Menu
 > レビュワー
 > ミスター・グレイ さんの口コミ一覧。2ページ目
ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

-------------------------



表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  雨あがる
謙虚さや奥ゆかしさは消極的とされポジティブがもてはやされる現代競争社会において、人の席を取らずというのは忘れてはならぬ日本人最高の美徳だと思いますので物語自体は好みなのですが…、映像としてはかなり引っ掛かるところがあります。例えば、宿屋で宴会騒ぎするシーン。おばちゃんが唄を歌い始めると皆で音頭を取り始めますが、この風景はあまりに非現実的ではないでしょうか。弱者の肩の寄せ合いの象徴シーンであるというのは分りますが、これ見よがしに示し合わせたような大合唱では逆に鼻に付きます。それから斬り合いで血がドバっと噴き出すシーンもオマージュのつもりでしょうが本作の世界とは明かに異質で違和感があります。でも個人的に何より納得がいかないのは配役。主人公も含めてほとんどが一見キャラクターに相応しいようで全然合っていない気がします。むしろ演技のよろしくない殿様は本作の世界観にあっていたと思います。何だか偉そうに御託並べてしまいましたが、黒沢時代劇の大ファンとしては黒澤、黒沢と宣伝するものですから期待が大きく膨らんでいた分だけ落差も大きいのです。
[ビデオ(邦画)] 5点(2007-01-30 18:08:45)
22.  暴れ豪右衛門 《ネタバレ》 
兎にも角にも豪右衛門のキャラクターに尽きます。戦好きで言葉も態度も悪いし頑固っぷりスパルタは兄貴としては願い下げたいのですが、ただの乱暴者ではなく相当な傑物として描かれています。それぞれの長が集まった会議での態度や商人たちと軽口をたたきコミュニケーションをとる様子から感じ取れる懐の深さなど、日常の様子や一連の騒動から人物像が決定付けられていく過程が見事です。只者ならぬ雰囲気、豪快で圧倒的な存在感という特徴は三船敏郎が演じるにも相応しい役であり魅力が十分に発揮されています。ラストの馬群シーンも迫力があり侍にはない彼ら百姓の力強さを感じさせ、この先どうなるの?と無い続きを見たくなってしまうのです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2007-01-29 18:09:16)
23.  明日へのチケット 《ネタバレ》 
およそ三話から構成されるそれぞれの場面が同じ列車であるのに異なる世界のようなのは監督の特徴によるものでしょうか。 一話目は、孫のいる男の初恋のごとき胸のときめき。彼女とのやり取りを思い出し反芻するかのような心情が巧みな時間構成で見事に表現されています。 二話目はあのオバタリアン(死語?)っぷりにイライラしてしまったのですが、一人きりで下車し傍若無人な振る舞いへの代償のように残された重そうな荷物が印象的。 三話目(これがきっとケン・ローチ)はなかなか爽やか。労働者階級とさらなる社会的弱者の共感と交流を優しい目線で描いているので心温まります。  チケットの良し悪しや枚数で示される別次元のどの世界でも、車内での出来事により乗車前と下車後で登場人物たちの世界に変化が訪れるのが感慨深いです。国境をまたぐ長距離列車は様々な人々が乗車し決められた時間・空間を共に過ごす、乗客たちは一種の社会を形成しているとも考えられます。やはりコミュニティでは他人を思いやる精神が大切ということでしょうか。もちろん無賃乗車は許されぬことですが、教授がミルクを、おばさんが二等席の切符で一等席に座る傲慢さを見せ移民の罪の軽減を、若者たちが切符をと皆でバトンを渡し難民を救った、そんな気がします。しかしオムニバス形式でないと聞いていたのに繋がりが浅くオムニバスっぽいのは、勝手ながら一本物の期待を裏切られた感があり残念な気もしたのです。 ・・・《追記》ちょっと気になったので調べたところ一話目がエルマンノ・オルミ、二話目がアッバス・キアロスタミ、三話目がケン・ローチらしいです。さらに三人一緒に撮影した場面もあるとのこと。う~ん、どこだろう?。
[映画館(字幕)] 8点(2006-11-28 18:21:57)(良:1票)
24.  愛についてのキンゼイ・レポート 《ネタバレ》 
