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ロカホリさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1504
性別
自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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1.  アクアマン/失われた王国 《ネタバレ》 
原作未読。DCは大幅な見直しをするそうでこれにてDCエクステンデッド・ユニバースは終了。舵取りを任されたのはMCUで腕を振るってきたジェームズ・ガン。お手並み拝見と思いきや、それを発表したのが今作の制作中という運の無さ。お騒がせアンバー・ハードもいるし一生懸命盛り上げようと作ってた関係者や出演者は踏んだり蹴ったりですね。好きなキャラだし「とりあえず見届けるか」と観に行きましたが、そんな情報もあったらそりゃあ観る人減りますわなという客入りでした。配信も早いですしねえ。 ただ、お話自体はよくある系だったもののまあまあ頑張ったなと思わせる出来だったと思います。子供が生まれたモモア演じるアクアマンは生き甲斐を見つけたかのようになんでも楽しんでいてとても明るくチャーミングで魅力的だったし海の王としての貫禄も抜群。パトリック・ウィルソン演じるちょっと堅物な弟オームとの息のあったボケとツッコミは笑えました。バディ風味の家族の物語でしたね。ジャングルの生物や海の仲間や海底王国など見せ場も多いし、スター・ウォーズやMCUへのオマージュのようなシーンもあり悪くなかったです。コレで消えるのはもったいないなアクアマン。
[映画館(字幕)] 6点(2024-01-20 19:13:50)
2.  アントマン&ワスプ:クアントマニア 《ネタバレ》 
原作未読。MCUは映画だけ観ていて配信ドラマは一切見ておりません。 やたら危険だと言われていた量子世界はスター・ウォーズの世界のようで目新しさはなく、建造物や乗り物や登場人物や武器なども既視感バリバリ。お互いにビーム砲を撃ち合ったり肉弾戦で殴り合ったりをするお馴染みの展開と映像ばっかりで面白みがなかったです。スコットは自らの身体を縮小・巨大化する得意芸は何回もしてましたが、物を小さくしたり大きくしたりピム粒子を臨機応変に使い分け自在に操り立ち回るアントマンらしさが少なかったのも微妙感を増したかな。指パッチンで家族との時間が奪われ微妙な距離感のあった家族がまとまったのは良かったんですけどね。まあ一番問題なのは予告で見た通りの小物っぽさと貫禄のなさで魅力が全く無い征服者カーンですね。最初に対峙した場面では余裕綽々な態度で妙な力を使いあっさりスコットをねじ伏せてましたが、終盤では殴り合いでボコられまくるし蟻の大群を見てヘタレ顔でバリアを張るだけだし、「これでMCUヴィラン最強クラス?」と思っちゃいましたね。あらゆる時間や空間を行き来できる超越者という設定のようで最後に全ユニバースのカーンさんが一致団結してましたが、見飽きた系の脳筋タイプ(しかも弱い)でほとんどのバースで負けてるんだろうなこの人としか思いませんでした。あの中で弱い方だったのかもしれませんが、もうちょっと知的な狡猾タイプで圧倒されるのかと思ってました。 あと、長く支えてきたアベンジャーズの古株が退場し新世代アベンジャーズを構築しつつありますが、苦労した描写が一切なくアッサリと前任者のお株を奪うような天才少女は飽きました。チャドウィック・ボーズマンの早逝は計算外にしろアメコミはあらゆる設定で様々な作家が描きまくってるし、もうちょっと違うエピソードを創造したり抽出出来ないのかってくらい方向が凝り固まった感がありますねMCU。
[映画館(字幕)] 5点(2023-02-17 19:02:02)(良:1票)
3.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 
