Menu
 > レビュワー
 > 火蛾 さんのレビュー一覧
火蛾さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 31
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
>> 通常表示
1.  二十四の瞳(1954)
○映画による日本童謡・唱歌集。 ○日本人に共通する記憶があるとしたら、それは童謡と唱歌にしか残っていない。その歌詞とメロディは、自然の美しさ、人間の優しさを謳いあげるが、死への憧憬(コノ美シイ景色ノ中デ死ニタイ)という一面も持っている。この映画では、出征兵士を見送る場面の軍歌4曲以外は、切ない切ない童謡・唱歌が連綿と流れ続ける。木下(弟)の恐るべき演出である。 ○私がこの映画をはじめて観たのは化石時代、小学生のときだ。炭住(炭鉱住宅)の講堂に、アッパッパの女たちと子どもたちが座布団持参で集まった(鉱夫たちはアクション映画しか観ないので敬遠)。大石先生の分教場勤務時代まで、女たちはアハハハとアケスケに笑っていたが、それから後はラストまで嗚咽の大合唱。中にはヒイヒイ声を出して泣く女もいた。「深く泣ける人でなければ本当の笑いを笑うことができない」とは五木寛之の言葉だ。泣いて泣いて大泣きして、それでスッキリするのである。 ○後年、名画座で再鑑賞したとき、やはり、観客を泣かせることを目的として作った映画だと確信した。いわゆるお涙頂戴映画である。しかし、お涙頂戴イコール低級とは限らない。低級にさせない2つの凄みがこの映画にはある。1つは高峰秀子の恐るべき演技。もう1つは木下(兄)の恐るべき演出である。 ○私の邦画オールタイムベスト10の1本。
[映画館(邦画)] 10点(2014-08-16 16:08:01)(良:3票)
2.  鴛鴦歌合戦
「戦前」=「陰鬱なる時代」とする暗黒史観の嘘を払拭する傑作である。その明るさとバカバカしさに、大団円では爆笑しながらも落涙してしまった。
[DVD(邦画)] 10点(2015-11-03 11:56:49)(良:2票)
3.  修羅雪姫(1973)
B級映画にはB級採点が許される。  A級オトコかZ級オトコか、あるいはS級オンナが登場すればそれでいいのだ。
[DVD(邦画)] 10点(2015-04-26 23:52:19)(良:1票)
4.  そこのみにて光輝く
づるづると曳きずる昭和夏の朝
[DVD(邦画)] 10点(2015-04-12 13:58:35)(良:1票)
5.  百円の恋
こんなにカッコイイをんな、見たことがない。
[ブルーレイ(邦画)] 10点(2015-06-21 09:11:50)(良:1票)
6.  戦争のはらわた
これは反戦映画ではない。むしろ、その対極を指向するバイオレンス映画だ。 どのように否定してみたところで、暴力は、人間の関係性の中に、確実に、恒常的に存在する。ペキンパーはそのことを認識しているから、虚飾的な戦闘場面は撮らない。戦場本来の、ありのままの凄惨、ありのままのグロテスク、ありのままの滑稽、そしてありのままの美を描く。 それにしても、ジェームズ・コバーンはカッコ良すぎる。ラストシーンのあの哄笑を覚えているかい? ―― 男として生まれた以上、一度はああいうふうに笑ってみたいものだ。でも、たぶん、それは無理。  追記1 化石時代の話であるが。。。。。 何という映画雑誌だったか忘れたが、サム・ペキンパーが前代未聞の戦争映画を撮っているという記事が特集された。『ワイルドバンチ』以来の Bloody Sam 崇拝者である私は、心が震えた。 この特集には監督自身のインタビュー記事が掲載されていて、その中で、劇作家であり、人類学者でもあるロバート・アードレイの著作に、最近の自分は影響を受けていると語っていた。そこで私も、この映画の封切を待つあいだ、アードレイを一冊読んでみた。おもしろかった。本の題名は、『アフリカ創世記 ― 殺戮と闘争の人類史』。  追記2 『戦争のはらわた』という邦題は、実に「言い得て妙」である。皆さま方には評判が悪いようだが、私は好きだ。
[映画館(字幕)] 10点(2015-12-06 11:11:21)(良:1票)
7.  洲崎パラダイス 赤信号
映画はタイムマシーンである。ぼくたちはこの映画と一緒に昭和31年の深川州崎を散策する。当時の人たちと一緒に。――それにしても、ああ、なんと愛しい人たちだろう。
[DVD(邦画)] 10点(2015-10-31 16:33:49)(良:1票)
8.  豚と軍艦
○現在はもう存在しないが、かっては確かに存在した時間と空間。 戦後の、と言っても昭和30年代の横須賀。 それを的確に、見事に表現した歴史的傑作。 ○何という面白さ! まさしく重喜劇! ○であるが、その面白さを21世紀の人間が理解するのは困難かもしれない。 50年たって、2010年代の時間と空間が忘却されたとき、果たして『桐島、部活やめるってよ』を面白いと思うニンゲンがいるだろうか?
[DVD(邦画)] 10点(2015-05-03 23:34:02)(良:1票)
9.  近松物語
○死がエロティシズムを昇華させる。 ○刑死とは言え、これはあきらかに心中。まさしくチカマツ。
[DVD(邦画)] 10点(2015-04-26 09:49:18)(良:1票)

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS