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ルクレツィアの娘さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 349
性別 女性
自己紹介 基本的には、お金を掛けた映画と歴史時代物が好き。

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1.  ルーヴルの怪人
とりあえず、人に感想を聞かれたら「観ない方が良い」と断言できる映画。この企画に、ルーブル美術館が協力した(初めて映画撮影の許可を出したと聞いた)こと自体が、信じられない。
1点(2004-08-16 23:05:31)
2.  永遠のマリア・カラス 《ネタバレ》 
才能が枯渇したとき、若さを失ったとき、人はどう生きるか。もはや取り戻せない輝いた時間を思いながら、老いを受け入れ、生きていくことの苦さ。マリア・カラスという天才をモチーフに、普遍的な物語を描きあげている良作な映画だと思う。ファニー・アルダンが、ファンが思い描くとおりの美貌のマリア・カラスを演じていて素晴らしい。途中から、ファニー・アルダンという女優の物語のような気もしてくる。普遍性のある物語なのが、裏目に出ているような感じもする。謎に包まれて伝説になっていたマリア・カラスの晩年に、「こんなこともあったかもね」という、あくまでも想像の話として作られた物語だということだが、実話風につくっちゃったために、有り得ない~と思ってしまうのも、難点。でも、映画の中では、マリア・カラス役としてのファニー・アルダンが演じたカルメンの映像に、実際のマリア・カラスの声が当てられているわけで、オペラファンとしてはちょっと幻想的な世界である。発想としては非常にうまいところをついている物語だと思う。個人的には、ジェレミー・アイアンズの長髪が、妙な軽薄さを生んでいて、面白かった。ロックもバレエもプロデュースする仕掛け人として成功してるけど、本当の芸術も追究したいという、欲張りな男のロマンを、女がたしなめるラストが、印象的だった。
7点(2004-08-16 22:50:03)(良:1票)
3.  アバウト・ア・ボーイ
とてもクールで、軽やかな映画だが、なかなか素敵な作品だった。ヒュー・グラントは決して演技がうまいというわけではないけれど、独自の路線を突っ走っている。彼の独特のキャラクターを使いたいと思っている脚本家は多いのかもしれない。この映画の彼も、ホントに情けなくてかっこわるくて、笑えて面白くて、ほんの少ししんみりさせてくれる。テレビばっかり観てる生活をしていながら、崩れの無い容姿を持つ男。そこに見える几帳面さ。シングルマザーたちも級友たちも、いろいろ裏を読もうとすると面白い。最後のパーティーシーンは、なかなか心が温まった。ありきたりのハッピーエンドにならなくて良かった。大人も子供も、カッコイイ。
7点(2004-07-05 20:30:16)
4.  ヘヴン 《ネタバレ》 
イタリアの大地の美しい映像が印象的。間違って無関係の人間を殺してしまった女性の、大きな絶望と、怒りと執念と、生きることへの執着。悪を裁いてくれると思っていた憲兵隊が悪とつながっていたことへの怒りで、彼女は逃亡を続けて生きることを選んだように思う。部外者が、彼女に罪を償えというのは簡単だし、周囲の人間に迷惑がかかることが分かっていて巻き込んでいいのか?というのも簡単だ。だが、人は本能的に生きようとするものだし、ケイト・ブランシェットが演じているのは、黙って一人で自殺するような女性ではない。ヒーローもの映画のように、一人で巨悪と戦うなんてことは、現実には出来るはずがない。だが、生き抜くことは出来る。ケイト・ブランシェットの硬質な雰囲気が生かされた作品だったが、彼女に寄り添い見つめるリビシの表情が印象的で良かった。元憲兵隊本部長を父に持って、何も知らずに誇りを持って憲兵隊へ入った若者の、誇りを汚物に変えられた怒り。二人は、愛し合っていると言うより、汚い現実への怒りを共有した同士だ。髪を剃って双子のようになった姿は、そういう意味を込めていると思った。ただ、「私は終わりを待っているの」という主人公に、いったいどんな終わりを用意するのかと思ったが、肩すかしを食ったラストだった。ラストの映像は良くも悪くも印象的。