アバター計画により人工生命体に憑依した下半身不随の主人公ジェイクが巻き込まれていった人類VS先住民族の前作は、映像の凄さと斬新な設定で王道的な展開もあり満足度が高かったんですが、第2ラウンドの今回は長いだけで寝た子は起こさない方が良かったな、という印象ですね。続編を複数同時撮影したというだけあって続きありきの前哨戦みたいな話でしたが、侵略者の人類vs惑星先住民の大戦争だった前作と比べたら捕鯨してる連中との小競り合いをしてるだけで盛り上がりに欠けカタルシスが無かったです。映像は凄いとは思いますが海ばっかりだし断片的なシーンがやたら多いし、もっと描写すべきシーンを見せればいいのになと思いました。 ネイティリと結ばれ4人の子を持つ父親であり強いリーダーのジェイクは自分が狙われてることを知り、一家揃って逃亡することで家族を巻き込んだ上に逃亡先の海の部族メトケイナ族に災いを招いただけだし、ジェイク一家の子供たちと仲良しなスパイダーは前作でパンドラに残って育っていてジャングル・ブックのような存在で面白みがありましたが、娘キリを捕らえられたにしろ彼を簡単に傷つけフォローもしなかったネイティリは終始家族のことだけで頭がいっぱいで残念だったし、あの戦いの最中にメトケイナ族はどこでなにしてるの?ってくらい存在が消えてしまうしイロイロと大味だった。敵側で良い味を出していたクオリッチ大佐がまさかの復活でしたが、入った身体が若い頃の角刈りだった中畑清とか『将太の寿司』の頃の杉本哲太のようで笑いました。根っからの極悪ではなく戦況を観て的確な判断ができ部下に慕われ慈悲もある彼がスパイダーに救われナヴィに寝返るのか、それとも悪に染まるのかは気になりますね。
[映画館(字幕)] 6点(2022-12-16 22:30:32)
4.  アナベル 死霊博物館 《ネタバレ》 
『死霊館シリーズ』の心霊研究家ウォーレン夫妻がスピンオフの『アナベル・シリーズ』に初登場。今回はアナベル人形が運び込まれた心霊資料保管室のある夫妻の自宅が舞台で妻ロレインの霊感を引き継いでいる一人娘ジュディとベビーシッターのメアリー+お友達ダニエラの物語。舞台設定もこじんまりしていて主要キャラも少なくシリーズ初見の人にも優しい作りになってますね。それでいて、常に不穏な空気を醸し出しているのはさすがでした。ジュディは「インチキ心霊研究家の娘」として同級生につま弾きにされ、ダニエラは自分の交通事故で一緒に乗っていた父親を亡くしなんとか交信をしたいと願っている。そんなチャンスを逃すまいとアナベルさんが画策するという展開。今回も子役は上手いし他のスピンオフより作りが丁寧で伏線も演出も巧みに出来ていて面白かったです。終始不穏な空気を感じさせ多数の霊を出没させながら、安易に誰も殺さなかったっていうのも大きいな。個人的に死霊館ユニバースの中でも上位の出来でした。封印されていたアナベルの策に嵌って大混乱を招いたダニエラでしたが、父親の霊のメッセージを伝え励ます優しいまなざしのロレインに救われるエンディングは清々しかった。そのロレインのモデルである今年4月に亡くなられたロレイン・ウォーレンさんのご冥福をお祈りいたします。
[映画館(字幕)] 7点(2019-09-21 02:13:06)(良:1票)
5.  アス 《ネタバレ》 
よくある自分そっくりなもう一人の自分が出てくる話。ドッペルゲンガーの原因が何なのかってトコでしたが政府主導の実験で作られ捨てられたクローンで人間に反乱を起こす。それに監督自身が子供の頃に見たアメリカで行われた運動「Hands Across America」など社会風刺的なネタを絡めている。持っている裕福な人々と持ってない虐げられた人々を黒人家族で描き「We are Americans.」って言わせたのが肝。顔芸や奇妙な動きと独特な音楽で不気味感を演出してたけど成り代わりのやり口といい流れといいあまりピンとこなかったな。作家性を感じるかといえば感じるような気もするけど、全米?全世界規模?くらいに大がかりではなくあの家族や町が乗っ取られる程度の方が面白そうだった。
[映画館(字幕)] 5点(2019-09-07 21:53:59)
6.  アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》 
