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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  風の無法者
それなりに緊迫した状況でも、終盤までは常に気楽で呑気な空気が漂うコメディタッチのマカロニウエスタン。 リー・ヴァン・クリーフも終盤までは3人組のチンケな駅馬車泥棒の1人なのであまりカッコよくない。 2度目の駅馬車泥棒の際に本物の盗賊の一団が現れ、クリーフの泥棒仲間の2人が援軍に駆けつけるあたりにも何の緊張感もありません。 元から緊迫感を出そうという気も無いようで、何とも呑気な音楽に乗せて2人が現れます。 音楽はあのリズ・オルトラーニです。本作でも全編を通していい仕事はしていますけどね。 それでも最終盤の盗賊団との銃撃戦からラストにかけては保安官のバッジを付けることになるリー・ヴァン・クリーフがカッコいい所を見せてくれます。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-25 20:10:21)
2.  カプチーノはお熱いうちに 《ネタバレ》 
街角のカフェで働く主人公の女性エレナ。彼女の前に現れた、親友のカレ。 出会った時から互いの何もかもが気に入らない。反目し合う2人。 そんな2人が恋に落ちることは映画ではよくあることだし、実際にその通りにストーリーが展開していく。 そこに意外性は無く、親友との関係も悪化するはずですが、その辺りはバッサリとカットして、 何事も無かったかのように結婚後の13年後に話が飛びます。しかしこの映画、その13年後のドラマが良かった。 事前にこういうストーリーだと分かっていたら見るのを避ける、僕にとって苦手なジャンルがあります。 それは、主人公の体がガンに冒されたりといった闘病もの。 13年後、まさかこういう展開になるとは思いもしませんでした。 しかし、ここで前半から登場していたバラエティに富んだ主要登場人物が見事に活きてきます。 次第に辛い状況になっていきますが、彼女の周りにいるこれらの登場人物がそれを和らげてくれる。 そしてすっかり忘れていた13年前の、男をめぐる親友との可笑しなエピソードの挿入。 ラストは微笑んで鑑賞を終えることになるとは思いもしませんでした。 彼女の運命を見せないというのもまた良かった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-03-07 21:08:07)
3.  華麗なる殺人
近未来を舞台に、人間が持つ闘争本能が戦争や無差別殺人に向かわないよう、 ルールに則った上で殺人をゲームとしてシステム化してしまったというSFアクション・サスペンス。 「昔からこのシステムがあればヒトラーは出現しなかった」といった台詞もありましたが、 所詮このシステムも人と人が殺しあっていることに変わりはなく、人間の持つ野蛮な一面に対する皮肉り方が面白い。 しかし音楽や登場人物の衣装に室内装飾といった作品の世界観が妙にオシャレにポップにまとめられていて 殺人ゲームという殺伐とした空気がほとんど感じられない一風変わった作品。 60年代、まだまだ若いマストロヤンニがいつもとは違うクールな2枚目ぶりを披露する作品ですが、 当時としては結構奇抜な作品だったのかもしれません。
[DVD(字幕)] 6点(2017-08-18 15:17:48)
4.  ガンマン大連合 《ネタバレ》 
オープニングの”ぶっ殺そうぜ~同志たちよ~♪”と歌う主題歌といい、この邦題といい、 どんなガンマン大連合の面々が登場するのかと思っていたら、思いの外登場人物は限られている作品です。 しかしマカロニウエスタンのスター、フランコ・ネロとトーマス・ミリアンのコンビがとにかくいいんです。 この2人の掛け合いが可笑しく、作品全体に漂うユーモアのある空気がたまらない。 そしてそこに絡むこれぞ悪役!ジャック・パランスの面構え、どこまでも執拗に絡んでくるそのしつこさに、 この2人と、非暴力を訴える革命の指導者の教授。それぞれが最終盤に見せる男気もいい。 ユーモアとアクションと、主要登場人物の男たちのドラマをきっちり盛り上げる巨匠モリコーネの主題歌がまたいい。 オープニングの歌詞と全く同じく、「ぶっ殺そうぜ!同志たちよ!」と叫ぶフランコ・ネロの姿。 ラストは何とも言えない清々しさがありました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-13 22:21:19)
5.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 
まずは名優ジェフリー・ラッシュの時に凄味を見せる、時に弱味を見せる名演を堪能しました。ラッシュが演じる男は確かな目を持つ美術品の鑑定士として富を築いた男。その一方でずっと女性と縁が無く1人で生きてきた孤独な男でもある。彼の恋愛の相手は秘密の隠し部屋の壁一面に飾られた女性の肖像画。  そんな男が受けた、電話のみで決して顔を見せない女性からの鑑定の依頼。ここから静かにドラマが動き出します。どこにいるかも分らない依頼人。しかし、ついに依頼人の居所を突き止めるが、彼女がいる部屋の扉は開かない。次第に顔の無い依頼人に恋をしてしまう男。しかし鑑定士だけでなく、見る者にも声だけでその姿を見せない。  彼女は何者か?その容姿は?謎の依頼人の女性に興味が尽きないミステリアスな前半。鑑定士と見る者に少しずつ彼女の姿を見せ始める緊張感のある中盤から、後半の孤独な鑑定士に幸せが訪れるロマンス、といった展開の組み立ても見事。  しかし、トルナトーレがただ幸せなロマンスを撮るとも思えなかった。最後には思わぬ落とし穴が待ち受けています。彼が初めて恋した1人の女性。更にはビリーにロバートといった登場人物と鑑定士との関係。どんな贋作にも騙されなかった彼の、生身の人間の真贋の見極めの結末は・・・。最初はたった1つの部品。そこから少しずつ輪郭を現していく機械じかけの人形、屋敷の向かいのカフェの小人・・・鑑定士と依頼人の周囲にあるものや登場人物も印象に残る哀しき男の人間ドラマ。