6点(2004-07-04 22:44:09)
5.  クリムゾン・リバー
とにかく暗い画面。ジャン・レノとヴァンサン・カセルという、個性的すぎるキャラが相乗効果を生むと思いきや、どうも二人とも失速状態なのが惜しかった。吹き替え版で見たのが悪いのかもしれないが、ほんと残念。カッコいいヒロインが、登場したときはなかなか魅力的に思えたけど、これもだんだん失速。つまり、伏線を張ることに夢中で、キャラが全然生かされてない。たとえば主人公の犬嫌いも、単にとってつけたような設定としか思えない。じゃあ、その伏線がうまくいっているかといえば、これも疑問。ストーリーが、テレビドラマの予算程度で制作されても大丈夫な程度で、結末も唐突で安易。大学の人間たちの異常さも、演技が悪いのか監督が悪いのか、非常に安っぽい。フランスの古い村の伝統ある大学というのが、日本人にとってなじみがない存在だからよけいになのかもしれないけれども、ストーリーの根幹を支えるべき「伝統ゆえの禍々しさ」が、画面から伝わってこなかった。画面を暗くしても、話が見えなくなってるだけ。第2作にヴァンサン・カセルが出演する気にならなかったのも、分かる気がする。
4点(2004-06-17 15:11:07)(良:1票)
6.  薔薇の名前
閉ざされた中世の修道院の持つ、寒々しく厳格な雰囲気が映画全体を覆って、決して、観ていて楽しい映画ではない。ついでに、みんな修道士なので、およそ服飾関係においては観るべきところが無くて、ゴージャスな映画の好きな私としては非常に寂しかった。でも、女と絡まないショーン・コネリーといい、うわぁ~と思うほど若く可愛いクリスチャン・スレーターといい、観て得したような気分になった。原作も読んでいないし、キリスト教のこともよく知らない人間にとっては、理屈っぽい展開でよくわからなかった。妙に凝っているセット等で雰囲気は盛り上がってるけど、サスペンスとしては???な作品。ギーが悪人なのは分かってたし、ショーン・コネリーはココで闘わなくちゃショーン・コネリーじゃないし、変な妖しさのあるキャラたちも、出てきただけで終わっちゃった感じだし(原作を読めば面白いのかな)。「どこにも謎に薔薇がからんでこないなぁ?? どうしてこの題名なんだろう?」と鑑賞中ずっと思っていたけど、題名がこのラストに使われて、締めくくられるとは思いませんでした。うーん。いや、でも、観て損はなかった。ホント。
5点(2004-04-11 21:31:04)
7.  耳に残るは君の歌声 《ネタバレ》 
クリスティーナ・リッチが主人公であるのだが、あまりにも存在感が軽く、意志も感じられない。ケイト・ブランシェットに、ジョン・タトゥーロ、そしてジョニー・デップがそれぞれ思う存分個性を発揮して素晴らしい演技で、その脇役キャラの人生をめいっぱい語っているのに、リッチだけがさえない演技で漠然としている。そして、映画全体も漠然としている。ユダヤ人とジプシー、ヒットラー政権によって迫害された二つの存在だが、ナチスによって初めて迫害されたのではなく、もともと迫害されていた存在でもある。そのへんのところが、当たり前のようにさらっと描かれるので、主人公が何も語らないせいもあって、非常にわかりにくい。欧米ではそれが常識なのかもしれないし、映画界にあっては身内話にも等しいのだろう(ラストで主人公の父親もハリウッドの人間になっている)が・・・・・・。あと、ユダヤの言葉、ロシア語・ウェールズ語に英語などなど、言葉の問題を取り上げているものの、結局は主人公たちはパリにいるのに英語で話しているので、頭がこんがらかりそう。結局、歌声と、ケイト・ブランシェットの圧倒的な存在感だけが、印象に残った。
3点(2004-03-12 22:13:04)
8.  トランスポーター
ジェイソン・ステイサムのスタイリッシュでクールな雰囲気にうっとり。あと、アクションシーンも含めて映像の美しさ(特に色づかい)が秀逸。それ以外にあんまり褒めるところがない映画。日本の少年漫画タッチな話の運び方である。ヒロインの登場も唐突だし、主人公の行動に一貫性の無いストーリー。かなりご都合主義で、意味もなく恋愛を混ぜ、ラストはテキトーに感動的なセリフで強引に締めくくる。ルールがどうのという設定も漫画風。とは言え、ステイサムの禁欲的なスーツ姿に一目惚れした身としては、時折こぼれおちるように見せてくれるステイサムのはにかむような笑顔とか、困ったような顔とかに、心臓がドキドキしてしまいました。
