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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  43年後のアイ・ラヴ・ユー
ブルース・ダーンの名演を堪能しました。ブルース・ダーンを見ているだけで退屈しない。 それに加えて、彼の話を聞いているのか聞いていないのか。フワフワした雰囲気を漂わせながらも、 終盤の演劇のシーンではキリッとしたこれぞ女優という表情を見せる。 ダーンのお相手を演じた女優さんがまた素晴らしかった。 「きみに読む物語」を思い出したりもしましたが、ユーモアと品のある空気がいい具合に絡み合い、 年老いるということ考えさせられる作品の舞台設定ですが、いい意味で作品は重さを感じさせない。 コメディの要素を担当する、ダーンと絶妙の掛け合いを見せるブライアン・コックスもまた良かった。 これもラブコメの1つのカタチなのかな。90分に満たない小品。いい映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-06-20 18:12:23)
2.  さらばバルデス
イタリア製西部劇なんですが、監督はアメリカの巨匠スタージェス。 1973年製作ということなのでマカロニ末期の作品。主演はブロンソン、お馴染みの奥様と共演、 あまりマカロニの空気や世界観を感じさせない作品です。 僕の好きな西部劇のパターンの1つに、正体はよく分からないけど凄腕。 そんな男とそんな男にあこがれを抱く少年との心の交流モノがあります。 10点を付けた僕の大好きな西部劇、「シェーン」も当てはまるパターンです。 ブロンソン演じる男は、他の作品でも同じような役を演じていますが、先住民の血を引く男。 西部劇らしい対立の構図もありますが、少年との心の交流、先住民との交流など、印象に残るのはこちらの方です。 アクションは控え目ですが、それでも寡黙で強いブロンソンはやはりカッコいいですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-10 11:15:11)
3.  最高の花婿 アンコール 《ネタバレ》 
前作と同じく、人種や宗教や多様化する価値観をこの家族に落とし込んだ、フランスらしいコメディです。 しかし続編にはよくあることなんですが、話題を広げすぎていて前作よりゴチャゴチャした感じになっています。 台詞の中にトランプやタリバンといったワードが登場したり、 タリバン絡みで前作以上のブラックユーモアもありますが、このくだりは必要だったかな?と思います。 それでも多様化する社会を反映するかのように、前作と同じく新たな家族を迎えるにあたり、 いがみ合いや紆余曲折の末に、最後はそれらを受け入れていく家族の姿が変わらずいい作品です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-08-19 17:06:33)
4.  最高の花婿
敬虔なカトリック教徒にして、保守的なフランスの夫婦。4人の娘にも恵まれた。 しかし、上から3人の娘の結婚相手がアラブ人とユダヤ人と中国人。 そして末っ子の結婚相手は・・・という家庭内騒動を描くコメディ。 人種や宗教といった難しいテーマを扱いながら作品には常に無邪気な空気がありつつも、 常に1つ間違えばどうなるか分からないという微妙な空気も漂わせる。 その匙加減が絶品。この家族の騒動を通して、 長年この世界が抱える問題を軽妙な空気にのせて見せる、実にフランスらしいコメディです。 4人の美人姉妹に、アラブ人とユダヤ人と中国人の婿に、この家族に加わることになる末っ子の結婚相手に、 何より末っ子の結婚相手の父と、四姉妹の父、2人の親父さんのキャラが最高!
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-08-17 16:13:43)
5.  ニューヨーク 親切なロシア料理店
NYのロシア料理店に集う人々が織りなす人情喜劇的作品をイメージさせるような邦題ですが、 邦題にあるロシア料理店は確かに存在するもののさほど重要な位置づけではなく、 思いのほか主要な登場人物が抱える事情は重く、コメディ的要素は少ない作品です。 寒さが厳しい冬のニューヨークを作品の舞台に、 人生がうまくいっていない一時期を生きる登場人物たちの人と人のつながり、 善意のつながりが暖かい作品でもあります。 登場人物のつながりの中心的位置づけになっている看護師アリスの存在がいい。 一方でそれほど重要な登場人物ではないビル・ナイですが、そこにいるだけでいい、 本作でもこの人ならではの、脇を固める味わいのある存在感を醸し出しています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-02 11:33:33)
6.  シンプル・プラン
雪深い森の中でたまたま見つけた墜落した飛行機。その中には440万ドルが残されていた・・・。 安月給だが真面目に働き、妻と、妻のお腹の中にはもうすぐ産まれくる子どももいる主人公の男。 冒頭はこの夫婦が一番まともに思える。あとは一緒にカネを見つけてしまった失業中の兄と、兄の友人。 ヤバいカネかもしれないが黙ってれば、うまくやりさえすれば目の前のカネは自分たちのもの。 あぶく銭を前に、普段は見えない人間の持つもう1つの顔を表面化させ、 あぶく銭を前に人間が豹変していく様を地味に、ひたすら地味に見せていく。 見る者に、ここに自分がいたらどうするだろう・・・?と考えさせる、登場人物を絞り地味ながらも設定が見事。 登場人物の冒頭の印象とは裏腹に、このシンプルプランに次第に精神的に耐えられなくなって壊れていく兄が印象的。 演じるビリー・ボブ・ソーントンがこの役に素晴らしくはまっています。 サム・ライミにはこういうスケールの映画ももっと撮ってもらいたいなと思いますね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-22 18:11:42)
7.  疑惑のチャンピオン
これまでにも多くの伝記モノを撮ってきたスティーヴン・フリアーズ。 彼の作品を振り返ると、印象に残るのは圧倒的に女性を主人公にした作品が多い。 しかし本作は実在した男の話。その男はガンを克服しツール・ド・フランス7連覇という偉業を成し遂げた英雄。 忖度、脅し、色んな要素がありましたがスポーツ界と薬物の関係の闇の深さを改めて思い知らされた気分です。 薬物使用におけるランスの確信犯ぶりも、その一方で彼がガンで闘病中の人々の希望であることも伝えている。 時系列に沿って一連の薬物疑惑をドキュメンタリータッチで分かりやすく伝えていますが、 その分、フリアーズにしては人間ドラマという部分では弱いと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-12-19 20:13:08)
8.  スペシャリスト(1969)
兄の死の真相を究明すべく、そして復讐を果たすべく故郷の町に帰ってきた凄腕ガンマンを主人公に、 その復讐劇にプラスして真相究明のミステリの要素も盛り込んだマカロニウエスタン。 これ以上銃の犠牲者が増えないよう、銃の所持を厳しく取り締まる保安官といった味のある登場人物に ウエスタンの悪役の定番の無法者に、町の不良少年グループのような存在意義が微妙な連中も入り乱れる。 どこか影がある主人公の凄腕ガンマンがなかなかのカッコよさです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-31 22:06:05)
9.  ムッシュとマドモアゼル
昨日、フランスが世界に誇る、そして僕も大好きだったアクションスター、ベルモンドがこの世を去った。 本作は底抜けに明るくて陽気なベルモンドを思う存分堪能できる作品です。 このタイミングで見た本作。可笑しくていっぱい笑わせてもらいました。 ですが、やっぱりこのタイミングで見ると、何とも言えない感傷的な気持ちにもなりましたね。 自らスタントもこなしたベルモンドがスタントマン役と、 アクションがからっきしダメな大スターの2役を実に楽しそうに演じている。 軽やかに塀を飛び越えたり、道路を行きかう車とのちょっとしたアクション。 本作の中ではなんて事の無いシーンですが、軽やかにこなしていくそれらの1つ1つがいいんです。 2人のベルモンドが顔を揃える階段アクションの撮影シーンも最高でした。 60年代から70年代のハリウッドのセックスシンボル、ラクエル・ウェルチとのラブコメでもありますが、 パワフルなコメディエンヌぶりで、見事にベルモンドと渡り合っています。 華があって、何をやってもカッコいい人だったなあ・・・。ベルモンド。 安らかにお眠りください。
[DVD(字幕)] 8点(2021-09-07 16:16:38)(良:1票)
10.  大盗賊(1961)
こういう映画にこういう結末は好きではないですが、それでも途中はずっと面白かった。 やはりフィリップ・ド・ブロカとベルモンドのアクションコメディに外れ無しです。 ベルモンドのカッコよさと、この人が持つ独特の愛嬌。 シリアスな映画(勿論好きな映画もあるんだけど)よりも断然僕はアクションコメディのベルモンドが好きですね。 フィリップ・ド・ブロカの映画には欠かせないのがジョルジュ・ドルリューの音楽。 本作でもここ一番で彼の音楽が絶妙に作品を盛り上げます。 盗賊集団の紅一点。それにしても本作のCCはお美しいのは勿論なこと、キュートな魅力が全開です。 男だらけの中にあって、キュートな魅力に赤を基調にした衣装が映えます。もちろんその、お胸元も。 本作は主演ベルモンドの映画であるんですが、いかにCCを魅せるかというところにもこだわりが感じられます。
[DVD(字幕)] 7点(2021-09-03 23:37:27)
11.  オー!
