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コメント数 556
性別 女性
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1.  RRR
第95回アカデミー賞授賞式の日に、やっと見てきました。まずは主題歌賞受賞おめでとうございます。話題の作品なのでたくさんの観客の皆さんと一緒に鑑賞させていただきました。みんなで映画を劇場で観る事ってやっぱり素晴らしいですね。クスッと笑ってしまうタイミングが一緒だったり、ナートゥダンスなんかはみんな静かに観てるけど絶対心躍らせニヤニヤしてるでしょう、それが感じられるってのが素敵ですね。3時間の上映時間で、似たようなお顔立ちの髭の人たち、耳慣れない名前や地名、反英独立運動というちょっと難しげな歴史ものであるということなどの心配は、まったく要らぬ心配でした。至って単純明快、マンガのようなど迫力のアクション、キレキレのダンス、友情、裏切り、大義、見所と言えるシーンが驚くほどストレートに入り込んできます。つっこむ暇すら与えてはもらえない。痛々しいシーンが多い気もしましたが、それも含めて全シーンが熱く本気で、脳内が感動でしびれました。まさに力業のインド映画。長くは感じなかった。むしろ、終わっちゃうの!?まだ観たい!ってくらい。ぜったい見た方がいい。
[映画館(字幕)] 10点(2023-03-18 14:05:54)(良:1票)
2.  雨に唄えば 《ネタバレ》 
いや~、ジーンケリー良いですねえ。歌って踊って監督してスタントもしちゃう。右に出る人はなかなかいないハイスペックな人物です。そのキレキレにしてコミカルな動きは日本のコメディアンにも大きく影響を与えたでしょうし、名シーン「シンギンインザレイン」は鬱陶しい雨(とりわけどしゃ降り)の日の歩行を少しだけ悪くないかなと思わせてくれるような素敵なダンスシーンです。ヒロインのキャシーのデビューを邪魔する事になるリナは憎まれるはずの役なのに、ジーンヘイゲンがまた可愛く魅力的に演じていました。もちろんドナルドオコーナーもデビーレイノルズも素晴らしくて、みんな何てダンスが上手で楽しそうなんだろうと、見ているだけで笑顔になっちゃいます。このように古いけど良いエンターテインメントを、ゲームとYOUTUBEとSNSとディ〇ニーにしか面白さを感じない若者たちにも見てもらいたいし、どうしたら見てもらえるんだろう、って厚かましくも真面目に考えてしまいますね最近。
[インターネット(字幕)] 10点(2023-02-22 13:37:08)(良:1票)
3.  アラバマ物語 《ネタバレ》 
 子供たちがわんぱくなのが良い。尊敬できるお父さん像が良い。お母さんこそ死別して居ないが、理想的な家庭、家族。お父さんが説明できない事は何もない。世の中の成り立ちとか、大人としてのご近所付き合いの立ち振る舞いとか、学校では他の子供たちと集団生活を送るうえで、しばし実行しなければならない「妥協」というものの存在とか、そういう生活の知恵みたいな事を少しずつ分かりやすく、しかし一定の威厳を保ちながら教えてくれる。少し難しいんだけど、無害の野鳥は殺すべきではないし、狂犬を駆除するのは勇敢な行動。これが正義なんだと教えてくれる。正義の象徴であるお父さんが弁護する黒人の裁判。その判決を受けて、結果二人の人間が命を落とす。お兄ちゃんは怪我をして、顔の見えなかった変人の隣人は、以外にも優しい恥ずかしがり屋の青年だった。正義とは何か、真実は正義か、良心が正しいのか、そこは妥協すべき事なのか・・・。子供目線の日常を描きながら、実はこの世の中で一番矛盾を帯びた、永遠のテーマのようなものを突き付けられる。力のある作品です。面白いとか楽しいとかではなく、観るべき、考えるべき、作品です。
[インターネット(字幕)] 10点(2023-01-31 12:07:00)(良:1票)
4.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
