Menu
 > レビュワー
 > Tweety さんのレビュー一覧
Tweetyさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 39
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
>> 通常表示
1.  時計じかけのオレンジ
記号的なオブジェや色、シンメトリーな構図、空間の奥行きを感じさせるカメラワーク、幾何学的な造形。人間を冷笑しているかのような客観的な描写。たしかに洗練された映像センスだと思う。でもそれを手放しで賞賛できない自分がいます。内容的には体制批判や管理社会への風刺なのだと思いますが、何しろ映像や音楽なんかのインパクトが強烈過ぎて、その一瞬の不快感(あるいは快感)で終わってしまう。暴力や欲望という本能を見せ付けるためだけの映像美、という気がして…。まあそれは主人公の視点だからしょうがない。ただレイプを芸術っぽく表現してしまう所に監督の悪趣味さ、無責任さを感じてしまうんです。極めて男性的な視線と、根底に性蔑視が感じられて嫌だった。そんな映画から何らかのメッセージをくみ取ろうとする事がバカバカしくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2007-03-13 02:26:42)(良:2票)
2.  若者のすべて 《ネタバレ》 
冒頭でのミラノ駅、誰もいなくなりガラーンとしたホームに取り残される一家。漠然と不安を覚えるこのシーンからすでに、家族崩壊の予感を感じさせる。しかしこれは、兄弟の愛憎織りなす長いメロドラマの始まりでもありました。暗くてつらかった。強姦と殺害のシーンなんてとてもじゃないけど二度と見る気にならない。直接的に残酷な描写とかではなく精神的につらい。確かにシモーネは愚かで許せないんだけど、彼を庇い続けるロッコが一番罪深いと思える。更正させてやるのが家族愛なんじゃないかな。この異常なまでの寛容さが悲劇の元凶でしょう。しかも「兄は君を必要としているから側にいてやってくれ」って…わけわからん。美しい大聖堂のシーンであんな美しい顔で、こんな残酷な台詞を言うなんて…。「平穏な家族を造るために神様はいけにえを求める」って、結局一番の犠牲者ってナディアではないでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-20 01:41:43)(良:2票)
3.  ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
音楽、というか歌詞が全部良かったです。ヘドウィグの、心を開放するまでの過程が音楽に乗せてこちら側に放出されて来て、気付けば真摯に聞き入っている自分がいました。切々と歌い上げる姿はまさに‘魂の叫び’。「愛の起源」も最高ですが、全てを脱ぎ捨てて歌った「Midnight Radio」には泣かされました。
[DVD(字幕)] 7点(2007-02-09 23:02:09)(良:1票)
4.  ウェディング・バンケット 《ネタバレ》 
見終わった後、とても暖かくて同時にせつない気持ちになったのを覚えています。親の、子を大切に思う気持ち、その両親の愛情に報いようとする息子の葛藤が痛いほど伝わってきました。子供の幸せを願わない親はいません。たとえ息子が同性愛者だとわかったとしても。父親がサイモンに、拙い英語で「お前も私の息子だ」と言うシーンには深い愛情が感じられてグッときました。良い作品です。思ったよりレビューが少ないですが、もっとたくさんの人に見て欲しいな。
[映画館(字幕)] 8点(2007-02-07 21:50:19)(良:1票)
5.  時をかける少女(2006)
こういう質の高いアニメが日本にある事を誇らしく思います。主人公の明るい躍動感と静かな夏の日の風景が印象的。大人になって観ると切ないですね~笑ったりウルウルしたり思いっ切り感情移入しちゃった…。取り戻せない過去を自覚する事で人間は成長するのかな。未来に何の不安も抱いてなかった時代が懐かしい。また何年か経って観賞したい作品です。
[映画館(邦画)] 9点(2006-12-26 18:56:59)(良:1票)
6.  ラヴェンダーの咲く庭で 《ネタバレ》 
アーシュラは本当の恋愛をした事が無かったのでしょうか。孫ほどの年齢差の青年に抱く少女のような恋心。J・デンチはこの老女の思いを、下品にならずに演じていて素晴らしい。せつない気持ちがひしひしと伝わって来ました。また妹を傷つけまいとして苦心しつつも、自分も青年の存在を嬉しく思っているという、微妙な姉の心境を演じるM・スミス。これまた巧い。少しの嫉妬や対抗心を織り交ぜながらも、凛としている2人は何だかとても美しかった。クライマックスの演奏シーン、ヴァイオリンの泣くような調べがとても雄弁で心に響きました。まるでアーシュラのせつない恋心のよう。夏の終わりと共に去って行く青年…何とも言えない寂寥感でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2007-03-16 20:08:37)(良:1票)
7.  アルマゲドン(1998)
『ブルース・ウィリスと愉快な仲間達』って邦題にしたほうがイイと思った。
[ビデオ(字幕)] 4点(2007-02-01 02:23:07)(笑:1票)
8.  トラフィック(2000)
少しでも目を離すと置いて行かれそうで必死で観ました~。疲れたけど充実感あります。これだけ多くの登場人物とエピソードにもかかわらず、見る側をあまり混乱させないのは凄いです。シナリオが良いこともありますがキャスティングが絶妙ですね。ほとんどの俳優が役の個性にぴったりはまっているし、それに見合う演技をしていると思う。特に麻薬取締りの現場で戦うデルトロとドン・チードルがいいです。デルトロは自然な演技なのに強い感情が伝わってくるというか…2人の悲しげな目が麻薬問題の現実を表しているようでやるせなかった。最後にわずかな救いがありますが、終わりの無いイタチごっこ。報われないと知りつつ戦い続ける男の姿にグッときました。
[DVD(字幕)] 9点(2007-01-23 22:59:10)(良:1票)
9.  華麗なる賭け 《ネタバレ》 
斬新な画面分割、お金持ちの生活、ファッション、乗り物、すごくオシャレな映画。「賭け」というか大人の恋の「駆け引き」なのですね、スリリングな。犯罪の目的は大金ではなく、大富豪の道楽の延長というか、ゲーム感覚のように見えます。お金で買えない何かを常に求めて続けている。そんな主人公の雰囲気に、「風のささやき」の‘風車のようにクルクル回り続ける…’という哀愁を帯びた曲が良く合っていました。しかしマックィーンはアクションがなくても絵になる。無邪気でクールな青い瞳が魅力的。銀行強盗が成功して自宅ではしゃぐマックィーン、悪ガキみたいで可愛い。浜辺でバギーをぶっ飛ばすマックィーン、F・ダナウェイのお色気攻撃に動揺しながら、もう我慢できん!なチェスのシーン…こっちが動揺した。どんだけカッコいいんだ!
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-24 01:56:15)(良:1票)

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS