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K-Youngさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 80
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メールアドレス wakasa@hf.rim.or.jp
自己紹介 映画って本当に良いですね、晴郎さんが言っていた。忠夫さんが熱く語っていた。荻さんは斜めに座って、ちと難しめな解説をしていた。土曜日には、テレビの前のあなたとお会いしましょうと、約束され、日曜日の夜には、さよならを、それも三回言われてしまう。その時まだ小中学生。今、その人達と同じ年齢になり、私も同じような事を言い始めている。追いつけたのか?それがこのレビュー。

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1.  穴(1960)
脱獄映画の傑作ではなく、映画の傑作でしょう。あんな音を立てて、との意見があるが、昼間の刑務所内はうるさい事は最初の方に提示してありますよ。別の部屋でとんとん音を立てて、トイレかなんか修理しているシーン。さて、見る者をすぐに釘付けにするのが、最初の穴を開けるところ。編集もCGも無しで、本当に最初から最後まで俳優が穴を掘って見せる。すごい。ポルノ映画を除いて、最初から最後まで一つの行為を完全に見せるものはないのではないか?ここにこの映画の剛速球がある。その後のディテールは言うまでもない。最後の方なんか、映画ファンの中には、すぐに先読みにして、「裏切るような演出だが、実際はその反対か、または、違う人が裏切る」、なんて思うのだが、その読みの反対で、普通のラスト。(でも、私は監督はそこらへんも計算しているような感じがするけどな)。私は、だから、驚いた。そして、さらに、監督は最後にもう一つ仕掛けをしてますよ。普通に空き部屋があったんですよ。さぁ、みなさん、偶々でしょうか、それとも……監督と勝負させられますね。
[DVD(字幕)] 9点(2012-05-20 13:13:54)
2.  甘い生活 《ネタバレ》 
この監督は、映像にメタファーを散りばめているんですね。ストーリーなんか二の次。真の映像作家。そう思えば、難しくもなんともない。一シーン、一シーン、あ、これはそうだ、あれはこの例えだ、と勝手に思えばいい。冒頭のキリスト像の宙づりから、あ、もう、宗教をコケにしているな、と思うし、それが、ローマの街だと思うから、ほほうって、そういうことね。トレビの泉のシーンも、ベッドシーンの代わりと思おうが、歴史を無視している現代性と思おうが、それも自由。パパラッチ(この映画からこの言葉は出たのかしら)なんて、腐った物(退廃した貴族とインテリ)にたかる蠅とでも思えばいいし、主人公のお父さんも、善人を狂わせる街ローマって言いたい材料かもしれない。そんな街早く逃げなさいって、ね。ひっきりなしにアメリカへの傾倒があるが、どこか明るいアメリカをローマの対照物と出しているような感じ。最後の魚、それは、主人公の姿でしょうし、最後の少女、健康的な正常な世界へ戻る差し伸べられた救いの手、正常になる最後のチャンス。それに背を向けた。夜の世界でしか生きられない。踊らないと生きられない。酒だ、女性だ。そして、この監督、横の動き、横長に人物、物を配置する構図が好きですね。それに横といえば、行列好きだなぁ。アメリカ女優で一回、田舎の屋敷で二回、最後のパーティ退場シーンで三回、もっとあったかな? この行列になんとも哀れさと滑稽さを出すのを発見したんでしょうね。8 1/2 でもやってたなぁ。この退廃映画、不思議なのは、こんな不道徳いかんと思うのではなく、どこか憧れてしまうんですね。映像の魔力ですよ、きっと
[DVD(字幕)] 9点(2008-02-06 22:31:42)(良:1票)
3.  アタラント号 《ネタバレ》 
川は「人生」の例えか? 老水夫の眼が二人の人生を優しく追う。無邪気な、かつ、人智に長けた、仙人然としている。人生訓を吐き、二人を見守り、二人と戯れる。いくつかの夢のような愛の表現。霧の中の妻、それを探す船長。寂しさと愛の対象の焦点化。嫉妬あり。妻はパリに恋した。船長はパリに嫉妬する。だから離れる。妻は泥棒と失業のパリに失望する。だから後悔する。苦しむ船長は川に飛び込み、妻を見た。そう、妻が「水の中には愛が見えるのよ」という言葉通り。離ればなれ、それぞれベッドの上で悶えるような寝姿二つ、官能的なシーン。老賢人の優しさで二人は戻る。再開に言葉は必要なかった。ラスト、映像は川を上から映す。やはり、川は「人生」の象徴か?二人の人生を明るい音楽とともに祝福する。