パーフェクトだった。映画として必要な要素を欲張りなまでに表現し、ここまでのレベルで成功した例はあまり無いと思う。SFの中に原始の美を設け、地球ではない架空な土地を「守らねば」と思わせる即効性。そのような説得力を持つ美しい架空世界を作り上げた事がまず凄い。パンドラの地、そこに巣食う動植物やナヴィ達の世界は、映画の中でたった2時間半あまり覗いただけなのに、まるでずっと太古から存在しているように思えたし、対する地球人はエイリアン以外の何者でもなかった。短時間でそう思わせることに成功した。説得力ある世界観、カリスマ性あるヒーロー、美しくも勇敢なヒロイン。パーフェクトだった。特筆するのは、ヒロイン、ネイティリの美しさか。しなやかな肢体と躍動感溢れる身のこなし、少女のように純粋な表情と、少年のようにストレートな声…。そこに魅せられてしまった地球人(視聴者)の負けは決まったようなものでした。  余談ですが、確かに もののけ姫 に似ている。ホームツリーが倒されたとき、でーだらぼっち的な者が出てきたら、間違いなく減点だったが。これは文句無く10点。 
[映画館(字幕)] 10点(2010-01-13 21:19:54)(良:2票)
5.  アミスタッド
奴隷解放運動家と、奴隷を家畜のように扱う人々、どちらの言い分が正しいかなんて第三者から見れば簡単にわかること。ただそう単純にはいかないのが現実。政治的背景もある。内戦を恐れるのも当然の考え方。この作品は、当時の色々な人々の思惑がからみ合った、複雑な歴史の局面を描くことに誠実に取り組み、成功していると思う。勉強にもなるし、感動的でもある。シンケ役のジャイモン・ハンスウはものすごい存在感で、「原始のパワー」みたいなものを表現していた。またラストのサーの演説「先人のおかげで今の我々がある」という言葉はまさに、現代人に投げかけられた作り手のメッセージである。彼らが虐げられ、戦い、話し合ったから今の私たちがあるのだと。とっても素晴らしい作品だったのに平均点低すぎなので、この点出しちゃいます。
10点(2005-01-31 12:39:54)(良:1票)
6.  アメリカン・ビューティー 《ネタバレ》 
みんな異常で、それが正常。社会と折り合いを付けて生きている。父はある日、ある少女を見た瞬間に、今までの空ろな自分を捨て、少年に戻る。「空ろな自分」に気付かせてくれる衝撃的な「美」。それは人それぞれにあるピンポイントな美であり、どこにでも普通に存在する。自分にとっての「美」を早く見つけたいものだ。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-03-31 09:44:40)(良:1票)
7.  アルカトラズからの脱出 《ネタバレ》 
『ショーシャンク』の元ネタだったんでしょうか。こちらは脱出劇であることがタイトルから明らかなので、比べてラストのサプライズ度は弱いが、その過程は(達成されることを前提に見ても)かなりドキドキした。爪切りとスプーンで道具を作ったり、全く動かないダミーの頭をベッドに置いたりするところは本当にハラハラさせられた。また屋上に出たとき、青や赤のライトが三人を照らす所なんかは、サイレンや銃声がいつ鳴るのかと、心配で心配で目を覆ってしまう程緊張した(いやだから達成される事と思って見ても)。その緊張感は、それまでのどこか淡々とした雰囲気と違い、まさにクライマックスの盛り上がりを見せている。これが絶妙で、最終的に生きていようがそうでなかろうが、彼らが873日練りに練った作戦を遂行した事には変わらない、そんな爽快感が残った。バッツが一緒でなかったことだけが、心残り。
[地上波(字幕)] 9点(2005-01-17 23:27:26)
8.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 
ブッチ、サンダンス、エッタ。三人の友情関係が「逃亡」という危険をはらんだ状況に 優しい ベールをかけている。特にポール・ニューマン演じるブッチはおちゃめで、おもしろおかしいこの時間がずっと続いてくれればいいのに!と願わずにはいられない。危ういくらいに刹那的少年像をかっこ良く魅せつける二人。だが二人とももう若くはない。エッタだけ現実に戻ろうとするのを止めることは出来ない二人。なんて切ないんだろう…。そしてあのラスト!邦題の意味がここで初めて分かる。明日を生きるためには今のこの状況を打破せねばならない!撃って撃って撃ちまくれ!!万が一の可能性を、二人なら切り抜けてしまうんじゃないか!?ラストのストップモーションは希望に向って撃ちまくる、二人の一番かっこいい姿です。命からがら逃げ切って、オーストラリアの砂浜で再会…なんて。どっかで見たシーンだけど、そんなハッピーエンドを想像するのも、見る者の自由なんじゃないかと…。想像力を掻き立てられるような作品は大好きです。
