の名シーンで映画が引き締まって、本作を名作に仕立ててる。
[DVD(字幕)] 8点(2020-11-27 16:20:01)
49.  山猫 《ネタバレ》 
ビスコンティでは、これが一番分かりやすくて、好き。  前半では、シチリア島からのイタリア統一を掲げていた革命軍から、国軍へと 転身したタンクレディ(ドロン)とアンジェリカの恋。 (アンジェリカの笑い声がヒステリックで怖い・・) 後半は、その革命軍の有志を討った男と貴族たちの宴。 ここで主人公のランカスターは、日和見な連中の中にいて、孤独を感じる。  貴族の没落を描くことの多いビスコンティは、ここでは退廃ではなく、 新時代になったことで旧体制との関わりの強かった貴族の没落を描く。 ここでランカスターはボソッとつぶやく。 「山猫と獅子は退き、ジャッカルと羊の時代が来る。 山猫も獅子もジャッカルも羊も自らを地の塩と信じている」と・・ 題名の山猫は、ランカスターら貴族のことである。  誇りあるが、孤独な老貴族の後ろ姿に、映画冒頭の 引用文が思い出される。 「現状を保つには、変わるしかない」  いつの時代も変わらないですね(寂)
[ビデオ(字幕)] 7点(2020-10-25 23:45:45)
50.  潜水服は蝶の夢を見る 《ネタバレ》 
マチューアマルリックは、アルノーデプレッシャン作品でよく見かける俳優さん。 ここでは目力だけで力演してる。  植物状態の人間が、まばたきだけで自分を表現する。 表現し終わったら、その10日後に他界する。 ラストは、崩れゆく氷河が元通りになっていくという映像。  僕がここをもう少し演出すれば面白くなるのではと思ったのは、 歴史ある病院で、時空を超えて、歴史上の女性や人物が彼を看護したら良かったのでは、 と思いました。 それがイマジネーションという蝶なのかもしれませんね。  でも奥さんの前で、愛人から電話がかかってきて、 奥さんに言葉を伝えさせるというのは、この看護されてる主人公の人物像を よく表してて、なんともいえない。 奥さん、泣いてたよ・・
[DVD(字幕)] 7点(2020-10-18 15:28:47)
51.  河(1951) 《ネタバレ》 
ルノワール、いい! 古典で、もうこんなに豊かな映画があるんだ~♪  インドの映画ということで、ヨーロッパ、上から目線の映画だろうと舐めてた。 ところが若草物語をさらに深めたような内容に驚いてしまった。  ルノアール、最初のカラー映画。 3人の娘がいい。 アメリカ風の翔んでる長女。 女の子と女性の狭間にいて、自分をもてあましてる次女。 そしてインドの聡明な女性。 ここに戦争で負傷して、一時は英雄扱いされたものの、戦後の成長期で 障害者として、後ろめたい気持ちのままの青年がやってくる。 さぁ、悩める男性に、この3娘、どう立ち向かう!? 素晴らしい映画でした。  これはレンタル屋の古典のコーナーを侮るなかれということであろう。  P.S. 助監督があのサダジットレイとは・・(驚)
[DVD(字幕)] 9点(2020-10-18 00:53:30)(良:1票)
52.  エディット・ピアフ~愛の讃歌~ 《ネタバレ》 
売春宿で、小さい頃を過ごしたエディット。 でも彼女は、みんなから愛されて、はばたきます。 ここがルイマルの「プリティベービー」と違うとこ。(ルイの映画は同じ売春婦として生きていくのだが・・)  その後も苦労を重ねるのですが、なんといっても ボクサーとの愛とその死別が、彼女の唄にさらに深みを加えていきます。  でもラスト、彼女には子どもがいたことが分かります。 ここがドラマとして、よくできているとこ。 彼女の唄は、人生の哀しみを、歌っていたのです。  P.S.マレーネデートリッヒが出てきたとこは驚いた。
[DVD(字幕)] 7点(2020-10-17 22:12:28)
53.  家族を想うとき 《ネタバレ》 
ケンローチの社会派。  2時間のなかでは、罪のない家族が、現実の社会の中で 破滅していくように描かれている。 そこにあるのは、今の社会の在り方への疑問である。 とくに配達業界のフランチャイズによる、巧妙な搾取の描かれ方がキツイ。  最後の「仕事」に向けて、出かける暴走した父親を見つめる 家族の呆然とした様子が切ない。
[DVD(字幕)] 7点(2020-09-19 21:53:37)
54.  COLD WAR あの歌、2つの心 《ネタバレ》 