5点(2004-02-04 20:30:45)
9.  戦場のピアニスト
淡々と静かで、力強い映画だった。主人公シュピルマンは無力だ。この映画は彼の気持ちには全く踏み込まないし、ほとんど語らせない。主人公は、ただ自分のために、逃げる。命がけで自分に手をさしのべてくれた人々が、そのために危険な目にあい、命を落とす。彼は手をさしのべてくれる人々と共に闘うこともしないし、何が何でも生き抜くという信念があるようにすらも見えない。「水が出ない」シーンで、私は何だかシュピルマンという人は無邪気に蛇口をひねれば水が出るように、味方が現れるように思っていたのかな、と思った。どちらかといえば「塔のお姫様」タイプである。最後に命を助けてくれたドイツ人将校も、シュピルマンは救えないし、救えなかったことを後悔するようなセリフすら出てこない。感傷的な言葉も全く無いし、自己弁護の一切がない。だから最初に見たとき、私は自分だけが助かる主人公に共感できず、それよりも、映画の中に出てくる名もない人々の悲劇に泣いた。理由もなく虐殺される人々。ある日突然生活が覆り、抵抗も出来ず、殺される。もしかするとそれこそが、ポランスキー監督の描きたかったものなのかもしれない。シュピルマンが目撃した光景だけを描く形なのだが、「シンドラーのリスト」よりもユダヤ人迫害の事実が上手く浮き彫りにされている。生き残った、それだけですごいことなのだと分かる。大禍を運良く生き残った人々は、何かしら誰かの命がけの厚意を受けたことに感謝すると同時に、自分だけが生き残った痛みを心の奥に抱えているのかもしれない。何度かこの映画を観たら、そんな気がした。
7点(2004-01-28 22:10:33)(良:2票)
10.  JFK
この映画を観て、ケネディ暗殺事件の真相ってこうだったのか!!と信じ込んでしまいました。そのくらい丁寧で、迫力ありました。また、ケヴィン・コスナーのストイックな雰囲気が、危険を顧みず真実を追究する男のイメージと、すごく合致しているんですよ。ストーリーがストーリーなだけに説明のセリフが多く、単調でしたが、歴史ミステリーが好きな人は是非見て欲しいと思います。ただ、私みたいに頭から信じてはいけません(笑)。早く事件の捜査資料が公開されると良いですね。
7点(2003-11-26 10:24:52)
11.  愛人/ラマン
10代の頃、この作品を観たときの衝撃は覚えている。ものすごくドキドキして、観てはいけないものを観たような気持ちだった。そして、異世界の中で自分の美貌に自信を持ち、冷めた感情でセックスする主人公の少女に、憧れる自分に、またショックを受けた。今、見返してみて、植民地世界の強烈な人種差別の中で、白人少女に唯一近づける黄色人であった華僑の息子の、見苦しさに嫌悪感がある。二人のねじれた上下関係は、退廃的で甘美で醜悪だ。こういう作品に「素晴らしい」と評価するなら、援助交際と名付けられた売春もまた、肯定されなければならないわけだ。「10代の頃の体験を、うっとりと美しく語ってしまう人間は現在不幸なのだ」とよく言うが、マルグリット・デュラスはどうなのだろうか。
5点(2003-11-23 19:12:16)
12.  U-571
アメリカ万歳な映画なんだけど、一言感想を言うなら「当時のドイツの技術ってすごかったんだな」ということ。ああ、こういうスゴイものを作っていた国だから、戦争に負けた後、良い車を作り高い工業技術を誇ったんだな、と。日本もそうなんだけど。
6点(2003-11-20 09:59:49)
13.  ベニスに死す
タッジオ少年の輝く美貌に、ただただ魂を奪われる映画。この映像に余計な言葉などいらない。手の届かないものを切望してうろつきまわる、哀しく愚かで醜悪な主人公の心情が、なんとなく分かってしまうだけに、観ていて精神的にはキツイものがある。本当に残酷な映画という気がする。年取ってきて、さらに主人公の心情に近づいてしまったなぁ。
8点(2003-11-18 17:42:49)
14.  ジェヴォーダンの獣
ストーリー的には全然たいしたことないんだけど、映像がキレイで見応えがある。なによりアクションシーンの映像が最高!! フランス革命時代の田舎っていう舞台が、一風変わってて良い。ヴァンサン・カセルはほんと、妙なところに妙なキャラで出現する不思議な役者さんだ。ただ、タイトルにもなっている獣がアレなのは、どうにも納得が・・・・・・。
6点(2003-11-17 19:14:50)
15.  アザーズ
耽美的な雰囲気が良かった~。こういうのを、ゴシックホラーと呼ぶのですね!!! 特にニコール・キッドマンの格調高い美貌が素晴らしい。重厚な作品に出演してアカデミー賞もらうのも良いけど、ため息が出るほど美しくコスプレが似合っちゃうのだから、キッドマンにはこういう作品にもっと出演して欲しいです。霧に包まれた館全体の低温な雰囲気と、不思議な病気の子供たちの妙な切実感が、何だか最後まで引き込まれてしまいました。話自体はオチが見えているし、それほど素晴らしいとは思わなかったんですが。
5点(2003-11-17 14:48:29)
16.  ゴールデンボーイ(1998)
凍りつかせるような空気を持った演技のできる美少年ブラッド・レンフロと、上品で穏やかな物腰の裏に不気味なものを持っていそうな雰囲気のイアン・マッケラン。まさに、人の心の闇がテーマとなっている映画で、妖気ただよう怪演のぶつかりあいがすごかった。が、脚本としてはもう一ひねり欲しかったような。
7点(2003-10-24 21:49:49)
17.  氷の微笑
公開当時は、なんかものすごい映画を観たように思ったのだが、今になってみると、そうでもない。でも、この時期のシャロン・ストーンは本当に魔性の美女だ。
5点(2003-10-20 21:29:53)
18.  王妃マルゴ
イザベル・アジャー二の美貌が素晴らしい。映像とか衣装・セットとか、ルネサンス後期の陰謀渦巻くイメージがものすごく良く出ている。政略結婚させられる場面で、頭を押さえつけられる彼女の絶望的な表情が印象深いし、ラストにとうとう命を救えなかった恋人の首を抱いて馬車に乗る場面は圧巻。政治的にいつも利用されて、淫乱とか悪女とかさんざんなことを言われて、マルグリットの人生ってかわいそう。(映画には描かれてないけど、そのあとフランス王妃の座も追われるし)。アンリはもっと、嫌な男に描いても良かったんじゃないの?と思った。歴史を勉強しないと分かりにくい部分もちょっとあったけど、全く知識が無くても、あの虐殺のシーンと、次の朝に死体が町中に転がっているシーンは強烈だった。
6点(2003-10-04 21:07:50)
19.  ジャンヌ・ダルク(1999)
自分の中のジャンヌダルク像に近かったので、ちょっと嬉しかった。そんなに意外だったかなぁ、こういうジャンヌダルクって。狂信的に突っ走る16歳の少女を利用するだけ利用して見捨てたフランス王家の身勝手さや、権威を振りかざし権力のために暗躍するキリスト教会の尊大さなど、ジャンヌダルクを作り上げた人々もあからさまに描かれていてスゴイ。自身の妄想と虚言にうすうす気づきながらも収拾のつかなくなっていくジャンヌが、それでも必死に神を信じようとする姿が痛々しい。史実上、ジャンヌの火刑後に大量虐殺という狂気に取り付かれることになるジル・ド・レを、ヴァンサン・カッセルが好演していて非常に印象深い。ジョン・マルコヴィッチが演じる王太子(シャルル7世)の、ジャンヌを信じているわけでもなく、自分に自信があるわけでもなく、義母の陰謀に加担して淡々と冷めている様子が、感情の起伏が激しいジャンヌと対照的で、庶民と王家の感情の断絶を思わせていた。
6点(2003-07-25 00:01:27)(良:2票)
20.  レオン(1994)
強烈なキャラクターとテンポの良い脚本。映画として非常にレベルが高いと思うが、話自体はあんまり高い評価をしたくない内容なので、この点数。マチルダの清冽さは印象深い。
6点(2003-07-24 22:57:28)
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