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-10 14:30:21)
4.  アメリカン・ヒストリーX 《ネタバレ》 
結構なもんでした。私は「人種問題」の映画というよりも「後悔」の映画だなぁ、と思いました。「後悔」というプロットが先にあって、その後に「人種問題」というのが乗っかった印象がありました。それは、「人種問題」への切り込み方が少しステレオタイプからかな、と。たぶん、差別される側の映画はあったけど、その逆はなかったから、それでいこうか、という意気込みでしょうが、やはり差別する側。やや甘い。そこを「後悔」というプロットで包み込ませて、いいドラマの感じにしているという………観賞後、なんかこんな映画あったよなぁと考えてました。ずっと、考えて、あ、イージーライダーだと思ったのです。同じ「後悔」から「悲劇」へのパターンの映画ですね。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-15 21:15:54)
5.  アレックス 《ネタバレ》 
下手なホームビデオを見ているようで気分が悪くなるが、まさに酔いそう。でも、それは作り手の作為。映画を見る者を神に、超越者に、してしまった。神は、未来を知っている、その辛さが体験できる。「こいつ後で不幸のどん底に落ちるんだけどね」。時間を超越する神だが、しかし、どうやら、普通の人がその超越を味わうには、スパイラルなトンネルを経験しなければならないようだ。それを体感させるために、車酔いしそうなグルグルな映像。トンネルのメタファー。「2001年宇宙の旅」のラストのまねのラスト。そして、「見る」者は、どんな事にも目を背ける事も許されない。そのため、性も暴力も映し、長い長い長いカットを用いる。残酷な事にも超越して見る者は堪えよ、という具合。今時点では、ほとんどの方には不快な映像でしょう。しかし、数十年後、時代を先取りした映像という評価になる可能性も少し有り。映像にどっぷり浸かり、少々の刺激では喜べない、未来の世代が待っている。
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-21 22:21:27)
6.  アメリカン・ギャングスター 《ネタバレ》 
狙いは分かります。「フレンチコネクション」のセッティングで「ゴッドファーザー」風のセンチメンタリズムとバイオレンスの味付けに「デパーテッド」の役者の重量感で押し出そうとした?んーん、どれも駄目のようです。有名ラーメン店の良いところだけ取り入れて、結果、麺・スープ・具どれも不満足、なんとも間抜けなラーメンが出来た、そんな感じでした。善悪の差配も、最後俳優ワシントン君の持つ個性、正義感、に合わせたような感じで(彼、最後のあの展開がなかったら役を引き受けなかったのかな)、カタルシスもなければ、悲哀もないという中途半端さ。クロー君も「ビューティフルマインド」であなた知能派と違うでしょ、という意見を聞かなかったのかな。そんなこんなで、スコット監督頼みますよ。
[映画館(字幕)] 6点(2008-02-01 18:28:19)
7.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
話が違う!「地球最後の男」じゃないじゃないか。ま、「地球最後の女」がでてくるかもしれないって思ってたけど。ロード・オブ・ザ・リング3にあったひっかけみたいに。ゾンビまではまぁ、人類じゃないとしよう。でも、でも…… 話が違う!ホラー映画ならホラー映画って言ってよね。こっちは、それ避けてんのだから。これも、まっ、どきどきした分、ホラー映画ファンの気持ちが分かるような気がしましたよ。話が……あの、あの病気って空気感染じゃなかったの? 犬は噛まれて感染しました。人間もみんな噛み合ったのかしらん、何十億人の噛み噛みゲームなのね? 話が……空気感染だとしたら、ライオンとかもかかったはずだけど? 昼間いたけど。話が違うって映画の「伝説」になりました。
[映画館(字幕)] 5点(2008-01-14 21:20:13)
8.  アジャストメント 《ネタバレ》 
世界の新指導者候補のアメリカ人よりも、この映画自体を「調整」してください、姿を見せない議長さん。
[映画館(字幕)] 4点(2011-06-07 13:28:20)
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