『アイアンマン』から11年。まさに集大成といえる大作になっていましたね。インフィニティストーン確保のために時間を遡り歴代作品とのリンクはずっと追ってきたファンとしてはたまらなかったです。トニーとキャップのストーリーや活躍の配分は完璧といえる出来だったと思います。仲直りは若干軽いかなとは思いましたが、娘も生まれ過去に行き確執のあったハワードとも会う事が出来た社長。「I am Iron Man」ではじまり「I am Iron Man」で終わったのは大正解だったし全宇宙のために逝く道を選んだのはこれ以上無い見事な散り方でカッコ良すぎです。キャップも誰もが待っていた「Avengers Assemble」や高潔な心の持ち主しか持てないソーのムジョルニアを持つだけでなくソー以上と思えるほど使いこなし、最後には長年の苦闘から解放され最愛のペギーと添い遂げる。長く引っ張ってきた二人の物語はとてもジーンときましたね。 逆に割を食ったのがソー。両親は亡くなりムジョルニアは壊され片目をえぐられ義弟と親友は目の前で殺され国民も半分にされてしまうなど散々な目に遭ってきて、ようやく前作『インフィニティウォー』で死ぬ思いをしてまでして作ったストームブレイカーとともに活躍できたと思ってたら、今回は様々なものを失った反動と2度の指パッチン+ストーン破壊済みと完全勝利のサノスに勝ち逃げされたショックで精神的にも肉体的にも弱体化したヘタレキャラになってしまい最後までそのままなので残念だった。自堕落な生活でビール腹は酷かったな。せめてビッグ3揃い踏みでサノスに挑む決戦はいつものソーにして欲しかった。過去に行き予知能力のある母フリッガに励まされるトコはグッときたのに、活躍する場面も全くなく前作じゃサノスを圧倒したストームブレイカーを持っていても押されまくってるし、挙げ句に本来のソーの役割をキャプテン・マーベルに全部持って行かれてて可哀想になりました。サノスの母船を破壊するのは二人の連係プレーくらいの配慮が欲しかったです。最後には王位を放棄し再建した国を出てガーディアンズと合流とビッグ3で唯一次フェーズにも出るようなので多少は許せましたが、そこら辺のバランスの悪さと不遇な扱いはとても不満でしたね。逆にあまりにも強く描きすぎてしまったマーベルを今後どう扱うのか心配にもなりましたが、中途半端に融合して人格を消されたハルクも不憫だったな。 ただ、これだけ続いてきた作品群をまとめ上げたのは物凄い労力があっただろうし明確なビジョンを持ったファイギを筆頭にスタッフも素晴らしかったです。ずっと観てきて良かったと思いました。
[映画館(字幕)] 9点(2019-04-27 13:48:15)(良:4票)
7.  アリータ:バトル・エンジェル
原作既読。空中都市ザレムから排出されるスクラップの山から少女の頭部を発見した医師イドは新しい機械の体を与え再生させゴミの再利用で生活している人が溢れるクズ鉄町へ、と言う序盤の流れは駆け足すぎてどうなるのかなと不安になりましたが、原作のフリークス感や破壊描写を控え目にしてたりマッドなノヴァのキャラを変えてるもののキャメロンとロドリゲスの銃夢愛に溢れてましたね。長年待たされた甲斐があったと思えるほど濃密な映像と王道的展開でした。ただ、コレ系はだいぶ作られているので既視感を感じる人もいそうな気がします。 映画化に当たり何かと言われていた目の大きさは違和感も感じなくなりましたし、健気で訴えかけるようなを表情をするアリータを見ていると可愛らしく思えてきました。それがキャメロンの狙いだったようですが、さすがのご慧眼ですわな。そのアリータ役のサラザールはもうちょっと似てるのかと思ってましたが、ほぼCGでパフォーマンス・キャプチャーだったんですねえ。俳優がいらなくなる日も近そうです。インタビューを読むとキャメロンは残りの人生を『アバター』に捧げるようなので、キャメロンの意を汲み取っているロドリゲスが続きを作ってくれると良いのですがどうなるか。
[映画館(字幕)] 7点(2019-02-24 00:07:02)
8.  アクアマン 《ネタバレ》 
2013年『マン・オブ・スティール』から始まったDCエクステンデッド・ユニバース6作目。DCヒーロー大集合だった前作『ジャスティス・リーグ』から一年以上の間隔とDCはあまりにも展開が遅いのが難点ですね。役者は年を取っていくのだからもっと計画的に事を運んでもらいたいです。アメリカでは年末に公開で日本は三ヶ月遅れですが、海が主戦場の半海底人アクアマンだけに夏に公開した方が浮遊層に訴えかけるのに適していた気がする。海外では大ヒットらしいですが日本ではどうだろうな。 その海底での大バトルは歴代アメコミ映画でもトップクラスの映像で凄かったですね。スーパーパワーを持つモノ同士の戦いはもちろん、七つに分かれてしまっている海底王国とその科学力、多種多様な水生生物と最後には大怪獣と大迫力でした。それに加えシチリアやサハラ砂漠など各地を回るアドベンチャー的な面白さがあり、環境汚染などいまの社会問題を取り入れつつ兄弟との王位継承問題や部族間の争いに次作以降の展開を考えたライバルなど王道的展開。主役のジェイソン・モモアのワイルドな見た目と真逆の陽気で茶目っ気のある性格はDCにいなかったタイプで新鮮だった。マーベルでいうと立ち位置含めてまんまソーなんですけどね。そのアクアマンに対抗する義弟がいかにも王族なキリッとした金髪イケメンでジェームズ・ワンの死霊館シリーズでおなじみのパトリック・ウィルソン。とても対照的な見た目でしたがさすがの存在感でした。 しかしまあジェームズ・ワンはなにをやらせてもセンスが良いなとつくづく思いましたね。
[映画館(字幕)] 7点(2019-02-10 21:44:32)(良:1票)
9.  アントマン&ワスプ 《ネタバレ》 
今回はかつて初代アントマン&初代ワスプとしてピム博士とともに任務に当たり、人々を救うために超極小の亜原子サイズとなり別次元の異世界【量子世界】へ突入して帰らぬ人となった初代ワスプこと妻ジャネットを救出する物語。 かつて開発に失敗した量子トンネルを完成させたピム博士。その技術を狙う闇商人バーチー一味、ピム博士の元同僚ビルと幼少時の事故で分子構造を変化させ物質をすり抜けることが出来るゴーストと呼ばれるエイヴァが三つ巴の戦いを繰り広げるめまぐるしさ。伸縮自在なアクションのアントマン&ワスプと物質をすり抜けるゴーストの戦いとバーチー一味がらみの追いかけっこは硬軟自在で見応えありました。そこに安定感抜群のマイケル・ペーニャ演じるルイスたちが場の空気を乱すことなく本領を発揮するので楽しかったですね。自白剤ネタと相変わらずのワンパンマンぶりは笑いました。複数が絡む争奪戦ながらバランス良くしっかりとまとめ上げられ全編にわたりユーモアに溢れていてとても楽しかったです。ただ、アリの扱いが軽くなってて前作ほど愛情を感じなかったのが残念。 ジャネットは物理法則や時間の概念もなくなる量子世界に30年いて特殊な能力を身につけていましたが、どういう扱いになるかな?と、考えてたらエンドロールであの世界での現実へ引き戻された感がありましたねえ。まあそうだろうなとも思わせますが冷や水ぶっかけるとはこのことでしょうな。楽しかった雰囲気が一気に萎みました。再び量子世界に入ってしまったアントマンも何かを身につけるんだろうか?アベンジャーズ4(仮)はどうなるんだろう?と考えると眠れなくなりそうなので日本公開は日米同日くらいで頑張ってねディズニーさん。
[映画館(字幕)] 8点(2018-09-03 22:11:41)(良:1票)
10.  アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 《ネタバレ》 
MCU10年18作品に及んだ集大成の前編。OPマーベルロゴで救難信号から冒頭のシーンは「コイツはヤバい」感がスゴかった。足元に生き絶え絶えで転がっているのがソー、突っ込んできたハルクを難なく捌き圧倒し、策士ロキも赤子の手を捻るように殺す。いままでチラ見せしかしてこなかったサノスの最強っぷりが即座に理解できた。多くのヒーローたちが絡み支え合い強敵サノスに挑むワケですが、全編に渡り演出や構成が非常に上手くバランス良く出来ている。今作のすぐ前の話「ナグナロク(バトルロイヤル)」でムジョルニアは破壊され、親は死に、片目を潰されるソー。さらに今回自分は半殺しで救ったはずのアスガルド民やロキとヘイムダルが殺されたりと冒頭から散々な目にあっていたのに、ガモーラとのやりとりでプチ嫉妬したクイルと不幸自慢合戦をしだすわ、そのガモーラとクイルがイチャイチャしていたのをひっそりとドラッグスが見ていたり、社長とストレンジは会って直ぐに罵り合いをしたり、ハルクバスターを装着してウキウキのバナーを鬱陶しそうな冷淡な目で見るオコエとそれぞれの性格通りな掛け合いが面白かった。絶望的な物語なのにこういうユーモアを適度に配置させる巧さはさすがマーベルだった。ピーター・ディンクレイジを巨人にしてたのもセンスが良かったですね。 ナノマシンを駆使した新アーマーのアイアンマンはさらに洗練され頼もしくはなったけど、無骨さやメカっぽさが無くなって何でもありになってたのがイマイチだった。ただそのサノスに追い詰められスーツが徐々に剥がれ悲壮感が漂いながらも抗っているシーンはカッコ良かったな。未来を見て来たストレンジの「1つだけあった」という唯一勝利への道がインフィニティ・ストーンを全種類揃わせての半壊滅状態なんだろうけど、社長はストレンジの意を汲んでいそうな気もする。1年後の続きが激しく気になりますね。 凶悪なだけではなく故郷の滅亡を救えなかったコトを悔やんでいたり、自分と似たガモーラを想っていたりと人間的な面もあり、最後にはやりきった満足そうな顔といい「サノスは帰ってくる」といいサノスは主役感があったな。いいキャラですわ。
[映画館(字幕)] 9点(2018-04-28 01:05:57)(良:1票)
11.  アナベル 死霊人形の誕生 《ネタバレ》 
心霊研究家ウォーレン夫婦の博物館に保管されている1アイテムだったアナベル人形。すっかりシリーズの顔とも言える扱いで今回は前日譚まで作られるとは恐れ入りました。今回はその人形の生い立ちの物語でしたが、いつも通りに丁寧な伏線の貼り方と上手いカメラワークと恐怖演出で構成されているし子役の子たちはいつもどおり巧い子を探して起用しているので安心(?)して観ることが出来ました。狙いを定め、自分の存在を知らせ、相手を精神的に弱らせ憑依を狙うというお決まりの三段攻撃は理に適ってますね。終盤に本物として存在している可愛らしいアナベル人形が出てきた時は「おおっ」と思いましたが、シリーズを観てきている人にもお約束ネタありで楽しめるし、コレが初見の人でも分かりやすく納得できる出来ではないでしょうかね。「死霊館」「アナベル 死霊館の人形」「死霊館 エンフィールド事件」そして今作とユニバース化も進んでますがどこまで広がるんでしょうね。次回は「エンフィールド事件」に出てきた修道女の話だそうで楽しみです。
[映画館(字幕)] 7点(2017-10-14 23:39:40)
12.  アウトレイジ 最終章 《ネタバレ》 
前作「アウトレイジ ビヨンド」から5年。引き続き多くの役者が出ているが全体的に衰えが顕著で観ているのが辛い。たけしはTVでもそうだが老いと事故の影響なのか滑舌がかなり悪く常にたどたどしい。映画なんだからもうちょっと体調を合わせ喋れている日を使って撮ったモノを使えば良いのになと思う。西田敏行は頸椎亜脱臼で4か月も入院、その後に胆のう炎にかかり摘出手術。個人的にシリーズ最恐な中田を演じている塩見三省に至っては脳出血で半年近くも入院し賢明なリハビリで復帰。その後に今作の撮影開始。なるべく動かなくていいように撮っていて脚本も変えたのかもしれない。この主要な三人は喋りも顔つきも威圧感が無くなってしまっていて相手を畏怖させる凄みのあるヤクザっぷりが全く見られない。とても良く頑張っているが無理させている感が否めなかった。そのおかげでシリーズにあった周囲の人間が固まってしまうような捲し立てる罵声の応酬や罵り合いなどは見られない。それを担当出来るであろう次世代のピエール瀧や大森南朋に任せればいいのに前者はヘタレで後者は大友のただの従者にすぎず、その他大勢の新キャラクター含めて面白みに欠けたキャラだらけ。場の構築や流れの説明が済むと大友が乗り込んで銃をぶっ放すだけの繰り返しでカタルシスも何も無く単調なのもいただけない。会長への義侠心をチラつかせてはいるけど「全員暴走」じゃなく「大友暴走」なだけだったな。テンポも悪く大友の最後の選択含めてこの内容なら作らなかった方が良かった気がする。 インタビューを読んでみるとビヨンドと同時に最終章の流れも考えてたそうだが敢えて続けず「龍三と七人の子分たち」を挟んだそうだけど、その5年間の空白のせいで各々問題が発生してしまった、と。完全に期を逃してしまったんだなと思った。
[映画館(邦画)] 4点(2017-10-08 18:14:55)(笑:1票) (良:3票)
13.  相棒 -劇場版Ⅳ- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断 《ネタバレ》 
今回も戦時中に日本に捨てられ日本を憎み国際的な犯罪組織を率いるまでになる男が、最後には日本を憂い右京に説教をされるといういつもの定番な流れ。(日本人数人しかいない)国際犯罪組織バーズとリーダーのレイブンが凱旋した日本選手団のパレードを見に来た50万人の命を狙う無差別大量テロ、とヤバい気配しかしませんでしたが案の定って感じ。ドラマ2話分を使ってまで入れた警察庁警備局長・山崎はもうちょっと出来る奴なのかと思ってたらただの雑魚だし、切れ者風な存在の社美彌子に至っては知人としてマーク・リュウ=レイブンを警視庁内に引き込んだという大失態を犯してるわけですが全くスルー。山崎以上の戦犯だと思うんだけどな。そもそもマネーロンダリングや誘拐を生業にしている犯罪組織がいまさらテロと戦う日本の心配をするってのがまた何とも言えないですね。物語の悲壮感を増そうと思ったのか予告で冠城の「右京さーん!」という叫びを使ってお客を釣ろうと思ったのか知りませんが、右京がレイブンをかばって被弾するトコなんかもゴールキーパーが横っ飛びしてるかのような絵面だし場面転換も雑で酷かったな。被弾する意味も必然性もなくライフルで右胸を打たれたのにほぼ問題なく振る舞っていて車いすに乗ってるだけだし違和感しかなかった。 相棒の劇場版やSPは毎回大げさで仰々しい舞台設定をしてますが、話もアレな上に演出や構成も酷くて盛大に滑っている印象。舞台設定が大きすぎて映像や演出が追いつけてないから滑稽なんですよね。上映時間を考慮したのか尺も足りなずブツ切りだらけなシーンも多かったし、予算が無いなら予算に見合った話で作ればいいのにと思います。劇場版で言えば警視庁内で話が進んでいくⅡが一番面白かったですね。あとドラマでよく言われてますがこの映画の4代目相棒冠城亘も見せ場がほとんどなく助手レベルだし、あまりにも杉下右京ワールドにしすぎなのも考えもんだと思うんですけどね。神戸、米沢まで出し過去の話としてテレビシリーズ2話を連動させてまで作ったにしてはガッカリな内容でした。
[映画館(邦画)] 4点(2017-02-13 20:53:46)
14.  アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 《ネタバレ》 
今回はタイムトラベルとパラドックスの物語になっておりアンダーランドの住人の過去が描かれていて前作とイメージが変わる人も出てくると思います。ヘレナ・ボナム=カーターの赤の女王は今回も貫禄十分。奇抜な姿と演技で彼女が出ると全部持って行かれますね。現在過去未来全てを支配するという思考も彼女らしくて良いですが過去編を観ると不憫な人だったんだなと。逆に前作でもイマイチ人格者には見えなかった白の女王はなかなか腹黒かった(まぁ子供時代のちょっとしたトコだけど)。それが発端となりあのデカ頭になってしまう赤の女王の屈折した性格と白の女王に対する嫉妬心は頷ける気がする。人間見た目で判断してはダメですね。 色鮮やかな世界はなかなか凝っていてスチームパンク的な要素も入って観ていて面白いのは前作同様に良かったかな。時を司るタイムの城へ時を操れるアイテムのクロノスフィアを戻しに行く終盤、人も物も全てが錆びていくトコは「銀河鉄道999」機械伯爵の時間城の崩壊シーンを思い出しましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2016-07-03 19:06:29)
15.  IAM A HERO アイアムアヒーロー 《ネタバレ》 
原作既読。濃密で丁寧な描写や演出の原作数巻分を127分でまとめる作業は大変だったと思うけど、平凡な日常に徐々に不穏な空気が入ってくる描写や非日常な世界と化したいつもの街をもっと入れて欲しかった気がする。ZQNはグロ度も低く生活習慣が出た面白味のあるタイプもほんの一握りしか出ていなくてイマイチ。多少痛いキャラながらもゆるふわで英雄を優しく包み込んでいたてっこが行き遅れのヒステリックなだけの女になっている大幅な改変もいただけない。大好きだった彼女を殺め業を背負うのに単なるアクシデント的にトロフィーが刺さるのも重みがない。ラストの挟み撃ちされての乱射シーンは長すぎだしセンスがなくて飽きた。ハーフZQN比呂美のフォローでもあるのかと思ったら銃一丁で済んじゃうしね。ゾンビ定番のモールを舞台に派手にやりたかったのかもしれないけどアレに尺を取るなら他に使って欲しかった。原作通りの方が辻褄が合うし無理がない。まぁ妄想癖があり内向的で臆病な英雄一人にやらせて「アイアムアヒーロー」の画がやりたかったのかな、と。 ただ、邦画でこのジャンルとしてはかなり頑張っているし映画は映画としてそれなりに出来ている。大泉洋は英雄に合わない気がしたが巧い役者だけあってこなせていたし、長澤まさみも勝ち気で頼りがいのある強い藪を演じていて悪くはない。モールまでやりたかったら二部作くらいにしても良かったんじゃないかな。
[映画館(邦画)] 6点(2016-04-25 21:01:32)
16.  アントマン 《ネタバレ》 
原作未読。物体のサイズを変える物質ピム粒子を使った特殊スーツにより身長1.5cmまで縮んだり、その物質を利用したディスクであらゆる物を縮小・拡大でき、蟻とのコミュニケーション能力もあるアントマン。アベンジャーズの面々は直球な人外の強さなので、この変化球のようなキャラクターの登場により幅が大きく広がった感がありますね。人間にとっては狭い子供部屋が小さなアントマンには広大な世界になるわけで、玩具の列車が彼には本物になり、他のヒーロー並みの格闘をしていても人間には虫が動き回っている程度の認識。そこら辺を交互に見せるサイズ違いのギャップがとても上手くて面白かったです。ルイスをはじめとする仲間たちとのやり取りもコメディタッチで笑えるし家族ドラマもある。ピム博士はスタークの名を上げ嫌悪しているし、アイアンマンとファルコンとの遭遇もあるのでマーベル世界の一員としての立ち位置も受け入れやすい作り。それぞれのバランス配分が良いので、他のマーベルヒーローを知らない人でも作品に入り込めると思います。『アイアンマン』から始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中でも上位に来る出来だと思いますね。
[映画館(字幕)] 8点(2015-09-20 20:47:29)(良:1票)
17.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 
各ヒーローそれぞれの映画が作られ、そのメンバーが集結するオールスター大集合映画が作られ、伏線を張りながらさらにどんどん世界が広がっていくマーベル・シネマティック・ユニバース。2026年まで続くそうですが、映像表現技術やCGの進化もあり、もはや作れないモノは無さそうな勢い。凄い時代になったモンですよねえ。それもトップバッターである『アイアンマン』の大成功があったおかげかと思いますが、今回の問題はそのアイアンマンことトニー・スタークがトラウマをえぐられ誘発された事による暴走から始まる物語。冒頭からクライマックスか!と思わせるほどの総登場アクションの連続で抜群のチームワークを発揮し、各シリーズの小ネタを振りまき、ギミックに溢れたメカやアクションは行きつくところまで行った感がありますね。新キャラの人造人間ヴィジョンや改造人間の姉弟も面白い存在でした。特に幻覚を見せ相手のトラウマを引き出せるワンダ。彼女の精神を乱す攻撃でメンバーのエゴや弱さや過去のトラウマも明かされ、ただ単に強い人たちではなくキャラクターとしての深みがより増した感がありました。今回の話では脇のキャラのホークアイの男っぷりがだいぶ上がりましたね。ただ、その弱さや暗さを描いてるものの十分とはいえず色々と消化不良気味かな。スタークと改造人間姉弟の因縁も消化されてないし姉弟はアッチコッチにフラフラしすぎ。人間嫌いと言いながら人間以上に人間っぽく理論武装出来てるようで出来ていないかったウルトロンは、社長&バナーの天才コンビ(主に社長だが)のやらかし事件の尻拭い話に使われた小物って感じだった。まあ彼も被害者か。 全体的に言えば悪くなく上手くまとめているとは思いますが、新キャラの改造人間姉弟と人造人間まで詰め込んで141分ではだいぶ尺が足らなく思えましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2015-07-06 21:40:41)
18.  アナベル 死霊館の人形 《ネタバレ》 
実在の悪魔祓いの事件を映画にした『死霊館』にも出てきた、これまた実在する呪いのアナベル人形。それがどのようにしてパワーを得たのか?という前日譚的なお話。1969年が舞台なだけあり、オーソドックスな古典的オカルトホラー映画のようなジワジワと迫ってくる控えた演出で悪くはない。年代的に合う狂信的カルト集団マンソン・ファミリーを持ってきたのも不穏な感じで、同じ系統の悪魔崇拝カルト信者に襲われたり、アナベルに悪魔が宿る導入部の流れは上手くまとまってたと思います。ただ、悪魔崇拝がらみの事件で妊娠中に不安定になる女性といえば『ローズマリーの赤ちゃん』を思わせるし、なによりマンソン・ファミリーが起こした事件をよく知っているアメリカの人にしてみれば、状況が似ていて不快な描写だった気もします。 教会や神父が出てきたり、怪奇現象が随所に起こり、悪魔が自分の存在を知らせ、狙った相手を精神的に弱らせ憑依を狙う、といういつものオカルト系にはよくある三段攻撃が繰り返されますが、最後はほぼ関係のない第三者が急に自己犠牲精神を発揮して助けていてなんか釈然としませんでした。ウォーレン夫妻が(とりあえず)仕留めないとダメでしょうに。いつ出るんだろうと思いながら観ててちょっとガッカリしましたね。
[映画館(字幕)] 6点(2015-03-02 23:58:55)
19.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
父親から「番犬であれ」と教育されてきた主人公カイル・クーパーは愛国心を持ち仲間を守り家族を愛する、強い信念を持った優しい男。それが残酷な戦場での極限の任務と幸せな家庭環境の狭間で精神を蝕まれ徐々に精神が崩壊し、守ってきた仲間に撃たれるという衝撃的な最後を迎えるのは下手なフィクションよりはるかに皮肉が効きすぎていた。 一方的に押し付けてくるモノでもなく戦意高揚映画やヒーローを描いたわけでもない。様々な角度から淡々と事実を提示し進んでいくイーストウッドらしい抑えた演出が功を奏していた気がします。無音のエンドロール中は「この世には狼、羊、番犬の三種類の人間がいる」というカイルの父親のセリフが改めて頭に浮かんだ。たった一人の男の苦悩はアメリカの闇でもあるんだよな。この問い掛けを超大国アメリカの国民はどう受け止めたんだろうか。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-23 20:20:17)
20.  アメイジング・スパイダーマン2 《ネタバレ》 
リブート第二弾ですが、敵も複数出てきたし、だいぶストーリーも変えてきたので新鮮味があるかな。エレクトロが電気とともに走りまくる映像や縦横無尽に動きまくるスパイダーマンのアクションは凄かったです。コスチュームもカッコ良くなってますね。 キャラそれぞれに焦点を当て1作目よりだいぶ軌道修正できた気がしますね。親友だったハリー、電流を操るエレクトロは悪になる動機が不憫で、逆恨みとはいえピーターが誠実な対応をしていたら強力な味方になれたのになと思いました。スーパーヒーローとして街を守ってはいるけど、そこら辺はまだ配慮が足りず、言葉遣いも含めてチャラさが抜けてない未熟な若者ってトコか。そのせいもあってかグウェンを亡くしてしまいますが、重要な出来事なのにあっけなかったのが残念です。終わってみるとライミ版のように苦悩と葛藤とスーパーヒーローとしての成長の物語でしたが、シリアスなシーンと軽いシーンの組み合わせがいまいち良くない上に詰め込み過ぎなのでので、ヘビーな出来事も軽く見えてしまいもったいないな気がしました。 【余談】エンディングの途中で全く関わる予定のない映画の煽り映像を入れるというのは理解できません。BDではカットなんだろうけど、アレを観たら誰もが次に出てくると思ってしまうし、経緯を知ると作品を台無しにされた感があるんですけどね。大人の事情の前ではファン心理は無視ですか。
[映画館(字幕)] 6点(2014-04-28 23:20:13)(良:1票)
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