9点(2003-11-12 22:04:39)
9.  アメリカン・ハッスル
実話を基にした詐欺師ものなので、どうしてもその騙しの行方を追いかけて「うーん、そういう事件があったのか」と自分の知識向上を求めたくもなるが、途中からあきらめた。これ人間を楽しむ方のやつだって。うん、とっても楽しめた。出演者全員良かった。この手の作品でも、各々の思いとか、思い通りにならない辛さとか、しっかり人間味を表現することを諦めてない感じ、巧いと思う。デニーロ出てきてからは、更に囮捜査の緊迫感も加わって、最後まで楽しめました。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-03-06 11:51:10)
10.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
 4時間弱の長編で、アカデミー賞7部門受賞という大作という予備知識だけを持って、よし頑張って観るぞという意気込みで観てみた。  まず壮大な、そして長い序曲から始まり、ああ大作に手を出してしまったなと思い知らされる。観たのはデジタルリマスター版ということもあり、とにかく映像が綺麗で驚いた。そして次に思ったのが、これは中東問題の予備知識がないとダメだ、という事。そこで一旦停めてWikipediaを開きながら鑑賞することに。1962年、CGもドローンもモーションキャプチャーも無い時代に、よくもまあこんなスケールのでかい題材で映画を撮ろうと思ったもんだ、とまた驚く。それは、もともと考古学者で軍用地図の作成をしたり、その語学力を活かしカイロの陸軍情報部で連絡係を務めていた実在の人物トーマス・エドワード・ロレンスの壮大なストーリーだった。  一介のイギリス軍将校に過ぎないロレンスが、オスマン帝国に対して、アラブ軍を率いてアラブ反乱を起こす。更にダマスカス占領ではアラブにアラブを与えようと一足早く到着し、町中をアラブの旗で埋めたという。そんなまさか、と思った。どこまでが真実でどこからが脚色なのか、そして主人公の心、内面の部分の表現はこれで正しいのか、ここまで考えるとややこしい事になるので、純粋にこの作品だけを楽しむことにする。  冒頭は主人公の葬儀、そこでの故人の評判はさまざまで、良く言う者もいれば、恥知らずの目立ちたがり屋、偉大な人物だったが良く知らん、という者も。とにかく変わり者であることは分かった。お調子者で気分屋、時代の波にのまれ、周りの雰囲気に流され、自分がアラブ人になったかのように振る舞い、この戦いはイギリス軍のためなどではなく大義ある聖戦だと思い込む。しかしアラブにはジハードという考え方があって、イギリス人が簡単にアラブ人になることは出来ないと思い知らされる。アラブは砂漠を愛さない、とアラブ人が言っていた。アラブを軽く見ていると。一連の作戦にしても結局は、政治家と軍人の妥協劇のお膳立てに過ぎなかった。アラブ軍の指導者かのように嬉々としてオスマン軍と戦ってきたオレンスは、最後は骨抜きになって同胞のもとへと帰っていく。儚い夢のごとく切ないラスト。砂漠はもう二度と見たくない。そして冒頭のバイクのシーンを思い出すと、ロレンスの超ハードで短い人生はいったい何だったんだという余韻にふける。こんな気の毒な人物だったとは。ドラマにしたくなる気持ちが分かった。  そして何より、美しい映像も存分に堪能しよう。マッチの火を消すとそこは砂漠の日の出。ラクダと広大な景色、地平線の遥か遠くから現れた小さな点がたっぷり時間をかけて徐々に近づくシーン、竜巻、太陽、白い砂漠、青い空。美しい金髪碧眼のピーターオトゥール。音楽も美しい。長いが観てよかった。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-08-03 13:06:33)(良:1票)
