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1.  パンズ・ラビリンス 《ネタバレ》 
前半の第一の試練をクリアするまでの展開は良かったと思う。しかし後半の展開には非常にガッカリ。特に第二の試練で、化け物がすぐそばにいるにもかかわらず余裕ぶっこいてテーブルに並ぶ料理のひとつをつまみ食いするシーンはあまりにひどい。あんなクリーチャーが陣取る食卓には普通近づきすらしねえだろ、と。ラストの展開もご都合主義過ぎて心底ガッカリした。映像や作品の空気は悪くないだけに、脚本のひどさが残念でならない。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2010-08-13 10:38:46)(良:1票)
2.  
イングマル・ベルイマン監督の作品で最もスケールの大きい映画のひとつかと思われる今作(この映画以上のスケールを持ったベルイマン映画は第七の封印くらいだろう)。その感じたのは戦争を描いた映画だから、というのもあるだろうがそれ以上に他者との関係を主に描いているからであろう。代表作である「野いちご」や「鏡の中にある如く」、同じ年に撮られた「狼の時刻」のような内省的な作品の多いベルイマン映画の中で、この映画は異質な作品と言えるだろう。 そしてこの映画は爆音が鳴り響き生命が次々死んでいくおぞましい戦場と化した村、そしてその状況下における一組の夫婦の人間性と人間関係の崩壊を描いており、見ていて非常に気分が沈んでしまう。これほど残酷で冷たく、そして哀しい戦争映画はこの映画くらいだと思うくらいに重苦しい内容の映画だが、ベルイマンの描くおぞましい人間描写はやはり見ごたえのあるものだった。
[DVD(字幕)] 9点(2010-08-21 17:37:19)(良:1票)
3.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
これほど優しさに包まれた、心温まる映画を久しぶり見た。 心優しい性格だが母親と早くに死別し男しかいない家庭環境で育ったためか女性とうまく接することができない、いわば内向的で根暗な青年の主人公ラースは、リアルドールのビアンカを恋人にすることで少しながらも外向的になっていく。そんなラースの心理描写や、リアルドールを連れる彼の姿に心配しながらも、彼の優しい人柄のためにビアンカを生きてるものとして接しようとする兄夫婦をはじめとした町の人々、そしてラースと彼の抱える問題を解決しようとする医師との交流を描いたのがこの映画だ。 前半部分はコメディ要素が強い仕上がりとなっており、内向的なラースを心配していた兄夫婦が、彼の僅かな変化に最初は喜ぶもののリアルドールを見て絶句し戸惑う様子やラースとビアンカのデートシーン等、面白おかしい描写が多々見られる。しかし後半はラースの抱える精神的問題や心情の変化、そして恋人であるビアンカとの訣別の過程を主に描いていて、そこに感動的なシーンも多く挿入され、非常に見ごたえのあるものとなっていた印象がある。特にリアルドールであるビアンカが町のさまざまな施設に赴く場面は、非現実的でおかしさのあるものながらも心温まるもので、見ていて非常に心地よかった。 そしてこの映画の魅力を最も引き出しているのが、ラースを演じたライアン・ゴズリングの演技力である。彼の演技は奇妙ながらも優しげなラースの魅力を十二分に発揮しており、とても前年に彼の演じた生徒と関係を持つふしだらな教師と同じ人物とは思えなかった。そのライアン・ゴズリングの真に迫る演技があったからこそラースに過分なほど感情移入が出来、ラースが悩んだり泣いたりする場面でも大いに感動させられる。それほど素晴らしい演技を見せたにもかかわらず、その年のアカデミー賞にノミネートされなかったという事実が未だに信じられないくらいである。
[DVD(字幕)] 9点(2011-02-22 07:34:01)(良:1票)
4.  ソーシャル・ネットワーク
裁判のシーンとザッカーバーグの成功譚を交互に展開し後者を回想として描く演出、静謐ながらも美しいトレント・レズナーとアッティカス・ロスの音楽、そしてジェフ・クローネンウェスの冬の寂寥感漂う映像等、素晴らしい点は数あれど、やはり一番秀逸なのはジェシー・アイゼンバーグの演技だろう。彼のマシンガンの如き長広舌や垢抜けない印象はマーク・ザッカーバーグのインドア的性質を見事に体現しており、彼のオタク演技の集大成とも言える素晴らしいものだった。このジェシー・アイゼンバーグの一世一代の演技が見られただけでも、この映画を見てよかったと思えるほどだ。
[映画館(字幕)] 7点(2011-02-22 10:01:02)(良:1票)

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