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1.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 
飛行機を素材にしたファンタジーとして考えればまあまあの佳作として評価できますが、時代背景とのバランスにはちょっと納得できないところがあり過ぎです。登場する人間は皆善人ばかり。配属された職場での複雑な表情の人物などがいても何も問題は発生しない。主人公は田舎の旧家出身の秀才で帝大工学部で航空工学を学び第一次大戦後の大震災による不況の中ですが航空機産業に嘱望されて入社し、ドイツ留学と全く恵まれた環境で休暇は軽井沢のホテルとの境遇。またヒロインは実業家の娘ですが母を結核で失いまた自身も当時不治の病と言われたこの病で恐れおののきながら生きていたのだけれど、それでも看護人付きのサナトリウムでの療養と言う当時の庶民とはかけ離れた境遇です。先の短い娘に短い期間でも幸福をと願う父親としては徴兵など関係ない近眼で航空機技術者の主人公は願ったりの相手として娘の無理を聞いてやって都会での結婚生活を認めたのもうなづけます。丁寧に描かれた当時の庶民生活との間にある大きな格差は下界と無関係な神々の演じるラブストーリとの趣があります。しかし、背景の小道具である乗り物・景色などは解説抜きで判らせるのは子供相手でなくても難しそうです。戦争のシーンは主人公のライバルの設計した中攻が防弾能力の欠如で炎上墜落のシーンとB29の爆撃による炎上する都市だけ。
[映画館(邦画)] 6点(2013-07-23 13:36:42)
2.  ガントレット 《ネタバレ》 
今さらながら観ました。家が壊れるほどの銃撃の雨とか「俺たちに明日はない」のパロディみたいな場面が何度も繰り返されてさすがに食傷気味の感はありますが、漫画的なつくりとして楽しめます。バイクを拝借した暴走族と貨物列車で再会とかはちょっと無理筋の面もあるし、ヘリが高圧線にかかってとかも偶発的要素が強過ぎ。しかし女とモテルでの時間潰しをセックスレスで過ごしたけれど連帯感を強めたとかイーストウッドらしいところです。最後に市庁舎まで乗り上げた場面で警官たちが尊敬のまなざしで迎えるところはプレデター2の最後のシーンそっくりで米国人好みなのでしょうね。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-23 17:23:43)
3.  影なき狙撃者 《ネタバレ》 
この映画は劇場公開時に時間がなくて見逃したのですが、評判が悪かったせいか以後の上映がほとんどなくてやっとDVDで観ることができました。この映画にしても「ブラック・サンデー」にしてもフランケンハイマーの映画は時代を先取りしているためか毀誉褒貶もあったりして興行的にいま一つのところがあったのは残念なことです。映画中の主人公の母親などは50年代の世相では女性が政治の世界に進出するなど米国でも考えられなかった時代で、そこにヒラリー・クリントン並の意欲のある女性が「モグラ」と言う屈折した形でも野心を満たしたいと思うのはあり得ないことではなかったと言うのでしょうか。この映画がオズワルド事件よりはるか前に構想されたことは注目すべきでしょう。ちなみに日露戦争当時に陸軍参謀部で親日派の馬族を組織化してゲリラ戦を行ったのですが、これは映画の原題とは直接の関係はありません。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-10 16:08:51)(良:1票)
4.  眼下の敵 《ネタバレ》 
この映画を最初に観たときに強い印象を与えられたのは爆雷の深度調整中に発射命令が出されたために手に負傷した部下を艦長が船室に見舞うシーンでした。戦場においては射撃の指令が出たなら仮に味方が射線上に見えても撃つのが原則であり,艦長にも射撃手にも落ち度は無いわけですが,それでも娑婆での職業が時計工であり,恐らく小さいときから修業を積んで熟練工となった夢を絶たれたことを知って何も言えない艦長から戦場の残酷さを教えています。
[映画館(字幕)] 7点(2008-06-30 23:53:03)
5.  ガンガ・ディン 《ネタバレ》 
ノーベル文学賞作家キプリングの詩を題材にした映画です。この映画の製作された当時には植民地時代のインドを題材にした映画が多く作られていますが,この詩は英国植民地軍の下働きであった現地人少年兵の活躍と死をテーマにしたもので,最後はこの詩の朗読で締めくくっています。これでも当時の時代には精一杯現地人に好意的な映画だったのでしょう。戦後しばらくしてから日本でも公開されていますが,戦時中の米軍艦船での定番だったそうです。