11.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 
原作未読で恥ずかしながら何の予備知識も無いまま鑑賞しました。ストーリーを想像できるような類のタイトルではなく、またその無味無臭のタイトルから、ゆるい若者たちの日常をポップに描いてます、みたいな事しか推測しておらず、そんなスタンスで見始めたら裏切られました。全体的に独特なユルさは持ちつつも、生命の尊さとか、同じ人種でも解りあえない価値観の違いもあれば、人種や言葉は違えどそれを超えた友情や心の交流はある、とか、こうやってありきたりな表現で文字にしてしまうと物凄く陳腐なメッセージ、それをどんでん返しありのストーリー展開で上手く、押しつけがましくなく表現していて。なかなかです。ボブディランなんかも、カリスマミュージシャンのアイコンとして、若者二人が出会うためのきっかけに過ぎないのかと思ったけど、重要なシーンで効果的に使われていて、映像化の成功を感じます。原作も読みたくなります。
[インターネット(邦画)] 8点(2022-01-26 11:33:11)
12.  アメリカン・グラフィティ
海賊ラジオ放送をBGMに、アメリカの若モンが一夜にして数々のアメ車に乗り継ぎ、朝を迎えるときにはそれぞれ少しずつ成長というか、前進している。時代も背景も全然違う私たちが観て共感できるような部分はあまり無いはずなのだが、噛めば噛むほど味が出てくるような独特な良さを持つ。スタンドバイミーみたいに。ポールルマットという俳優さん、知らなかったけどかっこいい。役柄も渋くてお気に入りです。リチャードドレイファス、面影全く無いなあ。
[映画館(字幕)] 8点(2014-12-01 15:54:49)
13.  アナと雪の女王
ディズニーに限界や不可能無しか。指先から髪先までが生き生きとしてそれでいて自然で、細かな動きはいちいち魅力的で、その繊細な動きを捕らえるのはダイナミックなカメラワークだ。技術の成熟に恐怖すら覚える。ストーリーに少々の矛盾を感じる事もあったが、そもそもミュージカルだし、不自然だらけであるのだから多少の事は目をつぶろう。吹き替え版だったが、評判通りとても良かった。翻訳から声優選びまでディズニーは妥協しない。褒めすぎかもしれないが、そのくらい価値ある作品。
[映画館(吹替)] 8点(2014-03-25 08:41:10)
14.  赤ちゃん泥棒
ギャグマンガやコントを見ているようなノリで終始笑えた。それでいて構図、カメラワークが芸術的で美しい。ひとコマひとコマが丁寧に計算され、ストーリーはコメディなのに映像美には感動すら憶えた珍しい作品。その計算された構図の中でニコラスケイジ、ホリーハンター、ジョングットマン、ウィリアムフォーサイス等が“生き”ていて、感情移入もできた。さすがコーエン、独特のジャンルを創りあげている。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-03-01 22:10:36)
15.  アース
プラネットアースは見ていないのですが、子供のころ「野生の王国」でチーターがトムソンガゼルを狩る場面とか歯を食いしばって見ていた者としては、目が離せないシーンの連続でした。弱肉強食、喰うか喰われるかの厳しい自然界を知らしめた「野生の王国」に、地球温暖化に対する警告をプラスした感じです。これからの地球を考えるために多くの地球人が見るべき作品だと思う。あまりにも美しくスケールの大きな映像は、 CG慣れした昨今油断して見ていると感動することを忘れてしまうくらい、CGのようでスゴい。全て実写なんだと思い出すとその凄さに改めて感動する。もちろん映像美だけでなく、野生の動物、見たことも無いような未知の生物たちが生き抜くために知恵を絞っている姿に感動を覚えた。本能という言葉では語りつくせない「知恵」を持っていると感じた。対して人間は開発し生活し、環境を破壊する。いや「環境」という言葉は人間目線なので不適切。生命体としての地球、寿命もある地球に寄生しているだけの生物でしかない人間は、同じく寄生しているというレベルでの他の動物と比べて横柄で愚かです。最後にナレーションで言ってました。「今ならまだ間に合う」と。その言葉を信じ、少しずつでも地球をいたわって生きてゆきたいものです。