愛にしか生きられなかった歌手の女性。 しかし戦争は彼女の愛した男のアイデンティティを壊してしまう。 彼はポーランドからフランスへと亡命したのだ。 そして彼は自分を見失う。 そんな彼に彼女も自分を見失う。 ラスト、二人は「永遠の愛」をよりどころに自死する。  この映画は愛の賛歌ではない。 戦争が生んだ絶望だ。
[DVD(字幕)] 7点(2020-04-11 23:07:33)
55.  ザ・バニシング-消失- 《ネタバレ》 
こんな絶望のラスト、あるだろうか・・  行方不明の恋人がどんな目にあったか、知りたいために 犯人の差し出す睡眠薬のコーヒーを飲む。 そして、このラスト・・  「キルビル2」では脱出すんだよね。こういう状況でも・・ 漫画「ワイルド7」では仲間の隊員がこの方法で絶命する・・  この犯人面、映画史上忘れられない顔だ・・
[DVD(字幕)] 7点(2020-02-08 17:34:36)
56.  ハンターキラー 潜航せよ 《ネタバレ》 
面白い! 悪人がはっきりしてるから、単純に楽しめる。 時代ですね。 ロシアが敵とは、はっきり言えない構図。 最先鋭の武器がたっぷり見られて、面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2019-11-09 23:33:21)
57.  ロスト・ハイウェイ 《ネタバレ》 
???? デビッドリンチはアートである、という話を聞いたことがあるが、 この映画ってアートなんだろうか?  映画として事態がきちんと収まるとこに収まっていれば、何も言うことないのだが、 よく分からなかった。 「ブルーベルベット」は面白かったけど、これはちょっと・・  自分にはリンチは合う作品と合わない作品があるみたいです。
[ビデオ(字幕)] 6点(2019-08-25 09:06:47)
58.  サン・スーシの女 《ネタバレ》 
ロミーシュナイダーの遺作。  ラストの古いユダヤの歌が心に残った。 その曲の歌詞全文↓ 「甘くて忘れられない古いユダヤの歌 子供の頃にヴァイオリンで弾いていた そのメロディを聴き両親は涙したものだ これは亡命者の物語 移民の人生 村の虐殺を逃れた人々は皆悲しみの旅に出る ワルシャワ、ベルリン、ロシアから逃げた パリで自由に生きるため サンスーシの前であのひとは殺された 叫びのあとに訪れた無関心 そして忘却のうちにすべてが繰り返される 甘くて忘れられないこの懐かしい歌 子供の頃にヴァイオリンで弾いていた そのメロディを聴き両親は涙したものだ これは亡命の物語 移民の人生 僕の目の前にはエルザ 君の美しい面影 最後の旅に出る君が口ずさんでいた 僕が子供の頃に弾いていた 追憶と涙と後悔のあの歌を」
[DVD(字幕)] 6点(2019-08-24 20:18:01)
59.  寝ても覚めても 《ネタバレ》 
ほんわかした、大人しい女性。男としては守ってあげたいタイプ。でも結果として嫌な女になる。 昔からよくあるパターン。  結局、自分をしっかり持てないのに、自分の気持ちを大事にするタイプの女の子は、 都会に出してはいけません。 この映画、この女の子の親が出てこないんだよね。  悪い男じゃなくて良かったよ。東出君(丸子君の方)、エライ!
[DVD(邦画)] 7点(2019-05-26 20:43:41)
60.  しあわせの雨傘 《ネタバレ》 
いや、面白かった。 オゾンならではの切れ味ある場面もあり、ブルジョアコメディとして上質。 オゾンがこのような映画を?と驚かれる方もあるかもしれないが、 いやいや「8人の女たち」というミュージカルも撮っている監督なのだ。  僕が興味深かったのは、「シェルブールの雨傘」で清純な娘を演じた ドヌーブがそのあと「昼顔」という淫売な女性を演じてしまった映画史的事件。 実はオゾンの女性不信もここから始まったのではないか?だからこその、この映画ではないか? とニヤリとしてしまった。(違うかもしれんけどね(笑)) この映画でもそこがきちんと演出されてる・・と思う。 薄靄の光の中でまばゆいばかりのきれいな女性が車を降りてきて、 次の場面ははげしいHなシーンである。 こんなえげつない演出は、やはりオゾンならでは?  最後の夫のセリフが泣ける。 妻(ドヌーブ)は飾り壺ではあるが、中身が空じゃない、と言わせるのだから。
[DVD(字幕)] 7点(2019-05-25 18:04:56)
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