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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  野獣暁に死す
仲代達矢さんがこんなB級マカロニに出ていたとは・・・。しかもこんな悪役で。 仲代さんが最初に登場するシーン。仲代さんが出ている前提で見たのですぐに分かりましたが、 何も知らずに何となく見ていたら気付かなかったかも。それくらいの濃さでマカロニの世界観に馴染んでいる。 一方で復讐する側の5人衆のキャラや存在感が薄いせいもあり仲代さんの存在感の濃さがより際立っている。 何かあった時の仲代さんのリアクションを見ているだけでも十分面白いです。 深い森の中で5人衆がナイフやロープなど銃以外の武器も駆使し、藪の中や樹の上から奇襲し1人ずつ始末していく様は、 あの「ランボー」のジャングルシーンを思い出すようでもあり、 ロープを枝にかけ、中吊りにして始末する様は必殺シリーズの三味線屋の勇次を思い出したりもする。 まさか本作が「ランボー」や「必殺」の元ネタ?なんてことはないと思いますけどね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-03-18 13:13:13)
2.  バレット(2012) 《ネタバレ》 
サクサクと話が進みいつも通り安定の90分程度の上映時間。 バディもの、アクション。お馴染みのウォルター・ヒルの映画です。 10年ほど前の作品でスタローンはこの時、60代も後半に入りつつある頃ですが、 年齢を感じさせない筋骨隆々ぶりと強さでまだまだ元気なところを見せてくれます。 相手がクリスチャン・スレーターだろうが登場してきてすぐだろうが関係無いぜ! とばかりにとりあえず数えきれないくらい敵を撃ち殺しまくりますが、 お互い斧を持ってのラスボスとの最後のタイマンがいい。 やっぱり強いスタローンがいる映画はそれだけで一定の満足感はありますね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-05-31 14:08:30)
3.  さらばバルデス
イタリア製西部劇なんですが、監督はアメリカの巨匠スタージェス。 1973年製作ということなのでマカロニ末期の作品。主演はブロンソン、お馴染みの奥様と共演、 あまりマカロニの空気や世界観を感じさせない作品です。 僕の好きな西部劇のパターンの1つに、正体はよく分からないけど凄腕。 そんな男とそんな男にあこがれを抱く少年との心の交流モノがあります。 10点を付けた僕の大好きな西部劇、「シェーン」も当てはまるパターンです。 ブロンソン演じる男は、他の作品でも同じような役を演じていますが、先住民の血を引く男。 西部劇らしい対立の構図もありますが、少年との心の交流、先住民との交流など、印象に残るのはこちらの方です。 アクションは控え目ですが、それでも寡黙で強いブロンソンはやはりカッコいいですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-10 11:15:11)
4.  スペシャリスト(1969)
兄の死の真相を究明すべく、そして復讐を果たすべく故郷の町に帰ってきた凄腕ガンマンを主人公に、 その復讐劇にプラスして真相究明のミステリの要素も盛り込んだマカロニウエスタン。 これ以上銃の犠牲者が増えないよう、銃の所持を厳しく取り締まる保安官といった味のある登場人物に ウエスタンの悪役の定番の無法者に、町の不良少年グループのような存在意義が微妙な連中も入り乱れる。 どこか影がある主人公の凄腕ガンマンがなかなかのカッコよさです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-10-31 22:06:05)
5.  大盗賊(1961)
こういう映画にこういう結末は好きではないですが、それでも途中はずっと面白かった。 やはりフィリップ・ド・ブロカとベルモンドのアクションコメディに外れ無しです。 ベルモンドのカッコよさと、この人が持つ独特の愛嬌。 シリアスな映画(勿論好きな映画もあるんだけど)よりも断然僕はアクションコメディのベルモンドが好きですね。 フィリップ・ド・ブロカの映画には欠かせないのがジョルジュ・ドルリューの音楽。 本作でもここ一番で彼の音楽が絶妙に作品を盛り上げます。 盗賊集団の紅一点。それにしても本作のCCはお美しいのは勿論なこと、キュートな魅力が全開です。 男だらけの中にあって、キュートな魅力に赤を基調にした衣装が映えます。もちろんその、お胸元も。 本作は主演ベルモンドの映画であるんですが、いかにCCを魅せるかというところにもこだわりが感じられます。
[DVD(字幕)] 7点(2021-09-03 23:37:27)
6.  オー!
本作は青春モノという感じの映画ではないですが、 ロベール・アンリコの「冒険者たち」のようなホロ苦さと、 ジョゼ・ジョバンニの暗黒街の世界観がいい具合に混じり合った作品となっています。 どちらのベルモンドもいい。 音楽も含め、少しコミカルに感じる部分にもベルモンドの飄々とした味が出ています。 フランソワの元レーサーという設定もいかにもベルモンド。 サーキットでそのテクニックを披露するくだりも含めて、新聞記者と心を通わす時間帯も良かったですね。 そしてアンリコ、「冒険者たち」と言えばジョアンナ・シムカス。 あっという間に引退してしまった人なので、彼女の出演作はごくわずかしか見ていませんが、 本作でもその美しさは鮮烈に見る者の印象に残ります。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-22 13:51:00)(良:2票)
7.  荒野の大活劇
作品に漂う空気も世界観も、登場人物もストーリーも、ことごとくマカロニらしくないマカロニです。 つまりはマカロニ特有の殺伐とした空気や世界観、コテコテに濃い登場人物、刺激の強い展開が全く無いんです。 主演はマカロニのスター、ジュリアーノ・ジェンマですが、 どこまで行ってもお気楽な空気が作品を支配する、色んな意味でヘンテコなマカロニウエスタンです。 マカロニウエスタンのブームは70年代に入ると一気に衰退していきますが、本作は69年の作品。 マカロニに勢いがあった時期もそう長くは続かなかったですが、その間には相当な作品数が量産されたと思われます。 この頃にはネタ切れでもあったのかもしれませんが、なんか憎めないものがある作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2021-08-06 20:08:27)
8.  うず潮(1975)
カトリーヌ・ドヌーヴとイヴ・モンタン主演のフレンチ・ラブコメ。 しっとり感のある大人のラブコメを予想していたのですが、意外にもかなりのドタバタ喜劇でした。 特にドヌーヴです。なかなか見せないようなじゃじゃ馬ぶりです。 しかし、本作のドヌーヴはとても可愛く、美しかった。 ドタバタや次なるストーリー展開の起点となるロートレックの絵の使い方が洒落ている。 テンポよくドヌーヴをドタバタとさせて、騒動に巻き込まれながらも互いを求めあうに至るモンタンとの絡みが楽しい。 もう1人、とにかくしつこい、ドヌーヴを追いかけ回して作品をかき回す元婚約者ヴィットリオの存在も効いています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-30 12:50:19)
9.  Mr.レディMr.マダム2
ヒットした作品の続編って、必要以上に話を大きくしてしまうことがよくありますが、 本作も息子の結婚にまつわる騒動の第1作からストーリーは格段にスケールアップです。 国際的なスパイ事件に巻き込まれるというストーリー自体は大して面白いという訳では無いですが このシリーズは何といってもミシェル・セローが白眉すぎる。 セローの「フォォ~~!」という裏声びっくりリアクション、これを見ているだけでも十分面白いです。 完全コメディ仕様のセローに対し、 ウーゴ・トニャッツィの醸し出す優雅さ。 正反対のテンション。このカップルの絶妙のバランスは続編でも変わることなく健在です。
[DVD(字幕)] 6点(2021-05-05 13:10:07)
10.  Mr.レディMr.マダム
ハリウッドリメイクもされた作品ですが、このオリジナルの方が断然好きです。 本作だけでなく、「奇人たちの晩餐会」や「3人の逃亡者」など、 ヴェベールの作品はよくハリウッドでリメイクされるのですが、 やはり他国には決して出せないフランスの空気がいい。 普段の生活の中で絶対絡むことの無い、全く異なるタイプの人間を絡ませて笑いを取る。 本作のシチュエーションもそんなヴェベールが最も得意とするところ。 流石の安定感で本作でも独特のおかしな世界観を作り上げています。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-30 18:36:54)
11.  ロザンナのために
久しぶりにいい泣き笑いのある映画を見ました。ジャン・レノ主演の隠れた傑作です。 人の死がテーマにあり、本来なら笑えるお話ではないのですが、 死体をめぐり少々ブラックな笑いを含みつつも夫婦愛という下地がしっかりとしており、 これが素晴らしきハートウォーミング・コメディとなっています。 余命僅かの最愛の妻の最後の願いを叶えるために右往左往するジャン・レノ。 ドタバタもするしその姿はかなり滑稽ですが、それでいて最高にいかしている。ジャン・レノ見事な名演。 その間に挿入される、夫婦が互いを思いやる短いシーンの1つ1つがいい。 落としドコロをどうするのかと思っていたら、このラストには参りました。 その直前の展開があっただけに、感動的なのですが涙よりもほっと笑顔になれる。素晴らしい結末でした。
[DVD(字幕)] 9点(2021-01-23 20:18:01)
12.  殺人魚フライングキラー
「ジョーズ」以降、数多く製作されたジョーズ系作品の1つ。 監督デビュー作とはいえ、これがかのジェームズ・キャメロン監督作であるというのが泣ける。 イベントを強行しようとする有力者が出てくるのもジョーズ系のお約束か。 見るからに低予算なのでクリーチャーやパニックの演出のショボさは致し方ないですが、 本家に無い要素としては魚が地上で人間を襲い、 空中を飛んできて人間のノドに食らいついてくるというのは アイデアとしてはなかなか面白かった。 全編を集中して見る程のストーリーも無いし、 忙しい年末に何かをしながら見るのにちょうどいいと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-12-21 20:32:41)
13.  夕陽のギャングたち 《ネタバレ》 
時は文化大革命の真っ只中。毛沢東の言葉の引用から始まる本作、 そのストーリーのベースにあるのはやはり「革命」。 元IRAの活動家で、その首に賞金を懸けられアイルランドからメキシコに流れ着いてきた男と、メキシコの山賊のお頭。 確信的に行動をとる革命家と、彼にそそのかされるまま革命に身を投じることになる山賊。 レオーネの西部劇としては異色のテーマを持った作品ですが、 レオーネが好んだむさ苦しく脂ぎった男たちの顔のクローズアップ、頻繁に挿入されるフラッシュバック、 大きな出来事が起こる前にこれでもかとゆったりとした間を取る時間の使い方など 本作も2時間半越えの作品でレオーネらしい作品の質感、距離感、時間がある作品です。 やはりレオーネの西部劇特有のこうした間の取り方やこってり感はいい。 ”ション、ション、ション♪”のテーマ曲が耳に残るモリコーネの音楽も相変わらずいい。 やがて訪れる悲劇的な結末。革命家の死と、「俺はどうすりゃいい?」と茫然とする残された男のラストの姿が印象的。 時代に向けたレオーネのメッセージも感じられる結末です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-11-21 21:42:31)
14.  怒りのガンマン/銀山の大虐殺 《ネタバレ》 
1972年製作ということで、マカロニウエスタンのブームの火が消えようとしていた頃の作品。 リー・ヴァン・クリーフもなかなか銃を抜かず、マカロニにしては展開も地味。 クリーフも全盛期と比べるとちょっと年齢を感じさせ、そんな時代背景を感じさせる空気が漂う作品です。 何者かに駅馬車が襲われる冒頭のアクションがなかなかいい。 しかしのどが渇いたと駅馬車を降り、酒場に向かってゆっくりと歩を進める、眼光鋭くスマートな装いのクリーフ。 まあ、いつも通りのクリーフです。シブいです。 そこら中から銃を構え狙われているのに、クリーフは銃も構えず物陰に隠れるわけでもなく悠然と歩を進める。 敵は撃とうと思えばいつでも撃てる状況ですが誰も撃たない。 そりゃそうだ、あのリー・ヴァン・クリーフを撃てるわけがないよな、と妙な説得力がある冒頭。 過去の事件で濡れ衣を着せられた若者が、真犯人の悪徳兄弟に復讐を果たすというストーリーが軸になっており、 クリーフはその若者に手を貸すという立ち位置にいるので終盤の決闘までこんな感じの空気が流れますが、 あくまでも作品の中心にいるのはクリーフ。その存在感の大きさを見せつける作品です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-10-31 10:38:15)
15.  もしお許し願えれば女について話しましょう
イタリアの名匠エットーレ・スコラの監督デビュー作。 スコラが初期から後期まで、マストロヤンニと並んで好んで起用したヴィットリオ・ガスマンが主演。 9つのエピソードからなり、ガスマン演じる9人の男がそれぞれのエピソードで1人の女と絡んでいく。 10分あるかないかの軽いショートコント的なエピソードも多く、 時間はあっという間に過ぎていく感覚で、後のスコラ監督作のような味わいや深みは無い。 それでも、猟銃をかかえて不穏な空気も漂う第1話を除くと 陽気な典型的イタリア男を主人公にした、陽気な典型的イタリアンコメディとなっています。
[DVD(字幕)] 5点(2020-04-25 12:35:31)
16.  イタリア式離婚狂想曲 《ネタバレ》 
カトリックの教えのもと、離婚が厳しく制限されていた当時のイタリア。 これもイタリア映画お得意の艶笑喜劇に含められる作品だと思いますが、 没落貴族を主人公に、名誉のための殺人、こうまでしなければ離婚は許されないものかと、 コメディの形で時代を皮肉る秀作です。 何といっても全編を通じコソコソと妄想と陰謀を膨らませていく名優マストロヤンニが素晴らしい。 やっていることはサスペンス的ですが、この人特有の憎めない感が絶妙。 それにしても、こんなにまんまとこの男の思い通り事を運ばせていいのか?と思える終盤の展開ですが、 そんな彼もひょっとしたら・・・?と思わせる足と足を絡めるラストカットもまた皮肉が効いています。
[DVD(字幕)] 8点(2020-04-20 12:10:08)
17.  続・荒野の1ドル銀貨
まず、オープニングに流れる主題歌であれっ?と思った。 前作?では、故郷を捨てて西部にやって来たはずなのに「ついに故郷に帰ってきた~♪」なんて歌っている。 ジュリアーノ・ジェンマの役名が違う。「荒野の1ドル銀貨」とは全く関係ない作品です。 ジュリアーノ・ジェンマ主演ということ以外。 大ヒットした「荒野の1ドル銀貨」の翌年のジェンマ主演のマカロニウエスタン。 「激突!」と「続・激突カージャック」とかと同じく日本で勝手に続編と銘打ってしまったということですね。 メインとなるのは復讐劇なのでガンアクションも豊富で、マカロニらしいこってり感がある作品。 やはりジェンマは本作でもカッコいいし、かたいことを言わなければまずまず楽しめる作品には仕上がっています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-21 18:08:18)
18.  荒野の1ドル銀貨 《ネタバレ》 
ジュリアーノ・ジェンマ主演、マカロニウエスタンの佳作。 刺激の強い展開、アメリカの西部劇とは一味違う雰囲気を醸し出す音楽など本作もマカロニらしい作品です。 ジュリアーノ・ジェンマ以外にもフランコ・ネロなどのスターを産み出したマカロニウエスタンですが、 やはりジュリアーノ・ジェンマは他とは違う華があるスターらしさのある人です。 序盤は顔中が髭で覆われた風貌で登場ですが、スカッと髭を剃ったジェンマのカッコよさ! ラスト、暗闇の中ランプの明かりに照らし出された表情、そして光と影の使い方の妙。 ジェンマをいかに魅せるかといった工夫と共に、序盤のヒゲ面、1ドル銀貨、銃身が切られた拳銃、柱時計・・・。 序盤に登場したそれらがその後のストーリー展開に欠くことのできない要素として見事に機能させている。 少し立ち止まったり、余韻を持たせたりという時間帯はほぼ無く、常にストーリーも、ジェンマも、動き続ける。 あっという間の90分ですが、本作に関しては中盤から後半にもう少し時間を使ってくれてもよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-11 20:39:55)
19.  モンテカルロ・ラリー
歴史あるモンテカルロ・ラリーのレースをスピード感たっぷりに再現・・・とは程遠い公道爆走バカコメディです。 自動車工場の経営権をかけて参戦するトニー・カーティスが一応の主役となっています。 本作の数年前にも公道爆走モノの傑作「グレートレース」に主演したカーティスが再び楽しませてくれますが、 その他にも胡散臭い英国貴族に、ドイツの脱獄囚コンビに、イタリアの陽気な警官コンビに・・・と ヨーロッパ各国からそれぞれの夢や欲望、野望をかけて参戦するメンツの多彩な顔ぶれが楽しい。 ドイツの名優ゲルト・フレーベと、イギリスの名コメディアン、ダドリー・ムーアがいい味を出しまくっています。 ストーリーなんてほぼ無きに等しく、これら参戦者が繰り広げる姑息な足の引っ張り合いや連発するアクシデントを ギャグも満載にノンストップで見せる2時間コントのような作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2019-11-22 22:10:10)
20.  穴(1960)
ジャック・ベッケル監督、原作と脚本はジョゼ・ジョバンニ。 問題はジョゼ・ジョバンニという人です。 映画監督、脚本家、小説家として才能あふれる人なのですがこの人、 それ以前は相当な悪で死刑判決を受けた後、恩赦で辛うじて死刑を免れたという経歴を持つ人です。 で、本作で描かれる脱獄作戦のメンバーの1人でもあったという。どうりでリアルな訳です。 音楽が全く使われていない。徹底してエンターテイメント性を排した作りとなっていますが、 緊張感が一本の線で繋がっているかの如く最初から最後まで全く途切れない。 音楽が使われていないかわりに、無音の中に響くトンネルを掘る音、鉄格子を切るノコギリの音。 これがサスペンスを盛り上げるどんな音楽よりも効果的に作用しています。 冒頭に追加で脱獄メンバーに加わる若者以外は、他のメンバーに関しては名前以外何も明かさない。 しかしこの若者だけは全ての事情が冒頭で明らかにされます。 これが最後の最後になって効いてくる終盤のドラマの展開の見事さにも唸らされる作品です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2019-09-08 21:12:40)
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