本作についての鑑賞簡略レポート・・・・・・  ※考察・多数決の原理…作中幾度も多数の数的有利が実証される。いくつか列挙する。多数の授業参加者によりキンゼイの性の講義が承認。キンゼイ一家の食卓でのくだけた性談義は一般家庭では異常であっても、ここでは一人ついていけない息子がはみ出し者。キンゼイが同性愛を経験した切っ掛けは予想以上に体験者が多かったから。そもそも性行動の研究を始めたのは孤独感を軽減するため。他にも話題騒然の時と落ちぶれた時のキンゼイへの援助金に対する大学側の議決などがある。キンゼイは講義で〝相違こそが生命の基本原理〟と言及しているが、だからこそ人間は同士を欲し孤独ではない安心感を得たいのである。  ※結論…人間が避けて通るタブーに迫ったキンゼイの人生を賛否両論交えて描いたものの、途中から只管キンゼイの盛衰を駆け足で追うだけの描写になってしまっているのは否めない。例えば性格の類似性が見られる父子関係がキンゼイの人格形成の重要なファクターであったのは確実だが、物語における葛藤の位置付けはきわめて低い。率直に言って本作はキンゼイ教授の半分も突き詰められていないというのが私の鑑賞結果である。しかし興味深く観られたのもまた事実であり評価は6点とする。 
[DVD(字幕)] 6点(2006-10-11 18:24:05)
25.  アンジェラ(2005) 《ネタバレ》 
「ジャンヌダルク」以来久方ぶりのリュック・ベッソン自身の監督作ということで、さすがに脚本や製作に関わって多発された作品とは違い気合が入っているなぁという印象です。〝自己を愛せなければ人を愛せない〟を越えて最後に二人が一緒になったのは少々違和感を覚えましたが、アンジェラがアンドレの内面の姿という事は表と裏の一枚のコインのようなもので、これぞまさに自己愛の完成形なのでしょう。モノクロですがそれが非現実感を漂わせ、アンジェラも変に色っぽくなり過ぎていないので良かったです。それに〝OK〟等の台詞は「レオン」を思い起こさせニヤリとさせてくれます。ただ、白黒の映像美か懐古主義か少年の心か分りませんが、美しい心を写された姿が金髪美女というのは旧式な感じがします。まぁどっちにしろ男の私はアンジェラにヘコヘコ付いて行ってしまいそうなので;どうでもいいのですが。ということで待ちに待ったほどではありませんでしたが、私は満足しています。
[映画館(字幕)] 7点(2006-05-15 17:58:22)
26.  愛人ジュリエット 《ネタバレ》 
邦題からして艶っぽい作品かと思ったら不道徳な方の意味ではなかったです;。むしろ対極的にミシェルが夢の中で行く忘却の村はまるでおとぎ話の世界です。如何なる障壁も愛で克服が可能なメルヘンと対照的な現実世界での愛の無力さというシビアな視点を詩情豊かに描いています。人間の深層心理を表わす夢を用いた描写で現実と連結性を持たせ夢の世界の〝青ひげ〟と現実の店主の顔が同じで行いも似通っていたりする(刑事も)あたりが面白いです。ちょっとした残酷童話であり現実の厳しさってものを改めて身につまされます。それにしてもあの結末、忘却こそ救いの道だという事でしょうか。う~ん、いつだってジュリエットとの間には障害が付き物なんですねぇ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-08 17:53:06)
27.  赤ひげ 《ネタバレ》 
とにもかくにも、力強く傲慢にならずそして何より包み込むように優しい赤ひげの人物描写が素晴らしい。冒頭で酷い所だという津川の話しを聞かされ、いかつい風貌の赤ひげから偏屈な人物を連想し懐疑的になる。だが、駄々っ子のようにする保本を頭ごなしに叱ったりするのではなく気持ちをちゃんと察する赤ひげの姿を見せられ興味が湧いてくる。この展開により観客と保本の視点は同一化され赤ひげの人柄に保本と共に触れていくことになる。人物観察を始めると様々な面が描出され徐々に好感を持てるようになってくる。お偉いさんの診療シーンで医者として折り紙つきの腕であることが判明し、法外な治療費の請求で弱きを助け強きを挫く彼の人物像が決定付けられる。その上、己の力を過信せず医術の及ばなさを嘆き、行為を下劣だと認め恥じている姿に潔さを感じマイナス面の存在に親近感が湧く。でも決して赤ひげが絶対という事ではなく、嫌気が差した津川も悪い人物として描かれている訳ではない。それが赤ひげが極めて特異な人物であるという事を証明しているようである。だがやはり、貧しい者のために小石川養生所で日夜全力を尽くす、名誉や金に無縁な赤ひげこそ医者の、いや人間の鑑だっ!
