1. 愛が微笑む時
悪くないのだがちょっとテンポが速くて着いていけなかった。ゴーストが4人もいるからかもしれない。これが4倍になるのなら良いけど、感動が4分の1に薄くなってしまった。 [DVD(字幕)] 6点(2017-12-07 16:14:16) |
2. 赤ひげ
船越英一郎主演のNHKドラマが始まったので、再度黒沢監督の映画「赤ひげ」を見直した。さすがに赤ひげ三船敏郎は堂々とした貫禄で文句のつけようがないが、ならず者相手に腕をへし折るとは少々行き過ぎかも・・・。加山雄三もこの頃は若大将としてのイメージが強く、演技力はまだまだという感じが強かった。ところがどうしてどうしてこの映画では、三船に決してひけを取っていない。香川京子、山崎努、杉村春子など他の出演陣も超豪華だし、二木てるみはさすがと思う。 [映画館(邦画)] 7点(2017-11-28 08:57:36) |
3. アメリカの悲劇
セオドア・ドライサーの小説で1951年制作の「陽のあたる場所」より先に映画化された作品。原作と同名の「アメリカの悲劇」となっている映画なのだが、どこがアメリカの悲劇なのかこの映画では分かりづらい。これでは米国資本主義の悲劇を描いた原作者が怒るのも無理はないだろう。物語の中心となる主人公と女性二人も後年の映画と比べて魅力がない。ただ、裁判シーンは迫力がある。 [DVD(字幕)] 4点(2017-11-10 17:09:00) |
4. アイアン・ジャイアント
子供の頃見た漫画「鉄人28号」を思い出すが、所詮子供向けのアニメ、大の大人が見て感動できる映画ではない。その点ジブリ映画とは差があるように思う。 [DVD(字幕)] 4点(2017-04-18 13:50:14)(良:1票) |
5. 愛の讃歌
若い男女は中山仁と倍賞千恵子、春子が純情ひたむきなのに対し竜太は本当に夢があったのか、ただ口うるさい父親から離れたかっただけなのか疑わしい。たこ社長も登場してくるので寅さんシリーズを連想するが、私はむしろ倍賞のヒット曲にもなった「下町の太陽」を思い出した。クリスチャンの医師有島一郎もへそ曲がりの伴淳三郎もすごく良い味を出しているし、船長の千秋実や郵便配達の小沢昭一など周囲のものの支えやおもしろさで山田洋次監督らしい映画になっている。 [DVD(邦画)] 7点(2015-08-28 08:14:44) |
6. 愛のメモリー
邦題の「愛のメモリー」ではピンと来ないけど、原題のobsessionを訳してみるとなるほどと感じさせてくれる。亡き妻の生き写しとかお金惜しさに見捨てられたという妄想など、いろいろな妄想が織りなすサスペンス。単なる誘拐事件と思ってしまうと突っ込みどころも多いけど・・・。オープニングの教会の映像と音楽が強烈で不安をかき立てるし、360度回る映像も印象的。 [DVD(字幕)] 6点(2015-08-14 20:19:01) |
7. 暗殺者の家
うーむ、確かにおもしろくない。知りすぎていた男とは雲泥の差。 [DVD(字幕)] 4点(2015-04-05 07:12:32) |
8. あなたになら言える秘密のこと
涙の海に二人とも溺れてしまうと言った彼女に、泳げなかった彼が泳ぎを覚えると誓うシーンに感動、重苦しい物語にようやく光が見えたと思った。最初見たときはぶった切られるシーンが多くよくわからないことだらけだったのだが、もう一度見直して見てようやく理解できたように思う。前作の「死ぬまで・・・」以上のとても良い映画だ。 [DVD(字幕)] 8点(2015-03-01 00:00:35) |
9. ANNIE/アニー(2014)
いくら現代風にアレンジしたとしても、もともとの舞台が大恐慌時代のニューヨークなのでストーリーにどうしても不自然さが残る。キャメロン・ディアスは大健闘と思うが、ジェイミー・フォックスはどう見ても百万長者にも市長候補にも思えずオリジナルとは大違い。 [映画館(字幕)] 5点(2015-02-09 19:30:18) |
10. 雨に濡れた欲情
《ネタバレ》 よくまあこういうタイトルを付けたものだ。さぞ原作者サマセット・モームは苦笑いをしてるのでは・・・。モームの短編「雨」の主人公サディは、過去にグロリア・スワンソン、ジョーン・クロフォードという名だたる女優が演じてきた。そして今度はリタ・ヘイワース、グロリア・スワンソンは未見なので何もわからないが、私の持っているDVDのジョーン・クロフォードのそれとは随分雰囲気が違う。映画がモノクロとカラーの違いということもあろうが、クロフォードの妖しげな魅力に対して、リタ・ヘイワースの明るく開放的なサディに大変驚いた。もちろんこの方がヘイワースらしいのだけど・・・。特に前半は別のドラマを見ているようで、これでは宣教師の心情、特になぜ自殺とい疑問が出るのではなかろうか。 [DVD(字幕)] 5点(2015-02-03 08:42:28) |
11. アゲイン 28年目の甲子園
予告編でこの映画を知り、この映画でマスターズ甲子園を知った。大人になった球児たちが経験の差や世代を超えOBチームを結成して甲子園をめざす。何とすばらしい企画だろう。ホームページで特別映像まで見て、本編映画を見る前に感動してしまった。そのせいか映画館ではもう一つ波に乗れなかったような気もするが・・・。おじさんたちの野球映画の中で波瑠の初々しさが光ったし、主題歌も良かった。出場停止になったいきさつがいまいちピンと来なかった。 [映画館(邦画)] 7点(2015-01-26 20:00:23) |
12. 明日の記憶
素直に良い映画だと思った。アルツハイマー病になっていく主人公の心情がとても切実だったし、それを支えていく奥さんはとてもいい人だと思う。「ずっと私がそばにいます」と言われたときは泣けてしまった。 [DVD(邦画)] 8点(2015-01-17 22:40:20) |
13. 愛のアルバム
養子をもらって突然パパとママになった二人、その子育て奮闘ぶりがほほえましいし、不慣れな二人を助けるアップルジャックもまた頼もしい。どちらかというとちゃらんぽらんに見えたロジャーが判事に嘆願するシーンには思わず涙が出てしまった。降ってわいたような結末にはちょっと違和感があるが、それを差し引いてもあまりある感動作だった。78回転のレコードは知らない曲がほとんどだったけど、My Blue Heaven(私の青空)だけは、「せまいながらも楽しい我が家」という日本でおなじみの歌詞が浮かび雰囲気にマッチしていた。 [DVD(字幕)] 8点(2015-01-13 21:55:11) |
14. アニー(1982)
後半の展開は今いちだけど子どもを主人公としたミュージカルとしては良いと思う。歌も親しみ安いし、何と言っても明るく元気なアニーが良い。 [DVD(吹替)] 7点(2014-12-08 19:52:57) |
15. あなたに降る夢
差し詰めフランク・キャプラの現代版と言ったところか。ジェームズ・スチュワートでなくニコラス・ケイジがやるとどうも嘘くさく見えてしまうのは偏見なのだろうか。人間大金を手に入れると人が変わってしまうのが常だが、変わらぬ人間もいるのだろうか。ファンタジーとしてはおもしろいが、実話をヒントにした作品と知って大変驚いた。 [DVD(字幕)] 6点(2014-11-15 21:52:47) |
16. あこがれ(1966)
施設で育った二人を一緒にさせまいとしたのは、もっと深い理由があったのではと思って見ていたらそうでもなかった。原作はテレビドラマ「記念樹」であり、木下恵介らしい胸に迫るものがある。そうそう内藤洋子と新珠三千代といえばテレビ版の「氷点」も良かった。 [DVD(邦画)] 6点(2014-11-08 09:30:07) |
17. あなたを抱きしめる日まで
私はカトリックが不道徳にきびしいのは、それはそういう教えだから仕方ないと思う。しかしまた母親の承諾なしに実の母と子を切り離すのは人権問題だとも思う。カトリックを信仰するフィロミナとほぼ無神論のマーティンとでは、「あなたを許します」と「あなたを決して許さない」とシスターへの態度が違ってくるのも頷ける。だが母が子を思う気持ち、子が母を慕う気持ちは何処の世界も共通だ。主人公はフィロミナだけど、息子アンソニーが死んだら母と過ごした修道院に埋葬してほしいと言ったときは思わず涙が出てしまった。きっと母が訪ねてきてくれると信じていたからに違いない。 [DVD(字幕)] 8点(2014-10-30 06:54:42)(良:1票) |
18. アメリカ交響楽
ガーシュウィンの楽曲を扱った伝記映画としては良いけれど、映画としてはあまりおもしろくなかった。特に私は現代音楽とかジャズとかは苦手なので、最初の方で出てきた「スワニー」以外は好きでなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-24 19:34:22) |
19. 愛のめぐりあい
雰囲気は感じられるものの、巨匠の表現したいものが何なのかよくわからなかった。美しい裸体だけが印象的だった。 [DVD(字幕)] 4点(2014-09-15 22:32:56) |
20. アナと雪の女王
前半はすばらしいミュージカルアニメという感じがするが、後半はだんだんとお子様向け冒険アニメになっていった気もする。評判通りとまではいかないけど、歌そのものは良いいと思うし、王子様の口づけでという安易なストーリーにならなかったのも良い。(ここまで映画館での評) 後日改めてDVDで鑑賞したが、アナの王女らしからぬ茶目っ気ぶりがなかなか良いと思ったし、英語と日本語の歌の違いも味わい深かった。よって点数+1点。そして大発見、吹き替え版だと英語の看板が「オーケンの店」と日本語になるんだね。 [映画館(吹替)] 8点(2014-08-30 21:40:54) |