[映画館(吹替)] 8点(2008-01-17 17:51:40)
16.  アポロ13 《ネタバレ》 
こんな事が実際にあったのか!!?と言うほどエキサイテイング。みんなスゴすぎ。かっこ良すぎ。特に風疹(結局感染しなかった)で搭乗出来なかったケンも、遠隔からミッションに携わるエピソードが感動的で粋。
[地上波(字幕)] 8点(2006-06-23 10:48:06)
17.  アメリ
小ネタ、いたずらの寄せ集めのようでいて、それぞれが小幸せにつながっている、というなかなかよく出来たお話で。テンポよく飽きさせず、うまいなぁと思った。技ありイッポン!て感じです。みんな幸せになったかというと、カフェでたばこ売ってる彼女は、アメリの幸せと引き換えに再び不幸に…。ま、あんな変人と別れた方が良かったって事なのか。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-26 10:44:42)
18.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 
歴史的事実と実在の人物を配しているが、主人公やエピソードはフィクションであり、数学の力で戦争を止めようとするファンタジー として見るのが正しいのか。目的が最初からしっかり据え置かれていて分かりやすく、いろいろな困難を乗り越えてその目的(見積額の不正を暴く)を達成した。と、ここまでは普通のファンタジーです。そして最後まで見終えると、なかなかどうして、唸ってしまう所あり、です。軍人嫌いの計測オタク学生が、最後には何処からどう見ても軍人に仕上がっているし、美しく潔く散るために造られた、日本のそして日本人の象徴としての大和、この二つ(櫂=作られた軍人、大和=時代の勢いに乗せられた日本国民)が悲惨な歴史的事実を牽引してゆく事になる、という切ない物語なのでした。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-02-10 11:02:03)
19.  アビエイター
これ程個性的な役を体当たりで演じても、アカデミーは彼に厳しい。まだまだ成長が期待されるデカプリオには簡単に賞を与えない方が良いというプロジェクトでもあるのか?と思うくらい良かったんじゃないかな。これからもいろいろな役にチャレンジしてもらいたい。歳をとると若い頃よりいろんな役が出来るようになる。と市村正親が言ってました。作品としては確かに長いが面白いところもたくさんあった。ケイトの実家のシーンとか。墜落事故も凄かった。個々のエピソードは面白いのだが、ハワードヒューズという人物の性格上、調子がいい時と悪い時があるようなので、一貫した魅力の人物像にグイグイと引っ張られるような伝記ものに仕上げるのは無理な話。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-12-19 18:04:01)
20.  アリスの恋 《ネタバレ》 
作者は男性性悪説論者なのかと思うくらい、出てくる男がみんなワル。ワルい男を描くのは既に得意だったのだろうかスコセッシ。元夫もハーベイカイテルも農場のテッドも自己中だし、十二歳の息子ですらかなりの曲者。ウエイトレス仲間の父親までもがちょっと変。そんな男共に何度も泣かされつつ、それをバネに逆に頑張る未亡人アリスが不憫だが面白かった。そう、泣いても怒っても、何だか可笑しく深刻にならない。夫が死んで主婦友との涙の別れのシーンで互いの息子はあきれ顔。運転中怒っていても息子は馬鹿話で茶化す。馬鹿話にはムカついても憎めない。トイレで泣いてウエイトレス仲間に相談しているときに、店で気弱な同僚ウエイトレスが奮闘する場面を挟む所などは面白くて大好きなシーン。結構悲惨な状況なはずなのにほのぼのしたロードムービーに仕上がっているのはやっぱり監督の手腕だろうし、その方向性はセンスがいい。間違ってないなと思う。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-08-26 14:49:56)
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