本作は青春モノという感じの映画ではないですが、 ロベール・アンリコの「冒険者たち」のようなホロ苦さと、 ジョゼ・ジョバンニの暗黒街の世界観がいい具合に混じり合った作品となっています。 どちらのベルモンドもいい。 音楽も含め、少しコミカルに感じる部分にもベルモンドの飄々とした味が出ています。 フランソワの元レーサーという設定もいかにもベルモンド。 サーキットでそのテクニックを披露するくだりも含めて、新聞記者と心を通わす時間帯も良かったですね。 そしてアンリコ、「冒険者たち」と言えばジョアンナ・シムカス。 あっという間に引退してしまった人なので、彼女の出演作はごくわずかしか見ていませんが、 本作でもその美しさは鮮烈に見る者の印象に残ります。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-22 13:51:00)(良:2票)
12.  フルスロットル(2014)
オリジナルは未見ですが、ストーリー自体は大したことはない、 しかし邦題通りオープニングからラストまで格闘にカーチェイスに フルスロットルで走り続ける。終盤の展開の適当さも含め、いかにもベッソンらしい作品です。 90分程度の尺で相変わらず作品のテンポはいいのであっという間のエンディングです。 本作はポール・ウォーカーの遺作でもあります。もちろんウォーカーが主演ですが、 冒頭のアパートからの逃走アクションに代表されるパルクール・アクションが見所となっており、 アクションに関してはダヴィッド・ベルにおいしいところを持っていかれてしまった感じです。 まあ、この時点で本作がウォーカーの遺作になってしまうとは誰も思いもしないですからね・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-07-17 20:33:03)
13.  家族を想うとき
反骨の巨匠、ケン・ローチの最新作。 もう80歳をゆうに超えている。映画監督からの引退を宣言したこともあった。 60年代からの長いキャリアの中で一貫して描き続けてきた労働者階級の人々の暮らしとそこのある社会の歪みや理不尽。 雇い主からは都合のいい時だけ「個人事業主」を持ち出され、働くほどに搾取されていくイギリスの宅配ドライバーの厳しい現実。 引退などしていられない。黙っていられるか!本作もそんなケン・ローチの衰えることの無い反骨心が垣間見える作品です。 中盤に一度は崩壊しかけた家族ですが、反抗期の息子が本気で父を心配し、仕事に行かせまいとする。 現実の厳しさの一方で、それでも再び絆を取り戻そうとする家族の姿に庶民の強さを感じさせる。 ケン・ローチらしさが感じられるラストでした。
[DVD(字幕)] 8点(2021-06-16 21:01:47)
14.  うず潮(1975)
カトリーヌ・ドヌーヴとイヴ・モンタン主演のフレンチ・ラブコメ。 しっとり感のある大人のラブコメを予想していたのですが、意外にもかなりのドタバタ喜劇でした。 特にドヌーヴです。なかなか見せないようなじゃじゃ馬ぶりです。 しかし、本作のドヌーヴはとても可愛く、美しかった。 ドタバタや次なるストーリー展開の起点となるロートレックの絵の使い方が洒落ている。 テンポよくドヌーヴをドタバタとさせて、騒動に巻き込まれながらも互いを求めあうに至るモンタンとの絡みが楽しい。 もう1人、とにかくしつこい、ドヌーヴを追いかけ回して作品をかき回す元婚約者ヴィットリオの存在も効いています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-30 12:50:19)
15.  ギャンブル・プレイ
これまでに見たニール・ジョーダンの作品特有の空気や世界観とはかなり異なった趣のある作品です。 特段ニール・ジョーダンに思い入れが無ければスタイリッシュなクライムサスペンス風の空気は悪くないかもしれません。 ニック・ノルティの落ちぶれ感と、冒頭で彼が出会う17歳の少女アンが醸し出す何とも言えないエロさがいい。 しかしカジノ強奪モノとしては、計画が動き出す中盤以降の間延び感が半端なく、 いつもの母国アイルランドやイギリスではなく南仏のリゾート地を舞台にしており、変なアウェー感があります。 この2人の出会いと交流そのものが、ジョーダンが好むファンタジーだったのかもしれませんが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-05-30 12:46:06)
16.  ジャッキー ファーストレディ 最後の使命
1963年11月22日。夫であり合衆国大統領であるジャック・ケネディがダラスで銃弾に倒れた直後からの妻のドラマ。 当然ではあるのですが、作品は終始重く暗い空気に包まれる。 暗殺事件直後からのドラマと、そこから少し経った後のインタビューの再現が交互に挿入される。 悲しみに暮れる妻と、子ども達の姿。まだ幼い、駐日大使も務めたキャロラインも登場します。 一方で、強気な姿勢を見せながらインタビューを受ける姿は全く異なった印象を受けます。 意識して2つの姿を交互に見せようとしたのだと思いますが、伝記モノとして、彼女をどう伝えたかったのだろう。 もう1つ挿入されるのが暗殺事件前のTV番組で、笑みを浮かべホワイトハウスを案内する彼女を捉える当時のアーカイブ映像。 今となっては貴重な映像資料だと思いますが、ここが本作で最も印象的な彼女の姿でした。
[CS・衛星(吹替)] 5点(2021-05-23 13:06:11)
17.  Mr.レディMr.マダム2
ヒットした作品の続編って、必要以上に話を大きくしてしまうことがよくありますが、 本作も息子の結婚にまつわる騒動の第1作からストーリーは格段にスケールアップです。 国際的なスパイ事件に巻き込まれるというストーリー自体は大して面白いという訳では無いですが このシリーズは何といってもミシェル・セローが白眉すぎる。 セローの「フォォ~~!」という裏声びっくりリアクション、これを見ているだけでも十分面白いです。 完全コメディ仕様のセローに対し、 ウーゴ・トニャッツィの醸し出す優雅さ。 正反対のテンション。このカップルの絶妙のバランスは続編でも変わることなく健在です。
[DVD(字幕)] 6点(2021-05-05 13:10:07)
18.  Mr.レディMr.マダム
ハリウッドリメイクもされた作品ですが、このオリジナルの方が断然好きです。 本作だけでなく、「奇人たちの晩餐会」や「3人の逃亡者」など、 ヴェベールの作品はよくハリウッドでリメイクされるのですが、 やはり他国には決して出せないフランスの空気がいい。 普段の生活の中で絶対絡むことの無い、全く異なるタイプの人間を絡ませて笑いを取る。 本作のシチュエーションもそんなヴェベールが最も得意とするところ。 流石の安定感で本作でも独特のおかしな世界観を作り上げています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-30 18:36:54)
19.  将軍たちの夜 《ネタバレ》 
1942年のワルシャワ、1944年のパリで起こった娼婦をターゲットにした猟奇殺人事件。 捜査に当たる中佐と、容疑者の3人のドイツ軍の将軍と、 事件に関わることになってしまった1人の下士官とその恋人が絡み合う戦後にまで続くドラマ。 軸となるのは猟奇殺人事件の捜査ですが、下士官と容疑者の1人の将軍の娘とのロマンス、 更にはヒトラー暗殺未遂事件である「ワルキューレ作戦」。 ワルキューレ作戦の英雄、トム・クルーズも演じたシュタウフェンベルグ大佐や、 作戦への関与を疑われたロンメル元帥といった実在する人物も少しだけですが登場します。 1本の映画としては少々欲張り気味で、ドラマが散漫になっているのは惜しいところですが、 この豪華キャスト。面白かったです。特にピーター・オトゥールの不気味さが際立っています。 戦後、猟奇殺人事件の犯人は追い詰められていくのですが、 ヒトラーを再評価する動きが出てきたり、かつてのドイツ軍の将軍が英雄として再びまつり上げられたり。 1966年の作品ですが、この頃には既にこうした動きがドイツ国内で起こりつつあったのか。 この戦後パートはそうした動きへの警鐘でもあったのでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-06 22:13:42)
20.  男と女 人生最良の日々
どんなに時を経ても変わらないもの。そして時の流れと共に変わりゆくもの。 「不易流行」という言葉がありますが、本作を見ていて思い出した言葉です。 時は止まることなく流れてゆき、人間、誰もが年をとる。しかし、若い頃の鮮烈な思い出が心の中で色褪せることは無い。 名匠ルルーシュは既に80歳を超えている。そして1966年に男と女を演じた2人は90歳近くになっている。 ルルーシュの盟友であるフランシス・レイは既にこの世を去っていますが、 あのメロディもまた全く色褪せることなく、53年前と変わることなく本作を彩っています。 90歳近くなった男と女のロマンス。2人が出会った53年前の姿が時折あのメロディに乗せてフラッシュバックされる。 その53年前の2人を演じているのもまた本作の2人。そう、1966年の「男と女」です。 あの男と女の53年後の物語。本当に奇跡のような映画を見た思いです。
[DVD(字幕)] 9点(2021-02-22 20:51:52)(良:1票)
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