[ビデオ(邦画)] 9点(2006-04-03 17:49:10)
28.  アサルト13 要塞警察 《ネタバレ》 
ローニック、またあんたの指示で死人だらけなのに再生できたのかとか、ビショップ本当に凶悪犯なのかとか、下水道から出てきた時になぜ一気に殺さなかったのかとか、気になる個所がいくつかありますがそこは娯楽映画のご愛嬌。冷酷なデュヴァルは容赦なく殺しをためらわないので予想外に一人一人と殺されていくのが怖いです。これは渋めながらも配役の妙につきます。イーサン・ホークはノーマルヒーローのタイプではないので絶対的な安心感が無い、ローレンス・フィッシュバーンは曲者であり転び方が不明、ガブリエル・バーンはリアルなので滑稽な展開にも真実味を持たせ恐怖がぶれない。脇役たちも一通りの駒が出揃っていて、少々殺伐としていますがハラハラドキドキのポップコーンムービーに仕上がっています。
[映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 18:41:38)(良:1票)
29.  あこがれ (1958)
異性への関心が頭をもたげだし、素直ではない微妙な感情でしか表現できない少年時代の貴重な一ページが、驚くほどみずみずしく描かれています。女性がスカートをひらめかすぐらいなのですが、下手に裸が出てくるよりよほどエロチックです。こんな気持ち、かつて男の子であった者ならば誰でも覚えがあるはずでしょう。短編ですが、これ以上長いと何か余計なものが入ってしまうような気がしますね。ただ残念なのは私自身に彼女のような特定の女性の思い出がないこと!あったらさらに感慨に耽れるのですけれどね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-13 01:05:24)
30.  アルマゲドン(1998) 《ネタバレ》 
苦笑いしてしまうシーンも多々ありましたが、最後に結婚式を見守るハリーたちの遺影が写り、エアロスミスの曲が流れるシーンは涙腺があぶなかったので、娯楽大作としては十分です。CD、買っちゃったし。それから登場人物が多いなか、スティーブ・ブシェーミが良かったですね。彼はこういう映画でもしっかり味を出してくれます。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-07 15:27:55)
31.  アルゴ探険隊の大冒険
何より感心するのは作り手の旺盛なサービス精神ですね。次から次へとクリーチャー出てきてワクワクしっぱなしです。特に最後の骸骨戦士とのチャンバラシーン、素晴らしいです。しかしやはり本作の一番の見所はタロスでしょう。タロスの首が動きだす場面、怖いです。よくよく見ていると場面によってタロスと人間の大きさの比率が違うと思うのですが…その辺はご愛嬌ですね。(ちなみにマニアックな話ですけど、昔プロ野球の巨人にいた助っ人ロイド・モスビーが、このタロスにそっくりだったんですよ。すみません;ずっと言いたいと思っていた事なので。)とにかく楽しい作品です。でも一つだけ気になる事があります。それはヘラクレス…を演じた方。ヘラクレスは怪力自慢のはずなのですが、私にはどうしても彼は肉付きの良いおじさんにしか見えないのです。
[ビデオ(吹替)] 8点(2005-12-22 23:54:45)(笑:1票)
32.  アンブレイカブル
率直に言ってこの映画は好きです。きっとシャマラン監督のセンス自体が好きなんだと思います。確かにストーリーにはおかしなところもありますが、最後のオチには見事にダマされましたし、人間描写もしっかりしていたと思います。親子に夫婦関係、自分の存在意義。自分の居場所が無くなる事が本当の恐怖、その通りだと思います。 私は「シックスセンス」よりも好きです。もしこの作品の方が発表順序が先だったら、両作品の評価も少しは変わっていたんじゃないかなとすら思います。 
[DVD(字幕)] 7点(2005-11-05 14:42:37)
000.00%
100.00%
210.18%
340.71%
491.59%
5519.03%
67613.45%
715527.43%
817330.62%
96812.04%
10284.96%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS