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エスねこさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 644
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ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23593/
ホームページ http://kine.matrix.jp/
自己紹介 [2010年8月23日]
か…かわも…

(゚Д゚;)ノ

…映画界は今日終わった…。


[2017年7月16日]
猛暑の夜、amazonで映画ではなく『幼女戦記』を寝ないで通し鑑賞。
大局的な戦略から入って行くという、かつてない架空戦記アニメでありながら、その悪夢性を出し切った感がすごかった。
最終話はテーマ的にポエニ戦争から対テロ戦争まで、膨大な戦争のイメージを深く広く全面爆撃して吹っ切れる展開に。
スピルバーグの『宇宙戦争』はバクテリアに仮託してその地獄自体を救いと説いたわけだけど、このアニメはそんな所まで引いて俯瞰する気がサラサラないってのがスゴイです。

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1.  あれ 《ネタバレ》 
ごめんなさい。まだ観てる途中なんだけど、あまりに展開が面白くて、あまりにクララ・ボウが可愛くて、あまりに予想外のガッツ・ストーリーで、この感動を忘れぬうちに…と書き込みに来てしまいましたわ。  (詳細はブログにて)
[インターネット(字幕)] 10点(2008-11-30 19:38:22)
2.  アナスタシア
今時恥ずかしいほどの大歴史ロマンス映画。以前、映画館でこの予告編を観た時、普段は小画面派のオイラが「何を置いても見に行きたい!」と、心底一目ぼれした経緯がある。たまにある「ロマノフ家の末裔」ネタだが、アニメでやればロケも大量のエキストラも豪華なセットもなしの低予算で製作できる(実際、モブシーンやカメラワークは実写に近く、しかもかなり凝ってる)。あーんどトルストイとかデュマとか正統派歴史ロマンが持ってるベタベタな雰囲気も、大げさな表情やオーバーアクションでピュアに出してOK。まさにアメリカン・アニメーションの正しい使用方法だ。でも結局、上映期間中は仕事で田舎に行ってて見る事ができなかった…今でも悔しい。周囲の評判もよくないから「観ないで済ますか…」と臆病風に吹かれて今まで来たけど、ついにTUTAYAに飛び込んで買ってきてしまいました(これで駄作だったらしばらく立ち直れなかったかもね)。先週、エド・ウッド作品にひたすらいい点をつけて御利益(苦笑)があったかな? ひとつだけ、ゲロゲロな問題点を挙げておく。肌の色! なんでみんなあんなに浅黒いんだ! 相手はロシアの、しかもロマノフ王朝の家人とか使用人だぜ! あの浅黒い肌にアメリカンなジェスチャーが連発、心中で「こいつら全員テキサス人かっ!」と叫んだよまったく。それを除けば満点です。ラストに映画中唯一のグレート・キッス、これぞ正しいアメリカ映画。堪能しました。ああ、気持ちいい余韻だ…。●追記:5/2、平常心に戻った故9点に変更●さらに追記:2005/4/21、再度見て涙の嵐に。10点に戻します。魅力の7割くらいは初めの方の挿入歌"Journey to the Past"の素晴らしさに集中してるのはわかったんだけど…。
[DVD(字幕)] 10点(2004-04-30 03:42:17)(笑:1票)
3.  アンナ・オズ 《ネタバレ》 
なんて美味しい物語なんだ。3回繰り返して観てもまだまだ発見があるぞ。フランス版の『マルホランド・ドライブ』って言えばいいんですかねー。物語の真相が終わりの方になってやっと明かされる(これも「夢」のフィルタがかかってるんでそのまま受け入れるのは危険ですが)構成や、最後のパーティーの場面で隠されていた人物関係が明らかになる(ここにも現実を侵食した「夢」のフィルタが…)造り、眼球への執着のネタを明かすのも後半…本当に底意地の悪い映画です(笑)。そして、自分の存在意義を夢に明け渡していくごとに現実世界で安堵の表情を見せ始め、夢の世界では不安や恐怖を覚え始めるアンナ。現実世界では頼りにならない男たち(父・兄・恋人…)を夢の中で改変し、「敵」に対して鉄壁の防衛網を張り、迷うことなく一直線に夢へ逃避していくアンナ。この難解な役どころを、ただ表情や指先の演技だけで演れてしまうシャルロット・ゲーンズブールって、まさに『なまいきシャルロット』の頃からの、ダメダメオンナを演らせたら世界ナンバー1女優。彼女の本領発揮作品と言えるでしょう。ただし、彼女の演技の凄さがわかってきたのは、アンナの心の機微が把握できた2巡目以降の鑑賞で、ですけどもね…良くも悪しくも時間を必要とする映画。レンタルで見るなかれ~。
[DVD(字幕)] 9点(2006-01-22 16:38:36)
4.  アリス(1988)
日本での封切り時に見に行きました。レイトショーオンリーの興行だったけど4回行った…とりあえず靴下芋虫が最高(笑)。この監督特有の手法だけど、冒頭の子供部屋にはその後の登場人物が全て隠れています。騙し絵のように。でも、ウサギだけがいない…。
9点(2003-01-13 15:50:51)(良:1票)
5.  アサシン(1993)
いや、この映画はハーベイ・カイテルの渋さが全て…ジャン・レノは演技が煩すぎたっすよ(90年代になってからの彼は…『サブウェイ』までのあの凄さはどうした!)。カイテルに5点。そして職人監督バダムでプラス2点、無敵の泣かせ男メロメロドラマ音楽ジマーでプラス2点、B.フォンダ&バーンでプラス2点。『ニキータ』で光ったジャンヌ・モローが出てないのでマイナス2点。合計10点。冷たく硬派だった『ニキータ』と違い、ベタベタで攻めた点に、素材が活きる妙味があったと思います。
9点(2002-09-04 20:12:44)
6.  アイアンマン 《ネタバレ》 
オイラのレビューもついに目標の600に達して、今回でうちどめ。  さて、オイラが最初に『アイアンマン』という名前で思い浮かべたのは、マーヴェル版の奴じゃなくて、もっとマニアックな  こんなの↑ (詳細はブログにて)
[インターネット(字幕)] 8点(2009-07-28 15:53:15)
7.  アタック・オブ・ザ・キラートマト
かつて、映像作品は神聖だった。どんなクズ映画だって作っている側は真剣そのものだった。エド・ウッドはシャレで『死霊の盆踊り』を製作した訳ではない(少なくとも酒代を儲けたかった)。石井輝男は遊びで『江戸川乱歩全集~恐怖奇形人間』を監督した訳ではない(彼はいつだって本気)。ハーシェル・ゴードン・ルイスは無為に『血の祝祭日』を撮った訳ではない(彼も生活がかかってた)。ラリー・ブキャナンは何の下心もなく『火星人地球大襲来』を企画したわけではない(あれはストリップ映画を撮るための口実)。若松孝二はドブに捨てるつもりで『天使の恍惚』を世に出した訳ではない(そのトンデモなさで評論界から睨まれはしたが)。etc,etc…。 だがしか~し! 70年代のある晴れた日の事(あくまで想像)である。我らがジョン・デ・ベロは映画を神聖だなんてこれっぽっちも思わなかった。創作行為が芸術だなんて、映画配給がビジネスだなんて、そんなセオリーぶったゴタクには耳も貸さなかった。代わりに、彼はかつてない手段で「映画」というメディアを処理した。ニヤニヤと笑いながら(あくまで想像)各地の大都会のパニックシーンをたった1カットで撮り上げ、ビーチでの凄惨なトメィトォ襲撃シーンは究極のリアリズムで挑む。彼はハリウッドが積み上げてきた伽藍の塔を、作中では事も無げに突き崩してしまった。 「ラクガキするな」と言われればデカい筆で大書してみたくなる。廊下だって走ってやりたい。みんながやらないのは、単に後ろ指をさされたくないからだ。だからオイラは今でも、こんなに楽しげに廊下を爆走する彼(あくまで想像だって)の姿に、分類不能のある種の感動と羨望を憶えるのだ。 こんな幸福な人物は滅多にいないと思う。 彼は世界で初めて、一点の曇りもない遊び心から、無為に、下心もなく、シャレで映画を作ってドブに捨てた。映画界にでっかくラクガキしたのだ。 
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-19 20:11:20)(良:3票)
8.  アウトブレイク 《ネタバレ》 
うちには開けてはならない「禁断のDVDボックス」がある。超駄作とか二度と見たくない作品とかが入ってるんだけど、仕事の空きができてしまった&ゴールデンウィークで外出する気がないので、今日の夕方、パンドラ宜しくついつい開けてしまった。「『アウトブレイク』? 確かエボラ熱の話だったのが、後半いきなり空中戦になるトンデモ駄作だったよなあ…」そんな認識でプレーヤーに突っ込んで見る。40分後、まざまざと蘇る記憶に「ああっ! そういやこれイキヂゴク映画なんだった~ッ!」と大後悔中の自分がいたのでした。ショック映像を極限まで抑えてあるから、なおさら怖い。無骨なペーターゼンが監督したのは、今までは大失敗と思っていたんだけど案外正しい選択だったのかもしれない。以前は「冴えない演技だなー」と軽く見ていたダスティン・ホフマンも、意図的な役作りでああなったのを理解した。伝染病による人の死を星の数ほど見てきて、感覚的に突き抜けてしまった現場肌の頑固な医師。麻痺した感性を補うために、彼は生命倫理と使命感だけで駆動し続けている。プライベートなんて壊れてしまって久しく、愛する家族はペットの犬だけ。最大の武器は自分の死への恐怖をなくしている事だ。そんな人物像を主人公に配し、様々な彩りを持ったキャラクターが巻き込まれ、彼の生き方と対比されて行く…。いいじゃないですか。すっごく! 後半、ヘリで街を出てから、いきなりアドリブ出まくりのシチュエーション・コメディになっちゃうのを除けばね…いやー本当に、キューバ・グッディング・ジュニアとダスティン・ホフマンのかけあい、漫才としては面白いんだよなあ。というワケで、トータルでは何をやりたいのか方向不明な本作ですが、名優たちの演技の深みと素晴らしさ、それが産むドラマを堪能する事はできました。今は「駄作」ではなく「怪作」と呼ぶのが正しいと思えます。●大統領補佐官が閣僚に爆撃の決断を迫るシーンの演説、怒涛の迫力で記憶に残ってたんですが、悪役専門のJ・T・ウォルシュだったとは…なんだこういうキャラでも名演できるんじゃん!
[DVD(字幕)] 8点(2005-05-04 20:15:16)(笑:1票)
9.  アンブレイカブル
mhiro さんの票を見て、やっと誉める勇気が出ました(誉めたくてもビビってる作品、実はまだいっぱいある)。えーとね、「世の中では毎日、飛行機事故や列車事故で大量の人が死んでる。専業ヒーローにやれる意味ある仕事なんてあるのか」って問いかけが映画全体を覆ってるんだよね。この答えのない問いにラストで解答を出しちゃうのがこの映画の凄いとこで、ヒーローとはひとつの希望だという事。みんなの願いの象徴だという事。それを言っている。無残な事故で誰も生き延びられなかったとは思いたくないじゃないか。この世に溢れる不条理へ、誰にかに斬り込んでもらいたいじゃないか。そういう世間の想いがヒーローを存在させている。そこを考えるとこの話はもう一段深いレベルに行くわけで、製作の噂される第2部でもまだまだ哲学的な展開が広がっていくだろう。期待してるぜ、シャマラン。まあ、ブルース・ウィリスの史上最地味なヒーロー振りには笑い転げたけどね。次回は空飛ばしてください。
8点(2004-09-04 22:43:02)
10.  アベンジャーズ(1998)
襲いくるクマさんを見て私的にかなりの高得点を獲得。他にもオープニング、サウナシーンとキッチュな見所いっぱい。イギリスとアメリカを分ける、狭い溝に着目しながら見るとツボかも。金と栄光を失った大英帝国にも、意地はあるのだよという事か。
8点(2004-03-14 11:20:47)
11.  アンドロメダ・・・ 《ネタバレ》 
ニューメキシコのとある田舎町に突如として災厄が襲いかかった。ほぼ全ての住人、そして救助に赴いた米軍までもが瞬時に変死を遂げてしまったのだ! それは、宇宙より飛来せし凶悪なモンスターの仕業だった。かねてより宇宙からの侵略を憂慮してきた米政府は、非情な宇宙生命と戦うべく生まれた秘密組織「防疫戦隊ワイルドファイヤー」の隊員たちへ緊急シグナルを送った。ワイルドファイヤーの秘密基地は人里離れた土地の地中深くに建設され、完璧な防毒システムに守られた地球防衛の要なのだ。パワードスーツに身を固め基地を発進したワイルドレッドとワイルドブルーは、死の町での熾烈な調査の末に宇宙侵略者の魔手を逃れた老人と赤ん坊を救出する。そう。敵には何かの弱点があるのだ! この老人と赤ん坊を襲えなかった何かの理由が…基地での科学調査が始まった。しかし宇宙よりの凶獣は彼らに時を与えず、最新鋭のジェット戦闘機と戦いこれを撃墜、人類の未来は風前に揺らぐ灯火のように消えようとしていた。そしてついに敵はワイルドファイヤー秘密基地の心臓部へ侵入を遂げた。基地のコンピュータは自らの存在と引き換えに、自爆装置によって宇宙生命を葬る事を決断。だがその時、ブルーは気付いたのだ。敵と戦い、生き残る方法を…自爆装置の解除に走るブルー。彼から敵の弱点について知らされたブラックは、部屋に閉じ込められ、酸素の欠乏する中でモンスターとの死闘に臨んだ。果たして人類は明日を生き延びる事ができるのか…?(い…イケると思ったんだけど…こう書くと意外とつまんないな…)
8点(2004-03-04 00:36:54)
12.  アイアンマン2
えー? この評価って…? これって敵のイワン・ヴァンコ恰好ぇ~! って映画じゃないの?
[DVD(吹替)] 7点(2013-08-06 01:02:59)
13.  明日へのチケット
なんか、もっと各作品の人物が絡むのかと思ってたら、意外とアッサリ系な処理でしたな。 (詳細はブログにて)
[映画館(字幕)] 7点(2007-06-08 19:06:37)(良:1票)
14.  頭山
初めてのブログ連係レビューなんだからと『話の話』や『道成寺』をレビューしてみようと思ったんだけど、一言も書けない。格が高すぎました(笑)。ちょっと敷居を下げてこのあたりで…以下はネタバレ含みで。ここが (詳細はブログにて)
[DVD(邦画)] 7点(2007-06-07 23:43:49)
15.  あるいは裏切りという名の犬
相変わらずというかいつも通りというか、映画館であんまり画は観ない。代わりに音楽を聴く。 本作では冒頭の音楽のミスリードぶりにヤラレて、最初の1時間はほとんど音楽のみに集中してしまった(まあ主演二人の鼻は別として)。この映画の音は甘い。とてつもなく甘い。普通この手の作品でリズムを刻まない音楽を入れないわけがないのだ。なのに、こんな甘いメロディに耳を委ねる心地よさが、フランスらしいドライで残酷な物語を中和させ、観る者の心を最後まで引っ張って行ってくれる。本作はストーリーや宣伝のターゲットと違って、女性の観客にもオススメだろう。劇伴としてとてもいい仕事だと思う。  というワケで、宣言したい。 この作品は『東京ゾンビ』と志を同じくした音楽哲学で綴られている! …あっそこ石投げない!
[映画館(字幕)] 7点(2007-05-23 18:30:18)
16.  アルティメット
こないだの札幌国際短編映画祭に『イージー・マネー』というフランス映画が来てました。たかが短編と言うなかれ、全編危険なアクション満載の、ローラースケート公道チェイスムービー。フランス人の、スタントへの身体の張り方を目の当たりにして、鱗が剥がれ落ちちゃいました。  で、気になったのがコイツなんですよね。 スタントなし、ワイヤーなし…とくればトニー・ジャーですが、同じ謳い文句のフランス映画があるという。その名も『アルティメット』! …うっわー投げてるタイトルだわ…いやスミマセン、観に行く前は情報もなくてホント眉唾だったんですよ。蓋を開ければ「ガタイのいい白人俳優がスタントなしで格闘する」というカッチョコいいアクション、加えてキレのいい演出、シナリオが醸し出すブラックで爽快な笑い…まさに直球のフランス大活劇でした。 欧州作品とは言え、リュック・ベッソン製作の映画。しかも展開はスピーディだし、とんでもないアクションやるし、ダレる暇がない。なんで公開が2年も遅れたんだろう…『ヤマカシ』がコケたんで、宣伝材料がなかったのかな…。  もう上映は終わったに等しい状態だけど、いずれDVDで見かけたら、以下の人種は一度は手に取って見るべきですぞ。   1)『マッハ!!!!!!!』ラブ!な人   2)『エスケープ・フロム・LA』を鼻で笑って許せる人   3)「白人のカラテは遅くて全然ダメだわ」と信じて疑わない人   4)ベッソン流の極悪な官僚組織を久々に見てみたい人 オイラは全部あてはまるのでおなかいっぱい、大満足でした。 このスタッフで次もなんかすっげー奴作って下さい。セッセと観に行きまっせ~。  ●注意:IMDb のトリビアによれば、「アクションの9割はワイヤーを使っていない」との事で、確かにワイヤーなしでは物理的に不可能なアクションも一部ありますです。
[映画館(字幕)] 7点(2006-09-19 02:55:43)
17.  アンデッド
ちっくしょー面白ェじゃねーかよー! こんなに面白いゾンビ映画アリかよー! なんかねーB級映画ってよりもハンナ・バーバラの新作アニメ観てるみたいで肩がこらなかったっす。ある意味、テンポ良すぎでホラー映画の枠組みを脱してますな。 シェルターの中に入ってから、いきなり手持ちカメラの長回しになるのが無茶苦茶カッコいい。ロメロを研究して、彼の欠点をカバーしてます。他にも無駄にスタイリッシュなガンアクション、意表を突いたキャラの脱落順序、明快でテンポいい人物描写、史上初の魚ゾンビ攻撃…やりたい放題っすな~。 このスタッフで『スクービードゥ3』作ってもらえんでしょうか。切にお願い。
[インターネット(字幕)] 7点(2006-08-10 05:15:51)
18.  赤ちゃん泥棒
ホリー・ハンター出産おめでとう記念レビュー(笑)。いやーコレいい映画だと思いますよ。コーエン節ばりばりで、クセの強い映画に馴染めない人にはチョイ辛いかもしれませんが。何が最高って、社会最底辺のどーしょーもない状況を、あんだけカラッと描いたセンスの良さですね。スーパーマーケット強盗シーンの間抜けなさったらないですよ! コーエンならではの広角カメラやステディカムの遊びもうまく活きてて、ベッドの下の赤ん坊を引きずり出すシーンがクライマックスで再現される(しかもその後にウッドペッカーショック!)とか、かなり上手い。トレーラーハウスでジョン・グッドマンとケンカするシーンはどうかと思いますが…80年代に初めて見た時は爆笑しましたがね。他の監督じゃ絶対笑えないシチュエーションてんこ盛りで、デビュー当時のコーエン君たちの意気込みが伺える意欲作。観ている間中、どーしょーもない自分を省みて、乾いた笑いがこみ上げるような毒映画です。すれっからしの映画マニアにオススメ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-22 17:15:54)
19.  悪魔の水車小屋
『都会の牙』に続き、かんたーたさんエライ! よくぞトルンカ御大を登録してくれました!(←超面倒臭がり) この作品はトルンカ作品の持つ「アニメーションはこうあるべき」という哲学のようなモノがにじみ出ていますよね。前半で「ちゃんとリアリズムもできるんだよ~ん」と丁寧な撮影をしておいて、後半のポルターガイスト魔物バトルでは「でもやっぱり本当にモノを動かすのは観客の想像力なんだよ」とばかり、詩情と怪奇現象を両立させる。記号的・合理的・論理的な画面造りに傾斜していったアメリカのアニメが忘れたものが、トルンカ(と彼のあまたの弟子たち)の映画には普通に息づいています。観客が想像力を尽くして積極的に《観る》という楽しい作業をする事で、彼らの作品は初めて《完成》するのです。
7点(2004-12-18 15:55:47)
20.  “アイデンティティー”
なんとも言えぬコロンビアらしきヒネクレ方。オイラ的にはちょうどいい感じで先が読めたので、エンドクレジットが流れるまで飽きさせず、おいしいサスペンスでした。もっとも、「驚愕の」アイデンティティネタが明かされた時も、「ああそうだよねえ」って感じで特に驚く事もなかった。このネタ、この映画のオリジナルじゃないんだよね。実は『名無しのオプ』シリーズで有名なプロンジーニ作品に、同じネタの長編があるのだ(http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?isbn=4-488-25602-3 これに出会った時はさすがにブッ飛んだ)。が本作も、ごまかしの効きづらい映画というメディアでキッチリやってくれた点はすごい評価するよ。●追記:この映画のネタばらしは、ある意味で舞台設定の一部だ。観客はこの設定を受け入れた上で推理を開始しなければならないのだよ。そして、「キーの番号は10からカウントダウンしているのにモーテルに集まったのは11人」という点を加味して、『そして誰もいなくなった』の種明かしを参考に、真犯人像へ迫っていくのを期待しているんでしょうな、シナリオは。かなり観客を選ぶ映画だと思うが、明示されたルールに従っていけば解けるので、クリスティのアレよりはフェアな造りだと思う。
7点(2004-11-07 06:03:36)
071.09%
1162.48%
2223.42%
3324.97%
4456.99%
5558.54%
68413.04%
713420.81%
811417.70%
98913.82%
10467.14%

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