[映画館(字幕)] 7点(2008-06-26 11:51:47)
6.  蒲田行進曲
米国行きの機内上映で観た記憶があります。松阪慶子が大部屋女優と言う設定が少し無理もありましたが,楽屋落ちネタの映画としては上出来の部類だと思います。平田が屁をして松阪が顔をそむけた時に「俺の屁が臭いのか。」となじるところに彼のコンプレックスが浮き彫りにされる(それまで妊娠中の女を押し付けられても黙って言いなりになっていたのに)ところなど良くできています。ところで銀ちゃんを振る女優(シーンが短いからかここでクレジットされていないようですが)は誰だったか思い出せません。若林映子かと思っていたけれど会社が違うようだし。
[ビデオ(邦画)] 7点(2006-11-16 00:05:13)
7.  海底軍艦 《ネタバレ》 
この映画を封切り時に観て、凄く居心地の悪い思いをしたことを思い出しました。小学生などが空想する「無敵の軍艦」と言うイメージ(それでも明治の終わり頃にはその種の幻想が戦争の実態を理解できない作家には想像できたのでしょうが)を映像化するときの気恥ずかしさに耐えた監督、特撮監督、諸俳優の人達には脱帽しなければなりません。勿論だれでも判ることですが戦争の最中にはあらゆることが起こりえるし、偶然の一発が局面を変化させることもあり、完全な防御は不可能だし、周到なダメージコントロールのシステムを備えたほうが生き延びる確率が高いのです。従って兵器システムは充分な数によってその偶然性によるリスクを回避するし、完全な防御のための無駄なコストを省くことができます。でも少人数で秘密に作り運用する兵器は「無敵」でなければ話が進まない(このあたりノーチラス号やサンダーバードでも同じですが)。この映画はそれなりに観ることができたのですが、これを40年後のゴジラに登場させた製作・監督の頭脳構造は轟天号よりも謎です。
5点(2005-03-04 01:09:00)
8.  華氏911 《ネタバレ》 
民主党応援の選挙向けと言えば身も蓋もないけれど、ドキュメンタリーとは少し違うように思えます。一番興味深かったのはブッシュ大統領がフロリダの小学校で児童と絵本を見ている時間にちょうど事件が勃発したのだけれど、それが時間を合わせて映し出されていることで、まさに現代のどこにでもカメラのある時代を象徴しているのですが、これも含めて権利関係の面倒な現代に、よくこれだけをスクラップブック化した映画が作れるとも思いました。逆に言えばスクラップブック化への承認を得られた映像だけが集められていることで、これがこの種の映画のひとつの危うさも意味しています。しかし歴史の証人の一つとなる貴重な収集ではあります。
6点(2004-10-03 20:11:35)
9.  カラーパープル(1985) 《ネタバレ》 
アリス・ウォーカーの本(日本語訳)を読んだことがあってこれを見たのですが、やはり原作とはかなりイメージが違いますね。「やなこった」の一言で運命が変わるところなどは当時の米国の現実だったのでしょうが、それでもかなり奇麗ごとに描かれているのではないかと思います。それにしても米国にはこの種題材を映画化できる女性監督とかっていないのですね。印象に残ったのは二人のブランコのシーンだけ。
7点(2003-09-03 01:13:38)
10.  怪談(1964) 《ネタバレ》 
学校に行っているときに夏休みかで見たことがありますが、数年前にテレビでも放映されていました。岸恵子が里帰りして演じた雪女の若々しい美しさが(当時の三十過ぎ所女優とは全く違って)印象的だったのと、耳なし芳一の背景のカラーが奇麗だったのは記憶に残っています。にんじんくらぶでしたっけ、これが当らずに以後立ち消えになってしまったのが惜しまれます。
9点(2003-08-08 12:11:23)
11.  影武者 《ネタバレ》 
劇場でなくテレビで見ました。「蜘蛛の巣城」はカラーでないのに色彩感覚が浮かぶのに比べてかなり見劣りがしました。最後の合戦を悟った三人の旗本が亡き信玄公の傍での再会を約して槍を打ち合わせるシーンとかはいかにもコッポラあたりの商業趣味じゃないかと思えます。軽騎兵と言えば、最後の馬の死体が横たわっているシーンは「黒澤の選んだ100本」の一つである「軽騎兵の突撃」(遥かなる戦場)のパクリです。この映画では無駄死にした軽騎兵の突撃の責任のなすりあいの論争の中で馬の死体が風の中の塵となるシーンで終わっています。
6点(2003-08-04 01:47:59)
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