[映画館(字幕)] 8点(2013-12-20 21:05:15)(良:1票)
6.  カトマンズの男
「リオの男」の続編のような映画ですが、これも面白い。ベルモンドが笑わせてくれます!殺し屋からの逃避行で幾度となく生命の危機にさらされる。なのにこの緊張感の無さ!これがサスペンスなら×ですが、お気楽ドタバタコメディに徹しているので◎です!  まずは冒頭、自殺願望のある大富豪の男(ベルモンド)がクルマごと崖からダイブする。なのに無傷のベルモンド。そうか、こういう映画なんだ。あとは気楽に笑っていればいいだけです。  殺し屋から逃げるために海に飛び込む→漁船の網に引っかかる→今度は船のクレーンに吊り上げられる→そのまま町まで放り投げられる。でもまたまた無傷のベルモンド。これはもうマンガのような可笑しさ。  以降も色々と、本当に色々とあるのですが、どこまでもお気楽な空気の中、ベタベタのギャグも満載で息つく間も与えないほどのコントみたいなシーンの連続が楽しい。空気はユルユルですが作品のテンポはキビキビと小気味いいドタバタ冒険活劇です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-23 21:12:05)(良:1票)
7.  ガンモール/おかしなギャングと可愛い女
マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン。まさに鉄板!の名コンビが魅せるかなりおバカなドタバタコメディ。  この邦題もいい。“おかしなギャング”マストロヤンニ。ちょっと、いや、かなりマヌケで情けないギャングのボスをコミカルに演じる。こういう役を演じると絶品の味わいがあります。そして“可愛い女”、ソフィア。勿論本作でも彼女のゴージャスな魅力を堪能できますが、本作の彼女は本当に可愛いんですよ。この名コンビと絡むマストロヤンニの子分(こいつも相当なマヌケですが)を演じたアルド・マチオーネの貢献度も高いですね。  ソフィアが裏切り工作に打って出る。この時は彼女の台詞を歌にして実に楽しくテンポよく見せる。終盤のカーアクションもコミカルな音楽に乗せて一気に見せる。音楽の使い方も巧い。  序盤から全盛期のリタ・ヘイワースの姿が何度も出てくるのですが、ソフィアが「ギルダ」の中のリタ・ヘイワースのダンスを連想させるダンスで締めくくるラストも何とも粋でした。  残念だったのはDVDの画質の悪さ。もうちょっといい画質で見たかったですね。
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-28 22:57:26)
8.  戒厳令(1972)
南米のとある国におけるアメリカ人誘拐、その裏には・・・。という筋書きはコスタ=ガヴラスの作品では「ミッシング」を思い出す。しかしこちらは誘拐犯と誘拐された者との会話、政府や議会などの見解や主張が繰り返され、冒頭はどういう組織の何が目的の行動なのか分かりづらいですが、これらを通してアメリカの他国の政治への介入や、体制の問題点を浮かび上がらせていく。原題の意味は分かりませんが、戒厳令が敷かれた動乱の街の描写などはあまり登場せず、勿論エンターテイメント性もありません。長く感じる作品ではありますが、作品を覆う緊張感、力強さには特有のものを感じます。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-25 22:21:54)
9.  カオス・シチリア物語
冒頭で鈴を付けて大空に放たれる1羽のカラス。青空の中、シチリアの上空を飛び回るカラスの眼下に見えてくる岩がむき出しになった険しい山々に乾いた風景、古代遺跡、家々も見える。そして遠くに広がる海。風景、自然、歴史・・・本作の舞台であるシチリアを見る者に提示するプロローグの映像から作品の世界に引き込まれます。そこに描かれるシチリアに生きる人々の物語。時には悲しく時にはコミカルに。親子、夫婦、そして今は亡き人とのつながりが描かれていく。どの話も手抜きが無く、風景も音楽も美しい。3時間越えの長編ですが、全く長さを感じさせない。80年代、タヴィアーニ兄弟の全盛期。本作も素晴らしい作品です。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-11-12 00:12:07)
10.  華麗なる対決
BBvsCC、何とも豪華な2人のセクシー女優の共演で邦題通りの何とも華麗なる対決でした。(終盤の大ゲンカは華麗なんて言ってられない迫力ですが)ひたすら軽~くてご陽気な、ヨーロピアン・ウエスタン・コメディ。巨匠フランシス・レイの軽快な音楽もいい感じで作品を盛り上げます。美しさと強さを兼ね備えた女たちに圧倒されまくる頼りない男たちも可笑しく、中でもちょっとはしっかりしろよ、と言いたくなるほどマヌケな保安官がお笑い担当でいい味を出していました。お色気の方は控え目ながらも彼女たちの衣装も見所の1つです。 
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-26 22:28:19)
11.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 
パニックムービーといえばハリウッドのお家芸の一つと言えると思いますが、アメリカのパニックムービーとは一味違うヨーロッパの香りがいいですね。。演技派の実に渋い顔ぶれが揃った豪華キャストも見応え十分でした。今観るとさすがに古さを感じる部分も確かにあるのですが、そこは30年以上前の作品。仕方のないところです。”目的地”まで線路の上を走るしかない、止まることも許されない、逃げ場の無い閉ざされた空間の張り詰めた空気や焦燥感がとてもよく出ていて、無駄の無いストーリー展開も素晴らしくとても完成度が高い作品だと思います。非常に静かで不気味でもあるラストも印象に残ります。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2009-02-04 19:05:56)
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